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南雲忠一中将を再評価するスレ(散)

1 :GF長官:2019/11/17(日) 18:52:58 ID:qWgvX06X.net
南雲長官はもっと評価されるべき(38代目)

前スレ
[37代]南雲忠一中将を再評価するスレ(阿)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/
>>9〜霧中変針の章、>>517〜友永隊艦攻全力案の章)

過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo

戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/

2 :GF長官:2019/11/29(金) 20:35:33 ID:QH7PKVLK.net
前スレ埋まりました。

あらためてご挨拶を。
当スレは、南雲忠一中将(当時)の再評価を趣旨としています。

例えば、ミッドウェー海戦における山口少将の即時発進の
意見具申について、

3 :GF長官:2019/11/29(金) 20:36:31 ID:QH7PKVLK.net
>>2の続き

「南雲中将は、敵空母に差し向ける攻撃隊には
(イ)戦闘機の護衛をつけ、
(ロ)爆撃隊だけでなく雷撃隊も加えて、
正々堂々の編隊で行かせるべきだと考えた。

これは航空家のセンスではなくて、水雷家の考え方なのであろう。
南雲長官は航空決戦の指導者としてのセンスを持っていなかった
といえるようだ」        (『連合艦隊の生涯』堀元美/著)p154

4 :GF長官:2019/11/29(金) 20:37:25 ID:QH7PKVLK.net
>>3の続き

”航空家のセンス”って何でしょう。

攻撃隊に護衛を付け、兵力を集中させることは、まさに
航空家のセンスのように思えますが・・・

駆逐艦単艦で突撃して、敵戦艦に魚雷をぶちかます方が
むしろ水雷家らしいですよね。

5 :GF長官:2019/11/29(金) 20:42:09 ID:QH7PKVLK.net
>>4の続き

そろそろ、(なぜか南雲長官に対してしか使われない)
水雷出身云々・・・航空戦にはズブの素人云々・・・
から離れて、

当時の機動部隊指揮官にとって、何が常識で、
何が後知恵なのか、見極めたいと思っています。

現在は、艦爆隊と艦攻隊は、それぞれ敵空母に対して
どのような効果を有するのか見ています。

どうぞ、よろしくお付き合いのほどを

6 :ゲショゲショ:2019/11/30(土) 06:08:54 ID:J81Hwl9r.net
>>5
>水雷出身云々・・・航空戦にはズブの素人云々・・・

前スレ>672-678で紹介した
「南方作戦第二次機動戦(ジャワ島南方海域作戦)」(一水戦戦時日誌より)
行動中に南雲機動部隊が実施した

「“幻の”ココス島沖敵空母捜索撃滅作戦」(仮称)

を初めて見た際には驚愕しましたよ。
こんなこと、他の書籍等では全く見たことがありませんでしたので。

他のスレ住民は特に反応ありませんでしたけど、皆さん御存知なんですかね?

7 :ゲショゲショ:2019/11/30(土) 06:30:48 ID:J81Hwl9r.net
>>6の続き
・僅かな情報から敵空母の存在を察知
・即座に敵空母に対する警戒を発令
・敵空母の捜索及び撃滅を決心
・敵空母の捜索及び撃滅要領を次々に発令

と、ド素人の私には水際だった作戦指導に思えます。

よくミッドウェー海戦で批判される
「こうするべきだった」
「何故、こうしなかったのか」
「臨機応変に欠ける」

等の大半は、この時点で既に実行していますね。

8 :ゲショゲショ:2019/11/30(土) 06:48:08 ID:J81Hwl9r.net
>>7の続き
この時は敵空母を発見できず
「空振り」
だったわけですが、

軍事行動はこうした積み重ねを経て、実際の戦闘(海戦)が生起するわけです。

この時の南雲長官(同司令部)の行動は、少なくとも私には

“できる”“センスがある”

と感じられますね。
結果として「ハズレ」であったとしても。

9 :GF長官:2019/11/30(土) 22:13:15 ID:wKLJCNpy.net
>>6- ありがとうございます。
南方作戦支援にこんな”お宝”が眠っているなんて、
驚きですね。

誰よりも空母部隊運用を知る司令官、
日本なら南雲忠一
アメリカならフランク・フレッチャー
といったところかな。

10 :GF長官:2019/11/30(土) 22:39:28.62 ID:wKLJCNpy.net
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/868
に戻って、

>(3)第二次ソロモン海戦(8月24日)
参加空母:翔鶴、瑞鶴、龍驤

このうち龍驤は、ガダルカナル島攻撃担当で、
空母決戦には参加していない。

11 :GF長官:2019/11/30(土) 22:40:32.21 ID:wKLJCNpy.net
>>10の続き

アメリカ側も、当時南東方面には、
サラトガ、エンタープライズ、ワスプの3空母が
いましたが、海戦当日はちょうどワスプが補給で
後退していたため、実質は、

(日)翔鶴、瑞鶴
(米)サラトガ、エンタープライズ

の戦いとなりました。

12 :GF長官:2019/11/30(土) 22:41:54.98 ID:wKLJCNpy.net
>>11の続き

日本側は8月24日0415時両空母より艦攻19機が
索敵に発進。進出距離250浬で敵を見ず。

続いて0900時前衛(熊野、鈴谷、利根、筑摩)の
水偵6機で、第二次索敵を発進

13 :GF長官:2019/11/30(土) 22:42:29.75 ID:wKLJCNpy.net
>>12の続き

1205時、最も南方(ガダルカナル島寄り)の筑摩二号機が
「敵大部隊見ユ、ワレ敵戦闘機ノ追摂ヲ受ク」
と打電した後、消息を絶った。

筑摩機の報告電には、艦位が含まれていなかったが、
発進時刻と索敵線から、おおよその位置を推定し、
1255時、第一次攻撃隊を発進させます。

14 :名無し三等兵:2019/11/30(土) 23:18:43.57 ID:E6HtFbmL.net
軍事板恒例の〇〇していれば良かったシリーズ
ワスプが第二次ソロモン海戦に参加していれば良かった

15 :名無し三等兵:2019/11/30(土) 23:25:56 ID:O2yT4qKP.net
>>14
このスレでは指揮に関してそんなレスはあるが兵力に関してそのようなレスが
あったっけ?

16 :名無し三等兵:2019/11/30(土) 23:41:48.74 ID:MyeXA2Oy.net
こんなアホ国家のポンコツ海軍の三流提督について何を今更再評価しようというのか

日本は大陸で中国と戦争してる最中に何の役にも立たなかった大和武蔵など作って、
燃料を詰めたドラム缶を甲板につむというみっともない無理をして真珠湾を襲い、
挙句の果てに巡洋艦2隻、駆逐艦11隻レベルのソ連太平洋艦隊にすらおちょくられ、
千島樺太まで取られて今も返って来ないのである
ソ連は日本海を押し渡って日本から千島樺太を奪うのに戦艦1隻すら
太平洋側に配備する必要もなかったのだ

こんなポンコツ海軍に就職して、ロンドン軍縮条約脱退を喚き散らし、
予算を無駄にすることばかり考えていたこのハゲを、
局地戦の指揮ぶりを弁護してまで再評価したところで良くて単なる鉄砲玉だ!

17 :ゲショゲショ:2019/12/01(日) 05:18:12 ID:pXI49DVI.net
>>16
「全ての人に意地悪く!」byゲショゲショ

>三流提督について何を今更再評価しようというのか

過去に何度も言及していますが「再評価」ですので、
当然評価が更に下がるかもです。

というより、どんな人間でも組織でも、長所短所は両方あるのが普通かと。


>日本は大陸で中国と戦争してる最中に

この点は国家戦略、軍事戦略ですので>>1のとおり当スレでは極力扱っていませんので、
支隊スレか戦略を扱う他スレが適当かと。

18 :ゲショゲショ:2019/12/01(日) 05:33:07 ID:pXI49DVI.net
>>17の続き
>局地戦の指揮ぶりを弁護してまで再評価したところで

私は「戦史叢書」等で言及されていない南方作戦の一次資料を色々読んでいる最中ですが、
南雲長官(同司令部)のまずいと思われる行動もあります。

(当初の計画を大変更してベンガル湾を迂回行動したにも関わらず、
ツリンコマリー空襲前日に英PBYに発見されたのは、
その前夜に長文の戦闘概報(コロンボ空襲及び英重巡撃沈の報告)を打電しており、
それが英側の無線方位測定で探知された可能性がある?
ビスマルク追撃戦で似た事例がありますね。)


当スレでは日米その他、色気な人物や戦史を扱っていますので、
御興味があれば、是非ご参加をば。

19 :GF長官:2019/12/01(日) 23:23:05 ID:6U1pg41M.net
>>14 面白いかも、ですね。
結局東部ソロモンでは、米空母は支隊のRJさんを沈めたものの、
本隊の翔鶴瑞鶴を索敵機が発見したにも関わらず、
出した攻撃隊は、その本隊を見つけられず、
前進部隊(近藤長官の第二艦隊)を攻撃しただけで撤退になりましたから。

ワスプがいれば、もうひと押しできたかも

20 :GF長官:2019/12/01(日) 23:24:23 ID:6U1pg41M.net
>>15 あまり印象に残らない第二次ソロモン海戦ですが、
新生第三艦隊のミッドウェー海戦の戦訓を活かした作戦指導は、
前衛分離策が、すごく当たってるんですよね。

前衛からの索敵機が敵空母を見つけたり、
敵の攻撃を吸収したりなどなど。

その分、本隊の防御が薄くなって、索敵SBDに至近弾くらったり
してますけど・・・試行錯誤ですなぁ

21 :GF長官:2019/12/01(日) 23:34:39 ID:6U1pg41M.net
>>16 分かっちゃいませんなぁ
三流提督(と思われている)南雲長官を再評価するからこそ
意義があるんですよ。

例えば、多聞丸こそ日本海軍希望の星だった!
彼に機動部隊を任せていれば!

と軍板で語って、何か新しい話でも出てくるんですかね。
それこそ、”何を今更”ですよね。

22 :GF長官:2019/12/01(日) 23:36:27 ID:6U1pg41M.net
>>21の続き

ちょうど無名時代から応援していたアイドルが、
紅白に出場するくらいに売れたときに
「ももク(ryはワシが育てた」と自慢気に語れるんじゃないかな。

いつか、南雲長官が名将?と見直されるようになったときに、
「昔、ワシが若い頃には先駆的なスレがあってのぉ・・・」
と思い出してもらうことこそ、当スレの最終目標であります。
なんてな

23 :GF長官:2019/12/01(日) 23:46:09.26 ID:6U1pg41M.net
>>17 そうですよね。げそげそ
>当然評価が更に下がるかもです。
南雲長官の場合、スタート地点が周回遅れなので、
上り坂あるのみ!ですけどね。

それと、大和が役立たず論が幅をきかせていますが、
日本海軍はまっさきに戦艦建造をやめたのに、
なぜに批判されるのかが意味不明ですし、

24 :GF長官:2019/12/01(日) 23:47:04.11 ID:6U1pg41M.net
>>23の続き

そもそも、戦艦は役に立ちます。
空母なんて、脆弱だし、夜はもちろん、雨降っても使えないしで、
ソロモンの航空戦を見れば、どれだけ天候を理由に作戦が中止に
なったかひと目で分かるはず。

日本海軍の失敗は、開戦後も大和を秘匿していたことで、
真珠湾と同時に、「我が海軍は18インチ砲の巨大戦艦建造中、
年明け以降、続々と就役予定!」
と大々的に発表すれば、連合国軍側に牽制となったでしょう。

トラックの眠れる女王!
・・・あれ、史実とそんなに変わってない?

25 :名無し三等兵:2019/12/02(月) 18:37:06 ID:qEEKOMHj.net
>>23
真っ先って英独の方が先よ
理由は開戦したからであり、言うまでもなく日本も同様の理由よ

26 :sage:2019/12/02(月) 19:31:01 ID:A7B23w8F.net
>>25
独はともかく英は…

27 :名無し三等兵:2019/12/02(月) 19:55:15 ID:JxSxQu9k.net
HMSヴァンガード「」

28 :名無し三等兵:2019/12/02(月) 20:01:51 ID:sqL1GUa4.net
>>26
イギリスがどうしたって言うんだろ
まさかバンガードがとか言わないよな
重要なのはライオン級建造中止なんだがなあ…

29 :名無し三等兵:2019/12/02(月) 20:04:53 ID:JxSxQu9k.net
>>28
その資材が勿体ないと思ったのか廃品の主砲を引っ張り出してきて新戦艦を
改めて建造する了見が判らない。

30 :名無し三等兵:2019/12/02(月) 20:56:49 ID:sqL1GUa4.net
>>29
了見が判らないってどうみても本命のライオン級戦力化までの繋ぎ
戦争開始でライオン級とヴァンガード級はどちらも一旦は中止になるんだよ
のちにヴァンガード一隻だけは改良されつつ再開はされるけど、まあ建造ペース遅いように力入れて無くてな・・・・

31 :GF長官:2019/12/02(月) 23:31:09 ID:vaqRjcTq.net
>>25- やはり、こういう話になると食いつきが良いですな!

仰るとおりなのですが、これは>>16に対するレスなので、
(大活躍した空母と比較して)「何の役にも立たなかった大和武蔵」
という意味で、日米英あたりを対象としています。

それとバンガードが戦後に完成しているのに、
英海軍が「真っ先に」戦艦建造をやめたとするのは、
少し無理があるような・・・

32 :GF長官:2019/12/02(月) 23:59:36 ID:vaqRjcTq.net
>>13の続き

第一次攻撃隊(関衛少佐)
艦戦10機
艦爆27機

第三艦隊の新しい戦策を反映した編制となっています。

33 :GF長官:2019/12/03(火) 00:00:49 ID:Im5Z9vPN.net
>>32の続き

「大型空母の飛行機隊の攻撃は、命中率がはるかに良く、
優速性、攻撃運動の柔軟性等の点から、
艦攻よりは比較的被害の少ない艦爆によって、
まず敵空母の飛行甲板を爆破して、その機能を喪失させ、
次いで艦攻によって雷撃撃沈する方針を採った。

このため攻撃力の重点を艦爆隊に置き、艦攻隊は主として
索敵に充て、その後雷撃に使用することとした」
      (『戦史叢書(49)南東方面海軍作戦(1)』)p545

34 :GF長官:2019/12/03(火) 00:01:16 ID:Im5Z9vPN.net
>>33の続き

関攻撃隊は、当初、筑摩二号機が消息を絶った位置を
推定して、飛行していましたが、

その途上、触接交代機の比叡水偵による敵情が入り、
針路を修正、1420時には、敵空母部隊を発見した。

35 :GF長官:2019/12/03(火) 00:02:12 ID:Im5Z9vPN.net
明日は、銀英伝の最終章を見に行くので
お休みです。

ジークフリード・キルヒアイスが生きていれば・・・

それではノシ

36 :名無し三等兵:2019/12/03(火) 00:09:40.63 ID:gW+H63bW.net
>>31
日本海軍が戦艦建造を止めたのは開戦だからであって、戦端開かないなら戦艦建造の計画なのに、
日本海軍が「まっさきに」戦艦建造をやめたのも少し無理があるような・・・

37 :GF長官:2019/12/04(水) 20:32:35.62 ID:YPSctMCI.net
>>36 米英は開戦した後も戦艦建造をやめなかったのに、
開戦を理由に戦艦建造をやめた日本海軍を「まっさきに」と書いたことを
否定するのは、少し無理があるような・・・

38 :GF長官:2019/12/04(水) 21:06:46 ID:YPSctMCI.net
>>34の続き

関少佐は、攻撃隊を二つに分け、
翔鶴隊をエンタープライズに、瑞鶴隊をサラトガに向けた。

(戦果報告)
翔鶴隊:エンタープライズに対し、爆弾命中6発以上、大破炎上
瑞鶴隊:サラトガに対し、爆弾命中2発以上、誘爆大火災

(実際の戦果)
エンタープライズ:爆弾命中3、至近弾2
サラトガ:命中無し

39 :GF長官:2019/12/04(水) 21:07:33 ID:YPSctMCI.net
>>38の続き

ついに不死身のビッグEに対し、損傷を与えることができましたね。

アメリカ側の視点から眺めると、
13時半過ぎには、早くもエンタープライズのレーダーが
320度方向(北西)80浬に不明機の編隊を発見。

14時過ぎには、直衛のワイルドキャットが日本軍攻撃隊を発見、
交戦を開始した。

40 :GF長官:2019/12/04(水) 21:08:39 ID:YPSctMCI.net
>>39の続き

その中で、パイロットのレジスター少尉は、

「重力のため血が頭から下へ引くような急上昇反転の
方向転換を二度行って、ゼロとメッサーシュミット109を
撃ち落した。

このドイツ製の戦闘機はきりもみして落ちていった」
  (『空母エンタープライズ』スタッフォード/著)上巻p193

41 :GF長官:2019/12/04(水) 21:12:31 ID:YPSctMCI.net
>>40の続き

確か真珠湾のときも、B109の空襲と報告されたようですが、
空母機乗りの間でも、信じられていたんですかねぇ

メッサーじゃ航続距離が足りなくて、役に立たんちゅーに!
そもそも脚間が狭くて、着艦時にひっくり返りそうだが・・・

42 :sage:2019/12/04(水) 21:20:11.38 ID:DJWZw1uS.net
英国はチャーチルを始め戦艦に最も過剰ななロマン(妄想)を抱いていたように感じられるものの、実際の運用ではシステマチックな戦力を構成する歯車の一つとして、最後までうまく有効活用(使い潰し)していた気がします。
その意味では、戦艦も戦争が終わるまでは価値の見直しをはかる余裕もなく、最後まで欠かせないコマの一つのままだったと。

43 :sage:2019/12/04(水) 21:32:30 ID:DJWZw1uS.net
米英は余裕があって、戦力構成の見直しを図る必要がなかったから、そのまま戦艦建造も続けた。
独は潜水艦に、日は洋上航空戦力に活路を見出そうとしたから戦艦建造を一定以上続けられなかった…とか。

44 :名無し三等兵:2019/12/04(水) 22:05:11 ID:Mfc0KKi0.net
戦艦は役に立つとかよりも、
対中戦争で陸戦の真っ最中、満州ではソ連と対峙、
前線では兵力と装備と補給にも困るなか国民が命をかけている
こういう情勢で、大和や武蔵を建造する事が国家として優先すべき事かな
一方の蒋介石は焦土戦まで展開して必死なのにな、
こんな予算がなぜ通る

45 :名無し三等兵:2019/12/05(木) 00:06:29 ID:59lJKy5b.net
そもそも当時の日本の戦略として、大陸戦略と太平洋戦略という同時になし得ない2つがあって、
それをヒロヒトが「同時にやれ」と命じた結果、結局どちらも潰えたわけで
まあ陸軍と海軍が派手に玉砕できて戦史に彩りを与えられたのは評価できるが

46 :名無し三等兵:2019/12/05(木) 00:54:46.75 ID:vM+UI34h.net
>>41
Bf1-109T( ^ω^)/

47 :名無し三等兵:2019/12/05(木) 00:59:36.28 ID:vM+UI34h.net
まあ、たった一回、東洋艦隊が壊滅したくらいで戦艦を否定するのは如何なものかと?
という考えが米軍内部では有ったのかも?
その証拠にパールハーバー後の米国は沈んだ旧式戦艦の浮揚修理と近代化改装
に建造中の新戦艦の工事促進を最優先項目にしたのだから。

48 :名無し三等兵:2019/12/05(木) 18:38:00 ID:Y3P33jgC.net
>>42
戦艦の価値は敵戦艦対抗でそれは戦争終わっても変わって無い
大戦後に戦艦が軒並み退くのは敵国の戦艦が消滅、若しくはさほど無いからという対抗上の話
第一次世界大戦以後の戦艦はそういう価値でしかなく、第二次世界大戦終了で価値の見直しはされているわけではない
戦艦にロマンを抱いているのは軍艦ファンの方に感じるな

49 :GF長官:2019/12/05(木) 23:47:03 ID:l6mpsdKm.net
>>42- 本職も根っからの大艦巨砲主義ではありますが、
そろそろ本筋から外れそうなので・・・

>>46 世傑によるとBf109T−2の航続距離は500浬
ガ島まで届かんぜよ・・・orz

50 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 07:54:34 ID:e3g+IRuo.net
戦艦は使えるかどうかより、建造費、維持費、人件費、これらを航空分野に回したほうがはるかに役に立ったという話
護衛艦なら戦艦じゃなく巡洋艦で十分だし

51 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 08:08:31.83 ID:pPZI1MJ0.net
>>50
そうではないだろう?

対抗艦を作らせる労力を払わせているのだから、特に横綱の国は対称戦備で優越することを考えるし

つまり、日本は大和2隻を支払った代償に、米戦艦12隻、英戦艦6隻を払わせたんだ

君が担当者だったとして、アメリカが対抗戦艦が不要になった代わりに更にエセックス+20隻とかで攻めてきたら余計嫌だろ?

52 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 15:53:29 ID:e3g+IRuo.net
>>50
米英は日本の対称戦備なんかしていないし、空母を作ろうとしてすぐ出てくるものじゃない
アメリカが軍備改革をしてくれるならその分時間を稼げてありがたい
そもそも当時は軍備計画を公開してないけど

53 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 16:01:39 ID:UXSZBXYI.net
米戦艦は使えるかどうかより、建造費、維持費、人件費、これらを米陸海軍航空分野に回したほうがはるかに役に立ったという話
護衛艦なら米戦艦じゃなく米巡洋艦で十分だし

かな?
日本に限るとかはさすがに言わないだろうな

54 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 16:24:50 ID:e3g+IRuo.net
>>53
その通りだよ
ただアメリカは戦艦と航空の両方をやっても成立させる国力があったが、日本にはなかった
戦略だけ見れば日本がアメリカに劣っていたという話ではなく、国力を考えれば日本は勝つ戦略ではなかったという話
日本が航空中心に切り替えたからと言ってアメリカがすぐに切り替えてそれに追いつけるわけではないからね

55 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 18:49:01 ID:UXSZBXYI.net
なんだそりゃ
航空分野に回した方がはるかに役立つんじゃないの?

あと航空中心に切り替えるって具体的にどういうのを想像してるんだ?
まるでアメリカや日本は違うみたいに聞けるけど

56 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 18:49:02 ID:UXSZBXYI.net
なんだそりゃ
航空分野に回した方がはるかに役立つんじゃないの?

あと航空中心に切り替えるって具体的にどういうのを想像してるんだ?
まるでアメリカや日本は違うみたいに聞けるけど

57 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 19:13:44.64 ID:e3g+IRuo.net
>>55
だからそう書いてるでしょ、国力で劣る日本は戦略で先を行くしかない
航空中心は色々あるが、大西が大和に反対した時に中止するだけでも大きく違っただろうな
当時の政治的に無理な話ではあるが

58 :GF長官:2019/12/06(金) 20:22:23 ID:xTUtW/YY.net
>>50- こういう話は盛り上がるんだよなぁ
みんな、南雲の話をしようぜ!

59 :GF長官:2019/12/06(金) 20:39:24 ID:xTUtW/YY.net
>>41の続き

ミッドウェーのときも述べましたが、

こと日本海軍に関していえば、艦爆隊のみの攻撃であっても、
「飛行甲板を破壊して、発着艦能力を奪う・・・」云々といった
表面的な戦果ではなくて、

艦深部で爆発し、あわよくば機関に重大な損傷を与えよう
という、敵空母の”生命”を狙う本格的な攻撃です。

60 :GF長官:2019/12/06(金) 20:40:51 ID:xTUtW/YY.net
>>59の続き

今回は、計3発の250キロ爆弾が命中しましたが、
1発目は、

「敵の爆弾が、後部エレベーターの右舷側の前方に
初めて命中した。

そしてエレベーターの縦穴を12メートルも突き抜けて
爆発した。

その450キロのTNT火薬の威力で、ガンギャラリーと
三層の甲板が吹き込んだ」(同)p196

61 :GF長官:2019/12/06(金) 20:41:28 ID:xTUtW/YY.net
>>60の続き

1千ポンド爆弾を投下したことになっているのは、ご愛敬として、
「三層貫いた」ところから、通常爆弾だったことがうかがえる。

爆発の衝撃で、後部リフトは使用不能となりましたが、
艦内で爆発した箇所は、上等兵曹の居住区だったので、

火災が発生した程度で、機関部に与えた影響は少なかったと
思われます。

62 :名無し三等兵:2019/12/06(金) 23:59:54.47 ID:uWN2xKif.net
日本が大和級を作らなかったとすると基準排水料換算で翔鶴が追加で5隻作れます。嬉しいことですね!

しかぁーし、同様にアメリカはエセックス級が追加で15隻、
イギリスはイラストリアス級を追加で6隻作って対日戦へ投入できます。凄く嫌ですね!

正規空母比 日11(21.6%):米29:英11
(新旧戦艦比 日12(19.4%):米29:英21)

の史実のところが、新戦艦を空母に転換すると

正規空母比 日16(18.6%):米45:英25)
(旧戦艦比 日10(23.8%):米17:英15)

ますます勝負になりませぬ

63 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 00:04:34.32 ID:sjYPVjvg.net
>>62
建造ドックの数の問題があるからそんなに作れないので追加は二隻。

64 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 01:41:16.35 ID:Qu24CBNC.net
戦艦にしろ航空にしろ生産力があるほうが生産競争で勝てるのは分かりきったことだろ
問題はどれだけ早く航空に切り替えられるか、アメリカに先を越されたらどうしようもないが
アメリカは日本に比例して生産しているわけじゃないから日本が空母を増産したからといって即座に空母が作れるわけじゃないんだから意味のない比較だな

65 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 12:48:52 ID:Us7oycJ/.net
>>63
それは知っているが次の段階で、、、
横須賀工廠と呉工廠と三菱長崎と川崎神戸の4つしかないからねー、まー信濃用新設を加えて+1か

66 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 14:09:42.59 ID:sjYPVjvg.net
>>65
そうなると翔鶴型五・六番艦が竣工するのは19年半ばあたりになる。
戦況が史実通りなら載せる飛行機が無さそう。
何しろあ号作戦では二・三航空には旧式な零戦二一・三二型と九九式艦上爆撃機も
掻き集めて載せていたのだから。
爆戦も艦爆不足を補うためだし。

67 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 14:26:06 ID:Us7oycJ/.net
>>66
そこで駆逐艦の代替で陸攻ですよ!
価値の対価が等価であるか?

68 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 14:29:04 ID:Us7oycJ/.net
>>64
流石に何を作っているのかは詳細までは分からないけど、日本は新戦艦2隻を作っているのはわかるわけで

69 :GF長官:2019/12/07(土) 23:37:22.71 ID:CA9Jg8Ba.net
>>62- 搭載機が九六艦戦ばかりになりそう・・・

70 :名無し三等兵:2019/12/07(土) 23:49:00 ID:Us7oycJ/.net
>>69
96もそんなに生産していないからなー
しかし代用艦爆の爆装零戦や反跳爆撃が早期に実現しそうな感じ

71 :GF長官:2019/12/07(土) 23:53:02 ID:CA9Jg8Ba.net
日本もアメリカも、空母艦長ができる人材を揃えられますかねぇ

72 :GF長官:2019/12/07(土) 23:55:02 ID:CA9Jg8Ba.net
>61の続き

エンタープライズの図面やプラモデルなんかが手元にあると
わかりやすいですが、

ヨークタウン級の後部リフトというのは、
飛行甲板の艦尾ギリギリのところにあり、

艦中央部の機関部はもちろん、その後方にある弾薬庫からも
遠く離れています。

73 :GF長官:2019/12/07(土) 23:55:51.62 ID:CA9Jg8Ba.net
>>72の続き

それ故に艦内深部での爆発や、それに伴い発生した火災
によって、艦が重大な損傷を被ることは少ないでしょう。

ただし、後部リフトの真下には、舵があります・・・

74 :GF長官:2019/12/07(土) 23:56:44.01 ID:CA9Jg8Ba.net
>>73の続き

英語版wikiによると、
https://en.wikipedia.org/wiki/Battle_of_the_Eastern_Solomons

an armor-piercing, delayed-action bomb
「貫徹用に装甲され、遅延信管を装備した爆弾」
とあるので、通常爆弾とみなされます。

detonating below the waterline,
「吃水線下で爆発した」
当然ながら、艦尾の水線下には舵があります・・・
(大事なことなので二度言いました)

75 :名無し三等兵:2019/12/08(日) 16:56:10 ID:SH95gfUw.net
>>71
よく知らんのだが空母の艦長ってそんな養成が追いつかないくらい難しいのか?
勿論出世の順序とか階級とか無視して単純な仕事として見た場合だが
現代日本で漫画家で成功したり音楽家で一華咲かすよりも難しいか?

76 :名無し三等兵:2019/12/08(日) 17:35:12 ID:7Z/0/P8V.net
>>75
横川艦長みたいに忙しくなったときの処理ができるかどうか
航空参謀候補みたいな人は一人おいときたいよね

アメリカの司令部がない空母はどうだっけ?

77 :名無し三等兵:2019/12/08(日) 20:18:21 ID:cfG+ulNd.net
空母の艦長って航空機系出身がいいのか艦船系出身がいいのか難しいところだな
日本は空母はそんなに作らずに航空機を大量に作るだけでもよかったかもな
侵攻は難しくなるけど防衛に問題はないだろ、一方アメリカはその分大量の空母が必要になる
南方作戦以降はそれで守り固めて資源開発してればよかったんじゃね(てきとう

78 :名無し三等兵:2019/12/08(日) 23:35:00 ID:RNN9WMao.net
>>70
昔、三野正洋って人がカミカゼアタックをやるぐらいなら
爆装零戦でスキップボムをやるべきだったとか言ってたな。

79 :名無し三等兵:2019/12/09(月) 01:04:50 ID:716xwMcP.net
>>78
それは時系列が逆。201空はスキップボンビングの訓練をしてて捷号作戦に臨む予定
だったけどダバオ誤報事件で集結していた100機の零戦を地上で破壊された。
この損害によりスキップボンビングを諦めて特攻作戦実施の要因となったと言われてい
る。

日本ニュース232号に主翼下に増槽を懸吊した零戦が写っていた。
六二型の生産は19年10月から記録があるがそんなに早くフィリピンに持っていける
ものだろうか。
それとも別の画像と繋いで編集したのかな?

80 :名無し三等兵:2019/12/09(月) 12:58:33.24 ID:n8cWFyuh.net
別にスキップポミングでなくても緩降下爆撃でいけるよ
マリアナ沖では爆戦は(よくコピペされる文書の雰囲気と裏腹に)彗星と戦果も生還率も遜色ない
末期はその訓練すら追っつかなかったから特攻になっただけだし
昭和18年春に戦闘機の襲撃機的な運用を準備し始めた陸軍では
一式戦による爆撃で顕著な対艦対地攻撃の戦果を挙げている(それでも体当たりを併用したんだけど)
もっと早く海軍航空の主流が爆戦の潜在能力に気づいてれば、という観点から惜しかった

81 :名無し三等兵:2019/12/09(月) 16:09:35.31 ID:hZ3o1zJn.net
勝てない戦争を仕掛けて、こうすれば良かった、ああすれば良かったとか、
多少アメリカ人を史実よりは沢山殺したからと一体何なのか

開戦前はもっと積極的に戦争に反対すべきだろうし、
勝てると思っていたとしても中部太平洋艦隊司令長官として、
マリアナで小沢機動部隊が壊滅し、陸軍も壊滅した時点で、
全滅は時間の問題であり、戦争の行く末も見込無いのであるから、
軍民を取りまとめて降伏し、無用な死者を出さぬようにすべきである

戦陣訓などは陸軍刑法とは違うのである。
彼の最期の訓示では尽くすべき事を尽くして弾薬・資材も無いという事が
明らかなのに、日本男児の真骨頂などという、ただの農民や市民で
しかない一般兵に対してわけのわからない職業軍人の勝手な屁理屈を
押し付け、バンザイクリフ事件で代表されるような玉砕や自決を
させてしまった思想はもはや現代では受け入れる事は出来ないのである

南雲が勝手に悠久の大義などと言い出して自決せず、
降伏を命令していれば助かった者も多かったのではないだろうか

82 :名無し三等兵:2019/12/09(月) 18:03:45 ID:W6/8Lm0g.net
>>79
既存の零戦の改造で主翼下に増槽はやっている
主翼下増槽だから62型は早計

83 :GF長官:2019/12/09(月) 23:52:43 ID:g//k2XL7.net
>>75 よく知らないにしても、比較の対象が間違ってると思いますよ。

>>76 普段から、「水雷屋出身の素人」云々と物知り顔の評論家の方々なら、
いかに空母艦長が特別な職であることかを解説してくれるでしょう!

>>77 空母の艦橋は舷側に寄ってますから、にわか仕込みでは
難しいかもね。

84 :GF長官:2019/12/09(月) 23:53:04 ID:g//k2XL7.net
>>78 そんな簡単なものなら、当時の参謀も思いついたでしょうねぇ

>>79 ありがとうございます。そういう経緯があったのですか。
>主翼下に増槽を懸吊した零戦→>>82のようです。

>>80 緩降下の命中率ってどうなんだろう

>>81 ようやく、南雲長官の話題になったか・・・
と思ったら、民間人の扱いは難しいですね。

85 :名無し三等兵:2019/12/10(火) 00:00:18 ID:3JMk9Fdx.net
>>82
主翼の強化に懸架装置に燃料の配管工事を前線でできるんだ。
増槽は先行生産されていたのかな?

86 :GF長官:2019/12/10(火) 00:06:47 ID:DZ2FZ6AJ.net
>>74の続き

2発目は、1発目の直後、しかも、同じ後部リフト近くに被弾。

wikiには、ちょうど30秒後、1発目の被弾位置から15フィート
(4.6メートル)以内の位置とあります。

87 :GF長官:2019/12/10(火) 00:07:27 ID:DZ2FZ6AJ.net
>>86の続き

こちらは陸用爆弾のため、飛行甲板を突き抜け、
格納庫内で爆発。

過去スレで、アレ氏も指摘されていましたが、
飛行甲板が盛り上がってしまい、真珠湾帰投を余儀なくされた
原因となっています。

88 :GF長官:2019/12/10(火) 00:12:46 ID:DZ2FZ6AJ.net
>>87の続き

>>60に「ガンギャラリー」とある通り、後部リフトの両舷には
機銃座がスポンソンの形で張り出しているので、

陸用爆弾が命中した場合、その爆風と弾片により、
多くの機銃員たちが殺傷されました。

凄惨な現場となったことでしょう。

89 :名無し三等兵:2019/12/10(火) 18:40:07 ID:y1HGVRlJ.net
>>85
なんかさっきから思い込みとか先入観あるみたいだけど、
日本海軍における改造は本土で行われるのが基本なんだけど

90 :GF長官:2019/12/11(水) 22:26:47 ID:LEUfWasA.net
>>89 前線では、せいぜい小修理くらいですかねぇ

91 :GF長官:2019/12/11(水) 22:44:56 ID:LEUfWasA.net
>>88の続き

最後は、3発目。

「三発目の爆弾が命中した。
二発目の爆弾と同様に、この爆弾も触発信管を付けていたので、
飛行甲板で爆発した。

アイランドのすぐ後ろ、第二エレベーターの後ろの隅の右舷側である。
今回は、ビッグEはついていた。

92 :GF長官:2019/12/11(水) 22:45:54 ID:LEUfWasA.net
>>91の続き

爆薬は250キロで、しかも欠陥爆弾だった。

爆発力は弱く、爆弾の外殻は粉々にならずに大きな破片に
分かれて残った。

それでも飛行甲板には3メートルの穴が開き、
第二エレベーターは、使用不能になった」
             (『空母エンタープライズ』上巻)p200

93 :GF長官:2019/12/11(水) 22:46:43 ID:LEUfWasA.net
>>92の続き

文中にある通り、3発目も陸用爆弾で、
命中箇所は、中央リフト付近。

ヨークタウン級では、艦橋の後端付近にあります。
奇しくも、今回の命中弾は、すべてリフト付近に当たっていますね。

94 :GF長官:2019/12/11(水) 22:48:40 ID:LEUfWasA.net
>>93の続き

前スレでも紹介しましたが、陸用爆弾は弾体強度に不安があり、

>「昭和15年2月15日の文書には、25番陸用爆弾は、
>瞬発信管をつけないと硬いものに当たったとき壊れてしまう、
>と注意を促している」(『日本海軍の爆弾』兵頭二十八/著)p59
>
>つまり、陸用爆弾だと命中したときの衝撃に弾体が耐えきれず、
>信管が作動する前に、爆弾そのものが壊れてしまって不発や
>不完爆になる懸念があったということです。
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/915

95 :GF長官:2019/12/11(水) 22:49:13 ID:LEUfWasA.net
>>94の続き

今回中央リフト付近に命中した陸用爆弾は、
防御甲板に当たったわけではありませんが、
それでも不完爆が起きてしまっている。

当初から指摘されていた懸念が、現実化してしまったわけですね。

96 :GF長官:2019/12/12(木) 20:29:26 ID:WApxYEVM.net
>>95の続き

当時、エンタープライズには3名のカメラマンが乗艦しており、
この3発目の爆発の瞬間が、写真におさめられている。
>>74

本人は死亡したそうですが、爆発の衝撃でシャッターが
切られたとか。

97 :GF長官:2019/12/12(木) 20:35:08 ID:WApxYEVM.net
[エンタープライズ被弾箇所]

                     ┏━━┓
   後部リフト   中央リフト  ┃    ┃     前部リフト
   ?↓      ? ↓    ┃     ┃       ↓
┏━★━━━━━★━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━┓
┃                                         ┃
┃  ★?                                  ┏┛
┗━━━┓                               ┏┛
   舵  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

98 :GF長官:2019/12/12(木) 20:50:31.77 ID:WApxYEVM.net
明日は、上京してくるのでお休みします。

現在、アメリカの方では
映画「ミッドウェイ」が公開中だとか。

ヘンリー・フォンダがニミッツ提督を演じた1976年版は
ガース大佐など架空の人物設定でしたが、今回は
史実に基づいたものらしい。
(エンタープライズSBD隊のベスト大尉が主人公?)

ちなみに南雲長官役は、國村隼氏。
いわゆる”優柔不断で、無能指揮官”のようだ。

99 :GF長官:2019/12/12(木) 20:51:11.38 ID:WApxYEVM.net
旧作は、戦闘経過が史実に忠実で、
南雲長官も優秀な指揮官として描かれていたので、
お気に入りで、DVDも持っているのですが・・・

https://www.youtube.com/watch?v=l9laReRAYFk
予告編を見る限り、”娯楽映画”のようですな。

来年日本公開予定です。
楽しみに待ちましょう!

それではノシ

100 :名無し三等兵:2019/12/13(金) 10:45:21 ID:oYPLKape.net
>>7
この時に南雲長官は何を根拠に敵空母出現と判断して臨戦態勢をとり、誤認した理由は何だったの?

101 :GF長官:2019/12/13(金) 23:05:38.03 ID:/ctLrsOn.net
ただいま戻りました。

今回の行き先は、新橋にある航空会館
その中に図書室があって、航空関係の資料が揃っています。

そこで、ずっと探していた「戦前のジェーン航空年鑑」を
ようやく見つけました。
なんと1920年から揃っています。

102 :GF長官:2019/12/13(金) 23:07:11.82 ID:/ctLrsOn.net
>>101の続き

そもそものきっかけは、過去スレの中で、
即時発進を却下した南雲司令部の判断について、

「当時入手していた敵空母の位置は、味方からまだ約210浬
離れている。従って、敵の艦爆や艦攻は味方まで届くだろうが、
艦戦は航続力不足で付いてこられないであろう」(公刊戦史p290)

この源田参謀の回想です。
当時、米空母機の航続距離は、どのように認識されていたのか、
まず、ジェーン年鑑にどう書かれていたのかを知りたいという
ところからでした。

103 :GF長官:2019/12/13(金) 23:08:41.21 ID:/ctLrsOn.net
>>102の続き

早速1940年版を見ると、
まず、グラマンF4F−3は、機体寸法やエンジン出力など
詳しい諸元が掲載されており、注目の航続距離は、
1150浬となっている。p193c

ざっと三分の一を作戦行動半径として、380浬程度
十分ですね・・・

まぁ、これは公表値で、”実力”を表しているかどうか。
例えば日本海軍の蒼龍飛龍は、基準排水量1万トンと書いてます。

104 :GF長官:2019/12/13(金) 23:16:35.97 ID:/ctLrsOn.net
>>103の続き

ちなみに、ダグラスSBDは、「詳細情報無し」
TBDはエンジン出力が850HPなことくらいで、
「これ以上の情報は公表されていない」とあります。p185c

マーク・スティル/著の『日本海軍空母VS米海軍空母』
(オスプレイ対決シリーズ3)では、

「F4Fの航続距離720浬、有効作戦行動半径175浬」(p29)
とあるので、確かに源田参謀の回想通り、210浬離れていれば、
”付いてこられない”ですね。

他の情報源から、つかんでいたのかもしれません。

105 :GF長官:2019/12/14(土) 10:51:10.38 ID:yamxZFEd.net
>>100 ゲショ氏は多忙のようなので、
代わりにお答えしますと、
詳細は>>6の通り、前スレにあります。
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/672

昭和17年3月2日、蘭印ジャワ攻略支援のため、
チラチャップ攻撃(4日予定)のとき、

伊7潜が、付近で飛行機(敵味方不明艦上機)1機の制圧を
受けたことから「空母を含む敵艦隊が行動中」と判断し、
索敵計画を変更し、攻撃隊の準備を指示。

106 :GF長官:2019/12/14(土) 10:52:20.70 ID:yamxZFEd.net
>>105の続き

3日朝から艦攻11機で索敵を行ったが、敵を見ず。
敵空母は居ないと判断して、4日は予定通り、
チラチャップ攻撃に移っています。

つまり、附近海面の友軍潜水艦が飛行機からの攻撃を受けた
ことから、「敵空母行動中」と判断し、索敵計画、攻撃準備など
柔軟に対応した、ということですね。

107 :GF長官:2019/12/14(土) 21:33:47 ID:j6SL0Q9N.net
>>97の続き

第二次ソロモン海戦では、艦爆のみでエンタープライズを攻撃し、
爆弾命中3

そのうち2発は陸用爆弾で、偶然にもリフト付近に命中したため、
爆発時の衝撃により、中央リフトと後部リフトとは、ともに使用不能
となった。

108 :GF長官:2019/12/14(土) 21:34:59 ID:j6SL0Q9N.net
>>107の続き

つまり、飛行甲板の位置から動かなくなった。
着艦については、通常通り、収容した機体を前部リフトから格納庫へ
下ろすことになるのですが、

次の攻撃隊を準備する場合は、全機を全部リフトから飛行甲板に
上げ、それを艦尾側まで押して行って整列させねばなりません。

これはかなり手間のかかる作業ですよね。

109 :GF長官:2019/12/14(土) 21:35:48 ID:j6SL0Q9N.net
>>108の続き

艦爆隊の攻撃による効果と言うと、普通は
「飛行甲板に”穴を開けて”、発着艦能力を奪う」
といったように語られることが多いですね。

米空母のダメコン能力をもってすれば、開いた穴は、比較的
短時間で塞ぐことができますが、洋上で停止したリフトを
修理することは難しいでしょう。

110 :GF長官:2019/12/14(土) 21:36:10 ID:j6SL0Q9N.net
>>109の続き

先に紹介した通常爆弾による機関部の損傷についても
そうですが、ひとつひとつの戦闘経過を追っていくと、

艦爆による空母攻撃が、侮れない破壊力と有効性を
持っていることが分かってきました。

111 :GF長官:2019/12/16(月) 23:30:51.65 ID:cP9wjKCG.net
>>110の続き

そして1発目の通常爆弾です。

珊瑚海でも、ミッドウェーでも、恐ろしいまでの破壊力を
発揮した通常爆弾ですが、今回はどうだったのでしょうか。

112 :GF長官:2019/12/16(月) 23:31:59.51 ID:cP9wjKCG.net
>>111の続き

まず、>>97図の通り、
命中箇所が艦尾だったので、艦中央にある機関部や
煙路などの関連施設を損傷させることはなかった。

それ故にエンタープライズは、機関停止や速力低下に
陥ることはなかった。

113 :GF長官:2019/12/16(月) 23:32:41.61 ID:cP9wjKCG.net
>>112の続き

艦内各所で発生した火災は消し止められ、
飛行甲板の穴は塞がれた。

3発の爆弾命中から1時間後には、
エンタープライズの復旧は、おおむね完了し、
飛行機隊の収容を開始した。

さすがはビッグE
やはり魚雷を命中させないと、致命傷には至らないのか!

