連続　掲示板小説　バロメーター

1 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:39:36.57 ID:lbu5tfzB.net

ある晩、人々に突然、神から啓示が下された

人々の頭に直接声が響いた

これから神の子を生まれさせる
これは人類をはかるバロメーターである

もしこの子を不幸にすれば地球を爆破し人類を全滅させる
もし幸福にするなら人類の存続を許そう


条件　その子がバロメーターなのだと気づかせてはならない
普通の子のように思わせること、神との関係を気づかせた時点で地球を爆破する


こうして十五年の歳月が流れ、主人公、神のバロメーターである少年は高校生となった

5 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:42:04.07 ID:lbu5tfzB.net

保守

6 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:42:19.83 ID:lbu5tfzB.net

保守

7 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:42:37.55 ID:lbu5tfzB.net

保守

8 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:42:53.65 ID:lbu5tfzB.net

保守

9 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:43:31.07 ID:lbu5tfzB.net

保守

10 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:46:10.50 ID:lbu5tfzB.net

サンタなんてものは生まれてから一度も信じたことはない俺だが
超能力者も未来人も異世界人も無論信じてはいなかった
だがたったひとつこの世界の誰もが信じているように
神の存在だけは信じていた

そう俺も赤ん坊のころ、しっかりと神の啓示を受けていたので
そして、軽いアスレチックコースのような通学路をのぼっていき
平凡な高校生になった俺は

そう例のアレ、神のバロメーターである佐々木省吾に出会った

11 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:50:09.62 ID:lbu5tfzB.net

嘘だろ？
はじめて彼を見た時、それが俺が抱いた感想だった
無論、顔はしっていただが実物はまた別格だった
天使のようだ、凄い美少年がそこにいた
誰もが好意を持ってしまいだろう甘いマスク
だが彼こそがもっとも恐るべき、または同情すべき人類を超えた存在なのだ

「佐々木省吾です、南中から来ましたよろしくお願いします」

誰もがこいつか、、という目をもって息をのんだ

しかし決して相手に意識させてはならない
俺たちは平静を装って自己紹介をつづけていった

12 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:53:02.81 ID:lbu5tfzB.net

片桐、悟君だったね
天使が俺に声をかけてきた
やめてくれ関わらないでくれ、俺のために人類エンドはみたくない！！

席も隣同士だし、仲良くしよう


この日から俺の日常は世界の破滅ととなりあわせの死の天使のダンスを踊ることになるのだった

13 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:54:47.10 ID:lbu5tfzB.net

ああ、仲良くしよう

俺はさりげなさを装って、死のダンスを踊る天使たちを背景に手を差し出した

クラス中が俺をいけにえを見る目で見ていた

14 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 19:58:27.31 ID:lbu5tfzB.net

その日の夜、俺はアメリカ大統領とTV会見をしていた

彼と親友になったそうだね

世界で三番目に有名なその人物は眉をしかめた


ええ、プレジデント

判っているとは思うが、彼の起源を損ねるような事をすれば

さりげなく、大統領がかたわらのカバンをいじる
核ボタンが内蔵された有名なカバンだ

15 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:00:07.84 ID:lbu5tfzB.net

翌日の目覚めが楽しいわけがなかった

俺は顔を洗って着替えると食卓についた
家族全員悄然としていたまるで葬式だ

どうして家の子なのよ

どうしてお兄ちゃんが

どうしてわが息子が


こうして、俺は一家を巻き込んだ悲喜劇の幕がさかれるのを実体験した

16 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:02:30.01 ID:lbu5tfzB.net

空を見上げた

雨か

俺は自分の気分を代弁しているような天候をただ眺めていた

17 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:03:37.06 ID:lbu5tfzB.net

佐々木省吾は空を見上げていた
たちまちその眉がくもった

これから学校にいくというのに雨とか嫌になっちゃうな

本当にだるい、

だるいなああ

18 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:05:17.67 ID:lbu5tfzB.net

