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読まれなくなった作家、読まれ続ける作家

1 :マグナ:2024/04/30(火) 00:59:11.70 ID:yJBjnVjd.net
その違いはどこにあるのか

141 :吾輩は名無しである:2024/05/08(水) 21:09:24.12 ID:L2XoHSxi.net
国枝史郎

142 :吾輩は名無しである:2024/05/08(水) 21:09:59.35 ID:L2XoHSxi.net
萬造寺斉

143 :マグナ 警備員[Lv.10][新苗]:2024/05/08(水) 21:28:08.56 ID:A8JCS2eH.net
>>140
名前は知ってるが読んだことないなあ

『おせん 東京朝日新聞夕刊連載版』が11回読まれてる
高い本なのを考えるとまあそこそこか

>>141
読まれてるだろ
と思ったが『神州纐纈城』が130回
忘れられかけてるのかもしれんな

>>142
知らんかった
かなり本が出てたようだが読書メーターでは堂々の0回

144 :吾輩は名無しである:2024/05/09(木) 00:43:08.97 ID:BiexQWWV.net
結局、結論はこんなに凄い人たちでさえ残るものを書けないなら何もしないほうがマシだー!なんだろ?
自分が無能なのを棚に上げるための方便
それのアラフォー版
10年後にまた違う言い訳用意するだけ
くだらなすぎる

145 :マグナ 警備員[Lv.1][新芽]:2024/05/09(木) 01:23:52.70 ID:7NIoPmQO.net
山本有三ってどれぐらいなんだと思って検索してみると『路傍の石』が意外に読まれてて605回
『心に太陽を持て』、『真実一路』も読まれており、石川達三に次ぐぐらいには読まれてることになる

146 :マグナ 警備員[Lv.1][新芽]:2024/05/09(木) 01:25:04.28 ID:7NIoPmQO.net
俺自身マイナーな作家が好きというのはある
誰も読まないような小説家に興味を持って本を集めたり
好古趣味みたいなもんだろうな

147 :マグナ 警備員[Lv.1][新芽]:2024/05/09(木) 01:27:19.04 ID:7NIoPmQO.net
佐佐木茂索は芥川賞選考委員にまでなったが、青空文庫でちょこちょこ読まれてるぐらいだな
本で読んだという人はいない

148 :マグナ:2024/05/09(木) 04:22:37.33 ID:B9zykq/p.net
黒岩重吾、あまり読まれてないがそれでも100回が何作品もある
歿後二十一年なのでまだ読んでる人はいるだろうが

半村良、『戦国自衛隊』が486回
かつてと比べると余り読まれてないのだろうが、微妙なとこだわな

149 :吾輩は名無しである:2024/05/09(木) 04:34:24.19 ID:B9zykq/p.net
樹下太郎、単著では7回
加堂秀三は4回
まあ忘れられた作家たちだわな


津原の師匠だった山村正夫は43回
半村ほどは認知がないが、残っている本があるな

150 :マグナ:2024/05/09(木) 04:55:36.48 ID:B9zykq/p.net
佐多稲子は37回が最高
読まれてないっぽいな
だが復刊もされてるし、どうなるかわからないとこだ

永倉万治、16回
この人の著作見掛けたことあるが、知られてた人なんだな

親交のあった向田邦子はよく読まれている四ケタの準レジェンダリークラス

向田繋がりで
久世光彦は281回が最高であまり読まれていない
この人のエッセイは面白かったが小説はなんか微妙な感じだった

151 :マグナ:2024/05/09(木) 15:18:14.79 ID:AC74feqX.net
作家ではないが、ヤスケンこと安原顯もほぼ忘れ去られている
19回が最高
この人も一時期はえらく影響力あったよな
あまり好きな人物ではないがこっそり小説を書いていて賞で落とされ続けていたという話はちょっと寂しい
今ではヤスケンと言えば安田顕だからな

津島佑子、『狩りの時代』130回で、最近まで存命だったのに読まれていない

152 :マグナ 警備員[Lv.8][新苗]:2024/05/09(木) 16:09:17.10 ID:FpaTl1rL.net
岩橋邦枝、野上弥生子の伝記が25回か
小説も書いてたが、ほとんど読まれてないな