114 :名無し三等兵:2019/12/17(火) 20:34:58.29 ID:R7AAY3qB.net
珊瑚海で被弾損傷した翔鶴とミッドで小林隊を受けて消化中のヨークタウンの写真みたら
ダメコン云々関係なく翔鶴の方が壊れ過ぎなんだよな。やはり99式艦爆の250kg爆弾は威力不足だったのでは?

115 :GF長官:2019/12/17(火) 22:44:21.64 ID:MqV290/Y.net
>>114 そうですね。「爆弾の威力」を炸薬量で比較してみると、
(日)25番陸用爆弾:96kg
   25番通常爆弾:56kg
(米)500ポンドGP爆弾:146kg

単純に比較しても、米爆弾の方が1.5倍の炸薬量の違いがあるので、
九九艦爆の爆弾は威力不足というのは、間違っていないかと。

116 :GF長官:2019/12/17(火) 23:20:42 ID:MqV290/Y.net
>>113の続き

ところが、このままでは終わらなかった。

着艦作業の途中、なんと、エンタープライズの舵が
動かなくなったのです。

117 :GF長官:2019/12/17(火) 23:21:43 ID:MqV290/Y.net
>>116の続き

通常ならば、着艦時は艦は直進しなければなりませんが、
艦長は、エンタープライズの航跡が徐々に曲がっていることに
気が付き、舵の修正を命じたところ、

突然、取舵いっぱいとなり、次に面舵いっぱいまで振り切れ、
最後は面舵20度まで戻ったところで、停止してしまった。

118 :GF長官:2019/12/17(火) 23:22:31 ID:MqV290/Y.net
>>117の続き

この影響で、飛行甲板上の一部の機体が、横滑りして
海上に落ちそうになり、

右舷側に居た駆逐艦バルクが、衝突を回避するため、
全速でエンタープライズの前に出た。

その間も、彼女はゆっくりと右まわりに旋回を続ける。
着艦を待っていた機体はサラトガの方へ回された。

これはピンチ!

119 :名無し三等兵:2019/12/18(水) 16:41:53 ID:zyf0uxzu.net
>>114
そりゃ日本側は遅延信管と着発信管だしなあ
遅延は当然として、着発信管も遅延程でないにしろ飛行甲板は米側よりかは当然壊れにくい

120 :名無し三等兵:2019/12/18(水) 16:52:44.09 ID:3aQsBYXF.net
>>114
加えて密閉格納庫だから爆風で飛行甲板が吹き上げられてあの惨状。
それを考慮して格納庫側壁は吹き飛ばされやすいように薄く作られてはいたが巧く
いかなかった。

121 :名無し三等兵:2019/12/18(水) 18:27:47 ID:3khut2TH.net
>>115
単純に炸薬量なら
25番陸用爆弾 149kg
98式25番陸用爆弾 96kg
で古い陸用爆弾の方だったなら米爆弾に匹敵することになるな

122 :GF長官:2019/12/18(水) 22:38:06 ID:22+WS94u.net
>>119 見た目の派手さは、やはりアメリカ側か

>>120 翔鶴型は、壁の強度をわざと弱くつくっておいて、
爆発の衝撃を横に逃がす設計だったのが、うまく機能しなくて、
上に吹き抜けてしまったようですね。

>>121 古い方は、ちゃんと爆発するかなぁ・・・

123 :GF長官:2019/12/18(水) 22:53:36.08 ID:22+WS94u.net
>>118の続き

どうして、舵が故障してしまったのか。

ヨークタウン級の操舵機構は、
舵の前方にある操舵機関室が重要な役割を果たします。

艦橋からの操舵命令は、この操舵機関室に伝えられ、
電気モーターが作動して、油圧で舵を動かす仕組みです。

124 :GF長官:2019/12/18(水) 22:54:09 ID:22+WS94u.net
>>123の続き

「最初の爆弾が、右舷ガンギャラリーの後ろを破壊し、
下へ伸びている換気用シャフトを砕いて、艦体から引き離し、
飛行甲板の所で穴を開けた。

そして方向を変えて、更に甲板三つ突き抜けて爆発し、
エレベーター機械室、上等兵曹の居住区を含む
操舵機関室の上と前の区画を破壊した」
             (『空母エンタープライズ』上巻)p210

125 :GF長官:2019/12/18(水) 22:56:37 ID:22+WS94u.net
>>124の続き

つまり、一発の通常爆弾(>>97)が命中したとき、
艦深部で爆発した結果、操舵機関室の周囲の区画を破壊。

その結果、電気モーターを冷却するための通風路が塞がれてしまい、
温度が上昇し、停止してしまったのです。

126 :GF長官:2019/12/20(金) 22:37:37.99 ID:ffhWFjjv.net
>>125の続き

このままでは、敵の第二次攻撃を回避することも
ままならず、戦場からの離脱も不可能です。

『空母エンタープライズ』によれば、
主任機関兵曹長のウイリアム・アーノルドスミスらが
中心となって、操舵機関室に突入し、

75度という室内温度の中で、モーターを修理し、
再び操舵機能を回復した、とあります。

127 :GF長官:2019/12/20(金) 22:37:49.14 ID:ffhWFjjv.net
てすと

128 :GF長官:2019/12/20(金) 22:39:56.54 ID:ffhWFjjv.net
>>125の続き

このままでは、敵の第二次攻撃を回避することも
ままならず、戦場からの離脱も不可能です。

『空母エンタープライズ』によれば、
主任機関兵曹長のウイリアム・アーノルドスミスらが
中心となって、操舵機関室に突入し、

75度という室内温度の中で、モーターを修理し、
再び操舵機能を回復した、とあります。

129 :GF長官:2019/12/20(金) 22:41:31.55 ID:ffhWFjjv.net
>>128の続き

それは、舵が故障してから、約40分後のことだった。
こうしてビッグEは窮地を脱することができた。

一般に、第二次ソロモン海戦では、
艦爆隊のみの攻撃で、雷撃を伴わなかったことから、
中途半端な戦果で、エンタープライズを逃がしてしまったと
思われがちですが、

130 :GF長官:2019/12/20(金) 22:42:27.42 ID:ffhWFjjv.net
>>129の続き

実際の経過を振り返ると、ここでも改めて
通常爆弾の破壊力の大きさを知らされますね。

防御甲板を貫通できなくとも、艦深部での爆発は
機関や舵などの重要区画に損傷を与え、
船の”生死にかかわる”事態を引き起こす効果があるのです。

131 :GF長官:2019/12/20(金) 22:44:11.36 ID:ffhWFjjv.net
すみません、書き込みエラーが出たと思ったら、
ちゃんとできていましたね・・・orz

132 :GF長官:2019/12/21(土) 21:40:04 ID:dHKHvDLj.net
>>130の続き

さて、舵が復旧したから良かったものの、
もし操舵不能の状態で、日本軍に攻撃されたら、
大変なことになっていたでしょう。

そして、その大変な事態が起こり得たことを
史実の経過が示しています。

133 :GF長官:2019/12/21(土) 21:40:54 ID:dHKHvDLj.net
>>132の続き

南雲長官は、第一次攻撃隊発進の1時間後、
1400時に、第二次攻撃隊を発進させます。

第二次攻撃隊(高橋定大尉)
艦戦9
艦爆27

今回も、艦攻は含まれず、
第三艦隊の新戦策>>33
「まず艦爆で敵空母の機能を喪失させ、艦攻の雷撃で撃沈する」
を反映した編制ですね。

134 :GF長官:2019/12/21(土) 21:41:46 ID:dHKHvDLj.net
>>133の続き

ところが・・・

「1400時の敵の位置を、
南緯9度30分・東経163度20分、針路130度・速力20節
として、1600時の予想位置を推定し、進撃進路を150度とした。

1543時、予定地点に到達したが、敵を見ず、
日没(1612時)まで捜索したが、遂に発見できなかった」
                            (公刊戦史)p571

むぅ、残念!

135 :名無し三等兵:2019/12/23(月) 20:51:20 ID:mWSdFDuO.net
>>134
敵空母を求めて1時間半飛んだら日没まで30分しかない。帰ってくるの夜じゃん。
この日はこれ以上攻撃隊を飛ばせないよね。
夜の間は敵艦隊を見失うのだからこの時間の攻撃なら艦攻を飛ばして
雷撃で大損害を与えて動きを止めるという決断もありなのかな?

136 :名無し三等兵:2019/12/24(火) 15:09:02.65 ID:phJMRcf4.net
一次攻撃隊と二次攻撃隊を時間差で出した意義ってなんなんだろう
一気に出してれば艦爆でエンプラもサラトガも発着不能にして
第二次攻撃隊で止め刺せそうな気がする

137 :名無し三等兵:2019/12/24(火) 15:10:46.81 ID:phJMRcf4.net
あるいは、既に撃破したエンプラを仕留めるために艦攻もさっさと向かわせないのかな
日没まで待ったのは寧ろ夜間雷撃で損害を少なくしなかったか?

138 :GF長官:2019/12/25(水) 00:26:58 ID:SvP5XoDp.net
>>135 そうなんです。
この日は第一段索敵で敵を発見できなかったことで、
午後からの第一次攻撃になってしまいましたからね。

>>136 おそらく、確実な索敵情報ではなかったので(>>13
いっぺんに出して空振りに終わる危険を考慮してのことかと。

>>137 艦爆隊の戦果を確認してから出すつもりだったんですかねぇ

139 :名無し三等兵:2019/12/25(水) 17:00:00 ID:ure4wVO+.net
>>138
索敵情報前からそれは決めていたことだから、索敵情報は無関係だよ
そういうのは想像してあれこれ考えちゃうと間違った想像しやすい

140 :名無し三等兵:2019/12/26(木) 02:03:09 ID:4ifzE2uT.net
>>139
第一次と第二次の攻撃隊を1時間差というのは
悪い意味でのミッドウェーショックの影響なんだろうか?

141 :名無し三等兵:2019/12/26(木) 06:44:42.92 ID:fK5lyiJM.net
>>140
第一次と第二次の攻撃隊は1時間くらい間隔があくもの

142 :sage:2019/12/26(木) 12:06:56 ID:i5D03a5v.net
>>141
それは甲板に飛行機が並びきらない場合
第二次ソロモン海戦の場合、第一次攻撃隊と第二次攻撃隊を合わせても同時に発進できる

143 :GF長官:2019/12/27(金) 21:31:58 ID:h40TWuyi.net
>>139 ありがとうございます。
「決めていた」というのは、時間差で出すことを決めていた
ということですか。敵情も分かってないのに?

>>140 格納庫から出して甲板に整列させていれば、
一時間くらいはかかるでしょう。
 

144 :GF長官:2019/12/27(金) 21:32:39 ID:h40TWuyi.net
>>141 そうですね。しかも第一次攻撃隊発艦直後に
翔鶴が、エンタープライズの索敵SBD(2機)の急降下爆撃を
受けて混乱していますから。

結果は命中しなかったからよかったけど、また
ミッドウェーの再来になっていたかも・・・

>>142 艦戦9機+艦爆27機なら、真珠湾のときと同じですから
同時発艦自体は可能ですよね。

145 :GF長官:2019/12/27(金) 21:41:13.05 ID:h40TWuyi.net
[第二次ソロモン海戦]


┃                △米機動部隊
┗┓               (南緯8度30分・東経163度30分)
  ┃
  ┗┓
    ┃
    ┗┓
      ┃
      ┗┓
        ▼第二次攻撃隊
        ↓(高橋定大尉)


            ×索敵報告位置
             (南緯9度30分・東経163度20分)

146 :名無し三等兵:2019/12/27(金) 21:44:08.12 ID:3AlK4H59.net
>>144
翔鶴・瑞鶴の二隻からその機数?

147 :GF長官:2019/12/27(金) 21:51:21.68 ID:h40TWuyi.net
>>145の続き

会敵がかなわなかった主な原因は、
索敵情報が間違っていたからですが、

上図の通り、実際の米空母の位置より
西に10分、南に1度ずれていた程度で、
距離にすれば60浬ほど。

148 :GF長官:2019/12/27(金) 21:52:22.81 ID:h40TWuyi.net
>>147の続き

当時、エンタープライズは舵が故障して
旋回を続けていた頃ですが、

「しばらくして、レーダーの報告が艦橋に届いた。
”敵味方不明機の編隊、方位270度(真西)、距離80キロ(43浬)”

30機の九九艦爆機から成る翔鶴と瑞鶴の第二次攻撃隊だった」
                    (『空母エンタープライズ』上巻)p209

149 :GF長官:2019/12/27(金) 21:53:04.36 ID:h40TWuyi.net
>>148の続き

通常、晴天時の視程は30浬程度ですが、附近を少し捜索すれば
発見できたと思われます。実に惜しい!

「翔鶴と瑞鶴の第二次攻撃隊は、間違いをおかした。
エンタープライズが攻撃には無力な状態でいる間、
日本の急降下爆撃機は、80キロ離れたところを南東へ飛んでいった。

150 :GF長官:2019/12/27(金) 21:53:28.62 ID:h40TWuyi.net
>>149の続き

それからレーダーには、その編隊が引き返してくるのが映り、
やがて消えていった。

もし日本の編隊が北西ではなく、北へ向かって引き返していたなら、
10分後にはビッグEの真上に来ていただろう」p214

151 :GF長官:2019/12/27(金) 21:57:10.60 ID:h40TWuyi.net
>>146 いえ、1隻あたりの話です。
第一次攻撃隊 艦戦9+艦爆27(>>32
第一次攻撃隊 艦戦9+艦爆27(>>133

史実では二度に分けていますが、
数字から言えば、同時発艦も可能だったということですね→>>142

152 :名無し三等兵:2019/12/28(土) 16:14:05 ID:juFD9MOE.net
>>144
南太平洋で瑞鳳がやられたように米艦爆の索敵爆撃って結構凶悪だよね。

一次二次での1時間差での艦爆発進は機数だけでみれば一度に飛ばせる数なんだけど、
最初から分けて飛ばす予定だったのか?
それとも準備中に敵索敵機にみつかったため飛ばせる機体だけすぐ発進させたのか?

153 :名無し三等兵:2019/12/28(土) 22:28:16.66 ID:mdpuNKQY.net
どうせ隊長が下痢便でトイレに籠っていつまでも出て来なかったとか
そんな下らん理由だろうな

天皇は現人神などとわめいて、わけのわからない宗教を振り回し、
やってる事はオウムやイスラム国と大差ないような卑怯で間抜けなクソジャップが
世界の警察アメリカ様に勝てるわけがねえよ
日本人以外の一体誰が天皇を崇めろとかいきなり言われて納得するんだよ

154 :GF長官:2019/12/28(土) 22:41:16.61 ID:A77wNixe.net
>>152 そうなんです。
>索敵爆撃って結構凶悪だよね。
日本側が同じことやったら、兵力の分散やら、
敵にこちらの存在を気付かせた愚かな行為やら、
色々言われそうだけど・・・

>最初から分けて飛ばす予定だったのか?
敵が二手に分かれているという判断なら、それもありですがねぇ

>>153 それは、きんぺーちゃんのことですかな

155 :GF長官:2019/12/28(土) 23:15:28 ID:A77wNixe.net
>>150の続き

このように、索敵位置がずれていたとは言うものの、
40浬程度なら、航空戦においては許容範囲と言えます。

公刊戦史で指摘されているのは、
「これが原因は、主として通信不良に起因するものであった」p571

156 :GF長官:2019/12/28(土) 23:16:17 ID:A77wNixe.net
>>155の続き

さらに「大東亜戦争戦訓」によると、

「列機ノ殆ド大部ハ完全ニ受信シ居リタルモ、翔鶴指揮官機ハ
受信洩レ多ク、又瑞鶴指揮官機ハ、敵機動部隊ノ地点ヲ誤受信
スル等、不良状況相当重ナリテ遂ニ敵ヲ逸セリ」

157 :GF長官:2019/12/28(土) 23:17:07 ID:A77wNixe.net
>>156の続き

母艦から敵艦位に関する最新情報が発信されたのだが、
どうやら指揮官機だけが受信できていなかったようだ。

ミッドウェー海戦では、第一次攻撃隊(小林艦爆隊)の帰投と
第二次攻撃隊(友永雷撃隊)の発艦が重なりましたが、

小林隊の機体から報告球を飛行甲板に落して、
敵位置の修正情報を伝えたと言われます。

158 :GF長官:2019/12/28(土) 23:19:08.30 ID:A77wNixe.net
>>157の続き

今回それを阻んだのは、通信状況の不良で、
この戦闘中だけではなく、前後数日間継続していたようで、
前日も通信不良のために前進部隊と連携がとれなかったり、

また、アメリカ側も悩まされていたようです。
お天道さまにはかなわないか。

159 :名無し三等兵:2019/12/28(土) 23:48:26 ID:mdpuNKQY.net
途中からは攻撃隊出撃させる度に船のレーダーで
位置だけでなく高度もバレバレで迎撃機に待ち伏せされて大損害
飛行機が全滅してただの板になってから余裕で反撃されて船も沈没

この時代は船に高性能なレーダー積めても飛行機には積めないんだから
空母戦は先手を取ればいいとかいう思想そのものが実は大ウソ

卑怯で間抜けなクソジャップどもはミッドウエーで直上急降下で空母4つが
沈んだのを用意した航空兵力の不足や哨戒の技術の不備と思わずに先手取ることが
勝つことだと勘違いしたわけだ

160 :名無し三等兵:2019/12/29(日) 00:50:31.57 ID:0jNDSIki.net
>>153
そりゃあ白人黒人メキシコ人プエルトリコ人から見れば天皇なんてただのオッサンw
たかが人間の分際で現人神を詐称している惨めさが悲しいだけw

日本が鎖国やっていた時は自分たちだけで自己満足に浸っていれば良かったけれども、
開国して国際社会と向き合ってみたら、そんな滑稽なことをしていると気付かされて、
精神が不安になって遂には発狂してしまい、その結果やらかしたのが
はなから負けるとわかっていた太平洋戦争ですからw

161 :名無し三等兵:2019/12/29(日) 10:04:14 ID:cnpaG0T2.net
.
.
.
.
遣ってみて! 見せてやらねば!!

.
.
       ヽ〃   真珠湾奇襲プシュ!    
      ( _)
       | |  シコシコ・・・ シコシコ・・・
       | | /⌒⌒⌒ヽ/~ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ     
     /⌒ヽ⌒ヽ___   |  ∴ヽ  3  )
     /  ゝ      |
    /  _  ゝ___)(9     (` ´) )j
   /  丿ヽ___,.───|彡ヽ ―◎-◎-| ハァハァ… 人は動かじ
  /   )           (彡       |
 / _/           \____/

山本五十六を賛美して毎回射精w 

ホラ吹きジジイ 自称歴史探偵団www
 半藤一利wwww

162 :GF長官:2019/12/29(日) 20:18:33 ID:AQBm4JRS.net
>>159 まぁ、一方的に敵に攻撃されるばかりで、
こちらは敵の位置も把握できていない、というのは、
相当にまずい戦さのやり方ですよね、タワーズさん?

>>160 江戸時代は禁中並びに公家諸法度というのがありましてな、
お前ら学問だけやってりゃええんじゃ、政治に口出すなよ(意訳)

>>161 今年もお世話になりました。よいお年を

163 :名無し三等兵:2019/12/29(日) 20:22:54 ID:KNBTEJGb.net
>>159
当時のレーダーって高度が測れたっけ?

164 :GF長官:2019/12/29(日) 20:51:51 ID:AQBm4JRS.net
>>158の続き

この通信不良について、
アメリカ側は、さらに混乱していたようで、

「2機のエンタープライズのSBDが日本の空母を見つけて、
フレッチャーに報告を打電した。

しかしアメリカ側の通信は、ひどくお粗末だった。
電波は、激しい空電と、パイロットの無用のおしゃべりでふさがれ、
提督は一時間以上たつまで触接の報告を、全く受け取らなかった」
         (『太平洋の試練』イアン・トール/著)第三巻p136

165 :GF長官:2019/12/29(日) 20:53:25 ID:AQBm4JRS.net
>>164の続き

空電とは、日本側にも共通する電波状況の不良ですが、
パイロットのおしゃべりの方は、解説が必要でしょう。

米飛行機が、良好な機上無線を装備していたことは有名ですが、

「エンタープライズの戦闘機管制官(FOD)は、無線交信網が
”見ろ、一機墜ちたぞ””ビル、どこにいる?”といった
味方パイロットたちのおしゃべりで混雑している中で、
必死に彼らに意思を伝えようとした。

166 :GF長官:2019/12/29(日) 20:54:05 ID:AQBm4JRS.net
>>165の続き

アーサー・デイビス艦長は、こう述べている。
”電波は、こうした不要の通信でいっぱいだったので、
パイロットたちを黙らせようと何度もやってみたが
我が軍の戦闘機には、ほとんど指示が届かなかったし、
戦闘機管制官も、ほとんど情報を受け取っていなかった”」

”良好すぎる”無線ならではの弊害と言えますね。

167 :GF長官:2019/12/29(日) 21:08:23 ID:AQBm4JRS.net
>>163 ミッドウェーまでのCXAM-1レーダーは、高度探知機能が
ありませんでしたが、改良型のSCレーダーから付加されました。

ソロモンではどっちだろう?

168 :名無し三等兵:2019/12/30(月) 12:42:23.98 ID:qr63oucu.net
>>164
サラトガ隊は別行動中の龍嬢を撃沈したけどエンタープライズ隊は何をしてたんだろ?
日本空母が二手に別れてると判断して本隊発見の報告があるまで母艦待機かな?

169 :GF長官:2019/12/30(月) 21:16:25.18 ID:gzT23Dd7.net
>>168 エンタープライズは索敵機が翔鶴を見つけたので、
攻撃隊を発進しましたが、機動部隊本隊までたどり着けずに、
前進部隊(近藤長官の第二艦隊)を攻撃して、千歳に至近弾のみ
となっています。

東部ソロモンだけじゃないですが、米空母は出した攻撃隊の
半分しか、目標に到達できないというお粗末な航法ですね。

170 :GF長官:2019/12/30(月) 21:32:20.98 ID:gzT23Dd7.net
>>166の続き

もうひとつは、”残り時間”も関係していると思われる。
既述のとおり、本海戦では、第一段索敵では敵情を得られず、>>12

第二段索敵で、ようやく敵空母を発見したため、
第一次攻撃隊の発進時点(1255時−東京時間)で
すでに午後となっており、

171 :GF長官:2019/12/30(月) 21:33:19.93 ID:gzT23Dd7.net
>>170の続き

第二次攻撃隊が発進した1400時というのは、
現地時間で1600時に当たり、
日没が東京時間で1612時(現地時間1812時)に
なるので、あと2時間程度しか残されていない。

何もなくても、帰投は日没後となり、
夜間収容が前提となる出撃です。

172 :GF長官:2019/12/30(月) 21:34:02.45 ID:gzT23Dd7.net
>>171の続き

実際、第二次攻撃隊は、戦闘をせずにそのまま母艦に
帰り着きましたが、帰投時刻は1820〜2020時と分散し、
4機が未帰還となっていますね。

これが午前中の話なら、高橋隊長も、周囲を捜索する余裕が生まれ、
エンタープライズに第二撃を食らわしてやれたかもしれません。

173 :GF長官:2019/12/31(火) 19:40:20.61 ID:b3qpVPF5.net
>>172の続き

第二次攻撃隊が帰投して、双方が避退したため、
第二次ソロモン海戦は集結しました。

一般に艦攻の雷撃を伴わない、今回の攻撃は中途半端な印象を与え、
wikiには、村田少佐の言葉が紹介されています。
「艦爆ばかり出したから、折角やっつけた空母を逃がしたね」

174 :GF長官:2019/12/31(火) 19:41:00.35 ID:b3qpVPF5.net
>>173の続き

特に米空母のダメコン能力が優れていることから、

「ヨークタウン級が前半の諸海戦で、相当な強靭さを発揮してるのは
開放式格納庫の優位性や、米海軍の優れたダメージコントロール技術
と同時に、

この時期の日本海軍が多用した250kg爆弾の打撃力が不足していた
ためである」
      (『世界の艦船米空母ヨークタウン級』小高正稔/著)p119

175 :GF長官:2019/12/31(火) 19:45:09.53 ID:b3qpVPF5.net
>>174の続き

ここで指摘されているとおり、25番では防御甲板を貫通することは
出来ていません。
しかし、だからと言って「打撃力不足」とは思いませんね。

4層の甲板を貫いて、防御甲板まで届く貫徹力を持つ通常爆弾の
威力は、機関部に少なからぬ損傷を与え、

それ以外にも煙路の破壊や、発電機の損傷による電力喪失、
さらには舵機の故障、リフトの停止など
艦の死命に直結する戦果につながることが明らかになりました。

176 :GF長官:2019/12/31(火) 19:46:50.99 ID:b3qpVPF5.net
>>175の続き

もちろん、雷爆同時攻撃が理想ではありますが、
艦爆隊のみの攻撃隊が、「飛行甲板に穴を開ける」程度の
一時的な打撃を与えるものではなく、

”本気で敵艦を沈めに行く”性格の攻撃と言う方が近いでしょう。

何かと批判を浴びがちな、日本海軍の兵器開発思想ですが、
ここは高く評価すべき点だと、本職は考えています。

177 :GF長官:2019/12/31(火) 20:00:55.38 ID:b3qpVPF5.net
紅白も始まったところで、大納会といきましょう。

住人のみなさまには、本年も大変お世話になりました。
東雲長官も戻って来てくれたことだし、長く続けていると
良いこともあるもんです。

いろは47文字で始めたスレも38代目
一年でだいたい3〜4スレを消費するので、
残り3年といったところか・・・確実に終わりませんなw

まぁ、その時になったら考えるとするかな。
みなさま、良いお年をノシ

178 :名無し三等兵:2019/12/31(火) 22:11:54.33 ID:mS/S2qoI.net
>>169
それ航法の問題か?
索敵機が正確な位置を報告して攻撃隊を飛ばしても
空母にたどり着く前に前衛艦隊がいて千歳はシルエットから空母に誤認されやすいから
報告にない別の空母だと攻撃目標にされたのかもしれないやん。

179 :GF長官:2019/12/31(火) 23:12:56.58 ID:b3qpVPF5.net
>>178 前進部隊は、機動部隊本隊の50浬以上前方に居たのだから、
索敵報告が正確ならば、別部隊だと気付くべきかと。

まぁ、日本側の第二次攻撃隊と同じく、日没が迫っていたので、
付近を捜索する余裕はなかったでしょうが、
基本的には航法の問題ですね。

それでは良いお年をノシ

180 :名無し三等兵:2019/12/31(火) 23:52:33.29 ID:LiLvNmMP.net
いずもが間に合っていれば

181 :名無し三等兵:2020/01/01(水) 12:46:09.63 ID:FYQ7aJS2.net
難病の人でも生きるのに必死なのに健康な若者を詰まらん事で殺し合いさせるなよ
戦争反対!

182 :名無し三等兵:2020/01/01(水) 16:57:00.10 ID:lmGgQdgS.net
ガ島司令部には腐るほど米があったらしい

183 :名無し三等兵:2020/01/01(水) 21:26:02.23 ID:4Lv840z5.net
(`●ω●´)みんな燃えちまえ!

184 :GF長官:2020/01/04(土) 19:15:31.51 ID:W9DOVPyl.net
>>180 いぶきも間に合っていれば

>>181 そうですね。五輪の年ですし、平和な年になればと思います。

>>182 腐るほどあったかは知りませんが、米海兵隊は
日本軍の残した缶詰などで飢えをしのだようですね。

>>183 ちゅどーん

185 :GF長官:2020/01/04(土) 19:19:34 ID:W9DOVPyl.net
謹賀新年

旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

新年初笑いは、
「私は今、レバノンに居る」

思わず、銭形のとっつぁんが空港で、
「今ここに、こういう顔の男が来なかったか?
バカモーン、そいつがゴーンだ!」
叫んでいる場面が思い浮かびました。

検察があれほど反対していたのに、保釈を許した地裁と
旅券も管理できない、自称最強wの”無能弁護士団”には、
記者会見で説明責任を果たしてもらいましょう。

186 :名無し三等兵:2020/01/04(土) 19:44:04 ID:NJqvKSdA.net
>>184
カクタス戦闘隊のある朝の朝食は日本軍からの分捕品のビスケットとコーヒーという
メニュー。
ビスケットとは乾パン?
食料不足は三川艦隊の突入を怖れた輸送船団が物資を碌に荷揚げしない内にヌーメア
に退避してしまったからだそうです。

明けましておめでとうございます。

187 :名無し三等兵:2020/01/04(土) 21:40:50 ID:rd3d6h6A.net
>>186
三川艦隊は船団攻撃には失敗したが、その船団は荷卸しを中止して逃げ帰ったんだよね。

188 :名無し三等兵:2020/01/04(土) 22:12:22.79 ID:p3/c/bt4.net
>>184
司令部というより海岸の集積所には昭和17年末でさえ沢山あったんだよ
同じガダルカナルでも内陸の前線と海岸の後方だとまるで違う

189 :名無し三等兵:2020/01/05(日) 07:13:34.04 ID:+5r9P+7N.net
明けましておめでとうございます。
久しぶりにスレを覗きにきました。今は第二次ソロモン海戦ですか。
個人的には南太平洋海戦に興味あるので、またしばらくお邪魔します。

190 :名無し三等兵:2020/01/05(日) 08:27:07.01 ID:cwQE+IWl.net
>>188
司令部は海岸近くにあったんだよ

191 :GF長官:2020/01/05(日) 18:57:25.46 ID:s92oiYcq.net
>>186 トージョー・ボーナスとか言ってたんですかねぇ

>>187 そうですね、三川中将も再評価しなければ

>>188 海岸に置いといて陸攻隊に狙われないかな

>>189 今年もよろしくお願いします。
明日から南太平洋海戦開幕です!

>>190 ヘンダーソン飛行場そのものが海の近くですよね。

192 :名無し三等兵:2020/01/05(日) 19:18:12.58 ID:0QT3PQk1.net
>>191
鼠輸送で日本軍がなんとか陸揚げできた物資は大半が米機に焼き払われてましたね
敵制空権下で海岸に物資置きっぱで帰れば当然そうなりますよねえ

193 :GF長官:2020/01/05(日) 19:32:18 ID:s92oiYcq.net
本編は明日からとして、
今年は東京五輪ですし、昨年の大河も五輪関連でした。

幻となってしまった1940年の第12回東京大会ですが、
大河ドラマでもあった通り、1936年のベルリン大会開幕前日に
決定されました。

194 :GF長官:2020/01/05(日) 19:33:06 ID:s92oiYcq.net
>>193の続き

そのベルリン大会は、ナチス全面支援の下、盛大に挙行され、

10万人収容の巨大スタジアム、
巨大なヒトラーの塔にオリンピックの鐘
元女優のレニ監督による記録映画「意思の勝利」など、

世界中の人を驚かせましたが、

195 :GF長官:2020/01/05(日) 19:34:39.84 ID:s92oiYcq.net
>>194の続き

中でも注目されたのが、聖火リレーで、
ギリシャから7カ国を通って開会式の会場を目指すもので、
ベルリン大会で初めて行われました。

しかし、その実態はというと、
「第二次世界大戦勃発後、ドイツ軍はベルリン大会の聖火コース沿いに
ギリシャに進撃し、聖火リレーが周辺各国の情報収集に利用されたと
いわわれた」         (『幻の東京オリンピック』橋本一夫/著)p201

こういう見方もあるようですね。

196 :GF長官:2020/01/05(日) 19:35:45.91 ID:s92oiYcq.net
>>195の続き

1940年の東京大会でも、壮大な聖火リレーが計画されており、
アテネ→イスタンブール→テヘラン→カブール→カルカッタ→マンダレー
→ハノイ→広東→漢口→天津→奉天→東京
の1万キロ以上に及ぶものです。

日本陸軍の「インド打通作戦」が実施されていれば、このときの
情報が役立って、テヘランあたりでロンメル将軍と握手できたかも・・・

197 :名無し三等兵:2020/01/05(日) 21:05:30 ID:+5r9P+7N.net
>>191
>トージョー・ボーナスとか・・・
日本人としてはちょいと恐れ多いけどトージョーよりヒロヒトとか言いそうな気も・・・

明日から南太平洋海戦ですか。良いタイミングで覗かせてもらいました。
今年はついてるかな。明日から楽しみ。

198 :名無し三等兵:2020/01/06(月) 20:57:58 ID:SvEalOtF.net
5ちゃん的に、栗田中将や小沢中将を再評価するスレが立たないあたり、
南雲中将との差を感じてもうた。
いろいろあると思うが、真珠湾、ミッドウェイ、南太平洋と、3大海戦を戦ったのは凄いと思う。
インド洋作戦も指揮してるしさ・・・

199 :名無し三等兵:2020/01/06(月) 21:10:05 ID:gAuhTMag.net
>>196
独軍の中東進出をやるのならインド洋で南雲部隊が暴れまわるのが一番ラクかもね。
インド洋の英軍通称路を無効化し、ジプチが度々艦載機で空爆されたらスエズ運河ルートは使えなくなるから。
後はイタリア海軍が東地中海の制海権をとってくれさえすれば。

200 :名無し三等兵:2020/01/07(火) 17:57:21.07 ID:PxRnx3BV.net
>>198
栗田中将はミッドウェイと南太平洋とマリアナ、緒戦の南方など戦歴は遜色無いと思うが
インド洋も指揮しているしさ
一応言えば、インド洋作戦のトップは近藤中将で栗田や南雲はその下だけど

201 :GF長官:2020/01/07(火) 23:33:56 ID:fIJ+xf+J.net
>>197 すみません、昨晩は正月呆けが抜けておらず、
仕事から帰って、そのまま寝てしまいました。

>>198 なにせ、米海軍艦艇を最も沈めた提督ですからね。
ナグモタスクフォース!

>>199 夢がふくらみますねぇ、南雲訪欧艦隊

>>200 レイテでも、ハルゼーをひと泡吹かせましたし

202 :名無し三等兵:2020/01/07(火) 23:44:35 ID:yM/exBrD.net
>>199
イタリア海軍をアテにしてる時点でw

203 :GF長官:2020/01/08(水) 00:03:22 ID:ejV+hxX3.net
>>176の続き

続いては、
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/868
>(4)南太平洋海戦(10月26日)

例によって、戦闘経過は省いて、
攻撃隊の編制と米空母の被害に焦点を絞ります。

204 :GF長官:2020/01/08(水) 00:04:26 ID:ejV+hxX3.net
>>203の続き

(日)一航戦:翔鶴、瑞鶴、瑞鳳
   二航戦:隼鷹
(米)エンタープライズ、ホーネット

今回、日本側は一・二航戦で合わせて5回もの
攻撃隊を出していますね。

205 :GF長官:2020/01/08(水) 00:05:23 ID:ejV+hxX3.net
>>204の続き

10月26日、黎明、機動部隊本隊から13機の艦攻が
索敵に発進し、0450時、米空母部隊を発見。

これを受けて、0525時、攻撃隊が発進した。

一航戦第一次攻撃隊(村田重治少佐)
艦戦21機
艦爆21機
艦攻20機(計62機)

206 :GF長官:2020/01/08(水) 00:06:05 ID:ejV+hxX3.net
>>205の続き

途中、米攻撃隊とすれ違ったとき、
瑞鳳零戦9機が離脱して攻撃し、機銃弾を撃ち尽くしたため、
母艦に帰投しています。

米空母までたどり着いたのは、
艦戦12機
艦爆21機
艦攻20機(計53機)

になりました。

207 :GF長官:2020/01/08(水) 00:19:43.10 ID:ejV+hxX3.net
>>202 なあに、一流シェフのうまいパスタがあれば、
イタ水兵も真面目に戦いますよ!・・・たぶん

208 :名無し三等兵:2020/01/08(水) 19:02:02.92 ID:6k2tNKH3.net
>>206
南太平洋海戦では必ず話題になるエピソードですねー。
ところで細かい話で恐縮ですけど、私の読んだ本の一つには
瑞鳳戦闘機隊には誘導任務の艦爆が付いてたとしてるんですけど
その機はどうしたんでしょう?