エコーエコー
緊急事態

スクランブル！！

自衛隊基地ではあわただしく戦闘機が発射していく

B地区を晴れにするため、パルス弾を発射せよ


雲に向かって無数の化学兵器がうちこまれた

空が晴れていく

19 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:05:52.46 ID:lbu5tfzB.net

佐々木省吾は空を見上げた

太陽がまぶしい

よかった晴れてきた、これで気分よく学校にいけるぞ！！

20 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:07:17.96 ID:lbu5tfzB.net

自転車で軽快に走る佐々木省吾
しかし、赤信号だ

止まる

そして青になって走りだし

また赤信号

次もまた

21 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:08:09.27 ID:lbu5tfzB.net

東京都交通局

クラスB自体発生

ただちに対象の進路の信号をすべて青信号にせよ！！

22 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:10:21.24 ID:lbu5tfzB.net

ようやっと学校につく佐々木省吾

そして教室へと向かう、、あたりにキラキラと光の胞子がまっているようだ

23 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:13:20.60 ID:lbu5tfzB.net

陸軍から派遣されてきたというその女兵士は
あなたの態度、困ります
すべてボロがでているんですよね

聞いてますか？　片桐君


聞いていますとも、でもなんで俺なんでしょうね
なんでもっと優秀なエージェントとかが親友候補に

準備していましたでも全部あなたがぶち壊したんです
あなたは彼に選ばれた人

困るな、もう地球から脱出していいかな
なんで俺なんかが選ばれたんだろうな

助けて神様！

ってその神様のせいか！！

24 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:18:52.81 ID:lbu5tfzB.net

なんで我々がたった一人の少年の機嫌をとらねばならないんですか！
国連ではロシア代表が爆発していた

世界を、人類を滅亡から救うためだ

アメリカ代表が言った


そうだ、そんな事はわかっている

だが強大な権力と軍事力を持つ我々が何故たったひとりの少年のためにそのすべてを
使わねばならんのだ

不満は募っていく

25 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:28:21.95 ID:lbu5tfzB.net

反神勢力　それはそう呼ばれていた
世界をひとりの少年の手にゆだねるよりは
いっそ殺してしまえ！

それが反神勢力の思想であり思惑であった

彼らはあらゆる階層に潜み、そして佐々木省吾の抹殺を狙っていたのだった

26 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:30:37.79 ID:lbu5tfzB.net

そんな勢力があったなんて

ええあるんですよ、片桐悟君

ただの高校生にしか見えないが
この少年も軍の人間だ

僕は護衛として同じクラスにいます
高梨勝　俺と同じクラスだ

27 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:35:59.53 ID:lbu5tfzB.net

全人類が一人の少年に踊らされるなんて
まるでコメディだ！！

誰が書いたシナリオだ？

勿論、神様だ！！

俺はその物語の主役に抜擢されてしまった

果たしてこれから世界は、いや、俺はどうなる！！

今日から連載が始まった、連続掲示板小説バロメーターにご期待下さい！！

28 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:40:13.49 ID:lbu5tfzB.net

前回までのバロメーター

人種、宗教、貧富の差、様々な矛盾、何千年たってもそれを解消できない人類に怒りを覚えた
神は人類に最後の選択をつきつけてきた滅亡か存続か

そのカギを握るのはバロメーター佐々木省吾だ

平凡な少年だった片桐悟は、ある日、佐々木省吾と同じクラスとなり親友認定されてしまう

こうしてある意味世界の主役となった佐々木省吾の高校生活が始まったのだった

29 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 20:46:42.38 ID:lbu5tfzB.net

ひとりの少年を巡って世界が揺れる
バロメーターに応援のメッセージを！！

30 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 21:01:01.31 ID:lbu5tfzB.net

うーんこれから先どうしようかな
展開考えてないわ

全部思い付きでやるのでよろしく！！

31 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:03:26.94 ID:cMjj5aY+.net

