文学作品を将棋風に変えるスレ

1 ：名無し名人：2020/05/21(Thu) 11:23:44 ID:4zQeYVPs.net

私はその人を常にてんてーと呼んでいた。
だから此所でもただてんてーと書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私に取って自然だからである。
私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「てんてー」といいたくなる。
筆を執っても心持は同じ事である。
よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。

2 ：名無し名人：2020/05/21(Thu) 14:05:29 ID:utQlVzbG.net

はい終了。
以降書き込み禁止。
落ちるまでスルー推奨でお願い致します。

3 ：名無し名人：2020/05/22(金) 06:11:32 ID:rbp1nlgb.net

「ごん、お前だったのか。いつもタイトルをくれたのは。」
ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
羽生は、火縄銃をばたりと、とり落としました。
青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。