209 :GF長官:2020/01/08(水) 22:53:06.24 ID:ejV+hxX3.net
>>206 誘導任務の艦爆ですか?
叢書によると、艦爆全機は瑞鶴隊ということになっていますが・・・

210 :GF長官:2020/01/08(水) 23:05:46.15 ID:ejV+hxX3.net
>>206の続き

0655時、村田少佐はホーネットを発見します。
近くのエンタープライズはスコールの中に入ってしまったため、
全機ホーネットに向かった。

戦果は、
爆弾命中6以上、
魚雷命中4以上で撃沈
と報告されましたが、

実際は、
250kg爆弾命中3
魚雷命中2

211 :GF長官:2020/01/08(水) 23:06:45.35 ID:ejV+hxX3.net
[ヨークタウン級空母の機関配置]

━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳
   ┃第三主機┃      ┃第八缶室┃第六缶室┃第二缶室┃
艦 ┃      ┃第一主機┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫艦
尾 ┃      ┃      ┃第七缶室┃第四缶室┃第一缶室┃首
側 ┃      ┃第二主機┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫側
   ┃第四主機┃      ┃第九缶室┃第五缶室┃第三缶室┃
━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━┻

(『世界の艦船傑作軍艦アーカイブ8米空母ヨークタウン級』)p116

212 :GF長官:2020/01/08(水) 23:09:42.20 ID:ejV+hxX3.net
>>211の続き

1本目は、艦中央の前部機械室(上図の第一・第二主機の場所)
の右舷側、

2本目は、艦尾右舷側に命中しています。

213 :名無し三等兵:2020/01/09(木) 02:53:10 ID:Cc+6ItZa.net
>>208
飛行隊戦闘行動調書には瑞鳳艦攻1機が触接となっているな
Wikipediaでは「艦爆1機誘導です。ソースは瑞鳳飛行隊戦闘行動調書です!」とウィキペ編集者にありがちな文盲っぷりを披露しているけど

214 :GF長官:2020/01/09(木) 23:30:47 ID:mcHCdluN.net
>>213 ありがとうございます。
foだから艦攻ですね。九九艦爆に3名はきついw

215 :GF長官:2020/01/10(金) 00:03:02.78 ID:s7yehAXG.net
>>212の続き

このうち、致命傷となったのは1本目。
まさに機関部直撃ですね。

世艦のホーネット被害状況図によると、
魚雷が命中したのは、水線下の第一船艙甲板

防御甲板である第四甲板のもう一層下で、
缶室や機械室があるところ。

216 :GF長官:2020/01/10(金) 00:03:56.76 ID:s7yehAXG.net
>>215の続き

ヨークタウン級の水中防御は、米戦艦などにも採用されている
多層式防御方式。

これは、舷側を何層かに区切って、海水を満たした液層と
空気だけの気層を交互に配置するというもの。

液層は、魚雷が爆発したときのスプリンター(弾片)の飛散を吸収し、
気層は、爆発の衝撃波を拡散させるという役割を担う。

217 :GF長官:2020/01/10(金) 00:04:48.29 ID:s7yehAXG.net
>>216の続き

どの箇所を液層にするかは自由に選択することが出来て、
ホーネットの場合、命中箇所は4層に分かれていて、

外側から、
C−3−F(液層)
C−7−F(液層)
C−11−F(液層)
C−9−F(気層)

3層分の液層の中に1層だけ気層区画があり、
その内側が機械室となっていました。

218 :GF長官:2020/01/10(金) 00:05:13 ID:s7yehAXG.net
>>217の続き

そこに魚雷が命中した。

水上艦艇用の九三式、潜水艦用の九五式と比較すると、
炸薬量の少ない九一式航空魚雷ですが、

この四層の防御を貫き、見事に機械室まで到達しました。

219 :GF長官:2020/01/10(金) 22:03:55 ID:s7yehAXG.net
>>218の続き

この魚雷の命中により、前部機械室(>>211)はたちまち浸水
さらには、後部機械室との隔壁も破れて、完全に機関停止、

最後まで復旧することはありませんでした。

220 :GF長官:2020/01/10(金) 22:04:46 ID:s7yehAXG.net
>>219の続き

これまでのヨークタウン級の被害状況を振り返ってみると、

珊瑚海→ヨークタウンに爆弾1命中
ミッドウェー→ヨークタウンに爆弾3命中し、速力低下したところで魚雷2命中
第二次ソロモン→エンタープライズに爆弾3命中

今回の南太平洋海戦では、ホーネットは”手負い”ではなく、
全力発揮できる状態での魚雷命中でしたが、
たった1本で、航行能力を奪われてしまったのです。

221 :GF長官:2020/01/10(金) 22:05:32 ID:s7yehAXG.net
>>220の続き

一般に、ヨークタウン級空母は、魚雷に対して脆弱と言われますが、

設計計画時には、まだ軍縮条約の制限があったため、
排水量の関係から、水中防御は、
「対TNT火薬150kgの水中爆発に耐えられる」

せいぜい至近弾による浸水を防ぐ程度のものだった。

222 :GF長官:2020/01/10(金) 22:05:57 ID:s7yehAXG.net
>>221の続き

その結果、
「この水中防御は、至近弾に対しては有効であったが、
魚雷防御としては不十分で、

日本の潜水艦用魚雷のみならず、弾頭炸薬の少ない
航空魚雷でも艦の主要区画に、重大な損傷が生じる
おそれがあった」
(『歴史群像太平洋戦史シリーズ(53)アメリカの空母』)p103

今回の戦闘で、その懸念が表面化してしまったわけですね。

223 :名無し三等兵:2020/01/10(金) 22:15:32 ID:kYpUtX/i.net
>>222
エンガノの瑞鶴も艦尾付近に受けた一本の魚雷により速力は25ノットに低下し通信
も不能になる大損害を受けている。
まあ当時の米軍魚雷の炸薬はトーペックスだったから無理もなけど。
プリンス・オブ・ウェールズも九一式航空魚雷一本で大損害を受けていたので条約下
空母では仕方がないよね。

224 :GF長官:2020/01/11(土) 21:21:29.00 ID:6f01TVle.net
>>223 まぁ、大和や武蔵の方が、むしろ異常と言うべきでしょうねぇ

225 :GF長官:2020/01/11(土) 21:47:43 ID:6f01TVle.net
>>222の続き

2本目の魚雷は、艦尾右舷側に命中。
平面図で言うと、後部リフトの前方付近に相当し、
ちょうど機械室と舵やスクリューとの中間付近です。

こちらも四層の防御区画を突き破って、船体の中心軸区画まで
浸水を許している。

226 :GF長官:2020/01/11(土) 21:49:44 ID:6f01TVle.net
>>225の続き

さらには艦尾付近は船体幅が狭いため、
命中箇所の第一船艙甲板だけでなく、
その上の第四甲板まで浸水した。

その結果、ホーネットは右舷側に7度傾斜。
この2本の魚雷命中で、ホーネットの作戦能力は完全に喪失した。

227 :GF長官:2020/01/11(土) 21:50:28 ID:6f01TVle.net
>>226の続き

これまで、珊瑚海、ミッドウェー、第二次ソロモンと、
日本海軍の通常爆弾の威力に注目してきましたが、

目標の機関や操舵能力に損傷を与えられるとはいっても、
所詮それは副次的、間接的な範囲にとどまり、
魚雷命中による直接的なダメージの大きさには、到底及ばない。

やはり米空母には雷爆同時攻撃で!と、力が入ってしまいますね。

228 :名無し三等兵:2020/01/12(日) 10:13:23.23 ID:1chS9wyq.net
ホーネットとヨークタウンが魚雷で行動不能になったことで沈没に追い込まれたことから
エンタープライズは1943年に水雷防御強化の改装を受けてたよね。

229 :名無し三等兵:2020/01/12(日) 16:11:29 ID:T8O4rggL.net
日本ニュース第232號
https://www.youtube.com/watch?v=onv_thKS1F8&list=PLClCz0EKcNsJ6PmeccTlOCOIsyC7sMrzQ&index=223

230 :GF長官:2020/01/13(月) 23:16:25.70 ID:L8AZ+tk+.net
>>228 そうですね。どの空母も対空火器の増強により
復原性が悪化していましから。
ただ、バルジをつけると水中防御は強化されますが、
機関は変わらないので、速力は30ノットまで低下したそうです。

>>229 レイテの日本ニュースですね。
別の『日本海軍艦艇集』というビデオの解説によると、

3:00頃から伊勢型戦艦が登場しますが、画面の一部が
黒丸で塗りつぶされているのは、フィルムの品質の問題ではなく、
航空戦艦に改装されたことは機密なので、検閲された結果のようです。

231 :GF長官:2020/01/13(月) 23:42:38.43 ID:L8AZ+tk+.net
>>227の続き

2本の魚雷命中で、ホーネットの命運は決したも
同然ですが、残りの爆弾命中も見ていきます。

計3個の250kg爆弾が命中していますが、
1発目は、通常爆弾で、飛行甲板中央に命中。
ちょうど艦橋の真横です。

遅延信管なので、第三甲板まで貫いて爆発、
60名の死者を出した。

232 :GF長官:2020/01/13(月) 23:43:32.07 ID:L8AZ+tk+.net
>>231の続き

続いて2発目は、陸上爆弾で、中央リフトと
後部リフトのちょうど中間付近。

こちらは瞬発なので、飛行甲板を通過した直後、
格納庫内で爆発、甲板に11フィート(3.3メートル)の
大穴を開けています。

233 :GF長官:2020/01/13(月) 23:44:06.00 ID:L8AZ+tk+.net
>>232の続き

最後は、また通常爆弾で、2発目のすぐ隣。
こちらも第三甲板まで到達して爆発しましたが、
倉庫だったため、火災の発生のみで済んだ。

これ以外に、艦爆2機が突入しています。

234 :名無し三等兵:2020/01/14(火) 05:31:06.89 ID:2rBObpmg.net
日本ニュース第177號 決戦
https://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/jpnews/movie.cgi?das_id=D0001300562_00000&seg_number=001

235 :GF長官:2020/01/14(火) 23:49:21 ID:nGcwTY6a.net
>>234 ありがとうございます。
南太平洋海戦ですね。4:30頃から被弾場面が出てきますが、
たぶんエンタープライズの方じゃないかなぁ・・・

236 :GF長官:2020/01/15(水) 00:53:22.64 ID:Ft17oT/M.net
>>233の続き

これで第一次攻撃隊は去りましたが、
ホーネットは機関停止し、二度と戦闘に参加することはなかった。

沈むまでには、まだまだかかりますが・・・

魚雷2本と爆弾3発、至近弾多数をくらって
戦闘継続できる船があるなら、それはそれですごいですけれども

237 :GF長官:2020/01/15(水) 00:53:44.58 ID:Ft17oT/M.net
>>236の続き

過去スレで何度か紹介していますが、
南太平洋海戦といえば、これですね。

激闘!南太平洋海戦
https://www.nicovideo.jp/watch/sm14557507

村田少佐、敬礼

238 :GF長官:2020/01/15(水) 00:59:16.13 ID:Ft17oT/M.net
明日は新年会のため、お休みします。

健康診断で、コレステロール値がやや高いので、
お酒は控えてくださいと言われたが・・・

だが断る!
酒、呑まずにはいられない!

それではノシ

239 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 09:57:36 ID:psI2XtFc.net
>>227
イラストリアス級を打撃したドイツの精鋭みたいなのであれば投下高度高いから弾薬庫以外は抜けたはずなんです
あるいはセイロン沖の時と同じ練度ならいけたかもしれない
もともと九九式二五通は高度600〜800から投下して50ミリを貫通する爆弾ですので
他の戦線で無理してでもチームを維持すればヨークタウン級の弾薬庫以外(1.5in、弾薬庫だけ4in)なら貫通爆破できるし
無防御の部位であれば史実のような艦の深部というだけでなく艦底直下で水中爆発させることも可能でした
それより後の艦爆隊は投下高度450程度でないと命中率を確保できてないから
戦闘詳報に書かれてる練度の低下云々は本当だったし戦局に影響与えてるといえましょう
砲火に弱い艦爆隊はなるべく空母との合戦にぶつけるべきで四月五月の異動は大失敗となってしまった

一度は爆撃による大型艦撃沈の実例を示したぞと報告した一航艦が、ミッドウェーでは艦爆による空母撃沈に自信なさげなのは練度の低下が背景と見てます

240 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 10:01:49 ID:psI2XtFc.net
海軍としてはヨークタウン級相当の敵空母について防御甲板を50ミリ約2inと見ていたようです

241 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 10:03:24 ID:psI2XtFc.net
だから、編隊爆撃訓練を積んでない状況で臨むMI作戦は益々心細い

242 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 10:40:21 ID:rFCpdMhY.net
第二次ソロモン海戦でも南太平洋海戦でも艦爆隊には文字通り飛行甲板(艦上構造物)の破壊しか期待できなかったのでしょう
少しでも撃沈の補助になる通常爆弾を装備させたとして……

243 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 21:26:01 ID:JEwrYPYM.net
ミッドウェイまでは艦爆は一本棒の単従陣で突撃していたがそれでは目標は対空射撃の
射点を定めやすくなり被害が大きいので扇形同時攻撃に変更した。
扇形同時攻撃とは中隊を横に並べ一斉に扇の要となる目標に突撃すると言うもの。
各機が左右から同時に目標を目指すため空中衝突の可能性が高く極めて難易度が
高い戦法であった。一応各機に高度差を付けて危険性を低くするように配慮されてはたが。

244 :GF長官:2020/01/17(金) 22:15:49 ID:PPuKtfoP.net
>>239 ありがとうございます。
練度の低下というのは、そういうところにも影響するんですね。

>>240 ヨークタウン級の防御装甲は38ミリ、
同時代の蒼龍が40ミリなので、妥当なところでしょう。

>>241 出撃前の内地での訓練は、標的艦摂津の行動制限の
影響で、一日一回程度しかできなかったようですね。

245 :GF長官:2020/01/17(金) 22:16:09 ID:PPuKtfoP.net
>>242 インド洋の戦訓では、陸用爆弾との併用が有効とされています。

>>243 それはよく聞くんですが、
>各機が左右から同時に目標を目指すため空中衝突の可能性が高く
ほんとなんですかねぇ、三次元空間での衝突って、なかなか無い
ものじゃないかと。

246 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 22:20:50.66 ID:JEwrYPYM.net
>>245
豊田中尉の言ですからそこまでは(´・ω・)

247 :GF長官:2020/01/17(金) 22:32:36.43 ID:PPuKtfoP.net
>>237の続き

続いては、第二次攻撃隊

一航戦第二次攻撃隊
翔鶴隊(関衛少佐)
艦戦5機
艦爆19機(計24機)

瑞鶴隊(今宿滋一郎大尉)
艦戦4機
艦攻16機(計20機)

248 :GF長官:2020/01/17(金) 22:33:34.41 ID:PPuKtfoP.net
>>247の続き

第一次攻撃隊の発進後、直ちに第二次攻撃隊の整列が
開始された。

ところが、その途中、索敵SBDの奇襲を受けて、
瑞鳳が損傷してしまいます。

機関に損傷はなかったものの、発着艦不能となったため、
離脱してトラックへ。

249 :GF長官:2020/01/17(金) 22:34:37.04 ID:PPuKtfoP.net
>>248の続き

さらに艦攻編制の瑞鶴隊の準備が遅れてしまい、
翔鶴艦爆隊のみ先発することに変更されました。

瑞鶴艦攻隊は、もともと前日に格納庫内で魚雷装備を
完了していましたが、夜間敵飛行艇に触接されたことから、
いったん魚雷を外して、魚雷庫に片づけてしまった。

そして26日朝から、再び魚雷装備作業を開始したので、
予定時刻に間に合わなかったのです。

250 :GF長官:2020/01/17(金) 22:35:14.33 ID:PPuKtfoP.net
>>249の続き

翔鶴艦爆隊は、0610時発進、
瑞鶴艦攻隊は、0645時発進、
瑞鳳攻撃隊は、被弾のため発進できずに避退

このあたりはミッドウェーでの戦訓を活かしたところなんですけど、
何が正解だったかは神のみぞ知る、ですねぇ

251 :GF長官:2020/01/17(金) 22:37:20.75 ID:PPuKtfoP.net
>>246 そうでしたか。
豊田穣氏の戦記を読むと、急降下爆撃の描写に
気合いが入っていますよね。

さすがは元艦爆乗り!
確か、主翼の前縁に目標がかかったら、
くるっとロールしながら降下に入るとか。

252 :名無し三等兵:2020/01/17(金) 22:54:27.05 ID:JEwrYPYM.net
>>251
いきなり機首を突っ込むとマイナスGで体が浮いてしまって操縦に困難を来すので
一旦背面に入れてから降下とのこと。

253 :名無し三等兵:2020/01/18(土) 16:35:54.67 ID:DnFLiTuo.net
https://i.imgur.com/Tx3TB2o.jpg

254 :名無し三等兵:2020/01/18(土) 17:11:06.25 ID:k84hnncu.net
>>253
自宅で女児を4回強姦した海自の2等海曹・上園大作(44)を逮捕 なお3回目の逮捕
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1579077071/

1 ガーディス ★ 2020/01/15(水) 17:31:11.76 ID:5CBBNl9a9
小学生女児に性的暴行を加えたとして、鹿児島県警は15日、同県鹿屋市西原3丁目、海上自衛隊鹿屋航空基地第1整備補給隊所属の2等海曹、上園大作容疑者(44)を強姦(ごうかん)(現・強制性交)の疑いで再逮捕し、発表した。
「自分の欲望を抑えきれなかった」と容疑を認めているという。

上園容疑者の逮捕は3回目。
別の小学生女児2人について、体を触ったり、衣服を脱がせて撮影したりしたとして、強制わいせつや強制性交等未遂、わいせつ目的誘拐などの罪で起訴されている。

捜査1課によると、上園容疑者は2011年7月16日〜12年1月9日の間、住んでいた山口県内の自宅で、面識があった小学校低学年の女児(当時)に対し、少なくとも4回、性的暴行を加えた疑いがある。
上園容疑者の供述や押収したパソコンに残っていたデータから発覚したという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00000041-asahi-soci

255 :GF長官:2020/01/18(土) 20:09:56.97 ID:y6klHECw.net
>>252 そうですね。
>>237の動画では、艦爆隊はそのまま機首を下げて
降下に入っていますが、実際はこうではないということですね。

ジェットコースター感覚とは、また違うんだろうなぁ・・・

256 :GF長官:2020/01/18(土) 20:13:59.99 ID:y6klHECw.net
>>253-255 おつとめ、ご苦労さまであります。
ようやく今週から大河ドラマ「麒麟が来る」が始まりますね。

組閣のときと同じく、長編ドラマの配役を決めるときも、
”身辺調査”が必要なご時世ですな

個人的には、教師や聖職者でもない限り、聖人君子である必要はない
ので、本人と作品は別ものと考えています。
世間はそうじゃないんでしょうけど

257 :GF長官:2020/01/18(土) 20:29:55.00 ID:y6klHECw.net
>>250の続き

第二次攻撃隊が戦場に到着したとき、
ホーネットは炎上しながら機関停止していたので、
スコールから出ていたエンタープライズに目標を定めます。

先発した翔鶴艦爆隊は、25番命中6を報告。
遅れて到着した瑞鶴艦攻隊は、魚雷命中2、
エンタープライズ型空母1隻撃沈

258 :GF長官:2020/01/18(土) 20:30:28.48 ID:y6klHECw.net
>>257の続き

しかし、実際は爆弾命中3、至近弾1、
魚雷命中は無しです。

なお、エンタープライズに向けて発射された魚雷は
すべて回避されてしまったものの、
重巡ポートランドには、3本が命中、しかし全部不発だった!

259 :GF長官:2020/01/18(土) 20:31:05 ID:y6klHECw.net
>>258の続き

ただし、アメリカ側の記録では日本軍潜水艦からの攻撃となっています。

The submarine struck Portland with three torpedoes, but none detonated,
likely because the submarine had fired too close and they had no time to arm
「日本軍潜水艦がポートランドを3本の魚雷で攻撃したが不発だった。
おそらく距離が近すぎたために、安全装置が解除されなかったためと
思われる」

ところが日本側の記録では、戦闘海域に潜水艦は配置されていなかったらしい。
どっちが本当なんだろう・・・

260 :名無し三等兵:2020/01/18(土) 22:58:17 ID:67oLxHre.net
>>259
駆逐艦ポーターが潜水艦に沈められていなかったっけ?

261 :GF長官:2020/01/20(月) 23:19:45 ID:jvPzGost.net
>>260 本職もそう思ってましたが、

「本艦は、このクラス(ポーター級駆逐艦)唯一の戦没艦で、
1942年10月26日サンタクルーズ諸島海戦で、味方の航空魚雷が
誤って命中し全損となり、友軍駆逐艦の手で処分された。

日本の伊21潜の魚雷が命中したとの説もあるが、同士討ちが
正しいらしい」    (『世界の艦船(増刊)アメリカ駆逐艦史』)p58

自軍の陣形内で雷撃機が魚雷を発射するって、どういう状況なのか・・・

262 :GF長官:2020/01/20(月) 23:45:38.49 ID:jvPzGost.net
>>259の続き

残念ながら、エンタープライズには魚雷命中なし。
しかし、第二次ソロモンのときと同じく、爆弾3発を命中させている。

今回の影響は、どれくらいのものだったのか。

263 :GF長官:2020/01/20(月) 23:46:37.92 ID:jvPzGost.net
>>262の続き

1発目は、飛行甲板の前端の左舷側に命中。
これが陸用爆弾か通常爆弾かは分かりませんが、

ちょうど飛行甲板の張り出し部だったので、
甲板を貫いた後、左舷側の舷外に出てしまい、
海面近くまで落ちたところで爆発した。

実質至近弾のようなもので、飛散した弾片が
舷側に大小の穴を開けた。

264 :GF長官:2020/01/20(月) 23:47:14.79 ID:jvPzGost.net
>>263の続き

その他には、飛行甲板に駐機中のドーントレスが炎上、
あやうく搭載爆弾が誘爆するところだったが、
間一髪、海中投棄して助かった。

また、艦首倉庫で火災発生。
こちらも短時間で消火に成功しています。

265 :名無し三等兵:2020/01/20(月) 23:55:11.32 ID:uVZ0Sh54.net
>>261
その時のポーターはホーネットの曳航作業中では?

尚更、TBFが雷装している意味がわからない。

266 :GF長官:2020/01/21(火) 23:10:22 ID:k8RvksfD.net
>>265 ええ、その話もありますし、
『空母エンタープライズ』(スタッフォード)では、
不時着搭乗員を救助中に魚雷が命中とあります。

どれが本当なのやら

267 :GF長官:2020/01/21(火) 23:51:48.53 ID:k8RvksfD.net
>>264の続き

2発目は、前部リフトのすぐ後ろに命中し、
ちょうど首尾線上で、リフトは停止した。

こちらは通常爆弾で、第三甲板まで貫いて爆発、
一部の破片が士官居住区に飛び込んで
火災が発生した。

268 :GF長官:2020/01/21(火) 23:52:39.74 ID:k8RvksfD.net
>>267の続き

ヨークタウン級は、前部リフトの両脇に5インチ砲が
片舷2門ずつ、計4門設置されています。

艦底にはこれら弾薬庫と燃料庫があり、
5インチ砲に砲弾を供給するための給弾室があったため、

上部の方で消火に使った水が、リフト開口部を通って
流れ込んでおり、脱出用のハッチを開けなくなるという
事態に陥ってしまった。

269 :GF長官:2020/01/21(火) 23:54:19.17 ID:k8RvksfD.net
>>268の続き

その後、上部の火災が消火され、排水処理が終わったので
脱出には成功しています。

機関部は船体の中央から後ろ半分に集中しているので、
今回の爆発による影響はなかった。

270 :GF長官:2020/01/22(水) 00:02:34 ID:7vKHjLm+.net
明日は、新年会パート2でお休みです。

最近は煙草も吸えない居酒屋が増えてきましたねぇ
五輪の年だし、仕方ないのか

うちの会社には
「あなたの作業着から有害物質が出ています!」
という受動喫煙ポスターが掲示されています。

もはや迫害ですな
それではノシ

271 :名無し三等兵:2020/01/22(水) 18:23:48 ID:DVLE3TjZ.net
>>270
昔は喫煙当たり前だったし、むしろ禁止抑制は、反発が強かったけどねえ
言うまでもなく健康どうので賢くなったわけが無く、大義(笑)かざした風潮の手のひら返しすげえなって思う
軍事に絡ませるなら、ww2で包囲下の物資空輸の品目に煙草は当然のように入るくらい生活に密接してた存在

272 :名無し三等兵:2020/01/22(水) 19:47:15 ID:0GVDE8ZF.net
>>271
重症を負い死に瀕した日本兵は頻りにタバコを欲しがったという。

死刑囚が喫煙者だった場合は執行前の最期のタバコもダメなのかな?

死刑囚「最期の一服をしたいのですが?」
刑務官「禁煙表示が見えないの?それに健康に悪いだろw」

273 :名無し三等兵:2020/01/22(水) 21:03:45 ID:u9aKRtK3.net
被害者が喫煙者だった場合は殺される前の最期のタバコもダメなのかな?

被害者「さて一服す(ry」
殺人犯「隙だらけだぜ。殺害チャンスじゃん」

274 :GF長官:2020/01/23(木) 22:19:01 ID:4JgvlK/+.net
>>271 煙草の差し入れは兵たちに一番喜ばれたそうですね。

>>272 最後の一服って名場面の予感・・・なのにw

>>273 煙草の火を分けてもらうって、さりげないこみゅにけーしょん

275 :GF長官:2020/01/23(木) 22:38:05 ID:4JgvlK/+.net
>>270の続き

最後の3発目は、飛行甲板中央、ちょうど艦橋後部の真横、
中央リフトの前方に命中。

「エンタープライズは240メートルの艦全体を激しく震わせ、
飛行甲板が上下に動く度に、駐機していた飛行機は空中へ
抛りあげられ、一機のドーントレスはガンギャラリーへ落ちた」
               (『空母エンタープライズ』上巻)p251

276 :GF長官:2020/01/23(木) 22:38:44 ID:4JgvlK/+.net
>>275の続き

先に紹介していただいた日本ニュース(>>234)の映像が
まさにこの時のもので、

03:50くらいから、「我が魚雷命中、ホーネットの巨体ゆらぐ」
と、ナレーションが入りますが、正しくは「我が爆弾命中、
エンタープライズの巨体ゆらぐ」ですね。

ドーントレスが跳ねながら舷側に落ちる姿が見られます。

277 :GF長官:2020/01/23(木) 22:39:31 ID:4JgvlK/+.net
>>276の続き

この爆発の影響で、中央リフトが下に降りたまま動かなくなってしまい、
飛行甲板の中央に大穴が開いた状態に。

こんなんじゃ着艦できないのでは、と思いますが、
ヨークタウン級の中央リフトは、右舷の艦橋寄りに設置されて
いるので、着艦した機体は、飛行甲板の左舷側を慎重に
通過しながら、艦首の方へ向かったとのことです。

278 :名無し三等兵:2020/01/24(金) 00:11:29.05 ID:V75lBfKn.net
南雲長官はもっと評価されるべき(38代目)

279 :GF長官:2020/01/25(土) 19:03:22 ID:BpULatRS.net
>>278 初代スレは2008年の5月ですから、12年目突入です。
イチローは引退しても、南雲スレは続くぜ!

280 :GF長官:2020/01/25(土) 19:24:11 ID:BpULatRS.net
>>277の続き

ホーネットはすでに機関停止しているので、
エンタープライズは、ホーネット所属機も収容し、
飛行甲板にあふれることになった。

これでは作戦行動は不能なので、
そのまま避退することになった。

281 :GF長官:2020/01/25(土) 19:25:22 ID:BpULatRS.net
>>280の続き

しかも、前部リフトは故障(飛行甲板位置)
中部リフトも故障(格納庫甲板位置)

まともに動くのは後部リフトだけだったので、
それを使って、慎重に一機ずつ格納庫へ下ろし続けます。

なんとかヌーメアに戻れたとはいえ、太平洋で稼働空母は
エンタープライズ一隻となった状況では、持ち場を離れる
わけにはいかない。

282 :GF長官:2020/01/25(土) 19:25:59 ID:BpULatRS.net
>>281の続き

応急修理の後、11月12日に出撃します。

「エンタープライズは、あの海戦の痛手から、完全に回復
していなかった。

第一エレベーターは、一見した限りでは修理されていたが、
ハーディソン艦長は、それをテストする許可を与えなかった。
もし下に降りたとき動かなくなったらどうなるだろうか。

283 :GF長官:2020/01/25(土) 19:26:43 ID:BpULatRS.net
>>282の続き

ビッグEは飛行甲板の前端に深く四角い穴が開くので、
一機の飛行機も発進させられなくなる。

これはソロモン諸島で唯一残った飛行甲板である」
              (『空母エンタープライズ』上巻)p276

16日まで作戦に従事した後、ヌーメアに帰投
ようやく、前部リフトが正常に動くことを確認できたわけです。

284 :名無し三等兵:2020/01/26(日) 10:14:40 ID:hMlZH/lY.net
>>261
不時着したアベンジャーから魚雷が走っていってポーターにあたった、だったような。

285 :名無し三等兵:2020/01/26(日) 10:24:09.60 ID:hMlZH/lY.net
>>276
これは第二次ソロモン海戦のエンタープライズで撮られたもので
日本軍攻撃隊の発進は南太平洋海戦直前の駆逐艦メレディス撃沈の時のものじゃなかったっけ?

>>280
>>281
残った飛行機の数だけならまだ抗戦できそうだけど
エレベーターが一機しか動かなくてまともに飛行機を飛ばせないから撤退なんですね。

286 :GF長官:2020/01/27(月) 22:23:41 ID:fVTN4gIH.net
>>284 ありがとうございます。そうだったのか!
魚雷の安全装置はどうなっとんじゃー

>>285 本職もそう思ったんですが、東部ソロモンだと
後部リフトに2発命中しているから、あんな飛行甲板が
きれいなわけないなぁとか思ったりします。

本当のところは分かりません、教えてエロイ人!

287 :GF長官:2020/01/27(月) 22:34:26.18 ID:fVTN4gIH.net
>>283の続き

この後、日本側の攻撃隊は続きますが、
避退したエンタープライズを捕捉することが出来ずに、
すべて機関停止したホーネット相手に、ダメ押しを
続けることになった。

6回も攻撃隊を出したのに・・・

288 :GF長官:2020/01/27(月) 22:35:17.71 ID:fVTN4gIH.net
>>287の続き

これまで繰り返し見てきましたが、

艦爆のみの攻撃であっても、通常爆弾の破壊力は
機関部や操舵機能に及び、船の航行能力を奪うことさえ
可能となります。

しかし、今回は命中箇所が飛行甲板の前半分に集中しており、
その威力を十分に発揮することができなかった。

289 :GF長官:2020/01/27(月) 22:35:48.52 ID:fVTN4gIH.net
>>288の続き

こう考えると、第二次攻撃隊を出すときに、瑞鶴の艦攻隊を
待って、雷爆同時攻撃で行けばなぁ・・・

とはいえ、それは未練でしかありません。

ここはハーディソン艦長の操艦と、乗員たちの復旧能力を
讃えるべきでしょう。

290 :GF長官:2020/01/28(火) 23:19:21 ID:7SZnO1Yl.net
>>289の続き

あとは、残りの攻撃隊を
簡単にみていきます。

一航戦第三次攻撃隊(田中一郎中尉)
艦戦5機
艦爆2機
艦攻6機(計13機)

291 :GF長官:2020/01/28(火) 23:20:01 ID:7SZnO1Yl.net
>>290の続き

第一次及び第二次攻撃隊が死闘を繰り広げていた間、
機動部隊本隊もまた、米空母機の攻撃にさらされていた。

翔鶴は3発被弾し、発着艦不能となったため避退。
瑞鶴は”例によって”スコールに隠れて無傷

瑞鶴は、避退する翔鶴に寄り添っていましたが、
途中で反転、再び戦場に向かって、攻撃隊を発艦させた。

292 :GF長官:2020/01/28(火) 23:20:35 ID:7SZnO1Yl.net
>>291の続き

とはいえ、収容した第一次・第二次攻撃隊の中から
準備が間に合ったのはわずか13機。

艦攻6機は雷撃ではなく水平爆撃で、ホーネットに
見事80番を命中させました。

ただし、ホーネットはすでに総員退艦して放棄された後で、
ダメ押しといった感じですね。

293 :名無し三等兵:2020/01/28(火) 23:25:46.18 ID:cYo0awxW.net
>>286
>後部リフトに2発命中しているから、あんな飛行甲板がきれいなわけない
それは先入観や思い込み
後部リフト命中の一発目はリフト突き抜けて格納庫のさらに下で爆発していて、飛行甲板のダメージまるでないに等しい
二発目は映像でもわかると思うけどアレ
三発目は説明不要と言うか後部リフト被弾じゃないからどうでもいいわな

つまり貴殿の想像の世界ではあんな飛行甲板がきれいなわけないなぁだったのかもしれないけど、後部リフト付近の被弾は実際はあんなもんなのが事実なんよ

294 :GF長官:2020/01/29(水) 23:49:56 ID:6ORoMcc3.net
>>293 えっと、第二次ソロモン海戦でのエンタープライズの話でいいですよね?

ダメージレポートの通りですが、
http://www.cv6.org/ship/damage/solomons_1.htm

後部リフトには2発命中しており、
No.2のところに、
Flight deck raised a maximum of 18 inchs.
「飛行甲板は最大18インチ(約45センチ)盛り上がった」

295 :GF長官:2020/01/29(水) 23:50:25 ID:6ORoMcc3.net
>>294の続き

これは陸用爆弾によるもので、
エンタープライズが真珠湾まで戻らざるを得なかったのは、
この飛行甲板の盛り上がりで、着艦に支障が生じたからです。

前線の応急修理で対応できないほどの被害だったから、
「あんな飛行甲板がきれいなわけない」ですよ。

別の海戦や、別の空母の話ではないですよね?

296 :名無し三等兵:2020/01/30(木) 02:32:14 ID:gQJPDz+l.net
第二次ソロモン海戦はこちらの映像ではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=yfJ7rEjcaLY&t=58s

南太平洋海戦はこちらかと。
https://www.youtube.com/watch?v=BhlXaqS67GE
https://www.youtube.com/watch?v=x8n3wTIrx4Q
https://www.youtube.com/watch?v=3i9DyEBtAHA

297 :名無し三等兵:2020/01/30(木) 02:38:13 ID:gQJPDz+l.net
攻撃隊はいずれも翔鶴艦爆隊です。
空母としては瑞鶴の評価が高いですが飛行機隊は瑞鶴より翔鶴のほうが戦果を上げているように思います。

298 :名無し三等兵:2020/01/30(木) 20:43:04 ID:26hZ543t.net
>>294
第二次ソロモン海戦の話しですか?別の海戦ですか?
とか言われて非常に困惑しているのだけど

https://www.history.navy.mil/research/library/online-reading-room/title-list-alphabetically/w/war-damage-reports/uss-enterprise-cv6-war-history-1941-1945.html
第二次ソロモン海戦の飛行甲板の盛り上がりやその他の被害状況はこうなんですが、
何故「あんな飛行甲板がきれいなわけないですよ」と決めつけし続けているのか説明して頂けないでしょうか?

299 :GF長官:2020/01/30(木) 23:26:30.78 ID:nij7pZM3.net
>>296 ありがとうございます。
一番目の動画は、まさにそれで、画面上端に後部リフト付近の
飛行甲板の盛り上がり(>>294)がはっきりと分かるので、
第二次ソロモン海戦のものですね。

二番目の動画も、>>276で紹介したとおり、1:40頃から
SBDが跳ねながら舷側に落ちる様子が分かるので、
南太平洋海戦のものが明らかです。

>>297 翔鶴は旗艦ですから、搭乗員も優秀な人たちが揃えられたのかな。

300 :GF長官:2020/01/30(木) 23:42:34 ID:nij7pZM3.net
>>298 どうも、かみ合ってないですなぁ

まず、本職は>>276
>>234の日本ニュースを引用して、ドーントレスが跳ねながら
舷側に落ちる様子から、
「これは(ナレーションで言っている南太平洋海戦の)ホーネットではなく
、エンタープライズだ」と書きました。

それに対して、貴官(でいいですよね?)は、>>285で、
「南太平洋海戦ではなく、第二次ソロモン海戦の映像だ」
と返されました。

301 :GF長官:2020/01/30(木) 23:43:15 ID:nij7pZM3.net
>>300の続き

しかし第二次ソロモン海戦だった場合、>>294のダメージレポートの通り、
後部リフトの右舷側は盛り上がっているため、
日本ニュース画像のような「きれいな飛行甲板」であるはずがない。

それは>>296で紹介されている一番目の動画で明らかですし、
貴官のリンクの中のPhotoE-11やE-13からも分かりますよね。

302 :GF長官:2020/01/30(木) 23:44:03 ID:nij7pZM3.net
>>301の続き

貴官が何の話をしているのか、非常に困惑しております。

一応確認しておきますが、
貴官の発言>>285の中で、日本ニュース(>>234)03:50付近の映像が
「南太平洋海戦ではなく、第二次ソロモン海戦の時に撮られたもの」
だとする根拠をお聞かせください。

303 :GF長官:2020/01/30(木) 23:52:11.89 ID:nij7pZM3.net
>>302の続き

もしかして「きれいな飛行甲板」という言い方が、引っかかってるんですかね。

「あんな飛行甲板がきれいなわけがない」とは、
飛行甲板が爆弾の命中で穴だらけになっているはずだ!
ということではありませんよ。

第二次ソロモン海戦では、後部リフト付近に盛り上がりがあるから
「きれいではない」と書きました。

念のため

304 :名無し三等兵:2020/01/31(金) 04:03:56 ID:FGseO+I9.net
>>299
珊瑚海
翔鶴飛行機隊 レキシントン沈没
瑞鶴飛行機隊 ヨークタウン中破

第二次ソロモン海戦
翔鶴飛行機隊 エンタープライズ中破
瑞鶴飛行機隊 戦果なし

南太平洋海戦
翔鶴飛行機隊 ホーネット沈没(瑞鶴、隼鷹と共同攻撃)、エンタープライズ中破
瑞鶴飛行機隊 ホーネット沈没(翔鶴、隼鷹と共同攻撃)

結果のみを見ると翔鶴飛行機隊のほうが優秀ですね。

305 :GF長官:2020/02/01(土) 01:00:18 ID:NEH3Aqj1.net
>>304 ありがとうございます。
こう比較してみると明らかですね。

お姉ちゃんは出来る子!

306 :GF長官:2020/02/01(土) 01:22:20 ID:NEH3Aqj1.net
>>292の続き

そして、攻撃隊を収容後、瑞鶴もまた翔鶴、祥鳳らを
追って、北西方向に避退します。

もはや日没ですから、再攻撃は難しい。
夜の間に、兵力を再編成して翌日に備えることになった。

307 :GF長官:2020/02/01(土) 01:23:20 ID:NEH3Aqj1.net
>>306の続き

翌10月27日には、索敵を行ったが敵を見ず、
瑞鶴攻撃隊に出番はありませんでした。

使用可能兵力は、
艦戦:33機
艦爆:10機
艦攻:19機
合計:62機

なので、1回の攻撃隊分を確保するには十分
ただし、エンタープライズは索敵圏外だったので、
こちらも出番はなかった。

308 :名無し三等兵:2020/02/01(土) 12:11:41.33 ID:PQyY2Dr/.net
>>307
飛行機の数だけならエンタープライズに返り討ちにされるぞ。
飛行機の数だけでみたら。

309 :名無し三等兵:2020/02/01(土) 15:19:22.92 ID:gvdhcgPn.net
>>307
この機数は戦史叢書からですか?

>>308
ゼロ戦を空母上空に1中隊9機残して攻撃隊29機にゼロ戦24機なら被害は大きくても攻撃は成功しそう。

310 :名無し三等兵:2020/02/01(土) 15:25:27 ID:gvdhcgPn.net
>>306
あれ?
祥鳳じゃなくて瑞鳳ですかね?
祥鳳は珊瑚海で沈んでいます。

311 :GF長官:2020/02/01(土) 21:00:48 ID:NEH3Aqj1.net
>>308 零戦の割り振りが分かれ目になりそうですね。
母艦直衛に10機程度、残りを攻撃隊の護衛につけたら、
かなり心強い→>>309

>>309 そうです。
戦史叢書(83)南東方面海軍作戦(2)p302

>>310 すみません、その通りです。
昨晩は半分寝落ちしながら書き込んでいたので、記憶がないw

お詫びして訂正いたします。

312 :名無し三等兵:2020/02/01(土) 21:04:22 ID:WNdBdIzo.net
>>309
直掩→燃料補給&整備・休憩を考えると常時在空している機体はその半数。

313 :GF長官:2020/02/01(土) 21:23:58 ID:NEH3Aqj1.net
>>307の続き

さて、南太平洋海戦には、一航戦(翔鶴、瑞鶴、瑞鳳)の他に、
二航戦も参加していました。

本来は隼鷹と飛鷹の2隻ですが、直前に飛鷹が機関故障を
起こしたために隼鷹1隻のみとなっています。

314 :GF長官:2020/02/01(土) 21:25:06 ID:NEH3Aqj1.net
>>313の続き

以前『丸』に載っていた、飛鷹機関科士官の回想記によると、

10月17日に、飛鷹の右舷発電機室で火災が発生し、
消火作業を誤ったため(電気火災なのに海水を散布)
大規模な艦内電力喪失につながったとか。

後にトラックに戻ったとき、飛鷹の艦長と機関長が呼び出されて
山本長官から直接叱責されたようです。
呉に戻った後、両名とも更迭

315 :GF長官:2020/02/01(土) 21:26:35 ID:NEH3Aqj1.net
>>314の続き

そんなわけで、隼鷹1隻で戦うことになるのですが、
二航戦は前進部隊所属なので、南雲長官の麾下ではなく、
近藤長官の指揮にしたがうことになる。

搭載機は
零戦21、艦爆18、艦攻9が定数

なお前日(25日)に陸軍からの要請により、
零戦12機・艦爆12機で、ガ島のヘンダーソン飛行場を攻撃
全機無事帰還したのは、お見事でした。

26日の決戦では、機動部隊本隊の西方100浬程度を
南下する形となります。

316 :名無し三等兵:2020/02/02(日) 01:27:27.95 ID:n0kja3bz.net
>>311
まさかGF長官らしからぬミスだったので偽物が出たかと思いましたw
くだらないミスの指摘失礼しましたm(_ _)m

317 :名無し三等兵:2020/02/02(日) 02:56:57 ID:fDBSFB+X.net
南雲長官はもっと評価されるべき(38代目)

318 :GF長官:2020/02/03(月) 23:04:03.46 ID:eu44jGFM.net
>>316 本職が祥鳳と瑞鳳を間違えるわけがありませぬ!
きっと妖精さんの仕業でせう

>>317 今年は、南雲長官に関する新資料発見の予感
ナグモはサイパンで死んではいなかった!  なんてな

319 :GF長官:2020/02/03(月) 23:30:22 ID:eu44jGFM.net
>>315の続き

10月26日朝、前進部隊では、機動部隊本隊の
索敵報告を受信し、隼鷹から攻撃隊を発進させた。

二航戦第一次攻撃隊(志賀淑雄大尉)
零戦12機
艦爆17機(計29機)

320 :GF長官:2020/02/03(月) 23:31:14.42 ID:eu44jGFM.net
>>319の続き

発艦時点では、彼我の距離は280浬と
やや遠距離でしたが、攻撃隊は正確な航法で
米機動部隊を発見。

すでに一航戦の攻撃により、ホーネットは停止炎上中
スコールに隠れていたエンタープライズを見つけて攻撃を開始した。

321 :GF長官:2020/02/03(月) 23:31:53.65 ID:eu44jGFM.net
>>320の続き

既述(>>257)の通り、一航戦の第二次攻撃隊は
先発の翔鶴艦爆隊、少し時間をおいて瑞鶴艦攻隊が
エンタープライズを攻撃していました。

隼鷹隊が仕掛けたのは、瑞鶴艦攻隊の雷撃が終わってから
40分ほど経過した後だった。

322 :GF長官:2020/02/03(月) 23:32:32.69 ID:eu44jGFM.net
>>321の続き

艦爆隊は雲に隠れて奇襲に近い攻撃となったが、
緩降下爆撃となり、命中率が下がった。

戦果は爆弾命中3を報告していますが、
実際は至近弾1のみで、命中は無し。

ただし、戦艦サウスダコタと防空巡洋艦サンジュアンに
命中弾1をそれぞれ与えたと言われています。

323 :GF長官:2020/02/05(水) 19:49:42 ID:JDXKDV/x.net
>>322の続き

続いては、第二次攻撃隊ですが、

第一次攻撃隊が発進した後の0818時、
前進部隊指揮官の近藤長官は、
支援部隊電令作第十五号で、

「二航戦(飛鷹欠)及ビ黒潮、早潮ヲ、
機動部隊指揮官ノ指揮下ニ入ル」

これで、隼鷹は南雲長官の麾下に入った。

324 :GF長官:2020/02/05(水) 19:51:16 ID:JDXKDV/x.net
>>323の続き

手持ちの空母は、統一指揮の下に置いた方が
有利ですから、適切な判断と言えます。

これと並行して、隼鷹は第二次攻撃隊の発進準備を
進めていましたが、途中で護衛の榛名から
「敵大型機発見」の通報を受け、

攻撃準備を中断して、零戦を上空警戒に発進させ、
艦攻は空中退避させるという対応に追われていた。

325 :GF長官:2020/02/05(水) 19:53:45 ID:JDXKDV/x.net
>>324の続き

結局、味方機の誤認だったと後に判明するのですが、
この影響で、第二次攻撃隊の発進が遅れます。

さらに、一航戦の第一次攻撃隊など、帰投する一部の
機体を収容したりで、混乱に拍車をかけることになった。

326 :GF長官:2020/02/06(木) 23:50:07.53 ID:CKbLVc9a.net
>>325の続き

結局、攻撃隊が発進したのは、第一次攻撃隊から
3時間近く経った1106時のことだった。

二航戦第二次攻撃隊
零戦8機
艦攻7機 計15機

指揮官は、飛鷹飛行隊長の入來院良秋大尉となっています。

327 :GF長官:2020/02/06(木) 23:50:54.23 ID:CKbLVc9a.net
>>326の続き

攻撃隊は米空母を発見
すでにエンタープライズは避退した後だったので、
機関停止中のホーネットが目標。

当時重巡ノーザンプトンが曳航中だったが、
日本軍の接近を探知して急いで離脱したため、
艦攻隊はすべてホーネットに集中し、魚雷命中3を報告。

328 :GF長官:2020/02/06(木) 23:51:17.80 ID:CKbLVc9a.net
>>327の続き

実際は1本だけだったようですが、
更に船体の傾斜が増した。

すでに上空警戒機は存在しない状況だったが、
それでも対空砲火により艦攻2機が自爆しているので、
恐るべきホーネットのしぶとさですねぇ

329 :GF長官:2020/02/07(金) 00:02:08.15 ID:4HeIhsKk.net
明日は新年会(何度目だ)のためお休みです。

毎日新型肺炎のニュースばかりですが、
本職がいつも読んでいるメルマガに北野幸伯氏の
「ロシア政治経済ジャーナル」があります。

北野氏の著書を読むと、国際政治や外交関係がよく理解できるのですが、
「中国の経済成長はリーマンショックの後も続くが、2020年頃に失速する」
と、以前から言われていました。

今年がその年なので、年明けから何が起こるんだろうとwktkしていましたが、
まさかこれだったとは・・・
4月のきんぺー国賓来日の中止につながってくれれば

個人的には、中国式マッサージ店に行けなくなったのが不満ですけどね
それではノシ

330 :GF長官:2020/02/08(土) 22:56:57 ID:dLbACgMy.net
>>328の続き

最後は第三次攻撃隊。

隼鷹は、第二次攻撃隊を発進させたあと、
帰投する第一次攻撃隊を収容。

それらで攻撃隊を編成した。

331 :GF長官:2020/02/08(土) 22:57:31 ID:dLbACgMy.net
>>330の続き

二航戦第三次攻撃隊(志賀淑雄大尉)
零戦6機
艦爆4機(計10機)

今回も漂流中のホーネットを攻撃し、
全機帰還しました。

戦果は爆弾命中1

332 :GF長官:2020/02/08(土) 22:57:52 ID:dLbACgMy.net
>>331の続き

一航戦が3回、二航戦が3回、
計6回もの攻撃隊を出して、南太平洋海戦は終了した。

この経過を振り返ると、
一航戦第一次攻撃隊のホーネットに対する攻撃、
一航戦第二次攻撃隊のエンタープライズに対する攻撃、

どちらも最初の一撃で、ほぼ決まってしまった印象ですね。
そこで機関停止まで追い込まなければ逃げられてしまう。

333 :名無し三等兵:2020/02/10(月) 00:12:02.10 ID:eDCo2uG2.net
南太平洋海戦では連続攻撃をかけて力づくでホーネットを撃沈に追い込んだから勝ちだけど飛行機の損害が大きいよな。

三隻目の敵空母がいてこれが無傷だったら、どんどん攻撃隊が飛んできて大事だったろうに。

334 :名無し三等兵:2020/02/10(月) 18:06:27.18 ID:jsphLSM8.net
>>333
伊19潜のお陰

335 :GF長官:2020/02/11(火) 00:22:16 ID:wKYfS9RD.net
>>333 まぁ、それを言い始めると、日本側も飛鷹が故障しなければ
3隻目の米空母も沈めていただろう・・・

>>334 木梨潜水艦長!

