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安価・お題で短編小説を書こう!8

657 :この名無しがすごい!:2020/08/01(土) 15:18:42.75 ID:23nqZdcQ.net
>>578

使用お題→『ナメクジ』『寄生』『デカ』『モネの池』『始祖』

【断章、あるいは、チラシの裏】

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 例えば、モネの絵の池を埋め立てる金属製のナメクジに寄生するデカ目メイクの人類の始祖が洪水の後で繁殖する話
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 世界の隅々まで茶色く染めた濁流が、ようやく流れ去った。光と色彩の池は今や汚泥にまみれ、かつての美しさは見る影もない。
 残されたのは、僕たちの宿主、鋼鉄のナメクジだけだった。
 水が引いて安全になったと見るや、その泥まみれの鉄片は、そのステンレスの体を緩慢にくねらせて、暗く濁った池の表面を、再び撫(な)で回し始めたのだった。
 こうして僕たちは洪水を生き延びた。それで僕は安心して、僕の片割れたる彼女に目をやった。
 彼女も僕も、他の地上のすべてと同じく、土の色に埋もれていた。灰色の空が僕たちを見詰めている。その不毛な景色の中で、ナメクジだけがゆっくりと動く一方、彼女の大きな瞳は爛々(らんらん)と輝いて、その視線が僕を貫いた。
 僕たちは互いに吸い寄せられるように手を伸ばした。そこにいる相手の存在を確かめるように、抱擁を繰り返す。最後には泥の服を脱がせ合うと、もう僕たちを隔てるものは何もなかった。
 無限に押し寄せる水流のように、今度は僕たちの内側から湧き出るものがあった。
 僕たちは、それに突き動かされるまま、互いを貪った。熱病に浮かされたような陶酔感の中で、僕は彼女の瞳に接吻(せっぷん)する。やがて彼女の顔はぐちゃぐちゃに溶け出して、彼女と僕とは一つに混ざり合った。
 鋼鉄のベッドがのたうつ。僕たちの火照りを感じ取ったのだろう、何もかもが緩慢だと思われていたそれは、突然に大きく仰(の)け反ると、信じられない勢いで、僕たちを吐き出した。
 僕たちは、僕たちだったものは、その勢いで千々に裂かれて、その細胞の一つ一つが、キャンバス中に飛び散った。

 * * *

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 モネの池のほとりで出会ったのじゃロリ巨乳美少女はナメクジ拳法の始祖でロリババアだったが俺は気にせず彼女の家に寄生してそのデカぱふべべべべべ
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「おい、不肖の弟子よ! いつまで寝ておるのじゃ! 起きろ! 起きるのじゃ!」
 目を覚ますと、見慣れた巨乳――――
「どこを見ておるのじゃー!」
 殴られた。意識が飛んだ。
「おっ、おい、我が弟子よ! 大丈夫か! 大丈夫かー!! おい――――」

 *

「まったく、心配させおって。図体だけはデカいくせに、弱っちいのが悪いんじゃ。それで今日の修行じゃが……ひぅっ!」
 俺は吸い寄せられるように師匠の胸に手を伸ばしていた。
「どこを触っとるんじゃー!」
 俺の鳩尾(みぞおち)に師匠の膝小僧が突き刺さった。意識が飛んだ。
「おっ、おい! おい! 吐きそうか! 違うのか!? しっかりしろ――――」

 *

「まったく、なんでこんなやつを弟子にしてしまったのじゃ……。それで修行……おい」
 いじっていたスマホを取り上げられた。
「なんじゃこれは……。どこを撮っておるのじゃー!」
 俺のスマホはバッキバキに破壊された。
「もう、お前なんか知らんのじゃー!!」

 * * *

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 ????
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???「……とりあえず、さ。ここってR18禁止だったよね? 駄目じゃね?」
???「いや、だって、こんなの全然エロくないでしょ。これで駄目って言われても困るわ。神話ネタつまんね、とか、表現が凡庸だ、とか、そういうのなら分かるけどさ」
???「あっそ。それで後半の……ふざけてんの? つか池とナメクジはどこ行ったのよ。むしろ主人公がナメクジじゃね? 塩で駆除できそう」
???「それいいな! 思い付かなかった。まぁともかく、これがテンプレだろ。面白いと思うんだけどなー」
???「いや……」

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