野上は秀吉と利休が88回だがほとんど絶版でやはり読まれているとは言いがたい

深沢七郎は『楢山節考』が1681回読まれていて思いのほか影響力を留めているな

153 :マグナ 警備員[Lv.8][新苗]:2024/05/09(木) 16:23:07.55 ID:AC74feqX.net
ここ十年で明らかにパラダイムシフトあったよな
十年前は「小説をちゃんと読めないやつが悪い! 売れ筋ばかり追いかけているのは陳腐!」がまだ通用したが、現在は「小説? なにそれ美味しいの? 読まれたいなら読まれるよう書く努力をしなさい!」が普通に通用する社会になった
で、読まれなくなった小説界は政治的に目覚めた方向に進んでいったと

154 :マグナ 警備員[Lv.8][新苗]:2024/05/09(木) 16:48:46.39 ID:AC74feqX.net
吉村昭は準レジェンダリークラス
『羆嵐』は5000回も読まれてる
昔に起こった事件を題材にしているものでも読まれるものは読まれるよな

155 :マグナ 警備員[Lv.9][新苗]:2024/05/09(木) 16:53:35.75 ID:AC74feqX.net
三浦綾子は読まれてる
『塩狩峠』が9714回でレジェンダリークラスに近い
昭和のベストセラー作家ってぱたりと読まれなくなるのと、順調に読まれ続けるのと二傾向があるな

156 :マグナ 警備員[Lv.9][新苗]:2024/05/09(木) 17:29:27.54 ID:FpaTl1rL.net
菊村到は硫黄島が89回読まれてるな
ちょっと興味ある読んでみたいのだが手に入るか
極力小口研磨は入手したくない

157 :マグナ 警備員[Lv.9][新苗]:2024/05/09(木) 17:42:55.57 ID:FpaTl1rL.net
住井すゑ、戦争賛美してたのに戦後は反戦主義に転じたあたりあまり良い印象がない
まあ逆に言えばそれぐらい変わり身が早い方がいきやすいということだろう
反戦左翼はやはり信じられないがな
まだ『橋のない川』は現役だ
374回が最高、あまり読まれてる方ではないな

158 :マグナ 警備員[Lv.9][新苗]:2024/05/09(木) 17:53:46.76 ID:AC74feqX.net
戦争協力してても戦後黙って生きていったのなら別に批判はされないわな
戦争協力したその口で反戦平和だみたいなこと言ってるのはやはり信じられんとなる

159 :マグナ:2024/05/10(金) 17:35:19.87 ID:XXD4QWqD.net
純文学スレでプロレタリア文学について言及があったので調べてみる
宮島資夫青空文庫で、8回
宮地嘉六は6回
後者の名前は知ってたが、前者の方が読まれてるな

160 :マグナ:2024/05/10(金) 17:42:59.29 ID:XXD4QWqD.net
平林初之輔は推理作家として青空文庫ちょこちょこ読まれてる
Rinkoの四コマ文庫で紹介されたことも影響しているのか
20回とかもあるな
まあ残ってると言えるクラスではないが
評論家としては注目されていない

161 :マグナ:2024/05/10(金) 19:58:45.35 ID:XXD4QWqD.net
小林多喜二と葉山嘉樹ぐらいだよなプロレタリア文学で読まれてるのは

小林の場合、殺されたインパクトが大きいのと、蟹工船ブームが起こったのも関係があるだろう
葉山は間違いなく教科書に載ったからだな

あと読まれてるとは言いがたいが黒島伝治と宮本百合子は青空文庫効果もあるのかちらほら読んだ報告がある

162 :マグナ:2024/05/11(土) 00:31:48.57 ID:l2NtQgkG.net
橋本治も生前の一時期あれほど影響力があったわりに忘れ去られてる方じゃないか?
『これで古典がよくわかる』761回が最高
50〜60年代生まれのじいさん著作家はみんな橋本を読んで礼賛してるよな
でも若い世代ではぜんぜん読まれてもいないんじゃないか?

