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【小説家になろう】誰かが読みます☆16【晒し歓迎 ワッチョイ有】

318 :この名無しがすごい! :2020/01/17(金) 19:07:51.65 ID:BjCV24DX0.net
>>317
(感想 1/2)
正直に申しますと、低評価せざるを得ません。第1章まで読んで、ギブです。楽しむため読んだら1章にも届かなかったかもしれません。
よくある(剣と)魔法の世界に西部劇風のガンマン、というのは目の付け所として悪くない。うまく作用しそうな異分子を放り込めている。
ですが、練れてないんです。アイデアとキャラを思いついたら、すぐに書き出してしまった感じがあります。

まず設定。拳銃もライフルもあるんですよね。おそらく散弾銃もある。現実で言えば19世紀後半くらいの技術レベルでしょうか。
銃って剣や弓矢に取って代わった武器です。旧装備の少数精鋭のプロ集団が、新装備の素人に負ける、(戦争)技術史の好例です。
御作では魔法の詠唱を不要にする杖で、魔法と銃器の地位が逆転したことになっています。

しかし、まず火薬はある。金属加工技術もある。なぜ銃が銃だけで存在してるんでしょうか。手榴弾等の爆弾だって作れるはずです。
リバルバーまで作れるなら、自動拳銃・小銃、マシンガンまであと一歩です。銃士が連綿と存在して、なぜ技術進歩が止まったのか。
現実では銃器が最強でしたから、進歩も遅々たるものがありましが。が、御作では強力な競争相手の魔術師がいるわけです。
銃器が進歩しないわけがない。魔法のある世界なら、魔法+銃の技術だってないとおかしい。だけど主人公を際立たせるためか、伏せられている。

いずれも、作者さんがしたいことのために、都合よく設定されているように見受けられます。不自然さを感じてしまい、読み続けられませんでした。
キャラも同様です。主人公とヒロインの関係性の変化とか、「この2人をコンビにしたいから」が先だっていて、必然性が感じられない感情の動きになっています。

章ごとで具体的に少しだけ見てみます。

・序章:第1話
いきなり主人公の来歴です。目立つものはなく、銃の練習風景。冒頭でのツカミにはなり得ません。自分が読者だと、ここでブラバしそうです。

・序章:第2話
主人公の来歴の続き。一応、戦闘はありますが、盛り上がらない。緊迫感に欠けます。
原因はいろいろありますが、最も大きいのが敵です。サンドゴブリンという名前しかない。
個体としては弱いけど、集団なので難敵なんでしょうか。夜目が効くから強敵なんでしょうか。
例えば、サンドゴブリンの殺害はむごいんでしょうか。人を拉致したりするんでしょうか。拉致したらどう扱うんでしょうか。
描かれてないから、読者としてはどう脅威を感じていいか分からず、登場人物が騒いでいるなあ程度にしか感じません。

設定面では既述の散弾銃。接近戦なら拳銃以上です。遠距離狙撃のライフルしか出さないのでどうも不自然です。
キャラ的には、エリナ、ジョゼフという名前付きキャラがいますが、主人公との関係はほぼ描かれていないので設定上の関係性のみです。
主人公が悲しんでも、読者には実感としては伝わりません。冒頭ですから関係性を充分に描くことはできないのは分かります。
ですので、セオリー的には例えば、危機に陥る主人公→身を挺して救うエリナ→エリナのむごい死にざま、とかがよく使われます。

そこまでするんならエリナの主人公に対する愛情が分かり、主人公の心情も察することができますし、死にざまがひどければ悲しみ、怒りも主人公と共有できます。
おそらく、作者さんの中ではそういうものはできているように思います。だけど書いてなかったら読み取りようはありません。物凄くもったいない。
(続く)

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