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【超越から】柄谷行人の晩年見守りスレ【内在へ】

485 :吾輩は名無しである:2023/03/20(月) 19:23:55.18 ID:GD/59x7+.net
柄谷行人は、アメリカのタウンシップ制に、イソノミアがあったといっているようである。

アレント『革命について』

〈ジェファーソン(大統領)は、市民が、革命の日々におこないえたことをそのままつづけ、自分の意志にしたがって活動し、こうして、日常的におこなわれるものとして公的事柄に参加できるよう、区に期待した〉

〈郡区(タウンシップ)は、明らかに彼(ジェファーソン)のいう「基本的共和国」のオリジナルなモデルであって、この共和国では「人民全体の声が」全市民の「共通の理性によって公正かつ完全に、そして平和的に表明され、論議され、決定される」のであった〉

ジェファ—ソンの意図は、専制支配が生じないように、ということであったようだ。
アレントも明らかにそのように理解していた。
やはり、アレントの言う「ノー・ルール」のルールとは、専制支配のことだろう。
だから、柄谷行人のいう「無支配」とは異なる、
多くの政治学者や政治史学者がいうように、現在は「法の支配」といわれるものにちかいものであろう。

それから、柄谷行人は、古代イオニアの諸都市に大勢いたであろう奴隷のことが念頭になかったのとおなじように、
共有だった土地をどんどん奪われていったアメリカの先住民のことも念頭にないようである。
しかし、わたしとしては、アメリカのこの話は、本源的蓄積の「囲い込み」の一形態だと思われるのだ。

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