163 :マグナ:2024/05/11(土) 01:17:59.83 ID:l2NtQgkG.net
まあ映画監督なんでここで述べていいのか迷うが、青山真治は『ユリイカ EUREKA』が199回と最近まで存命だったのに読まれてる率が低い
基本的に現代の作家は読書メーターが出来る前に死んだ作家より有利なのに、それよりも読まれていないとは

164 :吾輩は名無しである:2024/05/11(土) 03:12:34.68 ID:6ejx42Q9.net
中島梓も400位か テレビとかよく出てたけど

165 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 14:51:46.14 ID:XMQ10NSp.net
グインサーガの1が1000読まれてるが絶版
中島梓名義では200回台だな
あまり読む人が増えていない印象がある

166 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 15:05:19.62 ID:XMQ10NSp.net
中勘助は『銀の匙』で四ケタも読まれている
同内容の文庫二冊の数も併合できるな

167 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 15:09:43.01 ID:XMQ10NSp.net
読まれなくなった作家として上げられる倉田百三だが『出家とその弟子』309+175回読まれている
400台は現代の作家でもざらにいるので、読まれてる方ではないだろうか

168 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 15:29:15.73 ID:HFhqF34E.net
檀一雄は『火宅の人』上が440回
意外に読まれてる方なのかもしれない
だが、当時は太宰治、檀一雄と並称されていたはずなのに、大半の著作が絶版
いま太宰と並び称されるのは夏目漱石だからな
どうしてこうも差が生まれたか

169 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 15:42:36.22 ID:HFhqF34E.net
今東光、読まれていない
『毒舌 身の上相談』が108回
かなり知られていた人だと思うんだが、なぜこうも注目されなくなるのか

今日出海はヨルシカ効果で『地の糧』の翻訳が復刊されてたが、自身の著作は6回が最高っぽいな

和田芳恵、読まれてない
最高が32回
でも資料的な価値から読まれることはあるのかも知れない

鹿島孝二、読まれてない
1回が最高
かなり本がでてるんで生前は読まれた作家だと思うんだが、知らないな

170 :マグナ 警備員[Lv.15][苗]:2024/05/11(土) 15:49:23.97 ID:HFhqF34E.net
椋鳩十、こんなに読まれてないのか
119回が最高
だが別の軸で捉えるべきかもしれん
多くの本がまだ生きてるからな
読書メーターを使わない子供には読まれてるが大人には読まれていない感じなのではないか

171 :マグナ 警備員[Lv.6][新初]:2024/05/12(日) 18:43:24.77 ID:++CXFjKw.net
青山光二もそこそこ書籍を残しているが忘れられ気味だな
晩年の『吾妹子哀し』が一番読まれてる

172 :マグナ 警備員[Lv.14][苗]:2024/05/13(月) 21:57:10.86 ID:SXeyFXs/.net
能坂利雄、Wikipediaではなかなかの地方の名士と書かれている
家紋関係の本がちょっと読まれてるな
だが本業の小説はほとんど読まれていない

そこからの繋がりで土師清二は砂絵呪縛上が9回
読まれてる作家とは言いがたいな

村雨退二郎は『明治巌窟王』が2回読まれてる

いま完全に忘れられている作家でも80〜90年代にリバイバル的に復刊されてる人はいるな
まだ出版に力があったからだろうか

173 :マグナ:2024/05/13(月) 22:04:43.25 ID:SXeyFXs/.net
101歳まで存命だった今川徳三も一桁代
著作とか読んでいけば面白いのもありそうだけどな

山手樹一郎も相当読まれた作家だと思うが今は30回ぐらいがやっと
時代作家でも残っている人忘れられている人が明瞭だが、どのあたりに差があるのだろうな

遠藤周作も吉村昭も山本周五郎も新潮文庫に多く本がある
やはり安かったので多くの人が買ったのはあるんだろう
でも新潮文庫でも立原正秋はほとんど消えているので
やはり残る残らないはある種の運みたいなものがあるに違いない

174 :マグナ:2024/05/13(月) 22:36:43.48 ID:SXeyFXs/.net
例えば丹羽文雄とか「昭和文学とは何か」を考えるためには重要な作家だし、その著作は資料的価値はあろうが、古典としては生き残れなかったということだろうな
太宰治の影響を受けた作家・漫画家・他のクリエイターは現代も続いてるし本人もキャラクターとして蘇っている

