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なんか鑑賞したら感想書くスレ

1 :吾輩は名無しである:2011/07/04(月) 22:34:16.56 .net
ジャンル不問

47 :吾輩は名無しである:2012/03/05(月) 18:32:04.46 .net
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1326479287/476
ああ、ついにプルーストスレに手を出してしまった・・・

>批評家の間違いかと思ったが、
僕もそれ芸術家で良いと思います。波羅蜜というやつですね。
到達し得ない真理を到達し得ないと知りながら言葉で描く他無いのだという。
芸術家全般とすれば言葉には限らんか。
しかしボディランゲージというぐらいだ。ルールさえ覚えれば言語活動でしょう。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1320617587/96
バドミントンって僕にとって正にそれです。芸術的な、パロール的な、身体的な。郵便的な。
羽を送り合うだけで、真理ってどこにも無い。
あえて言えば"相手が拾えないであろうポイント"を洞察して、
そこに送り込んだ羽が拾われなければ暫定的に真理かもしれない。

マドレーヌで思い起こされた記憶を描きたいというのが「失われた時を求めて」の趣旨なのだとしたら、
そのマドレーヌこそが"色"であり、記憶が"空"なのであろうと。
しかし神話は神話。表出された瞬間から決して拝跪の対象たる本質にはならない。
真善美は到達出来ないからこそ完全であるし、到達出来た瞬間に不完全になる。
ヴェイユがそんな事言ってなかったかな。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/シモーヌ・ヴェイユ_(哲学者)
彼女が言う注意力こそが般若かもしれない。
F91でシーブックを描くまではニュータイプという概念はそれを指していました。
あ、ガンダムの話です。(名前の由来はsee=見る、book=本でニュータイプの見本だそうです。
くっ、くだらねえ・・・)
劇中に出て来るザビーネっておっちゃん曰く、
「あるがままを見ただけでその物の本質を洞察できるのがニュータイプというが・・・ 」
だそうです。(これF91以降ガラッと変わるんだけど。シーブックはこの定義から外れてます。)
話をヴェイユに戻すんですが、この人34で死んでるんだね。ていうかこの人も水瓶座だー。
余談ですが、二階堂奥歯も重力と恩寵を引用していました。死が近付くに連れて引用の回数は増えてました。
シュティルナーとヴェイユ絡めて語った奴って誰か居るのかしら。双極的で面白いと思うわ。
双極という表現は微妙に合ってない感があるけど。

48 :吾輩は名無しである:2012/03/05(月) 18:37:06.43 .net
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1326479287/474
螺旋階段の喩えは好き。
http://www.youtube.com/watch?v=szkpPWZpn2g
繰り返す階段を登る(降りる?)行為を指して生きる事なのだとしたデリダもまた一面的に正しい。
終わらないラリーを、運動を、それが頽落的反復であろうとも続けるのは活動的であろうとも。
悲しいかな、僕にはもうそれが頽落に見える。何度螺旋を巻いたのか、10回か?100回か?永久に繰り返すのか?
数を誇りたいのなら弁証論に取り込まれる。年功序列的な権威臭さに我慢ならん。
輪廻転生の概念を用いれば、「何度産まれ変わったか」が評価の基準になる。
誰が証明出来るんだ、そんなもの。加えて、有限を積み重ねても無限には絶対にならない。
希死念慮とは螺旋階段の真ん中へと、空洞化した中心へと身を落としたい(浮かべたい?)という
自己破却の願望を言うのではないか。これは坂口安吾の堕落論にも通じるでしょう。
同心円をグルグル回っている行為がまるで紐で繋がれた犬ではないですか。芸術家もそんなものです。
僕には螺旋階段から離れないと本質に到達する事は有り得ないと思えます。
そして、本質とは女性性の事でありましょう。タナトスであると同時にエロスなのです。
わたくし、マドレーヌが女性器の暗喩というのは、なんとなく理解出来ます。
そして、それ不十分です。というのもそれって、とても男性的な物の見方です。
エロスは蹴り飛ばしてタナトス起点でモノ考えないとダメです。女の疎外が起こる。
美しい女ほど早逝してしまう。創生しろっつうの。
カウンターカルチャーもアセンションもニューエイジもそういうものだと思います。
そして恐らくはドゥルーズも。身投げした瞬間から地に落ちる間は生でも死でもない。
螺旋階段から飛び降りて本質に包まれたのではないでしょうか。
或いは、"今確かにあるここ"もそういうものかもしれない。人間が死に向かって在るのだとしたら。
というような話をHIDEwithビラビラマンコが以下の曲で表現してました。
http://www.youtube.com/watch?v=ZPZ6-U_18hU

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