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【不正ランキング操作問題】新・小説家になろう2861【相互評価クラスタ・複垢ポイント水増し】

576 :この名無しがすごい!:2017/04/23(日) 13:29:15.19 .net
光輝が、煙草の火を俺の頬に押し当ててきた。
熱い。熱いなんてもんじゃない。頬が、頬の細胞が焼き切られている。そのことがはっきりとわかった。

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!」

叫びながら暴れるが、がっちりと檜山に身体を押さえられているせいで、びくともしない。

「おい光輝! 顔は目立つって言っただろう!」

「やべっwwwノリでやっちまったわwwwでもどうせだかんよ、もっと顔面クレーターだらけの不細工にしてやろうぜwww」

続けて二度、三度、俺の顔に煙草の火が押し当てられる。その度に俺は絶叫したが、誰もトイレに助けに来る者はいなかった。
何度、顔に煙草を押し付けられただろうか。顔の左半分の細胞が壊死しているようで、感覚がない。片目もやられた。
辺りには、俺が痛さに堪えられず漏らした後、吐いた胃液、千切れるほど噛みしめた舌から吹き出す血が散らばっていた。

「おいおい……ここまでやってしまったら、殺して埋めた方が隠すのは楽だぞ」

「え、ツマンネー、俺ちゃん、ハジメが不細工面で必死に生きてくのが見たかったてぇーwww」

「だったら他にやりようはあったんだよ。まったく、光輝は……」

「だって、前んときからインターバルあったから張りきっちまってwww」

檜山と光輝はまるで良心の呵責など感じていないようで、俺の前でへらへらと、日常会話のように俺の処分の話をしていた。

「……死……ね」

口を動かすと、焦げ固まった唇の表面が剥がれ落ちた。

「死ねってwww死ぬのはお前なんだけどwwwマジ受けるわwww」

言いながら光輝は立ち上がり、俺の両肩を押さえる。そしてそのまま顔面に膝蹴りを噛ましてきた。

「あぐっ!」

爛れた皮膚が剥がれ、欠けた歯がタイルの床を転がった。

「で、これ、どうしたらいいんよ檜山www引き籠りだから顔見せないし、逆に大丈夫だと思うんだけどwwwハジメの顔がどうなっても気にする奴はいないだろwww」

「……なるほど、それ、いいな」

「え、マジで言ってんのwww」

光輝が訊き返すのを無視し、檜山が俺の前に立つ。

「おい、ハジメ。お前のことが騒ぎになったら、お前の家に火を着けるぞ。それが嫌だったら、病院も行かず、部屋に引き籠って誰にも顔を見せるな。いいな? お前は深夜まで学校に隠れて、それからバケツでも被ってこっそり家に帰れ」

言いながら、檜山が俺の胸部を蹴飛ばす。
光輝が最後に俺の口に煙草を放り込み、舌に押し付けて火を消した。もう叫ぶ気にも、暴れる気にもなれなかった。

俺は、夜中の二時までトイレの個室にいた。
もう涙も何も俺の中には残っていなかった。少なくとも、そのときはそう思っていた。
でも、家を見ると、一気に涙が出てきて、俺は絶叫した。
俺の家は、ごうごうと燃え上がっていた。

俺の顔は、火事の火傷ということになった。
明らかに違うと見てわかるはずだが、医者や警察にどれほど訴えても無視された。
俺は父と母と、それから三つ下の妹の葬式に出席した。

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