すっごいバロバロしてる

32 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:07:52.50 ID:ZdWVDRPb.net

VIPからきますたWWWW

33 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:08:26.99 ID:lbu5tfzB.net

どんどん感想つけて

34 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:08:31.66 ID:vuowWEEF.net

VIPからき☆すた

35 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:14:34.87 ID:GNR1Dztw.net

感想書くで

・話が転々としてて読みづらい。日本の学校、大統領との会話、次の日といった感じに。一つ一つ読みやすい工夫があればまた違うんだろうけど、あまりにも一部分が短すぎて
・恐らく三人称の方が合っている。多視点から書きたいなら。一人称にこだわるのであれば徹底的に主人公目線から書くべき
・プロローグのわりに冗長すぎる。神からのお告げ→俺がバロ君と出会う（親友になるって部分も恐らく削れる）だけがベストだと思う

とりまこんなとこかな。短編で意外なオチに持ってくと面白そうだと感じた。今はまったく関係ないけど

36 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:16:05.68 ID:HPCgDvQk.net

俺が書く
ある夜更け、一つの啓示が下された

夜中の頭の夢の中、脳裏に響いた声は言う

これから神の子を産み落とす
これは人類をはかるバロメーターだ

もし不幸にすれば地球を滅ぼし
もし幸福にすれば人類の存続を許そう


人類諸君は決してその子に自身がバロメーターなのだと気づかせてはならない
普通の子のように思わせること、神との関係を気づかせた時点で一つの星の命運は尽きるだろう


不気味な夜から一夜明け、世界のどこかにバロメーターは生まれ、十五年の歳月が過ぎた
主人公であ赤子は青年となった

37 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:20:54.81 ID:HPCgDvQk.net

サンタなんてものを生まれてから一度も信じたことはない俺は
言わずもがな超能力者も、未来人も、異世界人も信じていなかった
だがこの世界の誰もがそうであるように唯一神の存在だけは信じていた

赤ん坊のころ授かった啓示の記憶はいつまで経っても色褪せない。幼児期の記憶だと言うのに声の抑揚やかすれすらも覚えている

軽いアスレチックコースのような坂を上る。平凡な高校生になった俺は

神のバロメーターである佐々木省吾に出会った

38 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:27:55.45 ID:HPCgDvQk.net

嘘だろ？
はじめて彼を見た時、真っ白な脳内ではその文字が踊った
無論、顔は知っている。しかし実物は別格、いや別次元だった
決して俺は超自然的な存在を信じてはいないが、天使のようだ、としか形容できない美しい少年がそこにいた

誰もが好意を抱かずにはいられない甘いマスク、男とは思えない纏った雰囲気
たった一瞬で心底彼に魅了されたが、しかし目前にいるのはもっとも恐るべき、または同情すべき人類を超えた存在だという事実が俺を現実に引き戻す

「佐々木省吾です、南中から来ましたよろしくお願いします」

周囲の通行人や通学中の学生が気づかれないように一瞥し、一様に、こいつが……という畏怖の目を向け息をのんだ

しかし決して相手に意識させてはならない
俺は平静を装って自己紹介をつづけていった

39 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:34:17.10 ID:HPCgDvQk.net

俺の意識は飛んでいた。緊張ゆえか人ならざるものの魅力ゆえか、兎にも角にも俺は教室にいた

片桐、悟君だったね
直近すぐ左方の天使が俺に声をかけてきた
やめてくれ関わらないでくれ、俺のために人類絶滅エンドはみたくない

席も隣同士だし、仲良くしよう

ぼたぼたと油汗が滴り落ちる
この日から俺のつまらない日常は、世界の破滅が野次がわりの、薄氷上のステージで死の天使とダンスを踊る、そんな日々へと変わってしまった

40 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:35:01.67 ID:lbu5tfzB.net

>>35
感想ありがとう

他の人もどんどん書いて

バロメーター傑作にするよ

41 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:35:59.15 ID:HPCgDvQk.net

