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喪失した記憶を掘り起こすスレ 3
- 108 :この名無しがすごい!:2015/07/09(木) 21:41:28.76 ID:F4bDp3sDK
- いつも僕をにらみつける人がいた。
ジトーって感じの目だ。
その目の理由が分かった。
中学の時、文化祭の準備をしていたら米田がなんか不機嫌そうに何か言った。
なんだと聞くが意味不明なことをわめくだけだった。
相手にするだけ無駄だから無視していると、他の人が作っているものを蹴っ飛ばしやがった。
だからすかさず、蹴っ飛ばした米田の足を軽く蹴って「なんしよんか」と言った。
米田は無言でいなくなった。
そして、添田先生がやってきた。
添田先生は僕が米田を蹴ったことを怒っていた。
だから、米田が先に蹴ったことを伝えると、
「米田が人を蹴ったか?」と言われた。
添田先生の目はマフィアのそれになっていた。
僕はもう、「米田が蹴った、米田が蹴った。」と繰り返し言う以外になかった。
僕は殴り倒された。
そして、テレビ局が取材にやってきた。
僕が米田を蹴った暴行罪の犯罪者だとしてテレビで放送された。
テレビ局の人から精神異常者呼ばわりされた。
「米田が蹴った、米田が蹴った。」と繰り返し言ったからだ。
あの時、僕が添田先生を見るときの目がちょうどそれだった。
もちろん、僕はそんな目をしないように気を使ってはいたが、心ではそういう風に見ていた。
つまり、あの人たちは僕を殺人鬼として見ていたんだ。
でも、なぜそんな目をするのか、絶対に教えてくれなかった。
しゃべったら殺されると思ってるからだ。
あの時、逃げるべきかどうか迷った。
逃げても警察に殺されるだけだけど。
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