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底辺大学卒だけど小説読んでわかるようになりたい

1 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 21:14:05 ID:wQ00FQz4.net
最近暇で読書はじめてみたんだけどつらい
とりま大江健三郎と川端康成読んでみたんだけどなにが良いかさっぱりわかんね
わかんねーだけどノーベル賞になったくらいの傑作なら読んで理解したい
どうすればいいんだ

2 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:01:51 ID:zTp8JLsI.net
川端大江の何を読んだの?
一人の作家でも時期ごとに文体とか変わってくるし、いきなりそれを読むのは、という作品もある
それに自分のこれまでの人生と照らし合わせて良さが全く分からないなら、その作家とは合わないのだから無理して読まなくていい

3 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:19:16 ID:wQ00FQz4.net
>>2
返信ありがとー
川端は雪国と短編をいくつか
大江は万延元年のフットボール

おとめごころっていう川端の短編はちょっと面白かった

4 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:19:30 ID:+0OAAf0y.net
昭和の文学ベスト5

川端康成『雪国』
徳田秋声『仮装人物』
埴谷雄高『死霊』
大江健三郎『万延元年のフットボール

三島由紀夫『春の雪』

5 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:32:52.31 ID:V5tS65ZC.net
大江の代表作の一つといえば『万延元年』だけど、ノーベル文学賞の決め手になったのは『個人的な体験』と80年代の作品と言われているよ
倫理観を問われたり、ヘンに血なまぐさかったり、文学史の教養が要求されたり、家族やムラのような共同体を扱っている作品が多いから、その作品世界に自分を合わせるつもりで読まないと、入り込めないところはあると思う

6 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:33:54.02 ID:w9ezotPB.net
読書の習慣ない状態でいきなり純文学はキツいかも知れないから現代の娯楽小説とかで準備運動するのが良いと思う、個人的には貴志祐介とかお勧め

7 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:39:32 ID:V5tS65ZC.net
手始めに、ということなら万年ノーベル賞候補の村上春樹でもいいと思うよ
そんなに捨てたもんじゃない

8 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:44:28 ID:3xuBx7Op.net
谷崎がたまたま死んだ直後に川端が獲った、
安部公房がたまたま死んだ直後に大江が獲った、
という説もあるくらいだから谷崎、安部から入るのも良い
個人的にはこっちの二人の方が読み易い

9 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:53:52.75 ID:lWNvbRFl.net
大江や川端のエッセイを読めば少しは理解が深まるはず
距離がいくぶん近くなると、どうしてそういうことを書いたのかということまで想像するようになる

10 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 22:54:27.19 ID:wQ00FQz4.net
みんなレスありがとー
ていうか川端とか大江とかみたいな純文学?ってそもそもどういう風に読めばいいの?
普通の小説と違っててストーリーにハラハラドキドキしたりとかキャラに萌えたりとかないから作者のメッセージとか頑張って考えようとするんだけどサッパリわからん

11 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 23:26:14 ID:pzijiSxA.net
考えないでいいよ
自分の意識を操作しないで読んでそのままに
何も感じなかったら何も感じないでいい

12 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 23:34:53.45 ID:QGHCuvVj.net
川端は感じるでもいいかもしれんが、大江は考えないと読めないかもしれない
どういうふうに読めばいいのかを考えようとすることが純文学の楽しみ方の一つでもあるから>>1の読み方でいいんじゃないかな
分からない部分について考えることは人生におけるいくらかの暇つぶしにはなる、それは自分以外の他人について、もしくは他人との大なり小なりの関係について考えることにも似ている、そのことで自己に変化がもたらされることもある

13 :吾輩は名無しである:2020/04/17(金) 23:34:53.55 ID:QGHCuvVj.net
川端は感じるでもいいかもしれんが、大江は考えないと読めないかもしれない
どういうふうに読めばいいのかを考えようとすることが純文学の楽しみ方の一つでもあるから>>1の読み方でいいんじゃないかな
分からない部分について考えることは人生におけるいくらかの暇つぶしにはなる、それは自分以外の他人について、もしくは他人との大なり小なりの関係について考えることにも似ている、そのことで自己に変化がもたらされることもある

14 :吾輩は名無しである:2020/04/18(土) 06:42:41 ID:MNW90j3k.net
大江は『死者の奢り』とか『飼育』とかの、初期の短篇から読んでいくのがいいのでは。