336 :GF長官:2020/02/11(火) 00:51:03 ID:wKYfS9RD.net
>>332の続き

最後は、マリアナ沖海戦となるのですが・・・
まともな攻撃も出来ていないし、
機体の種類も違うので、やめときます。

後半戦になると、米空母を沈めるためには、
神風に頼るしか無さそうですね。
二重の意味で

337 :GF長官:2020/02/11(火) 00:52:54 ID:wKYfS9RD.net
>>336の続き

さて、話を最初に戻しますと、

友永隊(ミッドウェー島空襲)を艦攻全力編制にして
滑走路を使用不能にするという作戦案について、
           ↓
敵空母に向ける第二次攻撃隊は艦爆編成になる。
           ↓
艦爆主体では、飛行甲板を一時的に破壊するくらいしか
期待できず、すぐに復旧して離脱されてしまう。
           ↓
敵空母に対しては艦攻による魚雷攻撃が必須で、
友永隊に艦攻全力を充てることは現実的ではない。

こう主張したかったのですが、果たして・・・

338 :名無し三等兵:2020/02/11(火) 17:35:22.17 ID:Fym/ympf.net
>>334
ワスプ撃沈、サラトガ戦線離脱は大戦果だよね。

339 :GF長官:2020/02/11(火) 22:26:44 ID:wKYfS9RD.net
>>338 そうですね、サラトガ不運だなー

340 :GF長官:2020/02/11(火) 22:45:22.54 ID:wKYfS9RD.net
>>337の続き

まず、珊瑚海のレキシントンは別個に考えた方が
いいでしょう。

攻撃隊編制
零戦18・艦爆33・艦攻18(計69機)

レキシントンに魚雷命中2、爆弾命中2
速力低下するも航行に支障なし
1時間後には発着艦可能まで復旧
しかし、気化ガソリンに引火して誘爆→自沈処分

341 :GF長官:2020/02/11(火) 22:46:09.14 ID:wKYfS9RD.net
>>340の続き

前スレでも確認しましたが、
魚雷2本が船体に命中しながら、機関停止に至っていない
のは、驚きですね。

元巡洋戦艦と聞くと、ジュットランド海戦で轟沈した
英巡戦姉妹が思い浮かぶので、防御力に難ありな
イメージが強いですが、

342 :GF長官:2020/02/11(火) 22:46:59.85 ID:wKYfS9RD.net
>>341の続き

それは戦艦との比較だから、そう見えるだけで、
そもそも戦艦の防御力が異常と言うべきか。

空母2隻分の雷爆同時攻撃で、行き脚すら止められないと
なると、もはや攻撃隊の編制云々の問題では無くなって
しまいますね。

343 :GF長官:2020/02/12(水) 23:57:49.09 ID:W6Y3NkWf.net
>>342の続き

個人的には、レキシントン級空母との対決を避けられたことが
南雲機動部隊活躍の要因のひとつではないかと思っています。

姉のレックスは、珊瑚海で沈みましたが、
これは五航戦の航空攻撃の戦果というよりも、
気化ガソリンの引火誘爆という、不運な事故の面が大きい。

344 :GF長官:2020/02/12(水) 23:58:28.08 ID:W6Y3NkWf.net
>>343の続き

魚雷2本、爆弾2個が命中しながら、機関に重大な損傷を負わず、
1時間以内に発着艦可能とする抗堪性は、恐るべき脅威ですね。

後のソロモンの戦いで、レキシントンが参加していれば、
大いに手を焼いたことでしょう。

”不死身の”の通り名は、ビッグEではなく、レディーレックスの方に
冠されていたかもしれません。

345 :GF長官:2020/02/12(水) 23:59:46.67 ID:W6Y3NkWf.net
>>344の続き

一方、妹のサラは、沈みはしなかったものの、
我が伊号潜の活躍により、前半戦の大部分をドックで過ごすことに
わずかに第二次ソロモン海戦で、顔を出した程度ですから。

ヨークタウン級相手に専念できたのは、幸運と言えるでしょう。

346 :GF長官:2020/02/13(木) 00:03:39 ID:NMBZGZi0.net
明日は遅くなる予定なので、お休みです。

個人的には、巡洋戦艦レキシントン級が見たかったですねぇ
巡洋戦艦天城型と太平洋で雌雄を決してほしかった。

勝つのはどっちだ?

347 :名無し三等兵:2020/02/13(木) 00:05:52 ID:a8u6AtJO.net
>>341
英巡洋戦艦は何もコンセプトは間違ってないんだよ。
現にフォークランドでは独装甲巡洋艦から何発も被弾しながら火力で圧倒して完勝している。

主砲なら戦艦と同等と敵戦艦相手に撃ち合いさせるのが間違いなわけで。

348 :名無し三等兵:2020/02/13(木) 00:14:14 ID:0XMbuXE8.net
>>341
英国製巡戦は水平防御が薄弱だったため大落下角度で飛来した砲弾に耐えられなか
った。もっとも当時の列強の戦艦でも似たようなもので対策されたのはワシントン条約
開けに出現したポストユトランド海戦タイプの新型戦艦からだった。

巡洋戦艦は対水雷防御はしっかりしてあったのでレキシントンと英国製巡戦の防御の
比較は如何なものでしょうか?

349 :GF長官:2020/02/14(金) 21:15:57 ID:VYMJxxex.net
>>347 フォークランド諸島海戦は、まさに巡洋戦艦の何たるかを
示した戦闘でしたね。

あわれ、シュペー提督

350 :GF長官:2020/02/14(金) 21:16:59.26 ID:VYMJxxex.net
>>348 さて、NAVY YARDの「高速戦艦の時代」では、
八八艦隊計画を特集していましたが、

レキシントン級巡洋戦艦について、
「水平防御はせいぜい14インチ砲対応で、
日英が16インチ砲戦艦を就役させている状況においては、
”あまりに脆弱な装甲防御力”だった」
と指摘していますね。

著者の相曽裕樹氏の評価は、
「ポストジュットランド型戦艦としては、納得できない非合理的な設計」
「巡洋戦艦の運用経験がないためか、錯誤や混乱が見られる」
と、なかなか手厳しいものです。

351 :GF長官:2020/02/14(金) 21:38:12.66 ID:VYMJxxex.net
>>345の続き

レックス姉妹が早々に退場した幸運に感謝しつつ、
やはり南雲機動部隊の主敵といえば、
ヨークタウン級ですね。

長姉ヨークタウン、
次姉エンタープライズ、
末妹ホーネット、

3隻とも挿話に事欠かないネタ満載の戦歴です。
彼女らを沈めるために、いったいどれだけの苦労を重ねたことやら・・・
まさに「宿敵と書いて、”とも”と読む」的なアレですね。

352 :GF長官:2020/02/14(金) 21:38:54.23 ID:VYMJxxex.net
>>351の続き

まずは、ヨークタウンからですが、

<珊瑚海海戦>
五航戦攻撃隊(零戦18・艦爆33・艦攻18・計69機)
爆弾命中1(通常)
機関損傷(缶室の三分の一が使用不能)

353 :GF長官:2020/02/14(金) 21:39:26.80 ID:VYMJxxex.net
>>352の続き

<ミッドウェー海戦>
飛龍第一次攻撃隊(零戦6・艦爆18・計24機)
爆弾命中3(通常2、陸用1)
機関損傷(缶室の三分の二が使用不能)

飛龍第二次攻撃隊(零戦6・艦攻10・計16機)
魚雷命中2
機関停止

伊号168潜
魚雷命中2
沈没

354 :GF長官:2020/02/15(土) 20:50:42 ID:JEznDBys.net
>>353の続き

もともと本職の主張は、こちらでした。

>「敵空母に対する攻撃は、可能な限り第一撃に兵力を集中し、
>目標の撃沈(悪くても大破航行不能)を狙うべき。
>
>なぜなら、敵空母との触接を維持することは困難だから」(前スレ>>764

空母の戦いでは、第一撃で仕留めなければならない。
なぜなら200浬を隔てているので、状況が不利になると、
敵に簡単に逃げられてしまうから。

航空索敵は誤報の宝庫であり、触接の維持は困難だから
第二撃以降に期待はできない。

355 :GF長官:2020/02/15(土) 20:51:29 ID:JEznDBys.net
>>354の続き

その意味で、公刊戦史が主張する、

「万一ミッドウェー攻撃中、敵艦隊が出現する場合を考えると、
我に最も脅威を与えるものは敵の空母である。
この空母の機能を奪うのには、艦爆が最適である。

なるほど敵空母を撃破しただけで逸することは重大問題であるが、
ミッドウェー基地を制圧しておけば、わが空母は後に同島の制約を
受けず、敵空母を追撃して、雷撃により撃沈することも出来る」
             (『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』)p424

これは適切ではない。

356 :GF長官:2020/02/15(土) 20:52:10 ID:JEznDBys.net
>>355の続き

第一撃で撃破だけに終わった場合、戦場離脱した敵空母を
もう一度発見することは至難であり、常に敵空母の陰におびえながら、
島制圧を続けなければならなくなる。

MI作戦は攻略作戦である以上、島を完全破壊しようが、
中途半端で終わろうが、上陸日までは、どのみち行動に
制約を受けるのです。

357 :GF長官:2020/02/15(土) 20:54:23.26 ID:JEznDBys.net
>>356の続き

そう考えれば、動かない島よりも、捕捉が困難な敵空母を
沈めることを優先させなければならない。

「艦爆のみによる一時的な発着艦不能」
などに甘んじてはいけないのです。

敵空母に向ける予定の第二次攻撃隊は、
可能な限り兵力を集中させ、艦攻による雷撃が必須
というわけですね。

358 :名無し三等兵:2020/02/16(日) 00:50:44.14 ID:5jLg+Jmo.net
>>357
艦爆だけを飛ばした第二次ソロモン海戦の場合はなぜそうした?

雷爆合同で飛ばす予定だったが直前に敵索敵機から爆弾を落とされたため
ミッドの再来を防ぐために準備のできた艦爆隊から先に飛ばしたのかな?

359 :GF長官:2020/02/17(月) 23:39:36.72 ID:hetKxIDz.net
>>358 第三艦隊の新しい戦策がそうなっていたからです→>>33

360 :GF長官:2020/02/17(月) 23:53:47.42 ID:hetKxIDz.net
>>357の続き

ただし、これは原則論に過ぎず、実戦はそんな
単純なものではない。

いつでも教科書通りに事が運べるなら苦労は無い。
情勢の変化に応じて、適切に判断しなければならない
からこそ、指揮官が必要になるのです。

361 :GF長官:2020/02/17(月) 23:55:05 ID:hetKxIDz.net
>>360の続き

たとえばミッドウェー海戦では、山口少将の
即時発進の具申が却下されていますが、
本職は、南雲長官の判断を支持しています。

それは、「艦爆のみ」だったからではありません。
二航戦の艦爆36機は、十分に兵力集中であり、
一航戦の艦攻隊がすぐに準備できない状況なら、
戦機を逸せず直ちに出すべきです。

だいたい印度洋機動作戦では、南雲長官自身が
「艦爆隊のみ先発」を実施していますからね。

362 :GF長官:2020/02/17(月) 23:56:14 ID:hetKxIDz.net
>>361の続き

では、なぜミッドウェーでそれをやらなかったのか。
答えは、友永隊の収容の方が優先だったから。
これに尽きます。

南雲機動部隊の任務は、上陸支援であり、
この後ハワイから出てくるであろう米空母の捕捉撃滅です。

今見つけた、1隻の敵空母を沈めれば、それで終わりではない。
作戦全体のことまで考えて、優先順位を決めることが
指揮官の役割と言えますね。

363 :GF長官:2020/02/18(火) 22:59:42 ID:A+20b4wu.net
>>362の続き

このように、兵力の集中はあらゆる戦闘の原則であっても、
情勢の変化に応じて、柔軟に対応しなければならない。

その上で、公刊戦史の主張で引っかかるのは、

>なるほど敵空母を撃破しただけで逸することは重大問題であるが、>>355
と言いながら、

>わが空母は後に同島の制約を受けず、
>敵空母を追撃して、雷撃により撃沈することも出来る
としているところ。

364 :GF長官:2020/02/18(火) 23:00:26 ID:A+20b4wu.net
>>363の続き

「撃破」がどの程度を指しているのかは想像するしかありませんが、
「逸する」とあるからには、一度敵空母は離脱に成功していることに
なります。

ミッドウェー島の制圧後に、敵空母捜索を再開して、
雷撃で仕留めるというのは、あまりに楽観的過ぎる。

そんな簡単に、また見つけられるものしょうか。

365 :名無し三等兵:2020/02/19(水) 16:38:07 ID:gtNb9pzi.net
潜水艦の配置が予定通りだったら空母戦の前に決着がついてる

366 :GF長官:2020/02/19(水) 23:20:15.13 ID:Msk2Ai55.net
>>365 有力な事前情報になるとは思いますが、
結局索敵で見つけないことには、行動できないですからねぇ

367 :名無し三等兵:2020/02/19(水) 23:30:53 ID:IHUeoFV4.net
>>365
K作戦なんか実施するから

368 :GF長官:2020/02/19(水) 23:41:18 ID:Msk2Ai55.net
>>364の続き

そもそもの話として、飛行機は天候の影響を受けやすく、
雨が降ったら飛べないし、風が強くても航法が乱れる。

穏やかな晴天だったとしても、夜になったら、
そこでおしまいです。

369 :GF長官:2020/02/19(水) 23:42:09 ID:Msk2Ai55.net
>>365の続き

さらに航空索敵自体が誤報の宝庫と言えるほど、
不確定要素が大きく、

仮に索敵報告が正確だったとしても、
攻撃隊が航法を誤らず、会敵に成功できるかも
確かな保証はありません。

加えて、母艦航空戦は機体の損耗が大きく、
第二次攻撃隊以降は、大幅に兵力が減じることになる。

370 :GF長官:2020/02/19(水) 23:42:38 ID:Msk2Ai55.net
>>369の続き

もちろん戦闘の推移によっては、
様々な選択肢を考えなければなりませんが、

最初から、第二撃以降を期待するような
攻撃隊編制は、賢明とは言えないでしょう。

371 :GF長官:2020/02/19(水) 23:46:03.17 ID:Msk2Ai55.net
>>367 潜水艦の整備が遅れていたようですからねぇ

372 :名無し三等兵:2020/02/20(木) 00:01:26 ID:MK9yXy3l.net
>>371
あの作戦によってハワイ付近の対潜警戒が厳重になり潜水艦の配置が遅れた。

373 :GF長官:2020/02/21(金) 21:33:38 ID:ZRU24lz4.net
>>372 フレンチフリゲート礁を中継地にしてたのがバレたか!

374 :GF長官:2020/02/21(金) 21:44:40 ID:ZRU24lz4.net
>>370の続き

そういうわけで、最初の主張に戻る訳ですが→>>354

第一撃に兵力を集中すれば(艦攻を編成に含めれば)
それで敵空母を撃沈できるということではなくて、

第一撃に兵力を集中して、機関損傷くらいまで追い込まないと、
第二撃以降に期待できなくなる。

375 :GF長官:2020/02/21(金) 21:45:56 ID:ZRU24lz4.net
>>374の続き

「いつまでも あると思うな 米空母」

もちろん、前線で戦況は千変万化しますから、
ミッドウェーの即時発進のように(>>361
艦爆隊だけでも先行させねばならない事態は起こり得る。

376 :GF長官:2020/02/21(金) 21:46:43 ID:ZRU24lz4.net
>>375の続き

しかし、公刊戦史のこの主張(>>355)は
ミッドウエー島空襲の前日(6月4日)、
未だ、ミッドウエー島の防備状況も、敵空母の動静も
不明な段階での話です。

その時点で、自ら攻撃手段の選択肢を限定してしまうことは、
少し飛躍し過ぎのように思いますね。

377 :名無し三等兵:2020/02/21(金) 23:29:17 ID:zdXZ92pp.net
>>365
もし潜水艦配備が間に合って敵艦隊を発見したとして
ミッドに近づいたら基地機と空母機両方を相手にする可能性大な場合でも
南雲長官は作戦計画どおりにミッドウェイ島に接近して空爆するんだろうか?

378 :GF長官:2020/02/22(土) 21:01:27.16 ID:zsH903lN.net
>>377 もちろんですよ。
ミッドウエー島攻略作戦なのですから、上陸日が変更でも
されない限り、予定通りですね。

索敵は強化されると思いますが

379 :GF長官:2020/02/22(土) 21:21:42 ID:zsH903lN.net
>>376の続き

というのが、本職の基本路線ではありますが、
今回、南太平洋までの戦闘経過を振り返ってみて、
少し印象が変わって来たのが実感です。

艦爆のみの敵空母攻撃隊に反対するのは、
「艦爆では、敵空母を機関損傷まで追い込めない」
というのが根本理由です。

飛行甲板に穴を開けただけでは、すぐに修復されてしまうし、
その間、機関が無事ならば敵に離脱の機会を与え、
こちらは再び、索敵からやり直す可能性が高くなる。

380 :GF長官:2020/02/22(土) 21:22:26 ID:zsH903lN.net
>>379の続き

南雲機動部隊は、上陸が完了するまでは、
島から離れることができません。

これは第一撃に全力を集中して、滑走路を破壊しても同じです。
ウエーク島の例にもあるとおり、たった数機残っているだけで
上陸作戦が頓挫することも有り得るのです。

381 :GF長官:2020/02/22(土) 21:23:00 ID:zsH903lN.net
>>380の続き

島を完全に制圧できたかどうかは、空から眺めるだけでは
分かりません。上陸して占領してはじめて確認できること。

つまり、ミッドウエー島の破壊状況にかかわらず、
N日までは、島と敵空母の両方に備える
”二正面作戦”を強いられるのです。

382 :GF長官:2020/02/22(土) 21:23:42 ID:zsH903lN.net
>>381の続き

もちろん、第一撃に兵力を集中する方が効果的で、
後々の作戦がやり易くなることは言を俟たない。

それ故に、公刊戦史のこの部分には
>わが空母は後に同島の制約を受けず、>>355
賛同しかねるというわけですね。

383 :名無し三等兵:2020/02/22(土) 22:32:11 ID:jghqalIk.net
>>379
そもそも艦爆隊だけで攻撃する指針はミッドウェイで敵艦爆に空母4隻を撃沈されたことによる過剰反応では?

もちろん暗号解読されたゆえに敵に先制されたってことは分かってないけどさ。

384 :名無し三等兵:2020/02/24(月) 11:13:16 ID:c0dgphVn.net
>>378
潜水艦が敵艦隊発見でも史実通りの作戦行動だったとしたら
みっ
索敵機の数を増やす、第二次攻撃隊は雷装待機で爆装

ミッド基地のPBYに

385 :名無し三等兵:2020/02/24(月) 11:37:44 ID:c0dgphVn.net
>>378
敵空母が出てくる可能性大でも作戦行動はそのままとしたら結果は変わらないよね。
第一次攻撃隊がミッドに発進する前にPBYにみつかっているため
索敵機を増やしてスムーズに敵艦隊の位置を特定できたところで
敵基地機の攻撃、第一次攻撃隊の着艦のために敵空母に攻撃隊を飛ばす時間がない。

386 :GF長官:2020/02/24(月) 21:40:41 ID:YpERldf6.net
>>383 そうですね。第二次ソロモン海戦がまさにそれでした。

>>384 途中送信でしょうか

>>385 作戦行動がそのままかは分かりません。
雷装待機をもっと継続するかもしれませんし、
仮想戦記ですからねぇ、なんとも

387 :GF長官:2020/02/24(月) 22:31:57 ID:YpERldf6.net
>>382の続き

ところが、日本海軍の場合、
「通常爆弾」という必殺兵器?があるので、

艦爆による敵空母攻撃の戦果は、ただ
飛行甲板に穴を開けるだけにとどまらない。

388 :GF長官:2020/02/24(月) 22:33:11 ID:YpERldf6.net
>>387の続き

防御甲板を貫けないにしても、
艦内奥深くでの爆発の衝撃、振動、火災により
機関部に損傷を与えるばかりでなく、

煙路や操舵機構などに、間接的な損害を及ぼすことができる。

389 :GF長官:2020/02/24(月) 22:33:51 ID:YpERldf6.net
>>388の続き

事実ヨークタウンは、>>352-353
珊瑚海の通常爆弾被弾で機関出力の三分の一を失い、
手負いのまま、ミッドウェーに参戦して
再び通常爆弾の爆発で、更に機関部の損傷を拡大させ、
ついに艦攻隊の雷撃で、とどめを刺された。

この経過からうかがえるのは、
艦爆の攻撃だけでも、敵空母を逸することなく、
雷撃による撃沈まで持っていけるのではないか、

という期待感ですね。

390 :名無し三等兵:2020/02/25(火) 00:12:08 ID:WMM9cvrB.net
お笑いの"主力部隊"の山本五十六こそ凡将

391 :GF長官:2020/02/25(火) 22:51:45.98 ID:9wPB8OzV.net
>>390 山田く〜ん

392 :名無し三等兵:2020/02/25(火) 23:31:04.98 ID:nYGupvW8.net
>>390
ゴ〜ン

393 :GF長官:2020/02/25(火) 23:51:41 ID:9wPB8OzV.net
>>389の続き

そもそも「通常爆弾」という弾種そのものが、
日本海軍の特殊性を示しているとも言われ、

「イギリス軍は、対艦用爆弾が必要だとは考えていなかった。
だから、戦前の英国製爆弾とは、基本的に”陸用爆弾”であり、

394 :GF長官:2020/02/25(火) 23:52:44.04 ID:9wPB8OzV.net
>>393の続き

アメリカの陸海軍も、対戦艦用の徹甲爆弾が登場したのは
1944年で、それまではGP(汎用)爆弾だけで、珊瑚海、
ミッドウエー、ビスマルク海戦、およびマリアナ海戦を
勝利したのである」
             (『日本海軍の爆弾』兵頭二十八/著)p79

395 :GF長官:2020/02/25(火) 23:54:00.52 ID:9wPB8OzV.net
>>394の続き

その中で、日本海軍だけが対艦攻撃用爆弾を「通常爆弾」と名付け、
アメリカ海軍の航空母艦を強く意識して開発を進めてきた。

特に九九艦爆に搭載する二十五番(250kg)通常爆弾は、
敵空母の防御甲板(70ミリ)を貫徹し、遅動0.2秒の信管を
使用することを目標としていた。

396 :GF長官:2020/02/26(水) 23:07:36.57 ID:rd7wnIgt.net
>>395の続き

日本海軍の基本戦略は、漸減邀撃作戦で
米渡洋艦隊を撃滅することですが、

その中で空母部隊の役割は、
二航戦(蒼龍・飛龍)の機動航空部隊が、艦爆主力で
敵空母を撃破して、その航空兵力を排除し、

397 :GF長官:2020/02/26(水) 23:08:14.30 ID:rd7wnIgt.net
>>396の続き

一航戦(赤城・加賀)の決戦夜戦部隊が、艦攻雷撃で
米戦艦を減殺して、

最後、直衛部隊(鳳翔・龍驤)が敵観測機を追い散らし、
友軍の弾着観測機の下で、主力部隊の砲戦により
勝敗を決する。

これが「制空権下の艦隊決戦」構想です。

398 :GF長官:2020/02/26(水) 23:08:52.98 ID:rd7wnIgt.net
>>397の続き

ここからも明らかなように、艦爆隊に求められる役割は
米空母の作戦能力を奪うことであって、
米空母を沈めることではありません。

作戦能力を奪う第一は、飛行甲板を破壊することですから、
瞬発爆弾が効果的なことは言うまでもない。

それなのに遅動0.2秒(>>395)の信管を付けた
半徹甲爆弾を、敵空母に対して使おうとするのは、
”沈める気満々”ってことですよね〜

399 :名無し三等兵:2020/02/26(水) 23:27:20.56 ID:xUrR0gU2.net
>>398
真珠湾攻撃で第二目標の「空母」に対しては第二波の艦爆81機を充てたことからも
判ります。

400 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 00:34:49 ID:c6hUufQ9.net
南雲は水雷屋。

★日本の水雷戦隊 (1941年)
第1、2、3、4水雷戦隊の定数 軽巡1隻、駆逐艦16隻。
第5、6水雷戦隊の定数 軽巡1隻、駆逐艦8隻。

真珠湾攻撃の南雲機動部隊の駆逐艦は9隻。
第1、第2水雷戦隊から引き抜いた駆逐艦8隻と 完成したばかりの駆逐艦「秋雲」であった。

他に2隻がミッドウエー砲撃部隊として別行動

401 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 00:54:22 ID:c6hUufQ9.net
☆開戦時のアメリカの駆逐艦は170隻だったが、両洋艦隊法の新造駆逐艦が続々と完成中だった。

☆アメリカの1945年1月のDESTROYER SQUADRON (駆逐戦隊)は37隊に膨張。
1個駆逐戦隊の定数は、駆逐艦9隻であった。37×9=333隻

例)最新の第68駆逐戦隊(全てギアリング級の最新駆逐艦9隻で編成)
DD 710、DD 711、DD 712、DD 713、DD 714、DD 862、DD 863、DD 864、DD 865

なお、終戦時のアメリカの駆逐艦(DD)は500隻、護衛駆逐艦(DE)600隻*であり、
サムナー級3隻、ギアリング級57隻が建造中だった。

*高速兵員輸送艦に改造されたものを含む

402 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 02:50:43 ID:c6hUufQ9.net
>>401
============================
新造駆逐艦(軍縮条約明け以降)
============================
物量の差・・・

アメリカ
■第2次、第3次ヴィンソン案、両洋艦隊法、戦時計画
              竣工    喪失   備考
-DD(駆逐艦)-
ベンソン/リバモア級  96隻  15隻   12隻は高速掃海艦(DMS)に改造
フレッチャー級     175隻  19隻   188隻発注、13隻キャンセル。
アレン M. サムナー級 58隻   4隻   3隻は戦後に完成、70隻計画されたが12隻を高速敷設艦 DM23〜34に改造
ギアリング級       98隻        57隻は戦後に完成。

-DE(護衛駆逐艦)-
エヴァーツ級       97隻        105隻発注、8隻キャンセル。32隻はイギリスに譲渡
バックレイ級      154隻   5隻   46隻はイギリスに貸与
キャノン級        72隻         116隻発注、44隻キャンセル。
エドサル級        85隻   4隻
ラッデロウ級       22隻         252隻発注、180隻キャンセル。50隻は高速輸送艦(APD)として完成
ジョン C. バトラー級  83隻   3隻    293隻発注、210隻キャンセル(建造中止4隻)

日本
■マル3計画、マル4計画、マル急計画、改マル5計画第二次追加計画
              竣工     喪失    備考
陽炎型         19隻    18隻   マル3計画鑑。"雪風"のみ残存
夕雲型         19隻    19隻   全艦喪失
島風型          1隻     1隻
秋月型         12隻     6隻
松/橘型        32隻    10隻   火力は陽炎型の半分以下で速力も遅い(アメリカの護衛駆逐艦よりは速い)

403 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 05:49:38.38 ID:c6hUufQ9.net
>>402
栄光の連合艦隊の最後
==================
1945年6月1日の編成
==================
■第5戦隊 羽黒(すでに1945年5月16日沈没/除籍は6月20日)、足柄(1945年6月4日に沈没)
■第31戦隊(対潜機動部隊)
 花月(旗艦)   
 第17駆逐隊 初霜、雪風
 第41駆逐隊 冬月、涼月、宵月、夏月
 第43駆逐隊 竹、桐、榧、蔦、椎
 第52駆逐隊 杉、樫、楓、楡、梨、萩

■第11水雷戦隊※ 軽巡(酒匂)
■第53駆逐隊 楢、椿、柳、欅

※第11水雷戦隊は訓練用部隊。完成したばかりの松型駆逐艦らとともに舞鶴に避難

■第四予備艦(燃料不足の為)
空母(隼鷹)、重巡(青葉)

■特殊警備艦(燃料不足で係留)
6月1日附 戦艦(長門、伊勢、日向、榛名)、空母(天城、鳳翔、龍鳳)
7月10日附 空母(葛城)、重巡(利根)、軽巡(大淀)

など

404 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 07:20:19 ID:c6hUufQ9.net
=============================================
アメリカの巡洋戦隊(CRUISER DIVISION) 1945年1月
=============================================
(F):旗艦、CB:大型巡洋艦、CA:重巡、CL:軽巡
各戦隊は、基本的に同型艦で揃えているが例外あり。

CRUISER DIVISION
ONE      CL-9(F), CL-10, CL-11, CL-8         ・・・オマハ級軽巡4隻
FOUR     CA-45(F), CA-28, CA-33, CA-35
FIVE      CA-27(F), CA-24, CA-25
SIX       CA-38(F), CA-32, CA-36, CA-37       ・・・ アストリア級重巡4隻
NINE      CL-48(F), CL-42, CL-49            ・・・ ブルックリン級軽巡3隻
TEN       CA-68(F), CA-69, CA-70, CA-71       ・・・ ボルチモア級重巡4隻
ELEVEN    CL-53(F), CL-54, CL-95, CL-96, CL-97, CL-98 ・・・・アトランタ級軽巡6隻
TWELVE    CL-57(F), CL-58, CL-55, CL-56        ・・・クリーブランド級軽巡4隻
THIRTEEN   CL-62(F), CL-60, CL-63, CL-80        ・・・クリーブランド級軽巡4隻
FOURTEEN  CL-64(F), CL-81, CL-86, CL-89        ・・・クリーブランド級軽巡4隻
FIFTEEN    CL-46(F), CL-43, CL-47            ・・・ ブルックリン級軽巡3隻
SIXTEEN    CB-2(F)、CB-1                  ・・・アラスカ級大型巡洋艦2隻
SEVENTEEN  CL-65(F), CL-66, CL-90, CL-103       ・・・クリーブランド級軽巡4隻
EIGHTEEN   CL-67(F), CL-87, CL-104, CL-105      ・・・クリーブランド級軽巡4隻
NINETEEN   CA-72(F), CA-73, CA-130, CA-131     ・・・ ボルチモア級重巡4隻
TWENTY    CL-82(F), CL-91, CL-92, CL-101       ・・・クリーブランド級軽巡4隻
TWENTY-ONE CA-74(F), CA-132, CA-135, CA-136     ・・・ ボルチモア級重巡4隻

405 :名無し三等兵:2020/02/27(木) 07:36:34.42 ID:c6hUufQ9.net
>>404
■1945年1月の連合艦隊で"巡洋艦"が所属する戦隊
第5戦隊 羽黒、妙高、高雄、利根、大淀
第31戦隊 五十鈴、駆逐艦9隻
第2水雷戦隊 矢作、駆逐艦11隻

以上の重巡4隻、軽巡3隻であった。
他に"回天搭載母艦"へ改造中の軽巡北上、大破で放置されている重巡青葉がある

■日本の巡洋艦の増減
    開戦時    1945年1月             終戦時
重巡 18隻※  4隻+(1隻 大破のまま放置)  2隻(妙高、高雄)
軽巡 17隻   3隻+(1隻 回天搭載母艦)   2隻(北上、酒匂)

※真珠湾攻撃時、アメリカの保有重巡は18隻で日本と同じであった。

406 :名無し三等兵:2020/02/28(金) 22:32:50 ID:u02tjVnn.net
元々は飛行甲板破壊による敵空母の航空運用能力損失を狙っていたものが、
後に撃破ないし撃沈による敵空母の航空運用能力損失狙いへと変化したからねえ
昭和10年頃から開戦直前はそういう方針変化の時期
後者であっても、米空母の作戦能力を奪うことが目的であって撃破撃沈は手段ってこと

407 :GF長官:2020/02/28(金) 23:09:09.93 ID:bJF+l44C.net
>>399 81機! 地上攻撃にはもったいない!

>>400- ありがとうございます。
アメリカの駆逐艦を見ると、戦意が・・・
これだけ建造したこともすごいが、よく艦名ネタがあったもんだ。

巡洋艦は・・・(以下略

408 :GF長官:2020/02/28(金) 23:27:50 ID:bJF+l44C.net
>>398の続き

真珠湾攻撃では、敵空母は居なかったため、
この通常爆弾を試す機会がありませんんでしたが、

続く印度洋機動作戦にて、ついにその威力が明らかに!
英重巡2隻と空母1隻を、艦爆隊のみで撃沈。

409 :GF長官:2020/02/28(金) 23:28:35 ID:bJF+l44C.net
>>408の続き

これには、当の本人たちも驚いたようで、

昭和17年3月26日〜昭和17年4月22日 軍艦飛龍戦闘詳報(2)
アジ歴レファレンスコードC08030581700  6/70頁

「布哇(ハワイ)空襲ニ於テ検討シ得ザリシ、九九式二五番通常爆弾ノ
威力ハ、今回ノ英大巡及ビハーメス攻撃ニ於テ、遺憾ナク之ヲ発揮セリ」

まさに、してやったりの感が、ひしひしと伝わってきますね。

410 :GF長官:2020/02/28(金) 23:31:57 ID:bJF+l44C.net
>>409の続き

当時の司令部も搭乗員も、
「艦爆隊は、敵の空母の飛行甲板に穴を開けるだけのもの」
とは、誰も思っていなかったのではないでしょうか。

その点でも、公刊戦史の主張>>355には、
少し違和感を覚えるわけです。

411 :GF長官:2020/02/28(金) 23:35:56.51 ID:bJF+l44C.net
>>406 まさにその通りなのですが、
>米空母の作戦能力を奪うことが目的であって撃破撃沈は手段ってこと

本人たちは、全然そうは思ってなかったりして・・・なんて思ったりするのです。

412 :GF長官:2020/02/29(土) 20:18:40 ID:PCMvyb0L.net
>>410の続き

それだけ通常爆弾の威力がすごいのなら、
陸用爆弾は要らなくなるのかというと、そうでもない。

同じく、印度洋の戦訓には、

413 :GF長官:2020/02/29(土) 20:19:23 ID:PCMvyb0L.net
>>412の続き

「九八式二五番陸用爆弾ハ、敵艦船ノ高角砲機銃制厭上、
有効ナリと認ム

大巡、空母攻撃ニ際シ、各中隊ノ先頭ヨリ三機ハ、陸用爆弾ヲ
使用セルニ、弾着ノ後、敵防空砲火ハ、直チニ沈黙、爾後ノ
爆撃ヲ容易ナラシメタリ」

※制厭(せいえん)おさえて、はらいのけること

414 :GF長官:2020/02/29(土) 20:20:13 ID:PCMvyb0L.net
>>413の続き

つまり、艦爆隊の先頭機3機程度が陸用爆弾を使用すると、
その爆発力で、高角砲や機銃員に大きな損害を与えることができ、
それに続く通常爆弾搭載の本隊にとって、照準が容易になる
というわけです。

史実でも、その期待通りの戦果を挙げているばかりでなく、
リフトの停止などの損害も与えていますね。

更には「雷爆同時攻撃においても艦爆隊の陸用爆弾は有効」
と推奨しています。

415 :名無し三等兵:2020/03/02(月) 02:47:16.58 ID:SA3cl20t.net
先頭の三機が撃墜されたり外したら大変。

416 :名無し三等兵:2020/03/02(月) 18:40:05 ID:X+0l7DBJ.net
>>415
その理屈だと、その先頭の三機とやら自体がすでに大変だな

417 :GF長官:2020/03/03(火) 00:51:41.97 ID:seKZeUgN.net
>>415 その通りw

>>416 まぁ、実際は先頭とか決められないでしょうけど。

418 :GF長官:2020/03/04(水) 00:59:36 ID:7Hgjlfcu.net
>>414の続き

このように、通常爆弾と陸用爆弾を併用する艦爆隊の
攻撃力は、あなどれないものがあり、

空母1隻分(18機)でも、十分な護衛を付ければ、
かなりの戦果が期待できますよね。

419 :GF長官:2020/03/04(水) 01:00:10.58 ID:7Hgjlfcu.net
>>418の続き

ただし、艦上機用としては無類の貫徹力を誇る通常爆弾
とはいえ、その威力は直接的なものではなく、爆発の
衝撃や振動などで間接的な影響を与えるに過ぎない。

それ故に、命中箇所によっては、部分的な火災発生に
とどまることも有り得ます。

420 :GF長官:2020/03/04(水) 01:04:14 ID:7Hgjlfcu.net
>>419の続き

たとえば、飛行甲板の中央部なら、真下に機関部や煙路があり、
後半部なら操舵機構へのダメージが期待できますが、

飛行甲板の前半分だと、小規模な火災だけで、
航行には支障無し、で終わってしまいますしね。

421 :名無し三等兵:2020/03/04(水) 17:56:15.61 ID:jC2goUuq.net
敵空母の防御向上で装甲抜けないかもしれないという危惧があり、艦上爆撃機にも50番爆弾積もうという話はその対応
日本海軍としては装甲抜けず衝撃や振動でダメージは不本意というかただの失敗

422 :GF長官:2020/03/04(水) 19:36:53 ID:7Hgjlfcu.net
>>421 そうですね。>ただの失敗
50番は通常爆弾だけで、戦前からありましたが、
開戦前に「米空母エセックス級の防御装甲は80ミリ」
という情報が入って来て、貫徹力不足が明らかになり、
「二式五○番通常爆弾」が開発された。

ただし、貫徹力は100ミリで十分だったものの、
炸薬量が少なすぎて、(25番と同程度の56kg)
前線ではあまり使われなかったようです。

423 :GF長官:2020/03/04(水) 19:57:54.71 ID:7Hgjlfcu.net
>>420の続き

それが、うまくいかなかったのが次のエンタープライズの例で、

<第二次ソロモン海戦>
第一次攻撃隊(関衛少佐)
艦戦10機、艦爆27機
爆弾命中3(通常1、陸用2)
後部リフト停止、操舵不能、後に復旧
エンタープライズは離脱、飛行甲板が盛り上がったため真珠湾で修理

424 :GF長官:2020/03/04(水) 19:58:26.86 ID:7Hgjlfcu.net
>>423の続き

<南太平洋海戦>
一航戦第二次攻撃隊
艦戦5機、艦爆19機(翔鶴隊)
艦戦4機、艦攻16機(瑞鶴隊)
爆弾命中3(通常1、陸用2)
前部リフト停止、
魚雷命中は無し、エンタープライズは離脱

425 :GF長官:2020/03/04(水) 19:59:42.43 ID:7Hgjlfcu.net
>>423の続き

25番を実に6発も命中させながら、
結局逃してしまった。

様々な要因はありますが、このあたりが
艦爆のみによる攻撃の限界と言えるでしょう。

426 :ゲショゲショ:2020/03/04(水) 20:25:45 ID:ZlR5ZoPd.net
>>409
>九九式二五番通常爆弾ノ威力ハ、

0676 ゲショゲショ 2019/10/04 22:39:18
>>675の続き
信号
3日
発 機動部隊指揮官
3日0150
宛 機動部隊
「機動部隊信令第48号
一、空母を含む敵艦隊 本日午後「ココス」島南方200浬付近を行動中なりしものの如し
二、機動部隊は会敵を予期し3日0800 16度40度(分?)南 100度40分東に進出 敵を捕捉殲滅せんとす
三、二航戦は艦攻を以て日出30分前発進索敵を実施すべし
350度より60度に至る250浬圏内
60度より350度に至る120浬圏内
四、八戦隊零式水偵は敵機追躡並びに敵艦隊触接に備え日出30分前迄に第一待機となすべし
五、日出30分前より第四編制(制空隊各艦9機)第一待機 第五編制第三待機(庫内)とし 二航戦の1艦は対空警戒第一配備「B」法とすべし
二航戦中対空警戒実施艦は第四編制中の艦爆及第五編制中の制空隊を除く事を得
第四編制発進せば各母艦令なくして対空警戒第一配備「B」法に転移すべし
六、第四編制の攻撃主目標敵空母、魚雷調定深度4m 第五編制に付ては後令す
但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす
七、特令するまで対潜警戒を行わず」

427 :ゲショゲショ:2020/03/04(水) 20:45:26 ID:ZlR5ZoPd.net
>>426の続き
>>6 >>105のとおり
「南方作戦第二次機動戦(ジャワ島南方海域作戦)」(第一水雷戦隊戦時日誌より)
行動中に南雲機動部隊が実施した
「“幻の”ココス島沖敵空母捜索撃滅作戦」(ゲショゲショ仮称)
では、

>六、第四編制の攻撃主目標敵空母、魚雷調定深度4m 第五編制に付ては後令す
>但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす

とあります。
(「両者共陸瞬(?)とす」の“(?)”は、当該箇所がかすれていて私の読み込みに完全な自信が無いため付記しています。)

428 :名無し三等兵:2020/03/04(水) 20:57:44 ID:GmGwNmaj.net
>>425
これが500キロ徹甲爆弾で敵空母の防御甲板を抜いて奥深くで爆発していたら話は違った?