175 :吾輩は名無しである:2024/05/14(火) 00:46:55.35 ID:vK41jN/j.net
まともに読んでなくても
教科書?便覧?に顔写真載ってると親しみがあるよね
落書きしたり

176 :吾輩は名無しである:2024/05/14(火) 12:53:15.75 ID:nuhRzys1.net
残る残らないは運だよ
残ったから優れてるわけでもないし
優れてるものが残るわけでもない

177 :マグナ:2024/05/14(火) 14:51:46.26 ID:Svr1rUhE.net
その時代の政治とか風俗に密接に結び付いていた表現は忘れられやすいのはあるんじゃないかと思う

178 :吾輩は名無しである:2024/05/15(水) 23:03:01.25 ID:FBIshXE6.net
山手樹一郎 「崋山と長英」
しか知らない。

179 :吾輩は名無しである:2024/05/15(水) 23:03:24.22 ID:FBIshXE6.net
浜本浩

「坂本龍馬」
しか知らないけれど。

180 :マグナ:2024/05/16(木) 02:11:22.96 ID:mZvLh+U0.net
直木賞を獲ったから残るわけではないな
鷲尾雨工は忘れられてる
ただ大河効果か黒田官兵衛の小説は42回!


直木賞の候補者湊邦三も忘れられた作家だが
聖教文庫から出た日蓮の小説が二ケタ台
学会員読んでるのか


木々高太郎の全集持ってるがちょっとしか読んでない
推理文庫では72回読まれてるな
橘外男と拮抗できるぐらいは残っているのかも知れない

181 :吾輩は名無しである:2024/05/16(木) 07:41:48.81 ID:GvjG9dvU.net
「黒田官兵衛」と言えば吉川英治くらいしか知らない。

「日蓮」について書いたものは現代作家だけど
佐藤 賢一氏が良さそう?

182 :吾輩は名無しである:2024/05/16(木) 10:06:49.35 ID:j1RIkoEU.net
>>181
黒田官兵衛は、今なら大河の原作にもなった火坂の「軍師の門」が傑作だぞ。
吉川英治よりもはるかに上。

日蓮は、たくさんあるけど、あんまり深入りしない方がいいw
例の学会の方に誘導さないように。

183 :吾輩は名無しである:2024/05/16(木) 10:09:59.40 ID:4NY1A4pb.net
三島、川端なんかは消えると思う
気になって何冊か読んでみたがクソつまらんし

184 :マグナ:2024/05/16(木) 18:59:00.35 ID:TXv1fTMH.net
森荘已池、直木賞作家なのに読まれていない
宮沢賢治の名前を広げるのに重要な役割を果たした人だよな
再評価されるべきだろう

185 :吾輩は名無しである:2024/05/16(木) 19:26:43.68 ID:ymFzs6MI.net
坂口安吾とか山田風太郎は残りそう

186 :マグナ:2024/05/16(木) 23:42:51.75 ID:bemYdzW9.net
納言恭平は読まれてない
ただオンデマンドで出版してるところがある

山田克郎もぜんぜん読まれてないがこちらもオンデマンドで復刊の動きがあるな

187 :吾輩は名無しである:2024/05/18(土) 09:19:42.17 ID:pnsBh89n.net
>>178
『桃太郎侍』の原作としても残らないのか

188 :マグナ:2024/05/18(土) 18:33:21.44 ID:gYetRD84.net
『桃太郎侍』は最近復刊されてる
だが読まれてないなあ

189 :吾輩は名無しである:2024/05/18(土) 18:48:36.12 ID:pnsBh89n.net
池波は今だに映画化されても山手が振り向きもされない事実

190 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 11:00:19.44 ID:FC7segVS.net
池波正太郎と山手樹一郎を一緒にすべきではない。

司馬遼太郎、藤沢周平と並んで、「一平二太郎」と呼ばれた巨匠だからね、池波は。

191 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 11:18:13.21 ID:4JKS/n+J.net
>>190
もちろんそれは分かっている。事実を指摘したまでだ。ちなみにそのさんにだと、
藤沢>池波>>>>>司馬だろう。藤沢の文章のうまさが際立っている