15 :吾輩は名無しである:2020/04/28(火) 12:17:51 ID:7qoTEz+R.net
噛み砕いて教えて

16 :吾輩は名無しである:2020/08/23(日) 13:54:23.63 ID:EujWxboy.net
漱石とか谷崎は読んでるのかな?好きな物語の系統が分かるとおススメが選びやすいんだけど
若い人なんだろうけどラノベとかは読んでたの?ミステリは好き?
川端の初期短編にはミステリ・テイストのものや恋愛ものがあるよ
「伊豆の踊子」だけじゃなくて「水族館の踊子」「「鬼熊」の死と踊子」とか
…どんだけ踊子好きなんだよ、川端
大江健三郎の「飼育」「死者の奢り」は名作だけど戦中・戦後の社会への知識がないと
あの分域は理解し難いかもしれない
短編集『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』には名作長編のエッセンスみたいな作品が集まってる
後、この本中の「走れ、走りつづけよ」は東大法科を出た自意識過剰君が、頼まれて
アメリカの女優を案内する話が出てくるけど、それぞれを三島とモンローに脳内変換すると笑える
そういうつもりで大江は書いてると思う

17 :吾輩は名無しである:2021/01/31(日) 14:39:41.64 ID:uSpqCH50.net
とにかく、
埴谷雄高『死靈(しれい)』を先ず読め!

話はそれからだ。

18 :吾輩は名無しである:2021/02/02(火) 18:33:30.04 ID:5z+oNwdE.net
はぁ?読んで面白くないのに何で小説なんて読むの?
君は根本的に間違ったことをしてるからあえて言ってあげるよ、
『文学を嗜んでる自分』が欲しい、だけだよ君。
そんなの最悪でしょ、ダサすぎでしょ、病気でしょ、
時間の無駄でしょ、本当はまったく興味なんてないでしょ、
人の意見なんか聞かないで自分の感覚だけ信じた方がいいと思うよ?
別に川端康成が好きな人がクソつまらんと思う人より高級な理由なんて何一つないし。
そんなことは当たり前でしょう。

19 :吾輩は名無しである:2021/02/02(火) 23:31:40.78 ID:E5Zzvlo8.net
ダサくて病気なのは18だな

20 :吾輩は名無しである:2023/10/04(水) 18:23:24.21 ID:NU8KtVVc.net
ほんまにそんなんかいな

21 :吾輩は名無しである:2023/10/07(土) 18:32:53.01 ID:CRA0Y02P.net
エンタメしか知らないのに「万延元年」「雪国」よく読み切れたな。大した忍耐力だよ。

自分でも不思議だが、なんでこの手の作品を読みたくなるんだろうね。俺的には、あらすじを追うだけのものって、結局、娯楽としても簡単すぎて飽きちゃうんだよね。
俺がこういうのを読む動機としては、理解し難い現象を理解できるようになりたい。体験したことのない世界を追体験してみたい。複雑な世界や人間関係をどう捉えるか、先人の挑戦を糧にして、自分自身でも考えてみたい。そんな所かな。
最初の内はたくさん読んで、自分なりに考える程度で良いと思う。背景を勉強したり、いくつもある解釈の可能性を列挙して総合的に考えるのは、ある程度数をこなしてからでないと難しい。

22 :吾輩は名無しである:2023/10/07(土) 18:33:31.70 ID:CRA0Y02P.net
大江健三郎だったら、「飼育」「芽むしり仔撃ち」とかは、読みやすく、ストーリーを追うだけでも十分楽しめると思う。初期作品はそういう読み方ができる作品が多いと思う。「個人的な体験」もまあ良かったよ。俺が二十代一番楽しく読んだのは「同時代ゲーム」だったんだが、あまり薦める人いないよね。
川端康成は、「掌の小説」かな。あれは手軽に川端康成の世界を堪能できる。それ以外でお薦めできる入門的作品となると「古都」、「眠れる美女」かな。あと難度は上がるが、小津安二郎の映画とかが嫌いじゃなければ「山の音」、「千羽鶴」とか。「雪国」は素晴らしいが、二十代で読んだときは難解で、読み切るので精一杯だった。

23 :吾輩は名無しである:2023/10/07(土) 18:35:00.35 ID:CRA0Y02P.net
三島由紀夫だったら「盗賊」かな。三島由紀夫らしい筋運びがシンプルに堪能できる。ラストの一文、見事だよね。「春の雪」もお薦め。「仮面の告白」「金閣寺」は生々しすぎてあまり好きではなかった。この二作から三島に入るのは辛いと思う。
安倍公房は奇抜だがどれもストレスなく楽しく読めたな。「砂の女」「飢餓同盟」「他人の顔」はお奨め。読破したら「方舟さくら丸」「終りし道の標べに」なんかに挑戦するのも良いと思う。
谷崎潤一郎「春琴抄」は日本文学の最高峰だと思う。絶対読んだ方が良い。あとは「痴人の愛」「卍」かな。少し難度が上がるけど「蘆刈」「少将滋幹の母」は「春琴抄」と同系統の作品で、これらもかなりの満足感を味わえる。

24 :吾輩は名無しである:2023/10/07(土) 18:41:45.35 ID:CRA0Y02P.net
そうそう、書き忘れたが、三島は戯曲が分かりやすくて面白い。「熱帯樹」「わが友ヒットラー」はお薦め。

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