429 :ゲショゲショ:2020/03/04(水) 21:17:50 ID:ZlR5ZoPd.net
>>427の続き
この「機動部隊信令第48号」による南雲長官の敵空母攻撃準備命令は、
第四編制(第一次攻撃隊)は“雷爆同時攻撃”であることを明らかにしており、
「後令す」としている第五編制(第二次攻撃隊)もほぼ同様ではないかと思料しますが、

艦爆隊は、第四編制、第五編制のどちらも、
携行爆弾は初めから「陸上爆弾、信管瞬発」と指定されています。
(私の読み込みが正しければ、ですが。)

430 :GF長官:2020/03/05(木) 23:38:12.69 ID:2k+dqyGA.net
>>426 ありがとうございます。
>但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす
陸用爆弾なら遅延信管は使わないでしょうから、瞬発なのかな。

>>428 話は違ったでしょうが、沈められるかはまた別問題かと。
なにせ不死身のビッグEですからねぇ

>>429 この頃はまだ試行錯誤の段階でしょうから、
色々試していたのかもしれませんね。
当時の人たちの”常識”に迫るのは難しい・・・
 

431 :名無し三等兵:2020/03/06(金) 00:02:22 ID:Dnz930Zv.net
>>430
艦爆は陸地攻撃に徹甲弾を使わないのかな?例えばトーチカとか?

432 :GF長官:2020/03/06(金) 21:20:34 ID:Mk7R/Woi.net
>>431 艦爆に搭載できる徹甲弾があったかどうか・・・
トーチカには艦砲射撃ですよ!
「全砲門、ファイヤー!」

433 :GF長官:2020/03/06(金) 21:30:14 ID:Mk7R/Woi.net
>>425の続き

特に第二次ソロモン海戦では、命中が後部に集中したため、
艦爆隊の命中弾のみで、一時操舵不能まで追い込むことができ、

通信環境が良ければ、第二次攻撃隊で
致命傷を与えることも可能だっただけに、実に惜しいですね。

434 :GF長官:2020/03/06(金) 21:30:58 ID:Mk7R/Woi.net
>>433の続き

また南太平洋海戦でも、艦爆艦攻編制でありながら、
時間差の攻撃となったために、攻撃力が分散してしまったのが
これまた惜しい。

とはいえ、ミッドウエー後の初戦であることを考えれば、
準備できた部隊から逐次発進になるのはやむを得ないでしょう。

435 :GF長官:2020/03/06(金) 21:31:39 ID:Mk7R/Woi.net
>>434の続き

やはり艦爆では、うまくいって「一時機関停止(操舵不能)」程度なので、
ミッドウエーのように、艦攻隊とうまく連携できれば、撃沈まで期待できるが、
東部ソロモンのように、単発攻撃に終わってしまえば、敵空母に離脱を
許してしまう。

こんなところでしょうか。

436 :名無し三等兵:2020/03/07(土) 00:42:14 ID:FVIXmDBW.net
>>432
艦爆の通常弾て半徹甲弾?

437 :GF長官:2020/03/07(土) 20:24:13.74 ID:f+KU42xd.net
>>436 そう言われることが多いですね。前スレ引用ですが、
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/922
通常爆弾は、半徹甲爆弾にあたります。

徹甲爆弾というのは、戦艦の主砲弾のように
敵主力艦の装甲を貫通させることを目的としたもので、
ハワイ作戦で使用された九九式80番(800キロ)五号爆弾が
それで、長門型の主砲弾を改造したものですね。

250キロの艦爆用爆弾を徹甲爆弾にすると、
たぶん炸薬がちょびっとになってしまうでしょう。
ある程度の炸薬量を確保するため、そこそこの貫徹力を持たせたのが
通常爆弾です。

438 :GF長官:2020/03/07(土) 20:46:40 ID:f+KU42xd.net
>>435の続き

それに対して、艦攻の魚雷の威力は絶大で、
最後のホーネットに対しては、

<南太平洋海戦>
一航戦第一次攻撃隊
艦戦21機、艦爆21機、艦攻20機(計62機)
爆弾命中3、魚雷命中2、機関停止

439 :GF長官:2020/03/07(土) 20:47:02 ID:f+KU42xd.net
>>438の続き

一航戦第三次攻撃隊
艦戦5機、艦爆2機、艦攻6機(計13機)
爆弾命中1(艦攻の80番)

二航戦第一次攻撃隊
零戦12機、艦爆17機(計29機)
爆弾命中無し

二航戦第二次攻撃隊
零戦8機、艦攻7機(計15機)
魚雷命中1

二航戦第三次攻撃隊
零戦6機、艦爆4機(計10機)
爆弾命中1

440 :GF長官:2020/03/07(土) 20:51:17.19 ID:f+KU42xd.net
>>439の続き

計5回も!攻撃していますが、

最初の一航戦第一次攻撃隊で、魚雷が命中して
機関停止した後は、
総員退艦後の攻撃になるので、残敵掃討といったところか。

441 :GF長官:2020/03/07(土) 20:52:06.48 ID:f+KU42xd.net
>>440の続き

これでもホーネットは沈まなくて、友軍駆逐艦が処分しようと
5インチ砲撃ちこんでも沈まず、
最後、日本軍の駆逐艦魚雷により、ようやく沈没

やれやれ南雲長官も、
大変な国と戦争を始めてしまったもんだな。

442 :名無し三等兵:2020/03/07(土) 21:51:34.71 ID:wAK9pEBe.net
>>437
250キロ爆弾だとエネルギー的に不足で貫通力無いから炸薬量ちょっびっとどころか0ですらない
ロケット加速までさせてやっと貫通力に目途が立った25番4号爆弾の炸薬量見れば、25番爆弾はあくまで空母や重巡止まりで、戦艦や重空母を攻撃するための爆弾ではないのです

443 :名無し三等兵:2020/03/08(日) 20:17:58.05 ID:Aa+QsBUf.net
当時、対艦攻撃の艦攻に50番は使わなかったのかな?

444 :GF長官:2020/03/09(月) 23:42:46 ID:tIRTYoZq.net
>>442 そうですね、なので、そこそこです。

>>443 使われなかったようですね。
艦攻の爆装としては、
・80番x1
・25番x2
・6番x6

445 :GF長官:2020/03/09(月) 23:52:49.71 ID:tIRTYoZq.net
>>441の続き

以上をまとめると、米空母ヨークタウン級に対しては、
やはり魚雷が有効で、確実に機関停止に追い込むことができる。

そうなれば、反復攻撃により撃沈が見えてきます。

446 :名無し三等兵:2020/03/09(月) 23:53:34.33 ID:Ck8WzF9u.net
>>444
80番は対戦艦
25番は戦艦以外の軍艦
六番が対潜水艦

まあ空母で取り扱う爆弾の種類をあまり増やしても大変だからかな?
管理もそうだけど爆弾架も用意しなければならないし。

447 :GF長官:2020/03/09(月) 23:54:05.77 ID:tIRTYoZq.net
>>445の続き

対して艦爆隊は、通常爆弾は驚くほどの威力があるものの、
やはり限界があり、
「当たり所が良ければ、一時的に機関停止が期待できる」
程度か。

となると、反復攻撃が成立するかどうかは未知数ですね。

448 :GF長官:2020/03/09(月) 23:56:13 ID:tIRTYoZq.net
>>447の続き

もちろん戦闘経過によっては、艦爆隊のみの編成も
選択肢に入れなければなりませんが、
最初から、艦攻雷撃の手段を捨ててしまうのはもったいない。

特にミッドウェーの場合は、島占領後7日間は、
同海域にとどまって、米空母の出現に備えることになっています。
確実に沈めておかないと、後が心配になりますよね。

449 :GF長官:2020/03/10(火) 23:37:54.61 ID:WO8HQflo.net
>>448の続き

とはいえ、これらはソロモンの激闘を経た上で得た、
南雲第三艦隊の戦訓と言えます。

ミッドウェーの時には、未だそこまでの経験は積んでおらず、
インド洋と珊瑚海くらいで、しかも珊瑚海の方は詳細に
研究する余裕すらなかったでしょう。

450 :GF長官:2020/03/10(火) 23:38:20.31 ID:WO8HQflo.net
>>449の続き

直近の印度洋機動作戦では、

基地攻撃が艦攻全力、
敵艦船に対して艦爆全力、

と偏った編制で成功しましたが、
以降の珊瑚海にもミッドウェーにも、なぜか採用されていませんね。

英艦隊相手だったから、という限定的な使用方法でも無いだろうし、
今後の宿題にするかな。

451 :GF長官:2020/03/10(火) 23:44:09.80 ID:WO8HQflo.net
>>450の続き

今のところは、
最初から艦攻は基地攻撃限定、艦爆は敵空母攻撃限定と
固定化してしまうのは、作戦指導の柔軟性に欠く。
という考えです。

ただし公刊戦史、友永隊が空振りに終わる公算大
と指摘するのも、もっともなので、
当初計画から何も変更しなかった、南雲長官の作戦指導を
良しとするわけにもいかない。

結局のところ、盛るぜえ提督発案の
「友永隊に艦攻一個中隊を追加する」が
妥当なところかなぁ、というところですね。

452 :GF長官:2020/03/11(水) 20:23:36.13 ID:4JnC7c69.net
>>451の続き

さて、ほぼ一スレ分をまるまる使って、
友永隊(ミッドウェー島空襲の方)の編制について
話してきましたが、

今の本筋は、
「日本空母は残り何隻か?」をテーマに
米空母部隊指揮官(フレッチャー/スプルーアンス両少将)の
作戦指導について、検証しているところです。

453 :GF長官:2020/03/11(水) 20:24:21.74 ID:4JnC7c69.net
>>452の続き

6月5日の戦闘(飛龍被弾まで)を振り返って、

>(1)5隻目の日本空母の存在
>
>(2)撃破したとされる日本空母4隻は、
>  本当に戦闘不能なのか
>
>(3)日本軍はミッドウェー島攻略を続行するのか
(天)スレ>>17

454 :GF長官:2020/03/11(水) 20:25:01 ID:4JnC7c69.net
>>453の続き

(3)のところで、日本攻略船団の動きについて
→南雲機動部隊が電波を出して変針命令(6月3日)
→それを敵が傍受して、ミッドウェー島空襲中に米空母が出現する可能性

を考察しつつ、なんやかんやで現在位置にたどり着いた次第。

というわけで、明日からそろそろ本線に復帰します。

455 :GF長官:2020/03/13(金) 22:31:10.55 ID:d9UEOi7a.net
[日本空母に関する情報まとめ](6月5日)日本時間

                        ★20度(700浬)

                       ▲20度(250浬)
          280度(250浬)
            ▲         ☆0度(100浬)

               ◇1400時、日本空母1隻撃破

                ☆    ×米空母部隊  ☆
               270度(100浬)     90度(100浬)
            △
  0234時★   0730時
 日本空母2隻   日本空母3隻撃破



                 ■ミッドウェー島
<註釈>
★0100時、ミッドウェー島発進のPBY
 0234時、日本空母2隻発見
☆0130時、ヨークタウン第一段索敵のSBD10機(敵情を得ず)
△0830時、サッチ少佐の報告(日本空母3隻撃破)
▲0800時、ヨークタウン第二段索敵のSBD10機
 1145時、日本空母1隻発見
◇1530時、ギャラハー大尉の報告(日本空母1隻撃破)

456 :GF長官:2020/03/13(金) 22:34:22.96 ID:d9UEOi7a.net
>>455の続き

しばらく間が空いたので、簡単におさらいしておきますと、

フレッチャーとスプルーアンス少将が入手した
日本空母に関する情報は、

(1)ミッドウェー島から発進した、
日施哨戒のPBYが発見した南雲機動部隊。

0234時のアディ大尉機(>>455左下の★)
0252時には、報告電を発し、
「空母2隻の他、艦船多数、空母前方
針路135度、速力25ノット」

位置は、ミッドウェー島からの方位320度(北西)、距離180浬

457 :GF長官:2020/03/13(金) 22:35:15.45 ID:d9UEOi7a.net
>>456の続き

これはミッドウェー基地を経由して、米空母部隊に届けられ、
フレッチャー、スプルーアンス両少将は攻撃隊を発進、
日本空母3隻を撃破した。

458 :GF長官:2020/03/14(土) 20:16:17.11 ID:YxH8JFnw.net
>>457の続き

続いては、
(2)攻撃隊が自身の目で確認した日本空母3隻撃破。

PBYの報告を受けて、米空母3隻から攻撃隊が発進
<ヨークタウン>
・戦闘機隊(サッチ少佐):防空の零戦隊と交戦
・艦爆隊(レスリー少佐):蒼龍に爆弾命中3
・雷撃隊(マッセー少佐):防空の零戦隊により壊滅

459 :GF長官:2020/03/14(土) 20:16:55.03 ID:YxH8JFnw.net
>>458の続き

<エンタープライズ>
・戦闘機隊(グレイ大尉):友軍を見失って帰投
・艦爆隊(マクラスキー少佐):赤城に爆弾命中1、加賀に爆弾命中4
・雷撃隊(リンゼー少佐):防空の零戦隊により壊滅

<ホーネット>
・戦闘機隊(ミッチェル少佐):航法を誤り、会敵せずに帰投
・艦爆隊(リング中佐):航法を誤り、会敵せずに帰投
・雷撃隊(ウオルドロン少佐):防空の零戦隊により壊滅

460 :GF長官:2020/03/14(土) 20:20:00.50 ID:YxH8JFnw.net
>>459の続き

以上のように、SBD隊が奇襲に成功し、赤城・加賀・蒼龍は炎上。
問題は、その事実をアメリカ側がどの程度正確に把握していたか、
ですが、

一般に搭乗員による戦果報告というのは過大になりがちです。
台湾沖航空戦の例を出すまでもなく、誤認や重複は茶飯事ですが、
今回の場合、米三空母の飛行隊長クラスの士官が直接目撃し、
帰投して報告していることから、信頼を置いて良いでしょう。

また、午後にミッドウェー基地のPBYが炎上している日本空母を
発見していることからも、裏付けが取れる内容ですね。

461 :GF長官:2020/03/16(月) 23:39:55.67 ID:w5x0pz7e.net
>>460の続き

(3)米空母第二次攻撃隊による飛龍撃破

第一次攻撃隊は、日本空母3隻撃破の大殊勲でしたが、
その帰投から、飛龍発見、第二次攻撃隊発進までの流れは
あきれるほどの、お粗末さでしたが、

それは過去スレで取り上げたので、ここでは繰り返しません。

462 :GF長官:2020/03/16(月) 23:41:23.68 ID:w5x0pz7e.net
>>461の続き

なんやかんや(スプルーアンスの運の強さ)で、
索敵SBDが4隻目の日本空母(飛龍)を発見した。

すでにヨークタウンは飛龍攻撃隊により戦闘不能となっていたので、
TF16の方から攻撃隊が発進し、飛龍撃破に成功した。

463 :GF長官:2020/03/16(月) 23:42:20.35 ID:w5x0pz7e.net
>>462の続き

ここでも戦果判定の問題が出てきますが、
上記の不手際により、スプルーアンス少将の攻撃命令を
僚艦ホーネットに伝え忘れるという、ドリフのような失態で、

エンタープライズ攻撃隊の30分後に、ホーネット攻撃隊が発進。
その結果、飛龍を時間差で発見攻撃することになった。
ダブルチェックにより、戦果報告を確実にすることが出来たのです。

464 :GF長官:2020/03/17(火) 23:23:06 ID:aUn6PgbX.net
>>463の続き

この間、米空母部隊の指揮権は、フレッチャー少将から
スプルーアンス少将へ委譲されていました。

飛龍に向けた第二次攻撃隊を収容したのが1500過ぎで、
日没が1543時(いずれも東京時間)なので、
当日の航空作戦は、不可能と言って良いでしょう。

465 :GF長官:2020/03/17(火) 23:24:01 ID:aUn6PgbX.net
>>464の続き

米空母の作戦目的は、OPNo.29〜42によれば、
「強力な損耗作戦を実施することにより、敵に最大限の損害を与えよ」
です。

日本空母4隻を撃破し、文字通り
「敵に最大限の損害を与えた」今、
任務完了とみなして、スプルーアンスは
真珠湾に帰投して良いでしょうか。

466 :GF長官:2020/03/18(水) 22:07:59.24 ID:ducro7sm.net
>>465の続き

もちろん、そういうわけにはいきませんよね。

このときのスプルーアンス少将にとっての懸念は、

(1)5隻目の日本空母の存在
(2)撃破したとされる日本空母4隻は、本当に戦闘不能なのか。
(3)日本軍はミッドウェー島攻略を続行するのか。

467 :GF長官:2020/03/18(水) 22:25:11 ID:ducro7sm.net
>>466の続き

アメリカ側は、「細かすぎる暗号解読情報」のおかげ?で、
5隻目の日本空母という亡霊に、行動の制約を受けることになる。

ただ過去スレの通り、
「5隻目の日本空母は存在しない」
というのが、本職の結論です。

468 :GF長官:2020/03/18(水) 22:26:13 ID:ducro7sm.net
>>467の続き

>>455にあるように、米空母部隊を中心に見ると、
第一次攻撃隊△を南西方向に出して、日本空母3隻を撃破し、
第二次索敵▲を北西方向に出して、4隻目を発見、

加えて、ミッドウェー島の西側半円700浬はPBYによる
哨戒が実施されているため、これで見つからなければ、

「自部隊の西方海面に他の敵空母は居ない」
とみなしても、問題ないでしょう。

469 :GF長官:2020/03/20(金) 22:50:28.13 ID:WzcpadfU.net
>>468の続き

ただし、
「5隻目の日本空母は存在しない」

というのは、”現時点”での話です。

明日になれば、5隻目の空母が索敵圏内に
入って来るかもしれません。

470 :GF長官:2020/03/20(金) 22:51:53.47 ID:WzcpadfU.net
>>469の続き

ミッドウェーに限らず、どこの海域を航行していても、
「不意に敵空母が出現する」可能性は残されています。

しかし、普通はその可能性を無視して行動するものです。
なぜなら、万が一に備えておくことが必須ならば、

南雲機動部隊は、常時索敵機を出し、上空に十分な
直衛機を挙げて、攻撃隊の半数を雷装待機させて、
”不意の横槍”に警戒しなければならないからです。

471 :GF長官:2020/03/20(金) 22:53:40.59 ID:WzcpadfU.net
>>470の続き

それは現実的ではありません。

ですから、前線の指揮官たちは「蓋然性の法則」に従って、
相手の行動を察知し、自己の行動を決めなければならない。
クラウゼヴィッツの指摘する通りですね。

472 :GF長官:2020/03/20(金) 22:54:17.83 ID:WzcpadfU.net
>>471の続き

今回のスプルーアンス少将にとってみても、
本来ならば撃破を確認した日本空母4隻のことだけ
考えていれば良かったはずです。

それなのに、5隻目まで考慮に入れなければならないのは、
ひとえに暗号解読情報が、5隻目に言及していたから。
まったく、やれやれですよ。

473 :名無し三等兵:2020/03/21(土) 20:20:48 ID:ItmyXB9j.net
>>467
現れる敵空母が4、5隻って前提が厄介ですね。
もし攻略部隊の瑞鳳がみつかったらこれに残った飛行機を全部攻撃に飛ばすのかな?

474 :GF長官:2020/03/21(土) 20:59:41 ID:DbQTDzAg.net
>>473 その可能性は十分にありますよね。
まだ飛龍も浮かんでいるし、スプルーアンスはどうするつもりだ?

475 :GF長官:2020/03/21(土) 21:36:44.72 ID:DbQTDzAg.net
>>472の続き

それは、こちらについても同じで、
(2)撃破したとされる日本空母4隻は、本当に戦闘不能なのか。>>466

既述の通り、>>460>>463
日本空母4隻を撃破したことは、複数の隊長の目で確認しているため
信頼できる情報と言えるでしょう。

476 :GF長官:2020/03/21(土) 21:40:45.34 ID:DbQTDzAg.net
>>475の続き

しかし、沈めたということではありません。
火災であれば鎮火して、飛行甲板は修復して、
作戦行動を再開する可能性は残されているのです。

それは、再び索敵機を飛ばして直接確認するしかありません。
とはいえ、もう日没なので、翌朝の作戦行動を決める上で
最優先事項となるはず。

477 :GF長官:2020/03/21(土) 21:48:27 ID:DbQTDzAg.net
>>476の続き

夜間は、空母は航空作戦を実施できないし、
日本軍の強力な水雷部隊に接近し過ぎると
かえって返り討ちに遭う恐れがありますね。

故にスプルーアンス少将が、夜間東進(避退)したことは
妥当と言えます。

しかし、翌朝の索敵のことを考えると、
夜間の航路はよく考えないといけないですね。
ちょうど珊瑚海海戦初日の原少将のように・・・

478 :GF長官:2020/03/25(水) 23:35:52.86 ID:FVTXFyiK.net
>>477の続き

さらに、スプルーアンス少将にとっては、
日本空母だけを気にしていれば良いのではない。

それが、>>466
>(3)日本軍はミッドウェー島攻略を続行するのか。

479 :GF長官:2020/03/25(水) 23:36:33.35 ID:FVTXFyiK.net
>>478の続き

米空母部隊の任務は、日本艦隊の撃破であって、
ミッドウェー基地の米海兵隊のような「死守命令」ではない。

普通に考えれば、空母部隊が全滅したら、
攻略作戦は中止になって、上陸船団は反転するはず。

480 :GF長官:2020/03/25(水) 23:37:34 ID:FVTXFyiK.net
>>479の続き

しかし、5日の日没(日本時間)時点で、
スプルーアンス少将が、それを判断する材料は
乏しかったと思われます。

前日(4日)には、ミッドウェー島に向かう日本船団を発見し、
B-17やPBYがその攻撃に向かっていますが、
それで船団の進攻を阻止できたわけではありません。

481 :GF長官:2020/03/26(木) 23:15:25 ID:cyeDNvwE.net
>>480の続き

日本船団の方は、三空母被弾の後、0920時に
GFからの命令で、北西方向に避退しています。

「二、AF攻略部隊ハ、一部ヲシテ輸送船団ヲ、一時北西方ニ避退セシムベシ」
                   (GF機密第294番電、GF電令作第155号)

482 :GF長官:2020/03/26(木) 23:16:13 ID:cyeDNvwE.net
>>481の続き

ただし反転したのは、船団のみで、
戦闘部隊は、ミッドウェー島に向かって進撃を続けている。

1010時には、同じくGFから
「二、攻略部隊ハ、一部ノ兵力ヲ以テ、今夜AF陸上基地ヲ砲撃破壊スベシ」

これを受けて、栗田少将の第七戦隊(最上型重巡)が
島砲撃のために35ノットに増速。

483 :GF長官:2020/03/26(木) 23:16:53 ID:cyeDNvwE.net
>>482の続き

この後、砲撃中止命令が出て、
帰途に衝突事故を起こしたのは、過去スレの通り。

当然ながら、これらの経過もスプルーアンス少将は
知らなかったわけですね。

484 :名無し三等兵:2020/03/27(金) 18:37:23 ID:59Qo4CNQ.net
やはり南雲が悪い。再評価なんて無用。

485 :名無し三等兵:2020/03/27(金) 21:25:46.88 ID:Qr+s4gnp.net
なかなか興味深い内容ですね
https://youtu.be/A590H12bP28

486 :GF長官:2020/03/27(金) 22:54:25 ID:u6ytZ52t.net
>>484 再評価はダメですか・・・
それでは好評価とチャンネル登録で→
Youtuberでも始めてみるか

>>485 ありがとうございます。
こんな動画があるんですねぇ・・・絵がオサレだ。

コメント欄が面白い。やっぱりみんな南雲長官が大好きなんだな!

487 :GF長官:2020/03/27(金) 22:57:44 ID:u6ytZ52t.net
>>483の続き

さて、前スレまでのおさらいはここまで。

前述(>>477)の通り、スプルーアンス少将は日没を迎えて、
東方に避退を開始しました。

しかし、そのまま真珠湾に帰投するわけではありません。
再び戦場に臨まなければならない。
では翌朝までに、どこに向かえば良いのでしょうか。

488 :GF長官:2020/03/27(金) 23:10:40.15 ID:u6ytZ52t.net
[ミッドウェー海戦](6月5日16時頃)日本時間

            1400時
              ×(B)日本空母1隻撃破(飛龍)
                北西方向に約180浬


          0730時                           ×ヨークタウン(停止)
           ×(A)日本空母3隻撃破(赤城・加賀・蒼龍)
             西方に約190浬                        △→
                                            米空母部隊(スプルーアンス少将)
                                            (エンタープライズ・ホーネット)






                   2320時
                   ×(C)日本重巡衝突(最上・三隈)
                     南西方向に220浬


                                        ■ミッドウェー島

※方位と距離は、米空母部隊の視点から。
<情勢判断>
@日本空母4隻をおおむね撃破した
A5隻目の日本空母は所在不明
B日本軍はミッドウェー島攻略を未だ断念していないと思われる。

489 :GF長官:2020/03/27(金) 23:12:35.98 ID:u6ytZ52t.net
>>488の続き

だいたいの概況図です。

ただし最上と三隈の衝突は、この日の真夜中に起こったので、
日没(16時頃)時点では、まだ発生していません。

参考情報です。

490 :GF長官:2020/03/28(土) 22:46:34 ID:tGuxzuJi.net
>>489の続き

前スレでも話しましたが、
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/860
海上戦闘、特に200浬を隔てて行われる空母戦闘は、
劣勢側の離脱が容易なため、たいていは一日で終わってしまいます。

日をまたいでまで戦われるのは、双方が強い意思を維持している
場合に限ります。

ミッドウェーの場合、南雲長官側に強い戦闘継続意思があったかは
疑問ですが・・・
ともかく、スプルーアンス少将の方に離脱するつもりはありませんでした。

491 :GF長官:2020/03/28(土) 22:47:22 ID:tGuxzuJi.net
>>490の続き

そして、空母は夜間に作戦行動がとれないため、
日没と共に、いったん戦闘は中断されてしまいます。

つまり翌日は、再び索敵からやり直さなければならない。
となると、翌朝は
「どの地点から、どの方向に、何機の索敵機を出すか」が
重要になってきますよね。

492 :GF長官:2020/03/28(土) 22:47:54 ID:tGuxzuJi.net
>>491の続き

二日連続の空母戦となったミッドウェーと似た状況の戦いが
ちょうど一ヶ月前にありました。

そう、珊瑚海海戦です。

493 :GF長官:2020/03/30(月) 23:12:09.96 ID:eZeEnMl1.net
>>492の続き

珊瑚海海戦は、日本軍のMO作戦(ポートモレスビー攻略)の中で
生起した史上初の空母決戦ですが、

日本側は、翔鶴、瑞鶴の五航戦(原忠一少将)と、
攻略部隊掩護の祥鳳の空母3隻、

アメリカ側は、フレッチャー少将率いるヨークタウンとレキシントンの
空母2隻。

494 :GF長官:2020/03/30(月) 23:13:05.47 ID:eZeEnMl1.net
>>493の続き

ミッドウェーのちょうど一ヶ月前、
昭和17年5月7日〜8日の二日間にわたって戦われた。

一日目の5月7日、五航戦は索敵機が米空母を発見し、
攻撃隊を出しますが、後にタンカーの誤報と判明し、
空振りに終わる。

その間、米空母もまた索敵機の誤報により、
空母でない日本艦隊に向けて、攻撃隊を発進させますが、
こちらは近くに祥鳳がいたため、これを撃沈。

495 :GF長官:2020/03/30(月) 23:13:41.05 ID:eZeEnMl1.net
>>494の続き

あせった五航戦は、夕方から遠距離薄暮攻撃を敢行するも、
戦果はなく、夜間収容となり、損害を増しただけだった。

物語は、5月7日夜、薄暮攻撃隊を収容した後の
旗艦翔鶴艦橋から始まります。

496 :GF長官:2020/04/02(木) 00:29:03.10 ID:fGWKds0O.net
>>495の続き

実はこの薄暮攻撃隊、
帰途、偶然にも米空母に遭遇します。
誤って、着艦しそうになるくらいに混乱していた。

収容時点で彼我の距離は、100浬を切っていたと
言われます。

ちょうどミッドウェーの飛龍と米三空母が最接近したくらいの
距離感で、飛行機ならわずか40分ちょいの超至近距離

497 :GF長官:2020/04/02(木) 00:33:08 ID:fGWKds0O.net
[珊瑚海海戦一日目](5月7日20時頃)


 (フレッチャー少将)   (原忠一少将)
   米空母部隊      MO機動部隊
─────△→        ←▲
   ヨークタウン       翔鶴・瑞鶴
   レキシントン       (薄暮攻撃隊収容)


※MO機動部隊指揮官は高木武雄中将だが、
 航空戦の指揮は五航戦司令官の原忠一少将に一任

498 :GF長官:2020/04/02(木) 00:34:17 ID:fGWKds0O.net
>>497の続き

このまま接近すれば、夜戦(意味深ではない)が
始まってしまうので、

不意遭遇戦を恐れた両者は、反転して距離をとります。

499 :sage:2020/04/02(木) 05:25:49.85 ID:GovqDOJI.net
>>498 不期遭遇戦

500 :名無し三等兵:2020/04/02(木) 20:03:19.84 ID:bBsrCP/R.net
>>498
この時の5航戦に有力な水上艦艇がいたら夜戦もありだよね。

501 :GF長官:2020/04/02(木) 23:52:04.24 ID:fGWKds0O.net
>499 ありがとうございます。
素で間違えてました。>不期遭遇戦
全く予想してなかったことが起こるから「期せずして」なんですね。

>>500 夜戦で重要なのは、敵情の正確な把握ですから。
兵力の多寡ではなく、レーダーを持っているアメリカ側が有利でしょう。

502 :GF長官:2020/04/03(金) 22:16:27.42 ID:3naeZeXj.net
>>498の続き

「不期」遭遇戦を避けるためだけならば、
敵と反対方向にひたすら逃げれば良いのですが、
作戦は継続中なので、翌朝には敵を索敵範囲内に捉えられる
ところまで、戻って来ないといけない。

これが難しいところですよね。
当然ながら、夜間に敵がどの方向に移動したかは分かりません。

503 :GF長官:2020/04/03(金) 22:20:15.37 ID:3naeZeXj.net
[珊瑚海海戦一日目](5月7日2400時頃)

                               ↑
                               ▲MO機動部隊
                               ┃(原少将)
                               ┃
                               ┃
                          ━━━┛
     ─────┐
             │
             │
             │
      米空母部隊▽
  (フレッチャー少将)↓

504 :GF長官:2020/04/03(金) 22:25:43 ID:3naeZeXj.net
>>503の続き

実際は、こんな感じでした。
>>497の超近接状態から、日本空母は北上、米空母は南下したため、
双方の距離は開きます。

珊瑚海は北側にはソロモン諸島があり、日本軍の勢力圏だから、
米空母がわざわざそちらに向かうとは考えにくい。

態勢を立て直すつもりなら、おそらく南下するだろうとは
予想がつきます。

とはいえ・・・翌朝の位置を正確に予想することなど
不可能ですよね。

505 :GF長官:2020/04/04(土) 20:49:44.17 ID:CVHHxmUH.net
>>504の続き

それでなくても、前夜の薄暮攻撃で艦攻12機を失い、
攻撃兵力の不足が明らかな状況ですから、出来るだけ
索敵には艦攻を使いたくない。

最初、原少将は索敵に充てるのは艦攻2機だけで、
残りは五戦隊(妙高型重巡)、六戦隊(古鷹型重巡)の水偵から
拠出するつもりだったようです。

506 :GF長官:2020/04/04(土) 20:50:33.51 ID:CVHHxmUH.net
>>505の続き

ところが、五戦隊は荒天のため着水時に機体を破損しており、
六戦隊との合同は予定より遅れていたため、結局自前の
艦攻のみで索敵せざるを得なくなったのです。

こうして翌朝(5月8日)は、索敵に艦攻7機を出すことに
決まった。

507 :GF長官:2020/04/04(土) 20:51:15.55 ID:CVHHxmUH.net
>>506の続き

この経過は、当時の母艦運用の考え方を知るのに、
大変参考になります。
「艦攻7機による一段索敵」もミッドウェーの時と全く同じ。

しかし索敵軽視との批判は、本職は寡聞にして知らないですね。
・・・空母戦術(棒)

508 :GF長官:2020/04/06(月) 23:11:26 ID:2nuEEecn.net
[珊瑚海海戦二日目](5月8日0600時)索敵機発進予定地点

                               ↑
                               ▲MO機動部隊
                               ┃(原少将)
                               ┃
                               ┃
                          ━━━┛
     ─────┐      ×
             │   (南緯13度・東経155度)
             │
             │
      米空母部隊▽
  (フレッチャー少将)↓

509 :GF長官:2020/04/06(月) 23:18:18 ID:2nuEEecn.net
>>508の続き

上図のとおり、当初の索敵機発進予定点は、
南緯13度・東経155度で、

ちょうど前夜、日米両機動部隊が最接近した海域(>>497)にあたります。

これに従うならば、MO機動部隊は夜間北上した後に
南西方向に変針し、日の出前に×地点に戻って来るという
行動予定になります。

510 :GF長官:2020/04/06(月) 23:18:50 ID:2nuEEecn.net
>>509の続き

さて、過去スレでも同じ問いを発しましたが、
この通りに翌朝索敵を行って良いのでしょうか。

その際、どの方位に、どれだけの進出距離で、飛ばしますか?
原少将になりきって考えてみてください。

511 :名無し三等兵:2020/04/07(火) 09:51:07 ID:JEU8g+1l.net
>>508
一旦距離を開いたのはわかるとして
なんでその場所に敵艦隊が戻ってくると思ったんだろう?

512 :名無し三等兵:2020/04/07(火) 21:23:17 ID:drFmYp/o.net
なんでその場所に敵艦隊が戻ってくると思ったんだろう?
>>511はなんで思ったんだろう?

513 :GF長官:2020/04/07(火) 22:51:10 ID:hJgHOROe.net
>>508 すみません、途中色々はしょってますが、
当初の索敵機発進予定点(>>508の×印)は、薄暮攻撃隊を収容する前に
決められたことなので、米空母が至近距離に居たなどの敵情を、まだ
知らない段階での話ですね。

それゆえに、米空母が×印付近に戻って来ると思っていたわけでは
ありません。

>>512 まぁ、今は過去スレの抜粋で進めているので、
誤解を生んでしまうのはやむをえないか・・・

514 :GF長官:2020/04/07(火) 23:12:30 ID:hJgHOROe.net
>>510の続き

おそらく戦史や戦記本でとりあげられることは、
ほとんどないと思いますが、

このときの原少将の決断は、実に素晴らしいもので、
過去スレ当時もそうでしたが、今も本職は絶讃するもので
あります。

515 :GF長官:2020/04/07(火) 23:14:31 ID:hJgHOROe.net
>>514の続き

いったい何をやったのかというと、

「水偵の協力が得られないことを知った五航戦司令官は、索敵機数を少なく
するために、明朝の索敵開始点を120浬北に寄せることを、MO機動部隊
指揮官に意見具申した」       (『戦史叢書(49)南東方面海軍作戦』)

索敵開始点を当初の×印(>>508)から、北に移動させたのです。

516 :GF長官:2020/04/07(火) 23:23:19.12 ID:hJgHOROe.net
>>515の続き

これは何を意味するのか。
>>508の通り、当初の索敵開始点(×印)は、最後に米空母が
確認された海域から、わずか20浬しか離れておらず、

翌朝ここから索敵機を発進させると、米空母が東西南北のどちらへ
移動したか分からないので、全周索敵を実施しなければなりません。

しかし既述の通り、水偵の協力が得られず、自前の艦攻の中から
索敵機を出さなければならない。
しかも薄暮攻撃により稼働機が減っている状況では、出来るだけ
索敵に割きたくない。

この状況で、全周索敵などやっている余裕はありませんよね。

517 :GF長官:2020/04/08(水) 23:43:05.43 ID:affkPIiv.net
>>516の続き

そこで、索敵開始点を北に移動させることにより、
索敵範囲を南半分に限定する=索敵機数を減らせる。

これが原少将の意図です。

518 :GF長官:2020/04/08(水) 23:47:28.51 ID:affkPIiv.net
[珊瑚海海戦要図] 日出は0420時、日没は1614時(日本時間)

      □■ラバウル
     □□□
□□□□□□□     □□      ソロモン諸島
             □□  □□
□□□□              □□   □□
□□■ラエ                   □□   □□   □□
□□□□□                         □□   ■ツラギ
□□□□□□□   ジョマード水道                □□□ガダルカナル島
□□□■□□□□    ↓  ルイジアード諸島
 ポート □□□□■ □ □■ □ ■ロッセル島          □
 モレスビー  サマライ  デボイネ             
                                ×索敵開始点



□□               珊 瑚 海
□□
□□■クックタウン
豪□□
州□□                                ニューカレドニア
□□□■タウンスビル                          □□
□□□□                                   □■ヌーメア
□□□□□□

519 :GF長官:2020/04/08(水) 23:58:10.11 ID:affkPIiv.net
>>518の続き

上図の通り、日米の空母部隊が接近した海域は、
ソロモン諸島のすぐ南で、西側にはニューギニア島があり、

米空母が夜間に北から北西方面に移動したとは考えにくい。
翌朝日本軍の基地航空攻撃圏内に入ってしまいますし。

次に東方は、まさに対敵側(>>497)になるので、
夜戦でも挑むつもりがない限り、可能性は低いでしょう。

520 :GF長官:2020/04/08(水) 23:58:53.52 ID:affkPIiv.net
>>519の続き

ここから、敵の移動方位は、南東から南、南西方面だと
見当をつけることができますね。

彼らが帰投するつもりなら、ヌーメア(南東)に向かうでしょうが、
楽観的すぎる情勢判断かと。

夜の間に一時避退して、態勢を立て直すことを考えているならば、
友軍の勢力圏(豪州方面)である、南から南西方面に向かったと
絞り込むことが出来ます。

521 :GF長官:2020/04/09(木) 23:27:46 ID:Y/QDYIOH.net
>>520の続き

このように索敵開始点を北にずらすことにより、
索敵範囲を南方に限定することが可能になります。

問題は距離ですね。
いったい何浬移動すれば良いのでしょうか。

522 :GF長官:2020/04/09(木) 23:28:56 ID:Y/QDYIOH.net
>>521の続き

あまり移動し過ぎると、米空母が索敵圏外に出てしまう
懸念があるし、
逆に足りないと、敵が南方以外の方角に移動した場合、
見逃してしまう危険が大きくなる。

>>503の通り、日米の空母が最接近したのは日付が変わる
真夜中の12時頃、それから日の出の4時半(>>518)までの間、
米空母が南下し続けたとして、どれだけ移動するか。

523 :GF長官:2020/04/09(木) 23:31:12 ID:Y/QDYIOH.net
>>522の続き

例えばハワイ作戦のとき、南雲機動部隊の航海速力が14ノット。
これだと、63浬。

戦闘中にそんなのんびり移動するわけはないから、20ノットくらい
として、90浬。余裕を見て100浬程度。

となると、自らが約100浬北上すれば、夜明け頃の彼我の距離は
200浬くらいに開くと予測できるので、進出距離250浬で索敵機を
飛ばせば、捕捉できるという計算が成り立ちます。

524 :GF長官:2020/04/10(金) 23:00:55 ID:rgu2EIxt.net
>>523の続き

というのが本職の見立てですが、原少将の判断は
「120浬北上」でした。>>515

かなり思い切った行動ですね。
本職が航空参謀なら「100浬くらいにした方が・・・」
と具申するかもしれません。

525 :GF長官:2020/04/10(金) 23:02:37 ID:rgu2EIxt.net
>>524の続き

史実では、翔鶴の艦攻が米空母部隊を発見しましたが、
出発点からの距離は235浬でした。

航空索敵において±10浬程度は誤差範囲と言えますから、
進出距離250浬の索敵で、235浬というのはギリギリですね。

526 :GF長官:2020/04/10(金) 23:03:10 ID:rgu2EIxt.net
>>525の続き

一方、南下した米空母のフレッチャー少将は、18機のSBDを出して
全周索敵を行っています。

それと比較すると、7機の艦攻を140度(南東)〜250度(南西)に
限定して飛ばして、米空母捕捉に成功した原少将の機転は、
見事な采配と評価できるでしょう。

527 :GF長官:2020/04/14(火) 00:07:29 ID:WWQhBScD.net
>>526の続き

公刊戦史の中にも紹介されていますが、
このときの心境について、原少将は「海軍をやめようと思った」
とまで回想しています。

前日5月7日は索敵ミスにより、攻撃隊が空振りに終わり、
祥鳳を沈められ、薄暮攻撃は失敗し、散々な一日だった。
基地航空隊の支援も不十分な状況で、自前の兵力のみで
米空母を捕捉するにはどうしたら良いのか。

528 :GF長官:2020/04/14(火) 00:08:07 ID:WWQhBScD.net
>>527の続き

知恵をしぼった結果、決断したのが、
この索敵開始点の移動であり、
実際に翌8日の索敵では、

「なかなか発見報告がなく、もはや戦運に見放されたかと
考えていた。その時ぎりぎりのところで発見報告が入った。

直ちに攻撃隊を出したが、攻撃隊とともに突っ込む気持ちで
母艦は四戦速(30ノット)で急速南下した」
     (『戦史叢書(49)南東方面海軍作戦(1)』)p307

529 :GF長官:2020/04/14(火) 00:09:45 ID:WWQhBScD.net
>>528の続き

本職が最も感銘を受けたところですね。

さて、今はミッドウェー海戦、6月5日(日本時間)
一日目の戦闘が終わった夜です。

このとき、スプルーアンス少将は、翌朝の行動について
どのように考えていたのでしょうか。

530 :GF長官:2020/04/14(火) 23:39:13.56 ID:WWQhBScD.net
>>529の続き

さて、名将の誉れ高いスプルーアンス提督ですが、
後知恵を排して、公平な評価を趣旨とする当スレでは、
特別扱いすることはありません。

すべての人に意地悪く(げそげそ
おっと、これは他人の持ちネタ(ry

531 :GF長官:2020/04/14(火) 23:40:14.69 ID:WWQhBScD.net
>>530の続き

マリアナ沖海戦では、日本側はターキーシュートや
大鳳翔鶴の喪失ばかりが注目されますが、

アメリカ側から見ると、至上最強の機動部隊を
上陸部隊に張りつけたままで、

初日は敵を発見できずに、一方的に攻撃されるがまま、
二日目の午後になってようやく攻撃隊を出したものの
敵に倍する兵力を持ちながら、わずかに飛鷹一隻沈めただけ。

532 :GF長官:2020/04/14(火) 23:41:40.29 ID:WWQhBScD.net
>>531の続き

そして夜間収容となり、未帰還機を多数出すというオチまで付けて、

これではタワーズでなくても、
「空母部隊の使い方を知らないんじゃないの?」
と素人扱いされても仕方が無いでしょう。

533 :GF長官:2020/04/15(水) 23:36:48 ID:Mm0xjNVo.net
>>532の続き

ミッドウェーでの米打撃部隊の編制は、

第17任務部隊(フレッチャー少将)
空母ヨークタウン、重巡2、駆逐艦6

第16任務部隊(スプルーアンス少将)
空母エンタープライズ、ホーネット、重巡6、駆逐艦9

534 :GF長官:2020/04/15(水) 23:37:33 ID:Mm0xjNVo.net
>>533の続き

フレッチャー少将の方が先任司令官なので、
艦隊指揮全般を担当しますが、

もともと米海軍は、各部隊の独立性が強いので、
攻撃隊の編制や発進時期などは、各指揮官の裁量に
任される部分が多いですね。

535 :GF長官:2020/04/15(水) 23:38:14 ID:Mm0xjNVo.net
>>534の続き

ヨークタウンが被弾して、フレッチャー少将が重巡アストリアに
旗艦移乗してからは、実質の航空戦指揮はスプルーアンス少将に
委ねられた。

すなわち、一日目の戦闘が終わった6月5日(日本時間)の日没以降は、
スプルーアンス少将独自の指揮ということになりますね。

536 :名無し三等兵:2020/04/16(木) 16:59:18 ID:1PQFsfYB.net
>>531
マリアナのスプルーアンスの高い評価が気に食わない。
特に全戦闘機で防空して完勝したというところが。

537 :GF長官:2020/04/16(木) 23:00:27 ID:Q8EmjSfE.net
>>531 そうですね。
本職はマリアナのスプルーアンスは高く評価すべき、とは思っています。
任務(友軍上陸支援)を完遂したからです。
軍人の評価とは、詰まるところ結果がすべて、ですからね。

しかし母艦航空戦術を正しく理解していたかは、また別の話ですよね。

538 :名無し三等兵:2020/04/16(木) 23:45:18 ID:3j/EDVu8.net
>>536
小沢の機動部隊は自軍の行動半径外に位置し更に風向きは小沢艦隊には背を向
ける方向から吹いていた。
これでは防空戦闘に徹するしかあるまい?

