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【超越から】柄谷行人の晩年見守りスレ【内在へ】

584 :吾輩は名無しである:2023/03/23(木) 19:29:49.12 ID:lI3wWHyq.net
『ゴータ綱領草案批判』

〈生産手段の共有を土台とする協同組合(ゲノッセンシャフト)社会の内部では、生産者はその生産物を交換しない。同様にここでは、生産物に支出された労働がこの生産物の価値として、すなわちその生産物にそなわった物的特性として現れることもない。なぜなら、いまでは資本主義社会とは違って、個々の労働は、もはや間接にではなく直接に総労働の構成部分として存在しているからである。〉

マルクスのアソチアチオン社会では、生産物の交換がなされないのだから、柄谷の言う商品交換における「矛盾」は揚棄されているのではないか。

それに、「生産物に支出された労働がこの生産物の価値として、すなわちその生産物にそなわった物的特性として現れることもない」(マルクス)
これが、マルクスがヘーゲルから引き継いだ考え方である
人間存在の本質であるところの労働(すること)、その疎外が解消されている、ということなので、
こっちのほうをいわないで、矛盾がどうしたとかいうのがピント外れのように思われる。
なお、「物的特性として現れること」(物象化)という考え方は、労働の疎外という考え方と実はおなじものだ
というのは柄谷行人がむかしから(今も)言っていることである。

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