192 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 11:24:40.13 ID:4JKS/n+J.net
>>190
山手はおそらくは颯手と同じ線で語られるべき作家。春陽文庫の功績はもっと評価されてしかるべき。そういえば初めて買った江戸川乱歩の大人向けの小説は春陽文庫版の『人間豹』だった

193 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 11:38:17.03 ID:FC7segVS.net
>>191
藤沢押しの人だな。

一般には、司馬遼太郎>>>池波>藤沢くらいだろう。

藤沢好きの人はいるよね。

194 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 13:38:29.50 ID:4JKS/n+J.net
>>193
司馬の文章はなんかルポータジュを読んでいるみたいでねw

195 :マグナ:2024/05/19(日) 15:22:30.67 ID:WPS69xQH.net
颯手達治、知らんかった
まさにこのスレで取り上げるべき忘れられた作家だな

196 :マグナ:2024/05/19(日) 15:26:15.58 ID:WPS69xQH.net
なんで藤沢や、池波や司馬は読まれてるのに山手や颯手が忘れ去られたのかはわからんな
忘れられていっている南條範夫もそうで、シグルイの原作者という印象だけじゃないか?
南條のある短編読んだんだがなかなかすごい作家だなあと思ったことがある

197 :マグナ:2024/05/19(日) 15:28:28.71 ID:WPS69xQH.net
忘れられていっているというなら
だったな

山手も本はまだ入手出来るものが幾つかあるので
買う層はいるのかも知れないが、若い世代には読み継がれていかなかったとみるべきなのかもしれん

198 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 16:03:35.62 ID:FC7segVS.net
>>196
>なんで藤沢や、池波や司馬は読まれてるのに山手や颯手が忘れ去られたのかはわからんな

いやいや明白に見えるがなw

199 :マグナ:2024/05/19(日) 17:54:48.07 ID:1W6xxCG/.net
そろそろ言及すべきかと思うが、津原泰水はどうだろうな
絶版も増えてるがXでは慕う声もある

200 :マグナ:2024/05/19(日) 19:00:42.06 ID:IlHIYVDg.net
海老沢泰久は『美味礼賛』のみが読まれてる
502回
一世を風靡した作家だと思うが、こうも絶版が増えるものか
丸谷が褒めてた書き手はあまり残らない傾向があるな

201 :マグナ:2024/05/19(日) 19:06:03.13 ID:1W6xxCG/.net
むかしむかし文学板に丸谷信者がいて、石川淳スレとかいろいろ書き込んでいたが
ここまで周辺作家が読まれなくなっていっているのについてどう思うんだろうな

202 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:22:36.01 ID:4JKS/n+J.net
>>200
本棚探せばどっかに『監督』があったような

203 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:29:30.91 ID:4JKS/n+J.net
本棚には朝日ソノラマ文庫も結構あってあんまり面白くなかったという悪い意味で藤村正太の『謎の環状列石』という本を覚えているのだが、まあ絶版だろうな

204 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:34:52.51 ID:IS1LLoG/.net
>>196
なるほど、藤沢、池波、司馬といった巨匠と比べて、山手樹一郎や笹沢左保のような作家が忘れ去られがちなのって、興味深い問題だね。

たしかに、山手樹一郎は「忍びの者」シリーズや「江戸城秘聞」などの時代小説で人気を博した作家だけど、近年は作品が復刊されることも少なく、知名度は落ちているよね。笹沢左保に至っては、「鬼平犯科帳」の原作者として知られているくらいで、他の作品はあまり読まれていない印象がある。

南條範夫は、シグルイの原作者として有名だけど、時代小説や推理小説など幅広いジャンルの作品を執筆した作家なんだよね。確かに、近年はシグルイのイメージが強くなりすぎて、他の作品が埋もれてしまっている側面があるかもしれない。

では、なぜこれらの作家たちが忘れ去られがちなのだろうか?