539 :名無し三等兵:2020/04/17(金) 18:21:00 ID:AZ0HPF84.net
>>537
作戦を完遂したという目的結果論と
戦術指揮面の良し悪しは別にすべきかな?

540 :名無し三等兵:2020/04/17(金) 18:32:28 ID:AZ0HPF84.net
マリアナ沖海戦は実力差以上に惨敗していると聞くが
敵空母数隻を損傷させてれば負けは負けでもいい意味でVT神話とか
全戦闘機で防空したスプの指揮は下方修正されてたと思う。

541 :名無し三等兵:2020/04/17(金) 18:35:50.54 ID:AZ0HPF84.net
現に台湾沖航空戦では戦果上げてるし。
(敵機動部隊壊滅なんてそれ以上に致命的な誤ミスやらかしてるが)

542 :名無し三等兵:2020/04/17(金) 19:18:15.57 ID:BSKfhty+.net
>>540
敵空母数隻を損傷させてればというタラレバ持ち出さなくとも、
そもそも戦闘機を突破して敵機動部隊の高角砲圏内に入った日本攻撃隊自体が少ないというのが現実に起きていることなんだが

VT神話とやらが下方修正ってなんだろうねというか、”誰が下方修正”するという話なんだろうな?
何故か省略しているけど主語は大事な部分だと思うがな

543 :GF長官:2020/04/17(金) 21:46:13 ID:bKf+k3/X.net
>>538 
なるほど、風向きですか。

>>539 
そんなところです。
過去スレでもやりましたが、小澤長官の作戦計画を高く評価しています。
だ、大丈夫かな・・・(チラッ

>>540 
兵力差があっても、あれだけ一方的な戦いは、なかなかないですよね。

>>541
本来航空攻撃を完封するのは、難しいはずなんだが

>>542
世間一般の評価が、ってことですかねぇ

544 :GF長官:2020/04/17(金) 22:13:17.42 ID:bKf+k3/X.net
>>535の続き

航空兵力で見ると、戦闘開始前は、

空母ヨークタウン
・F4F:25機
・SBD:37機
・TBD:12機

空母エンタープライズ
・F4F:27機
・SBD:38機
・TBD:14機

空母ホーネット
・F4F:27機
・SBD:35機
・TBD:15機

545 :GF長官:2020/04/17(金) 22:14:18.75 ID:bKf+k3/X.net
>>544の続き

しかし、第一次攻撃隊において、
日本空母3隻を葬った代償は大きく、その喪失数は、
(『モリソン戦史』第三巻)p296

空母ヨークタウン
・F4F:3機
・SBD:2機
・TBD:11機

空母エンタープライズ
・F4F:0機
・SBD:14機
・TBD:10機

空母ホーネット
・F4F:12機
・SBD:0機
・TBD:15機

546 :GF長官:2020/04/17(金) 22:14:57.77 ID:bKf+k3/X.net
>>545の続き

特に雷撃隊は壊滅に等しいですね。
残存数は、

空母ヨークタウン
・F4F:22機
・SBD:35機
・TBD:1機

空母エンタープライズ
・F4F:27機
・SBD:24機
・TBD:4機

空母ホーネット
・F4F:15機
・SBD:35機
・TBD:0機

547 :GF長官:2020/04/17(金) 22:20:08.33 ID:bKf+k3/X.net
>>546の続き

更に飛龍の反撃により、ヨークタウンは行動不能となり、
戦闘機隊は、全機防空に残されたため、第二次攻撃隊は、

空母エンタープライズ
・SBD:24機
(内ヨークタウン所属14機)

空母ホーネット
・SBD:16機

そして飛龍を炎上させ、被害は3機喪失にとどまった。

548 :GF長官:2020/04/17(金) 22:33:10.00 ID:bKf+k3/X.net
>>547の続き

この結果、6月5日の日没時点で使用可能兵力は、

空母エンタープライズ
・F4F:20機程度
・SBD:25機程度(ヨークタウン機含む)
・TBD:0機

空母ホーネット
・F4F:15機程度
・SBD:30機程度
・TBD:0機

これくらいではなかったかと。あくまで推測ですが・・・

549 :名無し三等兵:2020/04/18(土) 13:00:56.70 ID:mRDNSLVy.net
>>548
SBDはヨークタウン含めているけど、F4Fの方はどうなの?
艦隊上空の防空戦闘していたヨークタウンのF4FがTF16に着艦していると思ったけど

550 :名無し三等兵:2020/04/18(土) 13:07:45.98 ID:RpYL8IWr.net
>>547
ヨークタウンごと沈んだ飛行機は多くないんだよなぁ。

551 :GF長官:2020/04/18(土) 20:24:07 ID:CoRX7NhA.net
>>549
すみません、今見返すとかなり適当な数字ですね。
真面目にやり直します・・・

>>550
そうですね。被雷時には戦闘機は全機防空に上がってただろうし、
レスリー隊は着艦前だったので、エンタープライズの方へ向かいましたからね。

552 :GF長官:2020/04/18(土) 20:37:30 ID:CoRX7NhA.net
>>548の続き

というわけで、昨晩の数字は適当すぎたので、
訂正させてください。

今回は真面目にアクションレポートで調べました。

553 :GF長官:2020/04/18(土) 20:38:09 ID:CoRX7NhA.net
>>552の続き

空母ヨークタウン
https://www.ibiblio.org/hyperwar/USN/ships/logs/CV/cv5-Midway.html
9 VF
2 VSB
8 VSB
10 VT
2 VT
F4F:9機喪失(5機被撃墜、2機着艦失敗、2機母艦と共に海没)
SBD:10機喪失(2機海上不時着、8機母艦と共に海没)
TBD:12機喪失(10機被撃墜、2機海上不時着)

554 :GF長官:2020/04/18(土) 20:38:39 ID:CoRX7NhA.net
>>553の続き

空母エンタープライズ
http://www.cv6.org/ship/logs/action19420604.htm
1 VF
20 VSB
10 VT
F4F:1機喪失(燃料切れによる海上不時着)
SBD:20機喪失(被撃墜、着艦失敗)
TBD:10機喪失(被撃墜)

555 :GF長官:2020/04/18(土) 20:39:03 ID:CoRX7NhA.net
>>554の続き

空母ホーネット
https://www.history.navy.mil/research/archives/digitized-collections/action-reports/wwii-battle-of-midway/uss-hornet-action-report.html
15 TBD
12 F4F-4
5 SBDs
F4F:12機喪失(燃料切れでミッドウェー環礁に不時着)
SBD:5機喪失(被撃墜)
TBD:15機喪失(被撃墜)

556 :GF長官:2020/04/18(土) 20:48:19.63 ID:CoRX7NhA.net
>>555の続き

残存数は、

空母ヨークタウン→エンタープライズとホーネットに分散
・F4F:16機
・SBD:27機
・TBD:0機


空母エンタープライズ
・F4F:26機
・SBD:18機
・TBD:4機

空母ホーネット
・F4F:15機
・SBD:30機
・TBD:0機

557 :GF長官:2020/04/18(土) 20:57:30 ID:CoRX7NhA.net
>>556の続き

これは単純な残存機数なので、実際は損傷が大きく
使用不能な機体もあったでしょうから、稼働機はもっと少なくなります。

翌6日の谷風攻撃時の発進機数は
F4Fはすべて防空に残されたので、

エンタープライズ:SBD32機
ホーネット:SBD26機

558 :GF長官:2020/04/18(土) 20:58:21 ID:CoRX7NhA.net
>>557の続き

あらためて、5日日没時点での残存稼働機数(推測)は

空母エンタープライズ
・F4F:25機
・SBD:35機
・TBD:0機

空母ホーネット
・F4F:25機
・SBD:30機
・TBD:0機

今度はどうでしょう→

559 :GF長官:2020/04/20(月) 23:17:13 ID:rYOvvdHd.net
[ミッドウェー海戦](6月5日16時頃)日本時間

            1400時
              ×(B)日本空母1隻撃破(飛龍)
                北西方向に約180浬


          0730時                           ×ヨークタウン(停止)
           ×(A)日本空母3隻撃破(赤城・加賀・蒼龍)
             西方に約190浬                        △→
                                            米空母部隊(スプルーアンス少将)
                                            (エンタープライズ・ホーネット)






                   2320時
                   ×(C)日本重巡衝突(最上・三隈)
                     南西方向に220浬


                                        ■ミッドウェー島

※方位と距離は、米空母部隊の視点から。
<情勢判断>
?日本空母4隻をおおむね撃破した
?5隻目の日本空母は所在不明
?日本軍はミッドウェー島攻略を未だ断念していないと思われる。

560 :GF長官:2020/04/20(月) 23:39:33 ID:rYOvvdHd.net
>>559の続き

それでは、材料が揃ったところで、
考察へと進めていきましょう。

テーマは、スプルーアンス少将の作戦指導について、
6月5日(日本時間)日没後、米空母部隊は
どのように行動すれば良かったのか。

561 :GF長官:2020/04/20(月) 23:41:08 ID:rYOvvdHd.net
>>560の続き

最初に、本職の考えを明らかにしておきますと、

「日没後に東進避退するが、夜中に反転西進し、
6日黎明時(0130時)には、5日第一次攻撃隊収容地点に達し、
北西から南西方向に索敵機を発進させる」

(註)
第一次攻撃隊収容地点とは、日本空母3隻を撃破した
マクラスキー隊らを収容した地点で、北緯30度30分、東経177度付近
>>559図の米空母部隊(△)より、約50浬西方にあたる。

索敵機はエンタープライズSBD10機、進出距離250浬、
索敵線は210度(南南西)から330度(北北西)にかけて、
索敵開度12度

562 :GF長官:2020/04/21(火) 23:06:44.24 ID:OWLwN4lC.net
>>561の続き

双方が接近したところで日没を迎える
というのは珊瑚海と似ていますが、

あの時の原少将に比べたら、
ミッドウェーのスプルーアンス少将は、
ずいぶんと恵まれた環境にあった。

563 :GF長官:2020/04/21(火) 23:07:50.40 ID:OWLwN4lC.net
>>562の続き

すでに日本空母4隻を撃破し、
ヨークタウンを欠いたものの、2隻は健在。

5隻目の日本空母の所在が気になるところではありますが、
翌6日の基本方針は「残敵掃討」になります。

米空母部隊指揮官としては、夜間一時的に避退はするものの、
翌朝は敵艦隊追撃のために積極的に西進しなければならない
状況にあったと言えるでしょう。

564 :GF長官:2020/04/21(火) 23:09:46 ID:OWLwN4lC.net
>>563の続き

珊瑚海では、敵艦隊の行動が不明なため、
全周索敵を視野に入れた情勢判断が必要でしたが、

ミッドウェーでは、日本空母が迂回して東方から出現する可能性は
考えなくて良いでしょう。

565 :名無し三等兵:2020/04/22(水) 04:26:50.08 ID:4IyLnYiH.net
>>555
ホーネットは大損だなぁ。
戦闘機隊は全機水没、爆撃隊は空振り、雷撃隊は全機撃墜と。

566 :名無し三等兵:2020/04/22(水) 04:31:28.55 ID:4IyLnYiH.net
低速で航続距離のないデバステーターが
各空母の雷撃隊が正確に飛んでる理由はあるのかな?

567 :名無し三等兵:2020/04/22(水) 09:44:36 ID:4IyLnYiH.net
>>557
敵戦闘機がいない水上艦艇ならともかく
飛龍攻撃に戦闘機をつけなかったのはどうして?

568 :GF長官:2020/04/22(水) 23:31:00 ID:MN21OceX.net
>>565
そうなんですよ、>ホーネットは大損だなぁ
飛行長のリング中佐直率で、気合い入れて出撃したのに(笑)

>>566 
雷撃隊がうまく会敵できたというよりは、米空母の場合、分散進撃で
各飛行隊長任せですからねぇ

ホーネット雷撃隊のウオルドロン少佐も、航法が正確だったからではなく、
”スー族(アメリカインディアン)の勘”で変針したら、日本空母が見つかった
ようです(笑)

>>567
それは母艦の防空を優先したからですね。
人命尊重の米海軍(笑)

569 :名無し三等兵:2020/04/23(木) 02:07:55.75 ID:uUdyzDb4.net
>>568
サラトガ隊による龍嬢撃沈でも戦闘機の護衛がなかったよね。

570 :GF長官:2020/04/23(木) 23:32:26 ID:3O8043uN.net
>>569
むしろ、護衛付きの方が珍しい気がする・・・

571 :GF長官:2020/04/23(木) 23:49:29 ID:3O8043uN.net
>>564の続き

6月5日の日没時点で、彼我の距離は150浬以上に離れていた。

第一次攻撃隊(マクラスキー隊、レスリー隊)を収容したときは
90浬の超近接でしたが、その後、米空母は東進を続けたので
ここまで開いてしまったわけです。

572 :GF長官:2020/04/23(木) 23:51:18 ID:3O8043uN.net
>>571の続き

例えば日本空母が、夜間20ノットで避退(西進)した場合、
黎明時(約7時間後)には、140浬まで開いてしまいます。

もともとが150浬だとすると、合わせて300浬弱となり、
進出距離250浬の索敵では届かない。

573 :GF長官:2020/04/23(木) 23:51:51 ID:3O8043uN.net
>>572の続き

つまり、夜中に東進し過ぎると、敵に逃げられてしまう。
早めに反転西進して、追いかけないといけない。

かといって、あまり急ぐと、日本軍の水雷戦隊が
夜戦を挑もうと待ち構えているかもしれない。

珊瑚海の原少将と同じく、こればかりは当事者には
分からないことなので、仮定に基づいて蓋然性に依った
推測を立てるしかありません。

574 :名無し三等兵:2020/04/24(金) 00:41:42.44 ID:K93KZslr.net
>>568
サマール沖で栗田に追い掛け回されたタフィ3の救援要請に対しレイテ方面に逃
げることを禁じ逆方向に退避することを命じた。
スプレイグ少将も牽制目的で残燃料が僅かなTBFを射出させた。当然、そのTBF
は未帰還となった。

575 :GF長官:2020/04/24(金) 22:22:07 ID:pdJE1yhz.net
>>574
勇敢な米パイロットに敬礼
戦争に人道主義を持ち込むのは不毛・・・
って、『エリア88』で言ってたっけかな

576 :GF長官:2020/04/24(金) 22:35:26.27 ID:pdJE1yhz.net
>>573の続き

とはいえ、日本空母が撃破炎上しているのは、複数の飛行隊長の
目により確認されているので、信頼して良い情報と思われる。

そんな敵空母が20ノットを出せるとは思えません。
せいぜい半分の10ノットでしょう。

夜間(7〜8時間)航行しても、せいぜい80浬。
翌黎明時の彼我の距離は150+80=220浬

577 :GF長官:2020/04/24(金) 22:36:09.52 ID:pdJE1yhz.net
>>576の続き

さらに索敵発進位置は、日没時より西方に50浬進出しているので、
彼我の距離は、220−50=170浬。

進出距離250浬の索敵なら、十分に捕捉できますね。
これが>>561の主張の根拠になります。

578 :GF長官:2020/04/24(金) 22:37:17.89 ID:pdJE1yhz.net
>>577の続き

この位置まで米空母を持っていくためには、
日没から2時間の間は東進を続ける。

日本艦隊の夜襲から逃れるために20ノット以上で避退。
(約40浬東へ)
それから反転して戻るのですが、燃料節約のため
14ノットの経済速力で、6時間かけてゆっくりと西方に進出。
(約84浬西へ)

579 :GF長官:2020/04/24(金) 22:37:55.30 ID:pdJE1yhz.net
>>578の続き

これで、6月6日0100頃(日本時間)には、
理想的な位置まで自部隊を持っていけますね。

原少将、こんな感じでどうでしょうか。

580 :名無し三等兵:2020/04/24(金) 22:45:57 ID:OwWFHLQs.net
>>568
そもそも人命尊重の米海軍は一部の現代日本人が言ってるだけでしょ
軍事本書きやミリオタあたりの、その中でも一部の連中が「アメリカ海軍見てそう思いました!」という感想程度でしか無いものでしょうに

581 :sage:2020/04/25(土) 05:40:55.09 ID:RvNVBm5Y.net
>>580
純粋な人道ではなく、勝つための怜悧な判断

米は敵搭乗員に対しては容赦なく冷酷に削りに来る

投弾後の敵艦爆・艦攻も見逃さず、帰投の為に集合中の味方機を追撃され、お陰で貴重な攻撃隊指揮官や再攻撃に必要なリソースがあっという間に枯渇する羽目に

582 :名無し三等兵:2020/04/25(土) 11:24:16 ID:AKfSFjsL.net
>>581
>投弾後の敵艦爆・艦攻も見逃さず、
まるで
投弾後の敵爆撃機なら見逃すのがアメリカ以外では普通だったのに、アメリカ特有の勝つための怜悧な判断()だから見逃さなかった
みたいな言い方

583 :GF長官:2020/04/25(土) 19:28:13.85 ID:my1A9u9Z.net
>>580
そうですね。それはそれでひとつの考え方だとは思いますが、
なぜか日本軍を批判するときにしか使われないんですよねぇ、なぜか。

>>581
パイロットハンターですね。
「おれは昔から飛行機ってやつは虫が好かねぇ」

>>582
本職も珊瑚海での高橋少佐くらいしか思い浮かびませんね。
次にいつ敵の攻撃が始まるか分からない状況で、空中集合機を
追いかける機会は、そうは無いと思います。

584 :GF長官:2020/04/25(土) 19:40:50.79 ID:my1A9u9Z.net
>>579の続き

もちろん、これはひとつの仮定に過ぎないので、
夜中西進中に日本水雷戦隊と遭遇して、思わぬ被害を
生むことも考えられます。

ただし友軍の航空支援を得られない状況で、
水上艦艇単独で、敵の勢力圏に進出することは
あまり考えにくい。

585 :GF長官:2020/04/25(土) 19:41:36.16 ID:my1A9u9Z.net
>>584の続き

栗田第七戦隊も、夜明けまでにミッドウエー島から
出来るだけ離れるように行動してましたしね。

必ず朝になる前に、最低でもミッドウエー島単発機の
攻撃圏外に避退するはず。

586 :GF長官:2020/04/25(土) 19:42:48.22 ID:my1A9u9Z.net
>>585の続き

また、5隻目の日本空母も所在も懸念要素ではありますが、
彼らもまた、夜中は攻撃できないので、
翌朝の索敵で見つけることを期待するしかありません。

それよりも、手負いの敵を逃してしまうことこそ、重大問題なので、
スプルーアンス少将としては、積極的に西方に進出すべきなのです。

まして、友軍(ミッドウエー島)の哨戒圏内なのだから、
なおさら、と言うべきでしょう。

587 :GF長官:2020/04/27(月) 23:23:46 ID:dJ4G0Rog.net
>>586の続き

では、答え合わせといきましょう。

(1)日本空母4隻は、おおむね撃破
(2)5隻目の日本空母は所在不明
(3)ヨークタウンは機関停止
(4)エンタープライズとホーネットは母艦は無傷だが、
  航空隊の被害甚大。特に雷撃隊は壊滅状態
(5)日本軍のミッドウエー島攻略は継続中と思われる

588 :GF長官:2020/04/27(月) 23:24:17 ID:dJ4G0Rog.net
>>587の続き

「スプルーアンス少将がその報告で説明しているように、
”私は、おそらく我が軍より優勢である敵の部隊と、夜間に
遭遇する冒険を敢えてすることを正当とは思わなかったが、

その反面、翌朝ミッドウエー島から過度に離れることも
欲しなかった。

換言すると、退却中の敵部隊に追及もできるし、
ミッドウエー島に対する敵の上陸攻撃をも撃破し得る
地点を占めたいと希望したのである”」
                (『モリソン戦史』第3巻)p327

589 :GF長官:2020/04/27(月) 23:28:17 ID:dJ4G0Rog.net
>>588の続き

スプルーアンス少将自身も回想している通りで、
不期遭遇戦を避けるために避退することは妥当な判断ですが、

ミッドウエー島から離れ過ぎてしまうと、日本軍の上陸作戦に
対応できなくなるということですね。

590 :名無し三等兵:2020/04/28(火) 18:44:34 ID:TxNJcCDi.net
四空母を失いながら日本軍がミッド制圧占領を強行するシナリオもあり得たのか。

591 :名無し三等兵:2020/04/28(火) 19:18:08.84 ID:G5k+Zpc3.net
>>590
横須賀の瑞鶴への緊急出動に第二機動部隊への合流命令も通達されていた。
まあそれも飛竜が被弾するまでだったけど。

592 :GF長官:2020/04/28(火) 23:49:46.55 ID:QMnoP1uK.net
>>590
かなり夜戦に期待してたところはありますが・・・

>>591
飛龍被弾以降は、GFの意地みたいなもんですかねぇ

593 :名無し三等兵:2020/04/29(水) 01:01:22.42
最期は堂々と、責任を、取られた方です。。。

594 :GF長官:2020/04/29(水) 23:46:31 ID:eGvm3Byr.net
>>592の続き

その結果、スプルーアンス少将の決断は、

「夜中5時間かけて東進避退する」

でした。

595 :GF長官:2020/04/29(水) 23:49:00.29 ID:eGvm3Byr.net
>>594の続き

米空母部隊が反転西進したのは、6月5日20時頃
(現地時間では真夜中の24時頃)
になってから。

>>578で示しましたが、
本職の案では、東進するのは日没から2時間だけなので、
真夜中を迎える前に反転、西進を開始し、
日没時の艦隊位置より、さらに50浬西方まで進出する
ことができます。

596 :GF長官:2020/04/29(水) 23:51:18 ID:eGvm3Byr.net
>>595の続き

ところがスプルーアンス少将は、真夜中まで東進を続けたため、
そこから反転しても、すでに夜間の半分の時間を費やしており、
せいぜい日没の位置まで戻ってくるのが精いっぱいでしょう。

事実、米空母部隊の6日黎明(0130時)の位置は、
西経176度付近で、ちょうど日没の時の艦位ですね。

597 :GF長官:2020/04/30(木) 23:30:06.23 ID:CFdTTqxS.net
>>596の続き

このスプルーアンス少将の夜間の行動は、
「消極的で、日本艦隊追撃の機会を逃した」
と、向こうでは批判を受けているようです。

ただ、ここの評価は難しいところですね。

本職としては、もっと西方に進出するように提案はしましたが、>>561
もし途中で、日本水雷戦隊の待ち伏せに遭って、
手痛い反撃をくらっていたら、それはそれで非難されるに違いない。

598 :GF長官:2020/04/30(木) 23:31:13.67 ID:CFdTTqxS.net
>>597の続き

結果論にはなりますけど、どちらが良かったかは決められない。

ひょっとしたら、スプルーアンス少将は5日昼間航空戦の戦果を
慎重に検討した結果、

「撃破した日本空母4隻は、ほぼ機関停止状態だから、
夜間に移動できる距離はわずかであり、翌日に十分捕捉できる」

と考えていたのかもしれません。

599 :GF長官:2020/04/30(木) 23:31:54 ID:CFdTTqxS.net
>>598の続き

何より米空母指揮官にとって、基本方針とするところは、
ニミッツより厳命されていた、”計算されたリスクの原則”

「貴官は、味方の艦隊を暴露することによって、敵により大きな損害を
与える見込みがなければ、優勢な敵艦隊による攻撃に、味方の艦隊を
さらすべきではない、という計算された危険の原則に従うべきである」

600 :GF長官:2020/04/30(木) 23:32:51 ID:CFdTTqxS.net
>>599の続き

日本艦隊追撃を選択して望み得る戦果の期待値と、
夜間の不期遭遇戦により貴重な空母を失う危険性とを
天秤にかけた結果、

リスクの方を採ったとしても、何ら非難される謂れはないと
言えるでしょう。

601 :GF長官:2020/05/01(金) 22:13:02 ID:ZFgp0gvB.net
>>600の続き

『モリソン戦史』も、スプルーアンス少将の行動を
擁護しており、

(スプルーアンスに対する)手厳しい非難は、
「的外れなもの」と断じています。

602 :GF長官:2020/05/01(金) 22:16:12 ID:ZFgp0gvB.net
>>601の続き

「もし航空母艦エンタープライズ及びホーネット2隻が、
19時(現地時間、日本時間では15時)以後、東進する代わりに
西方に進撃していたとすれば、日本軍の思う壷にはまって、
真夜中を少し過ぎた時機には、この強力な日本軍の集団の中に
突っ込んで、猛打をこうむったであろう」 (第3巻)p329

603 :GF長官:2020/05/01(金) 22:26:20.44 ID:ZFgp0gvB.net
>>602の続き

モリソン博士は、日本軍の夜戦の練度を高く評価しており、
「軽巡洋艦神通に坐乗する田中頼三少将麾下の駆逐艦十隻」
と、二水戦を名指しで紹介しているくらいですから。

まぁ実際は、そのタフネスタナカも、船団を護衛して
避退を開始していましたがね・・・

604 :名無し三等兵:2020/05/02(土) 08:22:06 ID:gK/UfbLI.net
日本軍は夜戦になぞの自信を持っていたがそれで活躍したことはあまりないよね

605 :名無し三等兵:2020/05/02(土) 13:29:06 ID:ZPoK5j7k.net
スラバヤ沖、第一次ソロモン島沖、第三次ソロモン島沖、ルンガ沖、コロンバンガラ島沖
他にあったっけ?

日米の水上戦闘としてはオルモック湾が最期だがスコア自体は相討ち。しかし日本側が
劣勢だったことを考慮すれば日本側の勝利とも言える。

606 :GF長官:2020/05/02(土) 20:47:12.12 ID:yk8rSt3B.net
>>604
謎と言うのが謎・・・

>>605
サヴォ島沖を忘れてますぜ、お客さん、

ワレアオバばかりが有名ですが、何気に善戦してますからねぇ
先制されたけど、一方的な戦いにはなっていない。
衣笠ネ申大活躍!

第一次ソロモン海戦とは対照的ですが、
日本海軍の夜戦の練度が証明された戦いかと。

607 :GF長官:2020/05/02(土) 21:08:58.67 ID:yk8rSt3B.net
>>603の続き

プランゲ博士も同じ立場で、

「スプルーアンスは無益な英雄気取りには無縁なタイプであり、
空母で夜戦をするなど考えてもいなかった。

日本軍は夜戦に優れているばかりでなく、その兵力もはるかに
勝っているのに対して、スプルーアンスは空母を護衛する
十分な駆逐艦兵力を持っていなかった」
                  (『ミッドウェーの奇跡』下巻)p118

608 :GF長官:2020/05/02(土) 21:09:36 ID:yk8rSt3B.net
>>607の続き

ここで注目すべきは、

「特に、彼の与えられた任務は、瀕死の重傷を負った日本の
機動部隊を追撃することではなかった」

と、書いているところですね。

609 :GF長官:2020/05/02(土) 21:10:22 ID:yk8rSt3B.net
>>608の続き

後で詳しく紹介しますが、プランゲ氏は明言しています。
「第一に考えなければならないことは、スプルーアンスが
言っているように、彼の任務はミッドウェーを守ることであった」

しかし、これは本職の見解と異なるところですね。

610 :GF長官:2020/05/02(土) 21:10:59 ID:yk8rSt3B.net
>>609の続き

米海軍作戦計画にある通り、打撃部隊(空母部隊)の任務は、

「Inflict maximum damage on enemy by employing strong attrition tactics.
(強力な損耗作戦を実施することにより、敵に最大限の損害を与えよ)」
                   (テンプレ>>1 「米海軍作戦概要」参照)

本職の中では、「敵=日本軍空母部隊」であり、
「敵」の中に攻略部隊(上陸船団+護衛艦隊)は含まない、
という解釈です。

611 :名無し三等兵:2020/05/03(日) 02:39:25 ID:R1NuheZb.net
>>586
敵が手負いになり敗走は勝利であってそもそも重大な問題ではありません
その文章は敵艦殲滅や戦果拡大の行動をとにかく取れ、日本空母を逃がすな追撃して撃沈だって話じゃないし

612 :GF長官:2020/05/04(月) 19:51:57 ID:lcRIRhxa.net
>>611
米空母の任務は、敵艦殲滅であり、戦果拡大であると心得ております。
もちろん、計算されたリスクの原則にのっとってではありますが

613 :GF長官:2020/05/04(月) 20:07:48.71 ID:lcRIRhxa.net
>>610の続き

それは、ミッドウエー島空襲の前日(日本時間6月4日)
日本輸送船団が先に発見されたとき、

ニミッツは、フレッチャーに対し
「これは敵の主力部隊ではない、繰り返す主力部隊ではない」
(主力部隊=日本空母部隊)
と警告し、

フレッチャー少将も、その意図を正確に理解していた
ところからも分かりますね。

614 :GF長官:2020/05/04(月) 20:10:28 ID:lcRIRhxa.net
>>613の続き

純粋な戦術的見地から言えば、
敵の輸送船団が壊滅すれば、攻略作戦は頓挫します。

しかし、米空母部隊は日本輸送船団を攻撃しようとはせず、
あくまでも日本空母部隊(南雲機動部隊)のみを攻撃目標
としていました。

615 :GF長官:2020/05/04(月) 20:11:24 ID:lcRIRhxa.net
>>614の続き

これは作戦計画の「敵」に、日本攻略部隊が含まれない
ことを意味します。

もちろん、攻略部隊への攻撃を禁止したものではなく、
情勢の変化に応じて、指揮官が適切に判断すべき内容になります。

あくまで「優先順位」の話ですね。

616 :名無し三等兵:2020/05/04(月) 22:33:15 ID:TfntxZbV.net
>>612
殲滅は違うよ
空母部隊の任務は航空戦勝利であり、今回の場合はミッドウェイ方面の防衛出来れば万々歳
殲滅するに越したことはないが、敵軍撤退に追い込める時点で大事件なんよ
あそこで敵空母を沈めていれば時間がたてば他の戦場にもはまさにミリオタ視点

617 :名無し三等兵:2020/05/05(火) 06:47:45.74
いそかぜ Retweeted
HedgehogラノHedgehog
@ranopikori
20h
元自アピールする人ほど実際入ってた年月が少なく、経験が豊富・長いこと居た人ほど元自アピールしない気がする

https://twitter.com/ranopikori/status/1252820415883300866

618 :GF長官:2020/05/05(火) 20:44:10 ID:Rp2We9Bb.net
>>616
本職もその通りだと思いますが、
>空母部隊の任務は航空戦勝利であり
それは史家の視点であって、前線指揮官の思考とはまた別ものですよね。

混乱の中に身を置く指揮官にとっては、
敵が撤退したのか、殲滅できたのか、等は
戦闘が終わった後に明らかになることなのです。

619 :GF長官:2020/05/05(火) 20:46:07 ID:Rp2We9Bb.net
>>618の続き

つまり、戦闘中は(殲滅できたのかは、よく分からないけど、)
「敵を殲滅するつもりで、敵を殲滅したと思われるところまで」で戦うしかない。

例えば、後半戦の米機動部隊で言うと、
マリアナ沖で、スプルーアンスは上陸支援に徹し、
レイテ沖で、ハルゼーは小澤部隊撃滅に徹し、
それぞれ批判を受けています。

620 :GF長官:2020/05/05(火) 20:47:08 ID:Rp2We9Bb.net
>>619の続き

後世の我々視点からすると、
「あれだけ兵力に余裕があるのだから、部隊を分割して、
両方に備えとけばいいじゃないか」と思いますが、

本人たちは、きっと「余裕がある」とは思ってないはずです。
余裕が有るか無いかは、彼我の戦力を正確に把握してこそ言えることで、
戦闘中の彼らにとって、敵の全貌なんて分かるはずがないのだから。

「作戦遂行における最大の脅威」に全力を集中し、
他を顧みる余裕なんて無いのですよ。

621 :GF長官:2020/05/05(火) 20:51:26 ID:Rp2We9Bb.net
>>620の続き

その観点から考察すると、まだ海戦一日目が終わって、

・どうやら日本空母4隻を撃破したらしい(やったぜ)
・でも(5隻目含めて)詳細不明

という段階で、「ミッドウェー防衛」>>609
のことまで考える余裕が、スプルーアンス少将にあったのでしょうか。

6日朝からも、「日本空母捜索撃滅に全力を挙げる」ことが
米空母部隊指揮官のやるべきことじゃないのか。

これが本職の見解ですね。

622 :GF長官:2020/05/05(火) 21:24:14 ID:Rp2We9Bb.net
>>615の続き

ただ、ここがまたややこしいことなのですが、
>>609で主張したいのは、
「プランゲ博士の解釈が間違っている」であって、

「当時のスプルーアンス少将の作戦指導が間違っていた」
と言いたいのではありません。

623 :GF長官:2020/05/05(火) 21:25:35 ID:Rp2We9Bb.net
>>622の続き

では、スプルーアンス自身はどう考えていたのか。
『ミッドウェーの奇跡』には、「著者とのインタビュー」と断った上で、

「日本がミッドウェーに上陸してくるかもしれないと思ったし、
また私の任務は同島を守ることであったから、私は
ミッドウェーのことを心配していた。

だから、日本が上陸をする事態に備えて、5日(日本時間6日)には
ミッドウェーからの航空攻撃圏内にいるようにした」(下巻)p118

624 :GF長官:2020/05/05(火) 21:27:46 ID:Rp2We9Bb.net
>>623の続き

「ミッドウエーを守る」こと自体は否定しませんが、
それは、日本空母部隊撃滅によって達成することであり、
日本攻略部隊攻撃は、空母撃滅より優先すべき事項ではない。

これが本職の作戦指導に対する理解です。

625 :GF長官:2020/05/05(火) 21:28:27 ID:Rp2We9Bb.net
>>624の続き

例えば、同書でプランゲ博士は、
「日本の4隻の空母全部を葬ったことで、スプルーアンスは
彼らに期待された以上のことを達成したのであった」p119

と書いていますが、5日夜の段階で、
・日本空母は4隻で全部なのか
・その全部を葬ったのか
は、未確認事項です。

そして母艦航空戦の常ではありますが、上記を「確認」することは
非常に困難なことなのです。

626 :GF長官:2020/05/06(水) 20:19:00.00 ID:Dampi19T.net
>>625の続き

一方、戦史家の客観的(というより後出しジャンケン?)な見方ではなく、
搭乗員たちはどう思っていたのか、も興味深いところです。

例えば珊瑚海海戦において、5月7日、日本側の薄暮攻撃隊は
帰途米空母と遭遇し、彼我の距離が100浬以内と判明しましたが、

627 :GF長官:2020/05/06(水) 20:20:03.01 ID:Dampi19T.net
>>626の続き

高橋少佐は、着艦するや否や艦橋に駆け上がり、翔鶴城島艦長に
「艦長、すぐそこに敵が居ますよ!」
とつかみかからんくらいの勢いで訴えたが、

幕僚たちがなだめて、MO機動部隊を避退させたという
話も残っています。

628 :GF長官:2020/05/06(水) 20:20:45.84 ID:Dampi19T.net
>>627の続き

米空母の場合は、どうだったのでしょうか。

「ハルゼー提督時代の幕僚たちの中には、
スプルーアンス提督の行動(夜間東方避退)に失望した者が
多かった。

彼らはハルゼーだったら、こうした行動は決してとらないだろう、
と語り合った」      (『逆転』ウオルター・ロード/著)p229

629 :GF長官:2020/05/06(水) 20:21:26.81 ID:Dampi19T.net
>>628の続き

第16任務部隊の司令部は、ブラウニング参謀長以下、
ハルゼー子飼いの家来のようなものですから、

当然「うちのオヤジなら、こんなことするはずないのに!」
と不満に思っていたでしょう。

630 :GF長官:2020/05/06(水) 20:22:02.84 ID:Dampi19T.net
>>629の続き

更にパイロットたちは、

「日本の航空兵力は、明らかに壊滅した、と断言した。
だから全力を挙げて追撃すべきである。

おそらく、夜間雷撃または夜明けの急降下爆撃によって
最後の一撃を加えることができる。
なぜスプルーアンスは、これを実行しないのか?」

まぁ、雷撃機はもう無いんですけどね・・・

631 :GF長官:2020/05/06(水) 20:32:34 ID:Dampi19T.net
>>630の続き

ただ本職としては、先述の通り>>597
搭乗員たちは、水雷夜戦のことなんか考えてないだろうし、

ここは彼らをなだめて、
#お前ら寝ろ
とでも、ツイートしとけば良いと思います。

632 :名無し三等兵:2020/05/06(水) 20:50:12 ID:XEIeCaRt.net
>>624
そうじゃなくてね
敵空母の進攻を防ぐことが目的であって殲滅が目的じゃないんだよ
つまり日空母をミッドウェイ近海で活動させないことで達成されることであり、日空母部隊撃滅によって達成することとはちょっと違うんだよ

>それよりも、手負いの敵を逃してしまうことこそ、重大問題なので、
手負いの敵が逃げるということはミッドウェイ近海で活動しなくなるということであり、その敵はその海域での危険性が無くなるんだよ
危惧するのは手負っていない健在の敵が逃げずに挑む方であり、追撃はその心配が無くなってから(全面敗走若しくはその逃げずに挑む敵に打ち勝てるだけの戦力保有)なのよ

633 :GF長官:2020/05/07(木) 00:04:11 ID:FeaW8AUc.net
>>632
ありがとうございます。>>618-の繰り返しになってしまいますが、
>日空母をミッドウェイ近海で活動させないこと
全く仰る通りなんですけど、

例えば、貴官が米空母部隊指揮官だったとして、
どういう状態が、「日本空母はミッドウエー近海で活動していない」情況で、
それをどういう手段で確認するのですか。

本職の解釈は、
「日本空母をミッドウエー近海で活動させないこと」は作戦目的だが、
それを達成するためには、日本空母部隊撃滅を目標に行動するしかない。

前述の通りですね→>>619

634 :名無し三等兵:2020/05/07(木) 02:58:48 ID:dTrrdPhk.net
>>633
ですから何故
それよりも、手負いの敵を逃してしまうことこそ、重大問題なので
となるのでしょうか

戦闘能力を有していおり未だ立ち向かってくる敵が重要だというなら分かりますが、
戦闘能力を損失し逃走をしている方を重要視しているのは何故なのでしょうか

どういう状態が、
他に健在の空母が来ていない且つ敵水上艦艇から砲雷撃挑むために突進してこないなので「逃けている手負いの敵を殲滅して戦果拡大を狙う」情況で
それをどういう手段で確認するのですか。

635 :名無し三等兵:2020/05/07(木) 12:48:00.66
>>1
結局、この方、サイパン島で自決されたけど、海軍陸戦隊とか、陸戦の専門家の方!?wwwwwww
上層部の命令の間違え!?wwwwwwww
よくわからないです!!!!!!!

636 :GF長官:2020/05/07(木) 19:28:58 ID:FeaW8AUc.net
>>634
失礼しました。勘違いしておりました。
>それよりも、手負いの敵を逃してしまうことこそ、重大問題なので、>>586
こちらの話ですね。

まず、言葉の解釈ですが、
>手負いの敵が逃げるということはミッドウェイ近海で活動しなくなるということ>>632

本職は「手負いの敵を逃がすことが問題」とは書いていますが、
「手負いの敵が逃げている」とは書いていません。

637 :GF長官:2020/05/07(木) 19:30:17 ID:FeaW8AUc.net
>>636の続き

撃破した日本空母4隻は、被弾炎上したのは確実だから
「手負い」であることには間違いありませんが、

戦場から離脱しなければならないほどの重傷なのか、
あるいは応急修理で攻撃を再開できるほどの軽傷なのかは、
分かりません。

後者の場合、いったん離脱して普及した後、東進索敵して、
米空母を攻撃することだって考えられます。

スプルーアンス少将が夜間東進し過ぎることにより、日本空母に
回復の余裕を与えるのだとしたら、それは作戦指導の失策となるので、
「手負いの敵を逃してしまうことこそ、重大問題」と書きました。

638 :GF長官:2020/05/07(木) 19:32:05 ID:FeaW8AUc.net
>>637の続き

>戦闘能力を損失し逃走をしている>>634
それを確認するためにも、積極的に西方に進出すべき、ということです。

さらに言えば母艦航空戦は、敵を見つけること自体が難題なので、
未だ居るか居ないかも分からない5隻目の空母よりも、
すでに発見済みの4隻を確実に殲滅して、戦果拡大を狙うことが重要
という意味ですね→>>586

639 :GF長官:2020/05/07(木) 21:01:08 ID:FeaW8AUc.net
>>631の続き

ちなみに、『空母エンタープライズ』(エドワード・スタッフォード/著)では、
同じスプルーアンスのインタビューについて、

「スプルーアンスの報告には、こう書いてあった。
おそらくは優勢であろう敵部隊と夜間遭遇する危険を冒す気には
なれなかった。

しかし、一方では次の日の朝、ミッドウエーからあまり遠く離れて
いたくはなかった。

退却する敵部隊を追撃できるし、またミッドウエーへの上陸も
阻止できる位置にいたかった」上巻p134

640 :GF長官:2020/05/07(木) 21:02:22 ID:FeaW8AUc.net
>>639の続き

ここでは、「敵部隊追撃」がちゃんと入っています。

プランゲ氏は、戦後「日本空母は全滅している」という予備知識が
ある状態でのインタビューだから、重視せずに省かれた(>>623
のかもしれませんね。

641 :GF長官:2020/05/07(木) 21:04:32 ID:FeaW8AUc.net
>>640の続き

繰り返し、強調しておきますが、
6月5日夜(日本時間)の段階で、スプルーアンス少将が
真っ先に心配しないといけないのは、

「日本空母は残り何隻か」であり、
ミッドウエー島防衛のことではありません。

642 :名無し三等兵:2020/05/08(金) 04:05:45.01
>>1
結局、この方、サイパン島で自決されたけど、海軍陸戦隊とか、陸戦の専門家の方!?wwwwwww
上層部の命令の間違え!?wwwwwwww
よくわからないです!!!!!!!