ああ、仲良くしよう

俺は表面上はこともなげに、滲む汗を抑えながら、薄目に見える死の天使たちを横に、湿った手を差し出した

クラス中が俺を生贄を見る目で見ていた

42 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:37:55.36 ID:HPCgDvQk.net

その日の夜、俺はアメリカ大統領とTV会話をした

彼と親友になったそうだね

諸事情により世界で三番目に有名なその
人物は眉をしかめた


ええ、プレジデント


判っているとは思うが、彼の起源を損ねるような事をすれば

さりげなく、大統領がかたわらのカバンをいじる
核ボタンが内蔵された有名なカバンだ

43 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:41:06.10 ID:GNR1Dztw.net

>>40
プロット書かないと無理だと思う
面倒くさがらないでがんば

44 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:43:41.32 ID:HPCgDvQk.net

翌日目覚めは最悪だった。目が覚めたのにまだ悪夢の中にいる気分だった

洗面所で顔を洗って着替えると食卓につく。差し込む朝の日差し、爽やかな空気、焼きたてのパンとベーコンチーズエッグはカリカリで、芳ばしい香りは食欲をあおる
だが食卓は悄然とし、音一つしない卓上はさながら葬式会場だった

どうして家の子なのよ

どうしてお兄ちゃんが

どうしてわが息子が


改めて、俺の一家を巻き込んだ、悲喜劇が幕を開けてしまったのだと涙ながらに理解した

45 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:46:33.22 ID:HPCgDvQk.net

食事もそこそこに家を出た。額にぽつりと何かがあたる。空を見上げた

雨か

自分の気分を代弁しているような空模様、隠れた日差しは二度と戻ってこない気がするなぁ、と
漫然とした不安を抱えながら俺は空を眺めた

46 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:47:38.82 ID:HPCgDvQk.net

一方その頃佐々木省吾は空を見上げていた
たちまちその表情が曇った。ぽつりと言葉が溢れる

これから学校にいくというのに雨とか嫌になっちゃうな

本当にだるい、だるいなああ

47 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:51:25.41 ID:lbu5tfzB.net

>>43
ありがとう

みんな感想よろしく

48 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:53:26.80 ID:HPCgDvQk.net

世界最高再度の人工衛星がリアルタイムの表情を国会モニターへ展開。通学路に設置された大小いくつものカメラが表情を撮影し解析。SAT公安自衛隊からなる連合ストーカー集団は盗聴した音声を転送し、自体は急転する



エコーエコー
緊急事態

スクランブル！！

自衛隊基地ではあわただしく戦闘機が発信していく

B地区を晴れにするため、パルス弾を発射せよ！

表情が曇り僅か3分、音速の戦闘機がB地区に到達。都合四日は降り続くと思われる分厚い雨雲に、無数のミサイルをうちこんだ

当然のように雲は消し飛んだ

49 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:53:44.99 ID:HPCgDvQk.net

佐々木省吾は空を見上げた

太陽がまぶしい

よかった晴れてきた、これで気分よく学校にいけるぞ！！

50 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:54:57.23 ID:HPCgDvQk.net

自転車で軽快に走る佐々木省吾
しかし、信号は赤

停止

そして青の灯火が点灯したかと思えば、

また赤信号

しばらく待って自転車を走らせた直後、また

51 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:55:48.90 ID:HPCgDvQk.net

東京都交通局

クラスB自体発生

ただちに対象の進路の信号をすべて青信号にせよ！！



こうして佐々木省吾の機嫌は保たれている

52 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:56:55.63 ID:HPCgDvQk.net

ごめん俺これ書いてて気づいたけどお前真面目に書いたらそこそこかけるだろ

53 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:57:52.15 ID:lbu5tfzB.net

>>52
まあな

54 ：この名無しがすごい！：2019/02/13(水) 23:59:57.10 ID:HPCgDvQk.net

じゃあ真面目に書いて次は見せてね