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「矢倉は終わった」←角換わり除くと今も一番多い件

9 :名無し名人:2019/08/17(土) 16:28:13.19 ID:pKpNf7Aa.net
>>5
雁木が終わったというのは間違い
雁木が激減した最大の理由は角換わりの主流が2五歩型になったから

従来主流だった角換わりというのは▲2六歩型から後手が△7七角成として角交換をすることで成立していた
https://i.imgur.com/spKGYKW.jpg
しかしここで△4四歩として角道を止めて雁木にする戦型(角換わり拒否雁木)が流行
つまりこの形は角換わりと雁木と後手側に選択権があるということになる

そこで角換わりを得意とする棋士たちは先手番で工夫をして早めに▲2五歩を決める相掛かり模様から角換わりを目指すようになった
この局面から△4四歩として雁木を目指すことはできない(△4四歩なら飛車先を決めておいた効果ですぐに▲2四歩と仕掛けて先手必勝)
https://i.imgur.com/KmtCeck.jpg
実際にはこの順は最近発見されたわけではなく大昔からあった
しかし昔は早めに▲2五歩を決めてから角換わりにするのは損だと言われていた(角換わりになった後で右四間飛車にして▲2五桂と跳ねていく含みがなくなるから)
しかし角換わりの研究の進歩によって▲4八金▲2九飛型が発見されて環境が一変
▲4八金から右四間はないので桂馬は普通に▲4五桂と跳ねるようになり▲2五歩のデメリットはなくなった
ということで早めに▲2五歩を決めるのは雁木を封じて先攻できるメリットだけが残り基本定跡になったというわけ

つまり先手番が雁木を封じる順を採用したので後手の角換わり拒否雁木が姿を消しただけで雁木自体が弱いから消えたわけではない

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