643 :GF長官:2020/05/08(金) 21:56:20 ID:Hle82sl7.net
>>641の続き

パイロットたちの反応について、
『太平洋の試練』(イアン・トール/著)には、
より詳しい様子が描かれています。

「サッチ少佐は、たとえ夜を徹して西へ猪突猛進することに
なったとしても、日本艦隊を追撃するようスプルーアンスに
上申した。

644 :GF長官:2020/05/08(金) 21:57:09 ID:Hle82sl7.net
>>643の続き

彼はエンタープライズの司令艦橋で提督に言った。

”私はこの目で、3隻の大型空母が激しく炎上して、
もう飛行機を発進させられない状態であるのを見ました”」
                           (第2巻)p314

飛行機乗りの思想というのは、古今東西変わらないようですね。

645 :GF長官:2020/05/08(金) 21:58:00 ID:Hle82sl7.net
>>644の続き

これに対するスプルーアンスの返答は、

「だがね、こちらには戦艦が無いんだよ。
あるのは巡洋艦だけだ。

それにもしこちらが追撃を始めたら、敵は夜戦の射程内に
入る前に、こちらを叩き潰せるかもしれないし、こちらには
夜戦能力がそれほど無いんだ」

646 :GF長官:2020/05/08(金) 21:58:48 ID:Hle82sl7.net
>>645の続き

こちらも”ブラックシューズ・アドミラル”の典型的な思想かと。

攻撃偏重、防御脆弱な空母という艦種の本質を
よくとらえた発言だと思います。

647 :GF長官:2020/05/08(金) 21:59:29 ID:Hle82sl7.net
>>646の続き

そしてスプルーアンスがやったことは、ただ一つ

「私には優秀な士官たちがいたし、彼らは自分の仕事を心得ていた。
彼らならちゃんとやってくれるだろう。
睡眠不足の頭では正しい決断を下せない。だからぐっすり眠る必要があるんだ」

そう、ベッドにもぐりこむことでした。
この状況で眠れる神経の太さこそ、上に立つ者に求められる資質なのでしょう。

648 :名無し三等兵:2020/05/09(土) 09:59:04 ID:L4JsncVZ.net
>>638
敵水上部隊との交戦の危険があるにも関わらずですが
追撃はそういう危険を冒してまで夜間にやって然るべきものではないでしょう
水上艦艇単独で、敵の勢力圏に進出することはあまり考えにくい。だから西進した方がいい。
はミリオタの視点であって当時の軍事的な視点とはまた別物ですよね

649 :GF長官:2020/05/09(土) 20:55:24 ID:SjWcD3uA.net
>>648
そうですね。夜間にどこまで西方に進出するかは
あくまで結果であって、本職が重視するのは動機の方ですから→638

650 :GF長官:2020/05/09(土) 21:06:53 ID:SjWcD3uA.net
>>647の続き

このスプルーアンスのおやすみエピソードには裏話があり、
彼が、自らの方針>>639を明らかにして、幕僚たちに協議を諮ったところ、

「スプルーアンスと彼の幕僚は、各種の案について話し合ったが、
幕僚たちの考えは、ほとんど役に立つものはなかった。

”明朝、敵に打撃を与えられる位置に我が部隊を持ってゆくように
してもらいたい”とスプルーアンスは要求したが、
幕僚はこの他に良い意見を具申することは出来ないようだった。

651 :GF長官:2020/05/09(土) 21:07:38 ID:SjWcD3uA.net
>>650の続き

そこでスプルーアンスは自ら決定を下した。
決定すると他に何もすることはなかった。そこで眠ることにした」
             (『提督スプルーアンス』トーマス・ビュエル/著)p174

飛龍攻撃時の失態(ホーネットに攻撃命令を伝え忘れる)以降、
ブラウニング参謀長以下の幕僚は有効に機能しておらず、
スプルーアンス少将を失望させていたようですね。

この話は、まだまだ続きがありますので・・・ムフッ

652 :GF長官:2020/05/09(土) 21:14:17 ID:SjWcD3uA.net
>>651の続き

アメリカ側の資料を中心に、振り返ってきましたが、
以上をまとめると、

・米空母は日本軍水上部隊との遭遇を避けるため、夜間東進避退する。
・日本空母部隊追撃とミッドウエー島上陸を阻止するため、翌朝までには
 ミッドウエー島付近に戻って来る。

これが、スプルーアンス少将の方針で、実際の第16任務部隊も
そのように動きました。

さて、6月6日(日本時間)の夜明けを迎えました。
最初に何をすべきでしょうか。

653 :GF長官:2020/05/10(日) 18:38:50 ID:ozycm6Bd.net
[ミッドウェー海戦](6月6日黎明時(0200時頃)日本時間)

           (5日)1400時
              ×(B)日本空母1隻撃破(飛龍)
                北西方向に約180浬


        (5日)0730時                           
           ×(A)日本空母3隻撃破(赤城・加賀・蒼龍)
             西方に約190浬                    ←△北緯31度・西経176度
                                            米空母部隊(スプルーアンス少将)
                                            (エンタープライズ・ホーネット)






                 (5日)2320時
                   ×(C)日本重巡衝突(最上・三隈)
                     南西方向に220浬


                                        ■ミッドウェー島

※方位と距離は、米空母部隊の視点から。

654 :GF長官:2020/05/10(日) 18:40:25.53 ID:ozycm6Bd.net
>>653の続き

6月6日夜明けの位置関係です。

米空母はちょうど前日の日没(16時頃)の位置に
戻って来た形になります。

655 :名無し三等兵:2020/05/10(日) 19:36:54.82 ID:UcUloENo.net
●第1〜10機動艦隊           "照和"19年
       (1個機動艦隊定数)     10個艦隊合計
大型空母 改大鳳型1隻 (旗艦)    10隻
中型空母 改雲龍型4隻          40隻 
重巡洋艦 改鈴谷型 2隻         20隻
軽巡洋艦 改阿賀野型 4隻        40隻
駆逐艦・甲 改夕雲型16隻         160隻
駆逐艦・乙 改秋月型12隻         120隻

●第13艦隊
超甲巡     4隻 (2隻追加発注)
重巡洋艦   11隻
軽巡洋艦   4隻 (重雷装艦に改造)
駆逐艦・丙   改島風型30隻
--
中型空母   雲龍型空母4隻

656 :GF長官:2020/05/11(月) 22:32:37 ID:/93+ttZP.net
>>655
ふぅ・・・おなかいっぱい
これだけ揃えられるなら、そもそも戦争は起こりませんな
あはは・・・

657 :GF長官:2020/05/11(月) 22:48:47.68 ID:/93+ttZP.net
>>654の続き

さて、いきなりクライマックスですが、
スプルーアンス少将は、この日(日本時間6月6日)
自ら索敵機を出していません。

衝撃の事実!

何をどう転んでも、索敵をしないという選択肢には
ならないはずですが・・・

658 :GF長官:2020/05/11(月) 22:50:40.10 ID:/93+ttZP.net
>>657の続き

例えば、先に紹介したように、
夜間に敵を追撃せずに東方避退した件などは、
その言い分にも一理あるし、賛否両論あって然るべきと思います。

他にも南雲長官の即時発進却下や、
果ては栗田艦隊の反転ですら、
一応のもっともらしい擁護論が展開されますが、

この索敵不実施の件は、全く擁護できませんよね。

659 :GF長官:2020/05/11(月) 22:52:00.83 ID:/93+ttZP.net
>>658の続き

だって自身が>>639
「退却する敵部隊を追撃」するために、
「ミッドウエーへの上陸を阻止」するために、
戻って来たのはずなのに、
敵情を把握しなければ、動きようが無いじゃないですか!

日頃は、高尚な空母運用論で南雲長官をこきおろしている
自称評論家の皆さま方は、今こそスプルーアンスを吊し上げる時ですよね!

だって索敵軽視どころじゃない、索敵無視なんだから!
さぁ、どぞ→

660 :名無し三等兵:2020/05/11(月) 23:10:30.99 ID:AfYeLpyJ.net
>>656
仮想戦記あるあるw

中国から撤退して国力を上げれば対米戦に勝てる!とかw

661 :GF長官:2020/05/12(火) 00:05:34.39 ID:17jNc5BU.net
>>660
そうですな。
>●第13艦隊
司令長官は「不敗の魔術師」ですから、帝国海軍も安泰というもの

662 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 18:30:56.51 ID:2MPo7/Pz.net
>>655
=========
マル7計画
=========
超大和型戦艦は建造しない
全備砲を速射砲へ。 マル3〜マル6計画艦も適時改装
魚雷を撃つ機会が激減し軽巡以上は魚雷発射管を撤廃した
旧式戦艦は、独製弾道ロケット搭載艦に改装(主砲撤去、発射台2〜3箇所)
帝国海軍は、ゲルマン砲は採用しない。

・超大型重装甲空母
55000トン、31ノット、烈風、流星、彩雲など合計120機

・超甲巡(マル5計画 2隻、マル6計画 4隻、マル7計画 新型速射砲への換装)
31000トン、33ノット、■31cm砲3連装3基。●100mm速射砲連装8基、▲76mm速射砲(連装)11基、魚雷発射管なし

・マル7計画 新甲巡、旧式重巡の代艦、各突撃戦隊の旗艦
14000トン、33ノット、■203mm速射砲3連装3基。●100mm速射砲連装6基、▲76mm速射砲(連装)8基、魚雷発射管なし
18000トン、33ノット、■203mm速射砲3連装4基。●100mm速射砲連装8基、▲76mm速射砲(連装)11基、魚雷発射管なし

・軽巡は防空巡洋艦に移行
超阿賀野型 9000トン、37ノット、●127mm速射砲(連装) 6基、▲76mm速射砲(連装)6基、魚雷発射管なし

・駆逐艦
超夕雲型  2400トン、37ノット、●127mm速射砲(単装) 3基、▲76mm速射砲(単装)4基、魚雷発射管4連装2基(酸素魚雷)
超秋月型  3100トン、35ノット、●100mm速射砲(連装) 5基、▲76mm速射砲(単装)4基、魚雷発射管なし
超島風型  2800トン、40ノット、●127mm速射砲(単装) 3基、▲76mm速射砲(単装)4基、魚雷発射管5連装3基(酸素魚雷)
ーー
対空機銃の25mm三連装機銃は全廃し、76mm速射砲(毎分60発)に換装(軽巡以上は連装砲、駆逐艦は単装砲を標準とする)

超夕雲型・・・ギアリング級(127mm両用砲(連装)3基)、40mm機関砲12門、魚雷発射管5連装2基に対抗
第13艦隊(高速突撃艦隊) 超甲巡、島風型駆逐艦、空母は夜間戦闘爆撃機部隊、他

663 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 19:28:38 ID:2MPo7/Pz.net
====================
第13艦隊(高速突撃艦隊) 照和20年3月編成
====================
水雷戦隊の名称を廃止し、突撃戦隊とする。
島風型駆逐艦を重点配備。
夜戦がメインの艦隊。

             超甲巡 重巡 軽巡*  島風型   備考
直率(北雲忠一中将) 4隻             6隻  さらに超甲巡2隻建造中。
第1突撃戦隊           5   2     12   18000トン型新甲巡1隻追加予定
第2突撃戦隊           6   2     12
 (錬成中)             8         30   18000トン型新甲巡2隻、14000トン型新甲巡6隻
第1夜間航空戦隊   -    -    -      -    中型空母4隻、駆逐艦・丁(松型駆逐艦)14隻他

付属 駆逐艦母艦4隻、高速補給艦20隻

*重雷装艦

664 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 21:49:32 ID:2MPo7/Pz.net
★連合艦隊総旗艦「イザナミ」、織田五十六元帥直率

戦艦
マル3計画 2隻 大和、武蔵
マル4計画 2隻 信濃、紀伊
マル5計画 3隻 改大和型1隻(水戸)、超大和型2隻(51cm連装砲3基)「イザナギ、イザナミ」
マル6計画 2隻 超大和型2隻「ツクヨミ、スサノオ」・・・照和24年竣工

・戦艦の建造は、マル6戦艦で打ち切り

665 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 21:57:58 ID:DxqEu5Vh.net
     )、._人_人__,.イ.、._人_人_人
   <´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: <   _,ノ`' 、ヽ、_ ノ  ;;;ヽ  //
///// /::::   (y○')`ヽ) ( ´(y○')    ;;|  /
// //,|:::     ( ( /    ヽ) )+     ;| /
/ // |:::     +  ) )|~ ̄ ̄~.|( (       ;;;|// ////
/// :|::       ( (||||! i: |||! !| |) )      ;;;|// ///
////|::::    +   U | |||| !! !!||| :U   ;;; ;;;| ///
////|:::::       | |!!||l ll|| !! !!| |    ;;;;;;| ////
// / ヽ:::::       | ! || | ||!!|    ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: :   | `ー----−' |__////

666 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 22:00:05 ID:xheag69n.net
「ぼくがかんがえたさいきょうのかんたい」にはうんざり

艦名も厨房丸出しでキモい。

667 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 22:38:42.33 ID:2MPo7/Pz.net
=====
昭和の史実(仮想戦記の照和ではない)
=====
主力となったエセックス級空母は、真珠湾攻撃の"1年前"に11隻も既に発注されている。
日本は大鳳(工事中)、雲龍が発注済み。他に搭載機の少ない改造空母を工事中というお寒い内容だった。

艦名       発注年月   造船所            計画
エセックス   1940年2月  ニューポート・ニューズ  第二次海軍拡張法
ヨークタウン  1940年5月  ニューポート・ニューズ  第三次海軍拡張法、発注時の艦名"ボノム・リシャール"
イントレピッド  1940年5月  ニューポート・ニューズ  第三次海軍拡張法
ホーネット    1940年9月  ニューポート・ニューズ  両洋艦隊法、発注時の艦名"キアサージ"
フランクリン   1940年9月  ニューポート・ニューズ  両洋艦隊法
タイコンデロガ 1940年9月  ニューポート・ニューズ  両洋艦隊法
ランドルフ    1940年9月  ニューポート・ニューズ  両洋艦隊法
レキシントン  1940年9月  ベスレヘム・スチール   両洋艦隊法、艦名は"カボット"(独立戦争時の軍艦名)を予定していたらしい。
バンカーヒル  1940年9月  ベスレヘム・スチール   両洋艦隊法
ワスプ      1940年9月  ベスレヘム・スチール   両洋艦隊法、発注時の艦名"オリスカニー"
ハンコック    1940年9月  ベスレヘム・スチール   両洋艦隊法
--
ベニントン   1941年12月  ブルックリン海軍工廠   真珠湾攻撃の8日後に追加発注 
ボクサー    1941年12月  ニューポート・ニューズ  真珠湾攻撃の8日後に追加発注

※エセックス級空母は、戦時計画でさらに19隻追加発注、合計32隻計画された

668 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 22:40:35.79 ID:2MPo7/Pz.net
=====
昭和の史実(仮想戦記の照和ではない)
=====
■アメリカの新造駆逐艦
ベンソン級        30隻
グリーブス級       66隻(魚雷発射管を1基撤去したものをブリストル級と呼ぶこともある。)
フレッチャー級     175隻(計画188隻)
アレン・M・サムナー級 58隻(計画70隻)、・・・戦時中に完成は55隻
ギアリング級       98隻(計画152隻)・・・戦時中に完成は41隻

なお、護衛駆逐艦は1005隻が発注されたが、完成は560隻(艦種変更含む)

669 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 22:59:29.68 ID:2MPo7/Pz.net
=====
昭和の史実(仮想戦記の照和ではない)
=====
実際の建造能力について。
大日本帝国には戦艦、大型空母を建造できる造船所は、4ヶ所しかなかった。
●横須賀海軍工廠、●呉海軍工廠、●川崎重工・神戸造船所、●三菱重工・長崎造船所である。

・佐世保海軍工廠では、戦艦・空母・重巡は改造・艤装のみで、阿賀野型軽巡3隻が新造艦の最大。
・舞鶴海軍工廠は、駆逐艦中心の建造であった。

--計画別--
■大型艦ドックの建造スケジュール

            マル3  マル4      マル急      改マル5
横須賀海軍工廠  翔鶴  戦艦110号艦  雲龍       5024号艦*

川崎重工・神戸   瑞鶴  大鳳                 5022号艦*
                                      生駒x

呉海軍工廠     大和  戦艦111号艦x 重巡300号艦x  5021号艦* 、5025号艦*
                                      葛城、阿蘇x

三菱重工・長崎   武蔵  秋月型複数  重巡301号艦x  5023号艦*
                                      天城、笠置x、鞍馬x

*ミッドウェー海戦大敗後に計画した改大鳳型空母(1944年起工予定だったが、雲龍型建造優先と戦局悪化で全艦建造中止)
x建造中止
秋月型駆逐艦を同時に4隻建造の計画もあったが、同時2隻になったようである。

670 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 23:10:51 ID:2MPo7/Pz.net
>>669
大日本帝国全体の巡洋艦以上の大型艦建造能力は、ベスレヘム・スチール1箇所に及ばない。

====================================
ベスレヘム・スチール(1937年度計画以降)
====================================
戦艦マサチューセッツ、エセックス級空母5隻、ミッドウェイ級大型空母2隻
重巡 ボルチモア級8隻(1940年度計画艦)、オレゴン・シティ級8隻(ボルチモア級の設計変更)、デモイン級6隻
軽巡 クリーブランド級6隻など

▲戦艦、■空母、△巡洋艦
@ 竣工が戦後になった艦
# 大戦終結で建造中止になった艦

▲マサチューセッツ
■CV-16 レキシントン ■バンカーヒル ■CV-18 ワスプ ■ハンコック ■フィリピン・シー
■ミッドウェイ@ ■コーラル・シー@
△ボルチモア △ボストン △キャンベラ △クインシー △ピッツバーグ △セントポール △コロンバス △ヘレナ@
△オレゴン・シティ@ △オールバニ@ △ロチェスター@ △ノーザンプトン@ △ケンブリッジ# △ブリッジポート# △カンザス・シティ# △タルサ#
△クリーブランド級軽巡6隻(CL-83の就役は戦後)
△サン・ディエゴ、△サン・ファン、△オークランド、△レノ、△フリント、△タクソン
△デモイン@、△セーラム@ △CA-140#、△CA-141#、△CA-142#、△CA-143#

671 :GF長官:2020/05/12(火) 23:13:47.22 ID:17jNc5BU.net
>>662-
予算ががが

>>665
もちつけ、天狗なんて居ないから

>>666
戦史を学ぶと、小説は史実を超えられないとよく分かりますね。
戦争ほど小説的なものは無い。

>>667-
おお、月刊正規空母 デアゴ(ry

672 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 23:17:27.09 ID:2MPo7/Pz.net
>>669
=====
昭和の史実(仮想戦記の照和ではない)
=====
戦艦モンタナ級5隻を建造中止にして、どの艦の建造を優先したか? 造船所別にまとめてみた。

▲戦艦、■空母、△巡洋艦
@ 竣工が戦後になった艦
# 建造中止になった艦
*戦艦モンタナ級

(1)ニューヨーク海軍造船所(モンタナ級2隻キャンセル)
 ▲ノースカロライナ ▲アイオワ ▲ミズーリ ▲メイン* ▲ニューハンプシャー*
 ■ベニントン ■ボノム・リシャール ■オリスカニー ■キアサージ ■レプライザル# ■フランクリン・D・ルーズベルト@

(2)フィラデルフィア海軍造船所(モンタナ級2隻キャンセル)
 ▲ワシントン ▲ニュージャージー ▲ウィスコンシン ▲イリノイ# ▲モンタナ* ▲オハイオ*
 ■アンティータム ■プリンストン ■ヴァリー・フォージ
 △ロサンゼルス △シカゴ △ノーフォーク#、△スクラントン#

(3)ノーフォーク海軍工廠(モンタナ級1隻キャンセル)
 ▲アラバマ、▲ケンタッキー#、▲ルイジアナ*
 ■シャングリラ ■レイク・シャンプレイン ■タラワ

673 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 23:32:01.65 ID:2MPo7/Pz.net
>>672
その他のアメリカの巨大造船所、★は艦種CB(大型巡洋艦)

(5)ニューポート・ニューズ造船所
 ▲インディアナ
 ■エセックス ■CV-10 ヨークタウン ■イントレピッド  ■CV-12 ホーネット ■フランクリン
 ■タイコンデロガ ■ランドルフ ■ボクサー ■レイテ ■イオー・ジマ#
 △ニューポート・ニューズ@ △CA-149#
 △クリーブランド級軽巡7隻、△ファーゴ級軽巡3隻#
 
(6)ニューヨーク造船所 
 ▲サウスダコタ
 ■インディペンデンス級軽空母9隻 ■サイパン@ ■ライト@
 ★アラスカ ★グアム ★ハワイ#
 △ブレマートン △フォール・リバー △メイコン@ △トレド@
 △クリーブランド級軽巡8隻、△ファーゴ級軽巡9隻(戦後に2隻完成、7隻建造中止)
 △ウースター級軽巡4隻(戦後に2隻完成、2隻建造中止)
 △CA-150#、CA-151#、CA-152#、CA-153#

(7)フェデラル・シップビルディング
 △アトランタ △ジュノー △バッファロー# △CL-88#、△ジュノー(II)@ △スポケーン@ △フレスノ@

(8)フィラデルフィア・クランプ造船所
 △クリーブランド級軽巡6隻(CL-94は建造中止)、△ウィルミントン#

(9)シアトルタコマ造船所(アメリカ西海岸/企業買収で1942年にトッド・パシフィック造船所となる) 
 ■ボーグ級護衛空母9隻(アメリカ海軍向け)
 ■アタッカー級護衛空母26隻(イギリス海軍向け)
 フレッチャー級駆逐艦21隻、ギアリング級駆逐艦9隻

(10)カイザー造船所(アメリカ西海岸)
 ■カサブランカ級護衛空母50隻、他に多数の輸送船、戦車揚陸艦を建造。

674 :名無し三等兵:2020/05/12(火) 23:34:54.07 ID:2MPo7/Pz.net
>>672
>>673
(11)バス鉄工所(メイン州) 
 フレッチャー級駆逐艦50隻、アレン・M・サムナー級駆逐艦20隻、ギアリング級駆逐艦30隻など

(12)ボストン海軍工廠 
 フレッチャー級駆逐艦14隻、護衛駆逐艦やフリゲートを多数建造

(13)ピュージェット・サウンド海軍造船所(アメリカ西海岸)
 修理や改造などが多いが、フレッチャー級駆逐艦6隻も建造した。

(14)ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート 
 ガトー級潜水艦を多数建造

675 :GF長官:2020/05/12(火) 23:36:38.86 ID:17jNc5BU.net
>>659の続き

当スレは、南雲長官を公平な視点から再評価するものです。

即時発進を却下したことが誤りなら、
第二次攻撃隊を出し渋っていたスプルーアンスも批判されるべきだし、

七線一段索敵が索敵軽視なら、
索敵無視の司令官は、酷評されて然るべきでしょう。

常勝の天才だろうと、不敗の魔術師だろうと、
忖度はしませんぜ。

676 :GF長官:2020/05/12(火) 23:38:16 ID:17jNc5BU.net
>>675の続き

閑話休題

とはいえ、我が国においてミッドウエー海戦と言えば、
飛龍沈没までであり、それ以降は消化試合みたいなもので、
この索敵の件について触れる書籍は稀ですね。

更に言えば、アメリカ側の資料でさえ、触れられることは少ない。
先に紹介した『モリソン戦史』『ミッドウエーの奇跡』『逆転』などに
索敵の話は出てきません。

677 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:04:51.99 ID:pI+eoZc3.net
=====
昭和の史実(仮想戦記の照和ではない)
=====

国力基礎データ(その1)

■鋼材生産(×万トン)
西暦  日本 アメリカ 日米比  備考
1938  489  3200    6.5倍
1939  466  4500    9.7
1940  456  6500   14.3
1941  430  8100   18.8   真珠湾時、鋼材生産では19倍の敵だった
1942  418  8300   19.9
1943  418  8300   19.9
1944  210  8500   40.5   昭和19年になると資材不足で大型艦の建造中止が続出
1945   32   8200   256.3

678 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:07:04.94 ID:pI+eoZc3.net
>>677
■1941〜1945年 生産数
          日本   アメリカ  日米比  備考
航空機(機)  68000   290000   4.3倍  航空機優先生産の為、他の項目より差は少ないね。
小銃(万挺)   260     1700   6.5
火砲(門)    28800   300000   10.4
砲弾(万発)  7630   4000000   524   砲弾は、日本の500倍以上の生産数だった。
ーー
※日本の約1万機がゼロ戦。

679 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:09:20.86 ID:pI+eoZc3.net
>>677
■日本の商船喪失数(500トン以上の船)
西暦 隻数
1941  12
1942 203
1943 437
1944 969
1945 639

喪失原因の50%が潜水艦による攻撃。
日本の駆逐艦、海防艦は対潜能力が低く、数も少なかった。
アメリカが多数のガトー級、パラオ級潜水艦を配備したので、輸送船の大半が撃沈され、
石油、ボーキサイト、錫、天然ゴムなどの重要物質が途絶えた。
大戦末期は、戦艦、空母まで"輸送船"として一時使用したが、
空襲が激しくなり、ほとんどが航行不能となった。

680 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:11:15.81 ID:pI+eoZc3.net
>>677
<大東亜戦争 日本の艦艇>
開戦時保有 254隻(1067870トン)  戦艦10隻、空母10隻、重巡18隻など
戦時中就役 383隻( 858250トン)  戦艦2隻(大和、武蔵)、空母15隻(信濃、大鳳、雲龍)など
合計      637隻(1926120トン)
--
沈没      410隻(1383950トン)
損傷       59隻( 284520トン)
残存      168隻( 257650トン)  伊四百、伊四百一は、ウルシー泊地攻撃作戦中に終戦。

※商船は含まない

681 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:25:58.05 ID:pI+eoZc3.net
>>670
=========================
日米建造スピード比較(史実)
=========================
艦種別の起工から竣工までの最短期間を抜粋してみた。

                             起工       竣工(就役)  建造期間   備考
                                                 (月数)
アイオワ級戦艦   BB-61 アイオワ   1940年6月27日 1943年2月22日  31
ミッドウェイ級空母 CV-41 ミッドウェイ  1943年10月27日 1945年9月10日  22   日本降伏後に就役
エセックス級空母  CV-13 フランクリン 1942年12月7日 1944年1月31日  13    空母最優先だったので、起工から2年以内に完成した同型艦が多い。
ボルチモア級重巡  CA-136 シカゴ   1943年7月28日 1945年1月10日  17    レンネル島沖海戦で沈没したCA-29 シカゴの名を引き継ぐ
クリーブランド級軽巡 CL-65 パサデナ  1943年2月6日  1944年6月8日   16

【参考】
マル3計画戦艦    大和          1937年11月4日  1941年12月16日 49(約4年)
マル4計画空母    大鳳          1941年7月10日  1944年3月7日  31
マル4計画戦艦改造 (110号艦)→信濃  1940年4月7日   1944年11月19日 55   10日後に潜水艦の攻撃であっさり沈没。
マル急計画空母    雲龍         1942年8月1日   1944年8月6日  24(2年) マリアナ沖海戦後に竣工
改マル5計画空母   天城         1942年10月1日  1944年8月10日  22   完成した時には搭載すべき航空隊がなく、レイテ沖海戦に参加せず。
ーー
雲龍型空母と同じ建造期間で、アメリカは超大型のミッドウェイ級空母(45,000トン)を完成させた。

682 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 00:48:58 ID:pI+eoZc3.net
>>1
==============================
日本の空母機動部隊の真実(史実)
==============================
"丸"なんかで、画期的な空母機動部隊と宣伝されるが、
アメリカ空母との直接対決で、完勝は1度もなく、実際は米空母を1隻も撃沈していない。
南雲機動部隊が沈めた空母は、イギリスの小型空母ハーミーズの1隻が現実である。

■空母との直接対決結果(空母の沈没艦が出た海戦)

海戦名      日本の空母喪失         連合軍の空母喪失
セイロン沖                       ハーミス(小型の英空母)
珊瑚海      翔鳳                レキシントンx (鹵獲阻止の為、魚雷で処分)
ミッドウェー   赤城x、加賀、蒼龍、飛龍    ヨークタウンx (イ-168の雷撃がなければ沈没していなかった)
第2次ソロモン 龍驤
南太平洋    (航空隊の損害大)        ホーネットx (鹵獲阻止の為、魚雷で処分。漂流しているところを日本の駆逐艦も攻撃し沈没)
マリアナ沖   大鳳*、翔鶴*、飛鷹
レイテ沖     瑞鶴、瑞鳳、千代田、千歳   プリンストン(特攻機によるもの)、護衛空母2隻(特攻機、栗田艦隊による砲撃)
--
(海戦名なし)                     ワスプx(イ-19による雷撃。南雲機動部隊の関与なし。鹵獲阻止の為、魚雷で処分)

x 味方艦による魚雷で処分
*潜水艦による雷撃が主因

683 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 12:03:49.61 ID:afi/pPJj.net
南雲機動部隊(笑)

684 :名無し三等兵:2020/05/13(水) 18:12:06.76
山本は天才、三川軍一が無能って説が近年、濃厚らしいな!wwwwwwwwwww

685 :GF長官:2020/05/13(水) 22:16:38 ID:FfK/EDoR.net
>>677-
ありがとうございます。
普通、二正面作戦って負けフラグなんですがねぇ・・・

>>682
完勝にこだわるとか、空母兵力だけで沈めないといけないとか、
それはもはや戦争ではなくて、ゲームですな。

>>683
南雲機動部隊(仮)

686 :GF長官:2020/05/13(水) 22:29:22 ID:FfK/EDoR.net
>>676の続き

不可解に思うのは、
仮にスプルーアンス少将が、索敵をやらないつもりだったとしても、
幕僚たちが進言するはずなんですよね。

まして第16任務部隊司令部は、
ブル・ハルゼーの色に染まった攻撃精神のかたまりのようなものだから、

687 :GF長官:2020/05/13(水) 22:31:04 ID:FfK/EDoR.net
>>686の続き

この後もブラウニング参謀長が物議をかもしますが、
航続距離が足りなくなっても、最大積載量の爆弾を積んで
敵空母を沈めて来いみたいなことを平気で言う連中だと思うんだけど・・・

この日の朝から索敵機も出さずに、いったい何を求めて、
どこに向かうつもりだったんですかねぇ

688 :GF長官:2020/05/13(水) 22:38:21 ID:FfK/EDoR.net
>>687の続き

日本の指揮官は調整型で、
参謀たちがまとめた作戦案を承認する形で
実行に移すのに対し、

アメリカの指揮官はリーダーシップ型で、
自ら方針を示し、参謀たちには役割を指示して
引っ張っていく。

そう一般的には言われますが、後者の場合、
指揮官が暴走/迷走した場合、誰も止められなくなってしまう
ということになりますよね。

689 :名無し三等兵:2020/05/14(木) 03:50:29.16
>>688
遠いから、待ち構えているだけで、米軍側は勝てる!wwwwwwww
それだけの話だよ=!!!!!!wwwwwwwwww

690 :GF長官:2020/05/14(木) 22:59:09.44 ID:LNJx7GTc.net
>>688の続き

その中で、ひとつ見つけたのがこれです。

「再び説明に苦しむところだが、スプルーアンスはこのときも
敵発見のための索敵機を発進させなかった。

おそらく悪天候を憂い、敵に対する攻撃および自衛のために
残り少なくなった母艦機を温存したいと考えたのであろう」
                  (『提督スプルーアンス』)p176

691 :GF長官:2020/05/14(木) 23:00:21 ID:LNJx7GTc.net
>>690の続き

天候が悪かったので、索敵を行わなかったらしい。
確かに、『歴史群像』には、

「ミッドウエーの航空部隊も行動に移っていた。
0430時(日本時間6日0130時)にはアレン大佐の率いる
8機のB−17が攻撃のために飛び立ったが、
天候が悪かったために、しばらくキュア島の上空に留め置かれて
待機することになった」
              (『日米空母決戦ミッドウエー』)p174

6日朝のミッドウエー近海は、気象条件が良くなかったようです。

692 :GF長官:2020/05/14(木) 23:01:25 ID:LNJx7GTc.net
>>691の続き

ただし、ビュエル氏の文章からも明らかにように、

スプルーアンス少将やブラウニング参謀長が
「天候の悪化で、索敵機を出せなかった」
と証言しているわけではありません。

筆者の推測に過ぎない。

そもそも攻撃兵力を確保するため、索敵を出さなかったのなら、
南雲長官が索敵軽視と叩かれている理屈そのままで、

693 :GF長官:2020/05/14(木) 23:02:26 ID:LNJx7GTc.net
>>692の続き

「索敵計画を立案した吉岡参謀は、索敵機そのものの機数を
7機に減らした。その理由について、彼はこう釈明する。

”攻撃機を索敵機にまわすのはもったいない、という発想があった。
そのせいで水上機を数多く使うことになった”

この判断の根底には、敵空母はミッドウエー沖には出現しない
という思いこみがあった。希望的観測といって良い。
南雲司令部は意に介さない。勝ち戦の驕りである」
    (『ミッドウエー海戦』第一部知略と驕慢(森史朗/著)p320

694 :GF長官:2020/05/14(木) 23:02:51 ID:LNJx7GTc.net
>>693の続き

とんだ”勝利病”ですねw
日本空母4隻炎上させて、もう有頂天ですかねぇ

さぁ森先生、今こそスプルーアンスに糾弾の鉄槌を!

695 :名無し三等兵:2020/05/15(金) 03:19:29.22
なんて言えばいいのか、全くわかりませんね!!!!!wwwwwwww

360度視界を確保しないと、メクラ、ツンボですよ!!!!!!wwwwwwwwww

696 :名無し三等兵:2020/05/15(金) 09:45:46 ID:dgUNZFMd.net
>>694
アメリカ様に暗号解読情報が正確だという確信があるのならば
あえて索敵機を飛ばさないのも戦術のひとつでしょう

へたに索敵機を飛ばして日本側に発見されてしまえば
「待ち伏せされている」と悟られる可能性もあったのだから

697 :GF長官:2020/05/15(金) 20:08:58.75 ID:+FuOjORU.net
>>696
なんと、海戦二日目のことまで暗号解読されてたとは。
ていうか、解読されるようなことを日本海軍が発信していたとは。
なんで負けたんだろ・・・

698 :名無し三等兵:2020/05/15(金) 20:12:05.78 ID:hrl1XBIo.net
開戦初期に伊一潜が撃沈され暗号書を鹵獲されたかららしい。

699 :GF長官:2020/05/15(金) 20:36:05.81 ID:+FuOjORU.net
>>694の続き

当然索敵すべき状況でしなかった、という事例は
いくつかあります。

例えば珊瑚海海戦前日の5月6日、
ツラギ発の大艇が空母1隻を含む米艦隊を発見。

MO機動部隊は南下を開始しますが、
途中で断念し、反転北上しています。
この間、索敵機を出さなかった。

700 :GF長官:2020/05/15(金) 20:38:33.52 ID:+FuOjORU.net
>>699の続き

その理由について、五航戦の原少将は
「被発見を避けたのと、基地航空部隊の索敵を信頼していたため」
         (『戦史叢書(49)南東方面海軍作戦(1)』)p243

ちょっと苦しい言い訳ですよね。
確かに、触接用にツラギから大艇が発進していますが、
結局見つけることは出来なかった。

701 :GF長官:2020/05/15(金) 20:39:17.23 ID:+FuOjORU.net
>>700の続き

過去スレでも検証しましたが、本当の理由は
「補給作業を完結させたかったから」
と推測しました。

MO機動部隊は5月1日にトラックを出撃して一路南下、
珊瑚海へ向かうのですが、

一回目の補給日、5月3日にはツラギが米空母機により奇襲され、
補給を中断して、追撃に移った。

702 :GF長官:2020/05/15(金) 20:40:26.73 ID:+FuOjORU.net
>>701の続き

そして二回目の補給日が5月6日で、またしても補給作業中に
索敵報告が入り、補給が終わった艦だけを南下させた。

このまま戦闘に入ると、
駆逐艦は燃料残量を気にして全力を発揮できないし、
補給済み艦と未実施艦が離れてしまったため、兵力が分散した状態で
戦わなければならない。

そこで、米空母追撃を諦めて、
6日は補給に徹し、全艦艇完璧な戦闘準備を整えてから、
7日にあらためて索敵から始めるつもりだったのでは。

703 :GF長官:2020/05/15(金) 20:41:17.37 ID:+FuOjORU.net
>>698の続き

その暗号書に、飛龍被弾のことまで書いてあったんですかねぇ
なんで負けたんだろ・・・

704 :名無し三等兵:2020/05/15(金) 22:19:34 ID:hrl1XBIo.net
>>703
暗合が解かれていたのだから日本軍の通信傍受でスプーは知り得たのでしょ?

705 :GF長官:2020/05/15(金) 22:42:22 ID:+FuOjORU.net
>>703
その解かれていた暗号は変更されてしまったのでは
なんで負けたんだろ・・・

706 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 00:58:52 ID:Q9yLMsz+.net
>>705
乱数暗号は法則性が判明すれば解読は容易。暗号を変更といっても基本は変わらず
(というか変えられない)対照コードを変えた程度なので解読はそれほど困難では
ないそうです。

707 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 02:35:48 ID:0CemCuLU.net
>>697
ああ二日目のことね、それなら暗号解読はあまり関係ないですなw
うっかり良く読まなくてゴメンナサイ

ただ言い訳めくけど、情報は少ないと確かに問題だけど、多ければ良いというものでもないです
アメリカ様が索敵機を抑え気味にした結果、程よいくらいの情報しか得られなかったのが幸いした
まあ結果論になりますけどw

たとえばアメリカ様は連合艦隊の存在に最後まで気づかなかった
暗号解読情報にも出てこないし索敵機にも発見されなかったから

仮に索敵機をバンバン飛ばして連合艦隊の存在に気づいてしまったならば、どうすれば良かったのか?
アメリカ様の対応も変わってしまうと思います

708 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 02:53:49 ID:0CemCuLU.net
アメリカ様が連合艦隊の存在に気づいてしまったならばどうしたか?

これがハルゼー提督であれば機動部隊に総攻撃を命じたでしょう
たとえハルゼーでなくてもスプー様でも何らかの攻撃を加えたかもしれない
ミッドウェイ基地から攻撃機が来襲する可能性もある

そうなってしまえば連合艦隊も戦力温存のためとはいえ、黙って引き下がるわけにはいかないだろう
帝国海軍のメンツってものがありますからねw
攻略部隊は無傷なのだから、大和が基地に艦砲射撃をくわえるかもしれない

まあここまでくれば仮想戦記になってしまいますが、
この戦いにはアメリカ様にとって「結果的に功を奏した」という事例がいくつもあります

たとえば急降下爆撃機が逐次に発進した結果、雲間に隠れて発見されなかったとか
アメリカ様の潜水艦に驚いた三隅と最上がゴッチンコしたとかw

アホ南雲が功をあせって兵装転換してしまうとかw

やっぱり本物の神さまっているんですねw

709 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 10:09:37.19
そのとおりですね!!!!!wwwwwwwwww

米軍側から記録を見るという方法もありますぞい!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwww

雷撃機部隊は捨石、本命は急降下爆撃機部隊だったという、殆ど圧倒的な勇気に完敗したのが真実だと思いますね!!!!!!



ミッドウェー海戦の記録
https://www.youtube.com/watch?v=MW8tQ_6dqS8

映像資料
https://www.amazon.co.jp/dp/B00008HZOJ/

710 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 10:17:23.19
魚雷艇部隊の活躍が必要なのではないですか!?
実際、準備されていたわけですしね!!!!!!

https://www.youtube.com/watch?v=QiaTbp2bfJA

711 :名無し三等兵:2020/05/16(土) 21:05:51.18 ID:/gCmVNUc.net
>>707
南雲部隊の空爆を受けつつ上陸部隊がミッド制圧することは解読できてたが、
角田部隊のことや主力戦艦隊のことは知りなかったの?

712 :名無し三等兵:2020/05/17(日) 02:42:14.85
飛行場があるから、B−17や新規の航空機がすぐに来ますね!wwwwww
ガダルカナルやラバウルとは違いますね!

713 :GF長官:2020/05/17(日) 10:15:26.73 ID:TnuJbjPr.net
>>706
容易・・・なんですか?
ここで問うているのは、戦闘中に傍受した敵の暗号を
リアルタイムで解読できるの? ってことですよ。

>>707
そういうことです。>ああ二日目のことね
結果論で済ませるなら、ここで議論する価値はないかと。

>>708
結果論どころか、運頼りですか・・・
こりゃ、みんなでお祓いに行くしかないですな。

>>711
角田部隊(アリューシャン方面攻略作戦)のことは解読していましたが、
主力部隊(大和以下の戦艦部隊)の出撃は知らなかったようです。

714 :名無し三等兵:2020/05/17(日) 11:38:13.47
>>713
事前に来る事は暗号解読で明かされていましたね!!!!wwwwwwwwwww

ですからね、>>709のように映画スタッフが事前に来て、ドキュメンタリー用記録映画を撮っていましたね!!!!!!

