マインドフルネス的な育児

名無しの心子知らず

マインドフルネスというのは「今」に意識を置くことを主体にすることですが、
これは「今」を受け入れる姿勢に繋っていきます

ふだん、われわれは、「今」にあまり意識を置いていません
なにか行動するときは、「ゴール」のことばかり考えています
お茶を飲むときは、お茶を飲むという目的（欲求）の達成だけが重要になります
その間の行為（今）がおろそかになっています
これをマインドフルネス的には、「無意識状態」と言います

今を受け入れられないという姿勢は、育児にも影響してきます
子供のありのままが認められない・・・・　　不完全さが許せない・・・
ということになります

字が下手であれば、「字をちゃんと書きなさい」と、「ゴール」を
ぶつけることになります。
このように完全さを要求された子供は、常に完全であらねば気が済まない、今の自分のありのままを否定するようになります。
そうして、「完全」「不完全」の間を行ったり来たりしながら葛藤します。
この葛藤が行き過ぎると、こころの病を発症します

「完全」「不完全」を越えて、今のありのままをそのまま受け入れるというのが、
マインドフルネスの究極の姿です。