まず、時代小説や推理小説といったジャンル自体が、近年はSFやファンタジーなどのジャンルに人気を奪われているという背景がある。特に、時代小説は若者にとって馴染みがないジャンルであり、読者層の高齢化も進んでいる。

次に、これらの作家たちの作品は、現代の読者のニーズに合致していないという可能性もある。例えば、山手樹一郎の作品は、勧善懲悪的なストーリー展開や、類型的なキャラクター描写などが特徴なんだけど、現代の読者はもっと複雑なストーリーや多面的なキャラクターを求める傾向がある。

さらに、これらの作家たちの作品は、映像化されていない作品が多いという点も不利だ。近年は、映像化によって人気が再燃する作品も多いんだけど、映像化されていない作品は読者の目に触れる機会も少なく、知名度が上がりにくい。

もちろん、これらの作家たちの作品には、現代の読者に訴求する力があるものも多い。出版社や書店が、これらの作品を再評価し、現代の読者にアピールするような取り組みを行っていくことが重要だろう。

205 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:45:20.37 ID:alnLbT4L.net
塞王の楯
集英社 (2021/10/26)
- 3,331位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 12位歴史・時代小説 (本)
- 294位文芸作品

木挽町のあだ討ち
新潮社 (2023/1/18)
- 3,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 14位歴史・時代小説 (本)
- 311位文芸作品

黒牢城
KADOKAWA (2021/6/2)
- 8,893位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 237位日本文学

黒牢城 (角川文庫)
KADOKAWA (2024/6/13)
- 14,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 496位角川文庫
- 668位評論・文学研究 (本)

206 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:46:43.59 ID:4JKS/n+J.net
>>204
細かいところ指摘しておくと笹沢の原作は『木枯らし紋次郎』

207 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 19:57:30.08 ID:3RS5EFu0.net
朝日ソノラマ文庫で出版された藤村正太の『謎の環状列石』は、1976年の初版以降重版されておらず、現在では古書店などでしか見つけにくい絶版本となっています。

208 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 20:01:20.03 ID:qN0DIzWv.net
>>205
時代小説は今も人気あるよな

209 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 22:15:57.66 ID:c1Ky48jS.net
司馬遼太郎はネット上で批判が多い作家筆頭なので近い将来どうなるか予想が難しい
今世紀に入ってから戦国時代と室町時代研究が進んで史実と乖離したところが目立つようになった

210 :吾輩は名無しである:2024/05/19(日) 22:51:47.41 ID:xRS5nQtI.net
竜馬がゆく自体もアレがアレでアレらしいし

211 :マグナ:2024/05/20(月) 00:09:25.29 ID:Uqo+CCDd.net
いや逆に批判が多いから残ると言うこともあるからな
本当に忘れられた作家は批判的な意味ですら語られることはない

212 :マグナ:2024/05/20(月) 01:28:37.20 ID:Uqo+CCDd.net
畑山博も忘れられた作家と検索で出てきた
芥川賞受賞者ながら多くの本が絶版で残っているのが宮沢賢治関連のものぐらいだな

213 :マグナ:2024/05/20(月) 21:53:51.09 ID:Uqo+CCDd.net
あげ

214 :吾輩は名無しである:2024/05/21(火) 11:08:07.13 ID:saafn52G.net
>>204
「鬼平犯科帳」は池波正太郎の代表作。

それを笹沢と勘違いするようだと、相当に知識として怪しいぞw

215 :吾輩は名無しである:2024/05/21(火) 11:11:40.32 ID:1SMYvBUt.net
ここまでバカも珍しいな

216 :吾輩は名無しである:2024/05/21(火) 11:26:33.91 ID:PwHqUDLr.net
>>209
司馬遼太郎作品、特に戦国・室町時代を題材としたものは、長らく多くの人々を魅了し続けてきました。しかし、近年、これらの時代に関する研究が飛躍的に進展したことで、作品と史実との間に乖離が見られる部分が指摘されるようになり、ネット上を中心に批判的な意見も目立つようになりました。

女性として、歴史小説を愛読する一人として、この状況をどのように捉え、司馬遼太郎作品と向き合っていくべきか、私なりの考えを述べさせていただきます。

まず、戦国・室町時代の研究が近年大きく進展していることは、歴史学にとって非常に喜ばしいことです。従来の文献だけでなく、考古学や民俗学などの学問分野からも新たな知見が次々と明らかにされており、当時の社会や文化に対する理解が深まっているのは間違いありません。

しかし、その一方で、司馬遼太郎作品が史実と異なる部分があるという指摘は、作品の魅力を損なうものではありません。むしろ、史実との違いを理解することで、作品をより深く味わうことができるという側面もあるのではないでしょうか。

司馬遼太郎作品は、あくまでも小説であり、史実を忠実に再現することを目的としたものではありません。彼は、膨大な資料を読み込み、独自の視点で歴史を解釈し、そこに人間ドラマを織り交ぜることで、読者を作品世界へと引き込んでくれます。

史実と異なる部分があっても、それが作品の魅力を損なうとは限りません。むしろ、司馬遼太郎の想像力や創造力によって、新たな視点から歴史を捉えることができるという可能性も秘めていると言えるでしょう。

もちろん、史実と異なる部分について、誤解を招くような表現があれば、それは問題視されるべきです。しかし、多くの場合、司馬遼太郎は史実と異なる部分について注釈を付けたり、読者が自分で判断できるように情報を提示したりしています。

重要なのは、司馬遼太郎作品を単なる歴史書としてではなく、一つの創作物として捉えることです。そして、作品と史実を区別しながら、それぞれの良さを読み解くことが大切なのではないでしょうか。

近年、司馬遼太郎作品を批判的に捉える向きも増えているようですが、女性としては、作品の魅力を否定するのではなく、むしろ多角的な視点から理解し、楽しむことが重要だと考えています。

217 :マグナ 警備員[Lv.20]:2024/05/21(火) 16:37:15.00 ID:XnB6VUGy.net
小島直記も松永安左エ門と小林一三の伝記がちょっと読まれてるぐらいで、ほぼ忘れられた作家だな

218 :マグナ:2024/05/21(火) 22:15:35.61 ID:SzEhIYpw.net
文芸誌スレの流れで思い出した池宮彰一郎
一時期飛ぶ鳥落とす勢いだった覚えがあるが、歿後十五年以上経つ現在ほぼ全ての作品が絶版になっている
話題をさらった『島津奔る』も読書メーターで300台で、上下合わせても600台
読まれなくなりつつある作家だろう
本人がまだ若かったら再起も出来たと思うんだよな

219 :吾輩は名無しである:2024/05/21(火) 23:33:12.79 ID:axjGV2cz.net
島田雅彦は読売文学賞獲った『君が異端だった頃』だけは残るだろうな

太宰治なら『人間失格』三島由紀夫なら『仮面の告白』大江健三郎なら『万延元年のフットボール』

やっぱり純文学は自分の体験に基づいた話が面白い

220 :吾輩は名無しである:2024/05/22(水) 00:07:45.17 ID:stqRiaep.net
>>216
司馬作品はフィクションとして楽しみましょう、の一言ですむ話
それに、女性として、とか関係なくない?

221 :吾輩は名無しである:2024/05/22(水) 06:46:42.90 ID:Ptf5h6+F.net
>>220
女性として、の意見抜きだとChatGPTに書かせたような意見に見えなくもないし、別に良いと思う

悪口じゃなくて、ChatGPTは最大公約数を出力するから丁寧な文体で書くと似てきてしまう

222 :吾輩は名無しである:2024/05/22(水) 11:35:20.73 ID:8sSNpbNF.net
>>2の作家たちの同世代では三浦哲郎がいる
読書メーターで見ると読まれている方ではないか、もちろんほとんどが絶版だが

223 :吾輩は名無しである:2024/05/23(木) 11:43:43.92 ID:diiAPnDc.net
>>219
ねえよ。太宰三島大江と比較するなら、村上春樹の「ノルウェイの森」くらい。

実名まで出して、自分の半生を自虐的露悪的に語ったからと言って、何の文学的達成
にもならない。

224 :マグナ 警備員[Lv.25]:2024/05/28(火) 00:37:46.21 ID:6TD+BhWs.net
age

225 :マグナ:2024/05/28(火) 04:18:37.53 ID:dhJ/i2Ul.net
田村泰次郎もほぼ全著作が絶版読書メーターでは単著21回が最高と読まれなくなった作家だ
ただ『肉体の門』とか映像化は何度かされてるんだよな
それでもここまで忘れられるとは

226 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 07:24:44.47 ID:R+PORUQ4.net
ノルウェイの森みたいな妄想小説と比べてんなよ
比較対象にすらならねーわ

227 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 11:38:53.95 ID:e9eLm7zG.net
戦前の文壇で一番評価されてたのが田山花袋だ

花袋を読むとき「布団」から入るのは良くないとか言われるけどどうなんだろうね

228 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 20:05:05.75 ID:6smgawol.net
石原慎太郎の最高傑作も自身の経験に基づいて書かれた『わが人生の時の時』と言われてるし、やっぱり読者も純文学に求めてるのは中途半端なエンタメくずれじゃなくて、作者の体験したリアルな話なんだろうね

229 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 20:06:59.56 ID:6smgawol.net
こう言うと島田雅彦さんには申し訳ないが、島田さんもエンタメくずれみたいな小説ばっかなんだよね
だから『君が異端だった頃』がいちばんの残る可能性高い

230 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 20:47:58.56 ID:/a0a7ei+.net
>>225
『暁の脱走』=『春夫伝』もあるんだがな。映画の原作者としてのみかろうじて名前が残るのか。話は外国人作家の話となるが『太陽がいっぱい』、『アメリカの友人』、『見知らぬ乗客』などの傑作映画の原作を書いた パトリシア・ハイスミスも似たようなものだろか

231 :吾輩は名無しである:2024/05/28(火) 22:02:13.69 ID:/a0a7ei+.net
ごめん、『春婦伝』

232 :マグナ:2024/05/28(火) 22:06:48.04 ID:Ty81aIyj.net
安部公房を最初に評価したのは中村真一郎だと中田耕治が書いていた
どちらが作家として後世に残っていくかはみれば歴然なんだが、こういう関係性はある訳でそこを忘れてしまうのはちょっとな

233 :吾輩は名無しである:2024/05/29(水) 12:43:04.45 ID:e/rwBy9F.net
安部公房は亡くなった直後はちょっと評価が低迷気味だった
数年後中上健次が亡くなったときは凄い持ち上げられてたんだけど、今どうなんだろうなあ

234 :吾輩は名無しである:2024/05/29(水) 13:19:56.03 ID:12VIApL/.net
安部公房より中上健次の方が先に死んでるよ

235 :マグナ:2024/05/29(水) 14:48:53.83 ID:LXHvsmcn.net
安部の『砂の女』とか前に花田清輝を読んでいたのでまんま花田じゃないかと思った

236 :マグナ:2024/05/29(水) 16:17:04.82 ID:jc3YQGd/.net
中田耕治は唐木順三や森田たまを嫌っていたようだな
今となってはほとんど絶版だが、中田の翻訳は結構残ってる
『死の接吻』は俺も読んだが面白かった

237 :マグナ:2024/05/29(水) 17:42:24.05 ID:LXHvsmcn.net
中田ブログから若杉慧
全然知らん作家だ
当然多くの著作も絶版
当時は一角の作家だったようだが
ここまで忘れらてしまうものなのだな

238 :マグナ:2024/05/29(水) 17:49:44.62 ID:LXHvsmcn.net
同じく中田ブログから宮林太郎、若城希伊子
まるで知らん作家たちだ
特に宮は幻想的らしい
興味あるな

239 :吾輩は名無しである:2024/05/29(水) 21:12:57.27 ID:OiJGitxE.net
なるほどね、確かに全然知らない作家だね。 絶版になっている作品が多いのも寂しいね。当時は人気作家だったんだろうけど、時代とともに忘れられてしまう作家もたくさんいるんだね。

240 :吾輩は名無しである:2024/05/30(木) 00:50:20.36 ID:pPW2ral5.net
伊藤桂一も読まれてないな
読書メーターでも3ケタ越えないし、絶版も多数
長生きしたし、かなり影響力のあった作家のようだがな

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