715 :GF長官:2020/05/17(日) 19:33:23.67 ID:TnuJbjPr.net
>>702の続き

ビュエル氏が記述している通り、
「再び説明に苦しむところだが、」>>690

この状況で索敵機を出さないことなんてあり得ないと認識されている
からこそ、「説明に苦しむ」のです。

「なぜ、GFから雷装待機するように厳命されていたのに、
爆装に転換したのですか?」
当然のように、聞きたい質問ですよね。

716 :GF長官:2020/05/17(日) 19:34:50 ID:TnuJbjPr.net
>>715の続き

同じように、戦史家、戦記作家ならば、この疑問を
スプルーアンス本人にぶつけて然るべきだと思いますが、

彼の名声が傷つくのを恐れたのか、
大勝利した海戦だから、結果オーライで流されたのか、
本当は質問して公開されているんだけど、本職が知らないだけなのか、

何らかの「忖度」がはたらいたのかもしれませんが、
その理由を考察することこそ、戦史検証の醍醐味と言えますね。

717 :GF長官:2020/05/17(日) 19:35:26 ID:TnuJbjPr.net
>>716の続き

なぜスプルーアンス少将は索敵を実施しなかったのか。
スプルーアンスは、日本空母は撤退したと慢心していたのか。
スプルーアンスは、日本空母追撃より、ミッドウエー防衛を優先したのか。

考えていきましょう。

718 :名無し三等兵:2020/05/17(日) 21:58:17.82 ID:gbFoEFHK.net
>>713
えー結果が良ければ全て良しじゃあないんですか?w

もしかして結果よりも正々堂々と戦うことに意義があると思っているんですか?w

でも、卑劣な奇襲攻撃を仕掛けてきたのは日本のほうなんですけどw

でも、卑劣な奇襲攻撃を仕掛けてきたのは日本のほうなんですけどw

大事なことなので二度書きましたw

719 :名無し三等兵:2020/05/17(日) 22:01:58 ID:gbFoEFHK.net
>>713
>こりゃ、みんなでお祓いに行くしかないですな。

無理むりw
たかが人間でありながら現人神を詐称したペテン男を信奉する日本には
本物の神さまイエス様の怒りの天罰がくだるしか選択肢はありませんからw

720 :名無し三等兵:2020/05/18(月) 16:31:02.11 ID:f6D+IiXm.net
珊瑚海海戦には、ドーリットル空襲から帰還したエンタープライズ、ホーネットも参加予定だったが間に合わなかった。

721 :名無し三等兵:2020/05/18(月) 20:01:59.42 ID:HXmLCBnT.net
索敵に出すSBDは単独または2機一組できちんと進出して敵の位置を報告して帰ってこれなくてはならない
スプルーアンスの手元にかくも優秀な人材は一体何人生き残ってたか?

キモい言い回しをやめると、索敵を任せられる搭乗員が払底してた可能性があるのでは?
ましてTF16の艦爆隊はカタリナに位置を教えられてる艦隊相手に索敵飛行で散々醜態を晒した飛行隊
南雲艦隊と違って生き残りの機体の数からさっさと作戦を進められる練度ではないよね。爆撃はとても上手だったけど航法はゲキ弱い
無傷で生還したパイロットと機銃員で任せられそうかどうか
出すか出さないかはそこを参謀に聞いてみてからの判断なるはずだし
その作業をしないと評価を下せない面倒くささから誰も本気でスプルーアンスを批評しなかったんだと思う

722 :名無し三等兵:2020/05/18(月) 20:28:03 ID:HXmLCBnT.net
ひとつ思ったこと
MI作戦の索敵計画を変えるには誰を追加で出撃させるべきか
編制を具体的に名簿としてリストアップしてみた人っていないんじゃないだろうか?

アンボン空襲式(索敵線は必要最低限×2倍の密度で引く)
MO作戦式(索敵線は最低限、一線に2機付ける)
いずれも事故や不意遭遇に備えて予備の一機を用意してる
山口方式、原方式どちらにしても追加で7組21名を選ばないと史実よりゆとりのある(つまり索敵線を担当するうちの一機が以下の事態に陥っても対処可能:機械的事故、無線の故障、敵戦闘機や二座機との不意遭遇被撃墜、または雲下飛行をサボる機長)計画は立てられない

723 :名無し三等兵:2020/05/18(月) 20:42:17.71 ID:HXmLCBnT.net
だからもしMI作戦での索敵計画を批判するなら、本当は追加で出撃させる7組21名挙げてから
「視界から理論的に出した必要最低限の本数に1機ずつはまるで実用的じゃない」
「その一機に何かあったら穴が開いてしまうではないか」
とやるべきなんだろうね

724 :名無し三等兵:2020/05/18(月) 20:44:15 ID:HXmLCBnT.net
司令部の業務の一番面倒で難しい練度や訓練計画というのはミリオタが云々するのが一番難しい場面だけど
決断の一つ一つはここから組まれてるから戦史の検証は難しい

725 :GF長官:2020/05/18(月) 23:31:39.73 ID:cUdtDNoE.net
>>718-719
今回のコロナ騒動は、まさに「民主主義の敗北」ですな。
個人の自由と権利を尊重すると亡国w

あれだけトランプのアメリカファーストを批判していたEUが
今やっていることは自国ファーストそのものですからねぇ

民主主義(笑)
おっと、そろそろやめないとゲショ氏に折檻されるな・・・

726 :GF長官:2020/05/18(月) 23:32:01.46 ID:cUdtDNoE.net
>>720
もともと間に合う日程ではなかったと思いますけど

>>721
おおっと、ホーネット艦爆隊は航法を誤ってミッドウエー島に寄って
戦闘に参加していないため、ほぼ全機が帰還していますが、
>索敵を任せられる搭乗員が払底してた?

>>722-
それは貴官がやって頂けるということで?(振り)
>編制を具体的に名簿としてリストアップ

727 :GF長官:2020/05/18(月) 23:52:08 ID:cUdtDNoE.net
>>717の続き

その前に、索敵の考察をする上で、重要な情報が
抜けています。

それは、6月5日〜6日の夜中に起きた
重巡三隈と最上の衝突事故の件

728 :GF長官:2020/05/18(月) 23:52:53.69 ID:cUdtDNoE.net
>>727の続き

>>653の通りで、
GF司令部からのミッドウエー島砲撃中止命令を受けて、
反転避退していた栗田少将の第七艦隊重巡4隻は、
(熊野、鈴谷、三隈、最上)

米潜水艦を発見、回避運動中に衝突事故を起こしてしまいます。

729 :GF長官:2020/05/18(月) 23:53:33.00 ID:cUdtDNoE.net
>>728の続き

詳しいことは前スレで書きましたが、
この情報は、ハワイの太平洋艦隊司令部を通して
6日0100頃(日本時間)にスプルーアンス少将の
手元に届きます。

前日(5日)、南雲機動部隊が索敵機を発進させたのが
0130時ですから、ちょうど夜明け前といったところです。

730 :GF長官:2020/05/18(月) 23:54:06.47 ID:cUdtDNoE.net
>>729の続き

ただし、この時点では、
「ミッドウエー島西方で、日本重巡が発見された」
「最上型重巡が損傷したらしい」
程度で、

この重巡部隊がミッドウエー島に向かっているのか、
それとも島から避退しているのかも、
よくわからない状況です。

731 :名無し三等兵:2020/05/19(火) 05:34:03.91 ID:oyQ5PVhO.net
南雲は無能。
て言うか、日本の将クラスは無能の吹き溜まり。

732 :GF長官:2020/05/19(火) 23:02:07.86 ID:hxXvCvZ9.net
>>731
その無能集団に、開戦半日で本拠地をやられちゃうアメリカ海軍www

733 :GF長官:2020/05/19(火) 23:24:45.26 ID:hxXvCvZ9.net
>>730の続き

夜明け前の時点では、第一報の概報だけで、
詳細は続報を待つしかないでしょう。

ただし、日本の重巡を見つけたからといって、
日本空母の所在に直接関係するものではありません。

両者が連携して行動しているかどうかも、
アメリカ側には分かりませんからね。

734 :GF長官:2020/05/19(火) 23:25:38.69 ID:hxXvCvZ9.net
>>733の続き

極論を言えば、仮に暗号解読に成功して
「日本軍はミッドウエー攻略作戦を中止して撤退した」
と分かったとしても、

スプルーアンス少将は索敵機を出して、
直接空母の不在を確認しなければならない、
ということです。

逆説的な表現になりますけど・・・

735 :GF長官:2020/05/19(火) 23:26:13.01 ID:hxXvCvZ9.net
>>734の続き

もしスプルーアンス少将が
日本重巡発見の報を聞いて、空母のことが頭の中から
消し飛んでしまったのなら、

水雷屋がお似合いだから、空母部隊司令官はさっさと
辞めた方が賢明でしょう。

736 :名無し三等兵:2020/05/20(水) 16:36:22.36
>>732
逆にどうやれば、もっと効率良く戦果を挙げられたのか熟考してみましょうよ・・・・・

737 :名無し三等兵:2020/05/20(水) 18:15:39 ID:ZZ8PLqZQ.net
珊瑚海で夜間攻撃受けた割には索敵に消極的ではあるな
イースタン島から索敵攻撃のB-17が出てるなら300浬の索敵派出さないという選択肢はあるにせよ
またホーネットの飛行隊が頼りないにせよ
進出100浬くらいの練度が必要ない索敵はやったほうがいい
敵の全貌はわからないが、不意遭遇しそうな水上部隊や夜間攻撃可能な間合いにある空母だけは発見できる

738 :GF長官:2020/05/20(水) 23:24:45 ID:TvEmPz1i.net
>>737
そうそう。まさに「〜にせよ」です。

色々な制約があるにせよ、そこに工夫の余地は残されていて、
「索敵しない」という結論にはならなかったはず。

739 :GF長官:2020/05/20(水) 23:37:51 ID:TvEmPz1i.net
>>735の続き

本職としても、スプルーアンス少将を無能指揮官にするつもりは
毛頭ありませんし、

南雲を倒した男は、偉大でなければいけませんよね!

740 :GF長官:2020/05/20(水) 23:39:14 ID:TvEmPz1i.net
>>739の続き

まず最初に>>690
>残り少なくなった母艦機を温存したいと考えたのであろう

稼働機が少なかったから、索敵をしなかった説はどうでしょうか。
少し前に米空母の残存機推測を行いました。>>558

これはアクションレポートなどから拾い読みして出した数字ですが、
その後、いくつか資料にあたってみて、ついに見つけました。

741 :GF長官:2020/05/20(水) 23:40:01 ID:TvEmPz1i.net
>>740の続き

過去に何度か紹介しているフレッチャー少将の伝記
『Black Shoe Carrier Admiral』(洋書)で、

p282にそのものずばり、稼働機数が記載されています。
ただし、エンタープライズとホーネットを合わせた数で、
個艦の数は分かりません。

742 :GF長官:2020/05/20(水) 23:40:25 ID:TvEmPz1i.net
>>741の続き

それによると、
F4F 54機
SBD 65機
TBD 3機

>>558を合計すると、
F4F 50機
SBD 65機
TBD 0機

なので、ほぼ正解ですね。やったー!

743 :名無し三等兵:2020/05/21(木) 02:03:17.18
>>739
倒したのは、飛行機だろ!!!!

744 :GF長官:2020/05/21(木) 23:45:57 ID:xC2UqjVR.net
>>742の続き

これを多いと見るか、少ないと見るか。

もともと海戦前の保有機数は、>>544
F4F 54機(エンタープライズ27+ホーネット27)
SBD 73機(エンタープライズ38+ホーネット35)
TBD 29機(エンタープライズ14+ホーネット15)

デバステーターがお亡くなりになったとはいえ、
(残っていても、どうせ戦力にならないし・・・ボソッ)
ほとんど変わっていないですよね。

745 :GF長官:2020/05/21(木) 23:46:34 ID:xC2UqjVR.net
>>744の続き

これは、行動不能となったヨークタウン機を二空母に
分散収容したからです。

「残り少なくなった母艦機」というのは、単なる思い過ごしに
過ぎないことは明らか。

746 :GF長官:2020/05/21(木) 23:48:14.16 ID:xC2UqjVR.net
>>745の続き

そもそも前日とは、彼我の状況が全く異なっています。
最強の南雲機動部隊4〜5隻に奇襲をかけるしかなかったのと比べても、

すでに敵を4隻を撃破しており、残り1隻健在空母が残っていたとしても、
2対1でアメリカ側が優勢。

ここで10機程度索敵に使ったところで、
まだ50機以上のドーントレスが残っています。

つまり索敵を出さない理由にはならない、というわけですね。

747 :GF長官:2020/05/22(金) 21:58:52 ID:QVazqDp6.net
>>746の続き

続いて「基地航空隊の索敵を信頼していた」説は、
どうでしょうか。

実際珊瑚海では、原少将がそのように言い訳?
していますね→>>700

748 :GF長官:2020/05/22(金) 22:00:30 ID:QVazqDp6.net
>>747の続き

これは一応、理に適ったものと言えまして、
基地航空隊の索敵が信頼できるのは確か。

空母部隊から索敵を行う場合、SBDドーントレスになりますが、
複座機なので、前席の搭乗員は操縦に専念、後席の機銃員が
航法を担当します。

749 :GF長官:2020/05/22(金) 22:01:12 ID:QVazqDp6.net
>>748の続き

しかし、見張や通信など、他にもやることがたくさんあるため
航法だけに専念するわけにはいきません。

当然ながら、航法を誤ったり、敵艦位や兵力を誤認することも
起こりがちというわけですね。

その点、基地航空部隊の索敵ならばPBY飛行艇なので、
乗員数が多いし、専門の航法員がいるし、敵を発見したときも
大勢で見張ることができるので有利です。

750 :GF長官:2020/05/22(金) 22:04:01 ID:QVazqDp6.net
>>749の続き

洋上を移動しながら、その都度、索敵線や進出距離を
決める母艦索敵とは違って、

基地航空隊ならば、緯度経度が決まっている島から
決められた哨戒線を、決まった時間に毎日飛行するので
発見時刻から、その位置を推測することも可能。

751 :GF長官:2020/05/22(金) 22:06:46 ID:QVazqDp6.net
>>750の続き

さらには、所在の秘匿に気を遣わなければならない
空母部隊とは異なり、

ミッドウエー島を隠す必要はないし、てか出来ないし、
そこから毎日哨戒しているのは公然の事実なので、
敵にあやしまれることもない。

これら良いことづくめの基地哨戒を利用しない手は無いですね。

752 :GF長官:2020/05/23(土) 20:29:37.43 ID:0ENZ3xLA.net
>>751の続き

実際に、ミッドウエー島では5月29日(日本時間)から
毎日、PBY22機が700浬の長距離哨戒を実施しており、

6月4日には、日本輸送船団を、
5日には、南雲機動部隊を、
それぞれ発見に成功している。

特に5日の方は、米空母部隊はPBYの敵情に基づいて
攻撃隊を発進し、”ミッドウエーの奇跡”を演出したのだから、
その貢献度合いは、極めて大と言えますね。

753 :GF長官:2020/05/23(土) 20:30:20.89 ID:0ENZ3xLA.net
>>752の続き

では二日目の6日も、同じように「基地任せ」で
良いのかというと、大いに疑問です。

もともとニミッツの温存方針により、状況に応じて
PBYはハワイ方面に避退することになっており、

5日に南雲機動部隊を発見したアディ大尉機も
触接を継続することなく、離脱していますから。

754 :GF長官:2020/05/23(土) 20:31:50.87 ID:0ENZ3xLA.net
>>753の続き

6日に予定通りの索敵が行われるかは、
不確定要素が多く、それに全面的に頼るのは
危険すぎますよね。

索敵が全く行われないという事態まではいかなくても、
機数の減少により、索敵範囲が狭められる可能性だって
あるわけですから。

755 :名無し三等兵:2020/05/24(日) 19:16:16.08
>>1
一言で言えば、「神」。

756 :ゲショゲショ:2020/05/25(月) 23:26:20 ID:ZWtVRHZG.net
>>754
加えてミッドウェー基地は日本機動部隊の空襲を受けていますから、機材の給油、整備、修理等は、
「同基地は万全の能力は発揮出来ない可能性あり」
とTF16のスプルーアンス司令部は状況判断すべきでしょうね。

以前過去スレで紹介されていた『ミッドウェー基地戦時日誌』によると、
6月6日のミッドウェー基地PBYの索敵は、進出距離200浬程度の数機に激減していたと思いますが、
この辺の情報・状況は当時のTF16司令部ではどの程度把握出来ていたんですかね。

757 :GF長官:2020/05/25(月) 23:41:14 ID:qtaWbr4M.net
>>756
ご無沙汰してます。宣言解除されて、我が外戦部隊もようやく本格稼働(ry

>TF16司令部ではどの程度把握出来ていたんですかね。
まさに今日の本編ですね。
いよいよスプルーアンス無能指揮官説が明らかに・・・むふふ

758 :GF長官:2020/05/25(月) 23:54:27 ID:qtaWbr4M.net
>>754の続き

いずれにせよ、基地の状況を把握しなければ、
見通しも立ちません。

実際はどうだったのでしょうか。

759 :GF長官:2020/05/25(月) 23:55:31 ID:qtaWbr4M.net
>>758の続き

「陸軍航空部隊の連絡将校であったワーナー少佐によれば、
6月5日の午後、ミッドウエー島は極めて危険な状態にあったので、
日本が再び攻撃を加えて来ないか、気が気でなかったという。

日本軍が再攻撃をして来たならば、甚大な損害を受けたであろう
ことは確実であった。

掩体が不足し、B−17爆撃機7,8機は、滑走路に分散されて
いるだけだった。

760 :GF長官:2020/05/25(月) 23:56:03 ID:qtaWbr4M.net
>>759の続き

ハワイとの通信連絡も極めて不十分で、ワーナーはホノルルへ
飛行機で帰って、第七航空軍司令官ヘール少将に、直接情況
報告をしようと考えたほどであった」
                (『ミッドウエーの奇跡』下巻)p116

当時の基地の様子がうかがえますね。

761 :GF長官:2020/05/25(月) 23:57:20 ID:qtaWbr4M.net
>>760の続き

友永隊の攻撃で戦闘機隊が壊滅しているので、
再空襲があると、防ぐ手段は対空砲火しかないが、
それも多くが破壊されている。

滑走路の穴はすでに塞がれて、復旧していたと思われますが、
単発機は、南雲機動部隊を攻撃してほぼ全滅しているので、
実質、B−17のみという状況です。

762 :GF長官:2020/05/25(月) 23:59:13 ID:qtaWbr4M.net
>>761の続き

また飛行艇格納庫も破壊されており、
PBYの大部分はミッドウエー基地には戻らず、
ハワイ諸島方面へ避退しています。

そもそも戦闘司令所や通信設備が機能を喪失しているので、
思うままになりません。

763 :名無し三等兵:2020/05/26(火) 02:14:10.25
>>1
一言で言えば、「神」。

764 :ゲショゲショ:2020/05/26(火) 23:06:04.22 ID:yWFdOaxi.net
>>760
>ハワイとの通信連絡も極めて不十分で、ワーナーはホノルルへ
>飛行機で帰って、第七航空軍司令官ヘール少将に、直接情況
>報告をしようと考えたほどであった」

空襲を受けた基地は、無線塔とかの被害で物理的にも通信が混乱する事例は多々ありますが、
当時のミッドウェー基地は「海底ケーブル」の施設にも、何らかの支障が出たんですかね?
ハワイ更には米西海岸と結ばれている同海底ケーブルは同基地の大きなアドバンテージなのですが。

765 :GF長官:2020/05/26(火) 23:33:27 ID:x6aw4YaB.net
>>764
そうですね。海底ケーブルそのものが損傷するとは考えにくいので、
通信設備の方がやられた可能性も

766 :GF長官:2020/05/27(水) 00:00:31.68 ID:ofGP8r9f.net
>>762の続き

続けて、

「陸海軍航空部隊を指揮していたラムゼー中佐も、それに劣らず
事態を深刻に受け止めていた。

フレッチャーやスプルーアンスに不利をもたらしたミッドウエー基地と
艦艇間の通信の欠如は、ミッドウェーの防衛部隊にとっても、
ハンディキャップとなっていた。

767 :GF長官:2020/05/27(水) 00:01:59.81 ID:ofGP8r9f.net
>>766の続き

ラムゼーは、ヨークタウンが損害を受けたことは知っていたが、
日本の空母が損害を受けたことについては、ほとんど知らされて
いなかった。

彼が受け取った情報のほとんどが不正確で、特に陸上航空部隊の
攻撃の成果についての報告がひどかった」
                      (『ミッドウエーの奇跡』)p117

768 :GF長官:2020/05/27(水) 00:03:14.34 ID:ofGP8r9f.net
>>767の続き

ここからも、ミッドウエー基地と空母部隊との間で、連携が不十分
だったことが分かります。

引用文中にもありますが、日本空母4隻を撃破したことは、
フレッチャー/スプルーアンス両少将しか知らない事実で、

ハワイの太平洋艦隊司令部には打電されていますが、
それをミッドウエー基地には、転電していなかったようです。

769 :GF長官:2020/05/27(水) 00:03:47.15 ID:ofGP8r9f.net
>>768の続き

というか通信設備が破壊されて、受信できていなかったのかも。

裏を返すと、翌日のPBYの索敵計画など、
基地の人しか知らない情報もまた、空母部隊には伝わって
いなかったと推測されます。

770 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 00:06:16 ID:UBWMXp7h.net
>>768
ミッドウエー基地の航空隊は海兵隊と陸軍だっけ?

771 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 09:38:32.95 ID:uA1dhTen.net
そもそも、九九式艦爆がしょぼすぎ。

日米の搭載機は、初期から"艦爆"の性能が違いすぎた。
ヨークタウン、ホーネットなど米空母にとどめを刺せなかった主要因。
これらの米空母は、イ号潜水艦、駆逐艦の助けがなければ、逃亡されていた。

機種            爆弾
--大戦初期
九九式艦上爆撃機  250kg×1発、60kg×2発
SBD ドーントレス   1,000lbs(454kg)爆弾×1発 ・・・ ミッドウエー海戦大勝の要因
--大戦中〜末期
彗星           胴体250kgまたは500kg爆弾1発 ・・・未熟な水冷式エンジンで故障が多く信頼性が低い。
流星           胴体500〜800kg爆弾1発(または、魚雷1本)・・・重量過多で日本の空母の搭載機としては利用できなかった。▲
SB2C ヘルダイヴァー 1,000lbs爆弾×1発か、2,000lbs爆弾×1発など ・・・航続距離で搭載爆弾が異なる

▲信濃、大鳳、改大鳳型なら運用できた可能性あるが、カタパルトの開発遅れで実現せず。

772 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 10:42:37.16 ID:uA1dhTen.net
>>732
撃沈したはずの戦艦が復旧され、最終的な沈没は旧式のアリソナの1隻だけ
というしょぼさ。どこが最強の南雲機動部隊なんだか。

現地時間早朝のだまし討ちで恥ずかしい戦果。

773 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 11:51:57.80 ID:L/b9KrvN.net
九九艦爆ではなくて航空本部がしょぼいんだよ
燃料を減らした時に五〇番を搭載できる爆弾架を要求しなかった
燃料を満載状態で九九艦爆とSBDの航続力は共に1200浬@巡航160節
(実際には九九艦爆の方が40〜80浬ほど長いが誤差のうち)
この場合、SBDの爆装も250kg以下で九九艦爆と同等
この状態の九九艦爆は「爆撃過荷」だが、空母からの作戦はこの搭載状況で行なってる
SBDならSBとして出撃してる状態

SBDが1000lb爆弾を搭載できるのは、満載状態から燃料を減らした場合
一方で九九艦爆は航空本部に要求されなかったので、燃料を250kg減らした「爆撃正規」という状態を想定できても
「爆撃第二」としてそこに五〇番を搭載する運用を着想できなかった
航続力を880浬に短縮する代わりに五〇番を搭載するという発想を、米海軍は持ってたけど航本は持ってなかった

もし帝国海軍にSBDがあっても、そもそも意思がないが故に二五番より大きな爆弾を搭載する爆弾架は装備されなかっただろうし
米海軍が九九艦爆を運用すればVBには1000lbを搭載させただろう

774 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 12:13:11.59 ID:m1LB6szQ.net
>>771
母艦の整備は良好だから彗星の運用は問題ないだろ

775 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 13:35:45.20 ID:24/1mcAo.net
>>773
まるで一軍事オタクに過ぎないお前は航空本部よりショボくないみたいな言い方

776 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 15:59:54.14 ID:UBWMXp7h.net
>>771
信濃、雲龍型、伊吹の搭載機数は烈風と流星改の運用を想定したものですが?
例えば信濃は零戦と天山の組み合わせなら70機以上搭載できた。

>>772
浅い真珠湾なので撃沈しても浮揚修理されるのは想定済み。
南方攻略作戦を邪魔されないように半年は戦艦を戦列から外させるのが目的の
作戦ですが?

777 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 17:41:12.77 ID:uA1dhTen.net
アメリカの籠マストは独特だったな。
事故などでも折れたりして、籠マストは強度不足で、
真珠湾での被害から、
サウス・ダコタ風のデザインに大幅改造された。
ただ速力が遅いので、上陸作戦支援の艦砲射撃が主で有名な艦隊決戦
には参加していない。(カミカゼ特攻への対空射撃には参加)
旧式戦艦メリーランドなどは大和撃沈に向けて航行していたようだが
結局、空母ベニントン(エセックス級)などの攻撃部隊で大和を撃沈することになった。

778 :GF長官:2020/05/27(水) 23:21:20.88 ID:ofGP8r9f.net
>>770
それと、海軍ですね。PBYは海軍所属なので。
詳しくはテンプレを>>1「米海軍編制」を見よう!

>>771
これは九九艦爆に500kg搭載できたら、艦爆だけで
米空母を沈められた、ってことなんでしょうか。

それは・・・どうなんでしょう?

779 :GF長官:2020/05/27(水) 23:22:32.32 ID:ofGP8r9f.net
>>772
開戦初日の戦果に、戦争の最終結果を入れるんですか。
その理屈でいくと、最終的にドイツは降伏したから、
西方電撃戦の勝利も無意味だった?
ロンメルもマンシュタインも愚将?  ・・・こうですか?分かりません。

>>773
SBDの爆弾搭載量については、ちょうど6日の戦闘で
議論となるところですね。
ブラウニング参謀長がすねてひきこもり。

>>774
零戦より高速の艦爆は魅力ですね。

780 :GF長官:2020/05/27(水) 23:23:38.16 ID:ofGP8r9f.net
>>775
まぁ、それが軍板の存在意義みたいなもんですからねぇ
>職業軍人に対し、素人が上から目線

>>776
撃沈しないと戦果に数えないのは、まさにゲーム脳ですね。
浮揚や修理のためにドックを塞いで人員を割くことが、どれだけ負担になるか
を計算してみると、想像できそうですが・・・

>>777
そうですね。籠マストって損傷したとき修理が大変そう。
損傷部分だけ切り取って、溶接し直すんだろうか。
それで強度が維持できるのかな。

781 :GF長官:2020/05/27(水) 23:41:09 ID:ofGP8r9f.net
>>769の続き

もちろん、完璧な作戦計画が存在しないように、
非の打ち所がない作戦指導というものもありません。

特に戦闘の二日目ともなれば、
友軍の兵力が損耗しており、当初の計画を遂行するための
定数を揃えられず、やむを得ず断念することだってあるでしょう。

そこに指揮官の苦労があるわけで、
結果論で責められては、気の毒というものです。

782 :GF長官:2020/05/27(水) 23:42:03 ID:ofGP8r9f.net
>>781の続き

しかし、6日朝の索敵に関しては、
スプルーアンス少将を擁護することは厳しいと
言わざるを得ない。

索敵をケチッったと言うならまだしも、
やってないんだから。

基地PBYに頼るにしても、状況確認を試みた様子もない。

783 :GF長官:2020/05/27(水) 23:42:54 ID:ofGP8r9f.net
>>782の続き

本職が知らないだけで、他に考慮すべき諸事情が
あったかもしれませんけど、

南雲長官に対する”重箱の隅をつつくような”指摘を適用するならば、
即落第の烙印を押されるレベルではないかと。

784 :名無し三等兵:2020/05/27(水) 23:56:17.41 ID:uA1dhTen.net
真珠湾時、建造中の新戦艦がアイオワ級6隻、完成直前はサウスダコタ級4隻だった。
(日本は戦艦大和が完成直前、戦艦武蔵、110号、111号艦は建造中)
真珠湾での戦艦の損傷もアリゾナ、オクラホマ以外は全て復旧済み。
トラ・トラ・トラの最終的な戦艦撃沈は戦艦1隻(アリゾナ)のみだった。
転覆していた戦艦オクラホマは浮揚され曳航中に嵐で沈没。南雲機動部隊の戦果ではないね。

大西洋のノルマンディ上陸作戦と同時期にマリアナ沖海戦だからな
工業力の差は歴然。
アメリカは重巡も36隻が建造中か発注済みで、日本は2隻(改鈴谷型)。
2年後には火力も圧倒的な差がつくのが予想できた。

連合艦隊は半年から1年暴れて、講和に持ち込むという虫のいい戦略だが、
結果は袋だたき状態で焼け野原に。

785 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 00:28:08 ID:DBTqWNIk.net
>>775
70年も経って後知恵から行政の問題の一つも指摘できないとしたら余りにも情けないよね

786 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 00:52:55.22 ID:DBTqWNIk.net
南方作戦と真珠湾の主力艦の安否は全く関係ない
真珠湾で戦艦を撃破したのは敵の士気を下げる意図だろう
アメリカの旧式戦艦は低速で、優勢な状況における攻勢作戦でしか南方には出せない
そこは流石に連合艦隊もわかってたはずだから
逆に劣勢下でも奇襲が可能な空母と巡洋艦が無事だったので、太平洋艦隊は全く活動を停止してない
実際に南方作戦を妨害されてもいる。これはどのみち高速艦艇でしか行えないから、戦艦の安否はスケジュールに影響なしだ
ラエサラモア空襲の損害ゆえ、第一段作戦でのMO攻略は頓挫した。マーシャルがやられたので五航戦が内南洋に釘付けになった。機動部隊をインド洋に出した瞬間、本土を攻撃してきた
MI作戦だって敵空母による機動空襲が止まらないから発動せざるを得なくなったわけで

逆に、真珠湾攻撃によって南方作戦が支援されたとしたらそれは航空機を大量に破壊したうえ、ハワイ防衛に割かせたことだ
もしハワイには来ないと思われて、特にB-17やP-40が蘭印に増援されたらかなり危なかった
だから真珠湾攻撃は無駄ではなかったしできる範囲で南方作戦を支援できたけど戦艦は関係ないかな
戦艦については作戦の目標通り撃破したけど、戦艦を壊滅させればアメリカ人の士気が落ちるという見込みが間違いだった感がある
けれどもそ司令部で「州名がつけられてるシンボリックな戦艦を叩くのは全面戦争を意識させて逆効果だから、航空機と支援艦艇を重点的に撃破、アメリカ世論を刺激せずに南方作戦はしっかり支援しよう」と判断していいわけもないし仕方ない

787 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 00:55:35.99 ID:J9BDJ8x+.net
>>784
それだと伊19潜の駆逐艦オブライエンの撃沈もカウントされなくなる。
オブライエンは応急修理後、ヌーメアに回航中に沈没なので。
オクラホマは浮揚後応急修理し解体のため本土に回航中に古傷が元で沈没。

788 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 00:57:14.90 ID:DBTqWNIk.net
そもそも真珠湾から旧式戦艦が駆けつけることが可能なほど西太平洋での米軍の航空隊が優勢なら
対米戦なんて誰も考えなかっただろう
当時、南方作戦を妨害できるハワイの兵力といえば空母と巡洋艦、航空隊だけ
航空隊を撃破した戦果は実は非常に重要で後のヨークタウンやホーネット撃沈より業績としては大きいくらい

789 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 01:00:46.76 ID:J9BDJ8x+.net
>>786
オレンジプランを知らないの?米太平洋艦隊主力は開戦後、直ちにマーシャル方面に
進撃しグアム、更にフィリピン方面を救援し迎え撃つ日本の主力艦隊との戦闘を
想定していた。GFも同海域で決戦するのがハワイ作戦以前の日本海軍のドクトリン。

790 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 06:21:28.04 ID:MLRDhDcs.net
>>789
開戦前だとレインボープランで太平洋守勢という方針だけどな
出来るか怪しい以前にやる気あるのかすら微妙な開戦速攻マーシャル攻略計画は立てているけど、あれは限定的に攻勢に出て日本に圧力をかけるためであって日本艦隊との決戦は望んでいないからな

1941年にもなってオレンジプランだとこうなってたかと言われても困る

791 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 08:11:11.00 ID:EVKnW/tf.net
そもそも対ドイツ戦最優先で、日本は後回しだしな。
戦闘機や爆撃機、戦車の配分が欧州戦線優先。
ドイツはV2ロケットとか、連合軍を上回る技術があったが
日本は皆無。脅威にはならなかった。

自殺攻撃のカミカゼだけが想定外(回想録 ニミッツら)

792 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 08:35:07.34 ID:EVKnW/tf.net
>>786
真珠湾は旧式戦艦ばかり。これが勘違いの元。
当時、新造戦艦のノースカロライナ、ワシントンは大西洋艦隊配備で
旧式戦艦が沈んだところで、士気が落ちるわけがない。
1942年にはサウスダコタ級の戦艦4隻が就役予定だったしね。
サウスダコタ、ワシントンは第3次ソロモン海戦でやる気満々で、戦艦比叡沈没。
戦艦同士の砲撃戦はアメリカの勝利。
燃料不足や速力の問題で、戦艦大和、武蔵、長門がソロモンで使い物にならなかった。

既に戦艦ビスマルクも沈没しており、ドイツ戦艦の脅威は激減しており、
2番艦「ティルピッツ」は、機雷封鎖などで湾から身動きできず引き篭もり状態。
戦艦の必要が無くなったので、アイオワ級戦艦も訓練後、太平洋艦隊配備になった。

793 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 09:02:34.15 ID:EVKnW/tf.net
金剛型4隻は酷使されたよな。

金剛 レイテ海戦後の撤退中に潜水艦による雷撃で沈没
榛名 本土空襲で大破・着底
霧島 第3次ソロモン海戦、戦艦ワシントンらの砲撃で沈没
比叡 第3次ソロモン海戦、夜戦での損傷後に空襲が原因で沈没

陸奥は爆沈で結局何の活躍も無し。
山城、扶桑は袋叩き状態で沈没。アメリカの旧式戦艦6隻や魚雷艇らに対抗できず。

794 :名無し三等兵:2020/05/28(木) 12:15:47.61 ID:DBTqWNIk.net
南雲スレ的に重要な情勢

真珠湾の旧式戦艦は航空優勢の下でしか作戦できない
ゆえに第一段作戦を阻止する能力はゼロ
安否は南方作戦に全く影響なし

第一段作戦を妨害(増援)できる部隊のうち、在ハワイの航空隊はハワイ空中攻撃で撃破
空母と巡洋艦は無傷のため、南方作戦は妨害を受けた(ラエサラモア空襲被害によるMO攻略の延期、内南洋の機動空襲、五航戦の拘束)
さらに本土空襲を受けてMI作戦発動のやむなきに至ったのが6月の状況
しかも第一段作戦で終わってたはずのMO攻略が先延ばしになってたので、五航戦を取られてる
真珠湾攻撃で太平洋艦隊は麻痺するどころか、その影響を受けず日本側の作戦を翻弄した
ラエサラモア空襲とドリトル空襲が伏線となって日本側に空母4隻でのMI作戦を強いた

南雲中将は連合艦隊の指示通りにハワイ空中攻撃を完遂したが、連合艦隊の読みが間違った(戦艦壊滅で戦意喪失のはずが逆効果)ために困ったことになった

795 :GF長官:2020/05/28(木) 23:51:41.27 ID:OgtQ1MCe.net
>>784
むむ、戦略的な話は支隊スレで→
はっ、スレ落ちとる。東雲長官〜

>>785
70年も経って後知恵しか語れないとは・・・

>>786
せめて公刊戦史くらいは読んでから・・・
>南方作戦と真珠湾の主力艦の安否は全く関係ない

「南方資源地帯の攻略作戦には、わが海軍兵力の大部を
充当する必要があるので、この攻略作戦期間に米艦隊主力の
来攻をみるときは、南方作戦中の決戦兵力を、その邀撃に
振り向ける必要を生じ、南方作戦は停頓を招くこととなる」
              (『戦史叢書(10)ハワイ作戦』)p80

796 :GF長官:2020/05/28(木) 23:52:19.08 ID:OgtQ1MCe.net
>>787
なぜ空母単独の戦果にこだわるのか意味不明ですねぇ
自分で制約を増やして、いったい何と戦ってるんだろ

>>788
開戦前から空母に期待かけすぎですな、
せいぜい大陸での陸軍の支援くらいしかやってこなかったのに。

>>789
まぁ、比島単独ではなく、南方一帯が目標になった時点で、
日本側の兵力不足は明らかですからね。

797 :GF長官:2020/05/28(木) 23:52:38.21 ID:OgtQ1MCe.net
>>790
レインボー計画はNo.5まであって、欧州優先、太平洋守勢の
両洋作戦がNo.5ですね。

>>791
酸素魚雷・・・(ボソッ

>>792
貴官は戦闘艦隊の乗員全員を敵に回したようだな!
>旧式戦艦が沈んだところで、士気が落ちるわけがない。

>>793
さて、空母の護衛や上陸支援の艦砲射撃ばかりやってた
米戦艦と、どっちが幸せだったかな。

>>794
おお、南雲長官はお咎めなしですな。めでたしめでたし

798 :GF長官:2020/05/29(金) 00:02:49 ID:vZ/6eba9.net
>>783の続き

いずれにせよ、この問題は資料が少ないばかりか、
そもそも話題になることが無いので、想像に頼るしかない。

ひとつ確実に言えることは、
スプルーアンス少将が自身で索敵するつもりが無かったのなら、
基地のPBYをあてにしていた、ってことですね。

799 :GF長官:2020/05/29(金) 00:03:43 ID:vZ/6eba9.net
>>798の続き

実際は、どれほど頼りになったのだろうか。
>>756でも紹介された、ミッドウエー基地の戦時日誌によると、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=033

日本時間6月6日(現地時間5日)
Dairly search, 10 planes, sector 250 to 020 to 250miles.
「日施哨戒、10機、索敵範囲250度〜20度、進出距離250浬」

800 :GF長官:2020/05/29(金) 00:04:35 ID:vZ/6eba9.net
>>799の続き

前日までの実績と比較すると、
>22機、200度〜20度、進出距離700浬

大幅に縮小されたことが分かりますね。

801 :GF長官:2020/05/30(土) 20:29:13.30 ID:pcRxXeu8.net
>>800の続き

最初に目がいくのは、機数が減っているところですね。
22機から10機ですから、半分以下です。

前日の機体はどこに行ったのでしょうか。
日本軍に撃墜された?
そうではありません。

ニミッツの温存方針に従い、索敵を終わった後のPBYの大半は
ミッドウエーに戻っていなかったのです。

802 :GF長官:2020/05/30(土) 20:31:53 ID:pcRxXeu8.net
>>801の続き

>>799で紹介した戦時日誌で、4日(現地時間)を見ると、
1225 4V58機
proceedeing to Frennch Frigate Shoal.
(フレンチフリゲート礁に向かう)

1240 9V55機
returning to Easten Island.
(ミッドウエー島のイースタン島に向かう)

1253 0V92機
proceeding to Oahu.
(ハワイのオアフ島に向かう)

803 :GF長官:2020/05/30(土) 20:32:35 ID:pcRxXeu8.net
>>802の続き

1257 1V55機
proceeding to Midway.
(ミッドウエー島に向かう)

1259 6V58機
proceeding to Laysan Island.
(レイサン島へ向かう)

1335 5V58機
arriving Lisianski.
(リシアンスキー礁に到着)

804 :GF長官:2020/05/30(土) 20:33:08 ID:pcRxXeu8.net
>>803の続き

などなど、全機がミッドウエー島に戻ったわけではないことが
分かりますね。

ちなみに南雲機動部隊を発見したアディ大尉機(4V58機)は、
パール&ハーメス礁というところに向かっています。

805 :名無し三等兵:2020/05/30(土) 20:44:02 ID:KLAFNnlw.net
最初から、機動部隊司令官を山口多聞にしとけばね。
真珠湾でも攻撃続行を進言していたし。
ミッドウエイは爆装、雷装の無駄な作業もなくヨークタウン級全艦撃沈だっただろう。

南雲は永久に消えろよ。

806 :GF長官:2020/05/30(土) 20:46:45.08 ID:pcRxXeu8.net
[太平洋の米海軍基地]

ミッドウェー島

          ■パール・ハーメス礁

             ■
      リシアンスキー島   ■レイサン島

                        ■フレンチ・フリゲート礁


                                          オアフ島■

807 :GF長官:2020/05/30(土) 20:52:00.34 ID:pcRxXeu8.net
>>805
むふふ、ネタ切れですかねぇ
そういうときもありますよ。

多聞丸は食傷気味なので、角田少将が二航戦司令官だったらで
考えてみたらどうでせうか。

808 :GF長官:2020/05/30(土) 20:56:16.30 ID:pcRxXeu8.net
閑話休題

ついに我が司令部にも特別定額給付金の申請書がキタ━(゚∀゚)━!
安倍さんありがとう!

くっくっくっ、この10万円を元手に改大和型の建造を・・・
え、翔鶴型を増産した方がいいって?
零戦が足りないだろ、搭乗員も間に合わんし、それよりも戦艦経済

809 :名無し三等兵:2020/05/30(土) 21:22:42 ID:KLAFNnlw.net
10万円で、1/700のウォーターラインシリーズを揃えろ。

810 :名無し三等兵:2020/05/30(土) 23:04:10.56 ID:FSKCMwfb.net
>>807
角田少将は山口少将以上の猪武者では?

まあ、山口少将が指揮を執っていたら真珠湾作戦でミッドウエイの悲劇を再現していた
かもw

>>809
俺の父が小学生の頃は大和型が500円、その他の戦艦が400円、空母が600円〜4
00円、重巡は250円、駆逐艦が100円だったそうな。

811 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 00:09:56.36 ID:8YZNdRIN.net
>>782
http://get.secret.jp/pt/file/1590847210.png
ようはコレでしょ
うーん・・・

812 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 01:03:39.17
ミッドウェイ囮(おとり)作戦 スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]
ドン・アメチー (出演), ダナ・アンドリュース (出演), ヘンリー・ハサウェイ (監督)  形式: DVD
5つ星のうち5.0    1個の評価


https://www.amazon.co.jp/dp/B000MR9B1U

813 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 01:42:44.59 ID:ZUy3ythG.net
山口多聞は索敵、基地攻撃、空母攻撃の戦術において
ミッドウェー海戦の一航艦と対照的な運用が目立つから比較しやすい
ウェーク島の戦いやアンボン空襲とか、空母の運用にも連合航空隊時代からの連続性ある
同じものを見てきた軍人でも新し物好きの源田実に比べて保守的で手堅いかな
良くも悪くも連合航空隊時代に経験を積まなかった、または成功したことのないジャンル(防空と航空雷撃)に自信満々なのが源田実
自信を持ってない感じなのが山口多聞で、彼は実際、悲観的なことばかり言う
この二人は一纏めに南雲中将の参謀にしたら良かったかも。参謀長に山口少将を推したい
源田中佐一人だとイケイケどんどんになっちゃうから

814 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 01:50:41 ID:ZUy3ythG.net
一航艦がきちんと建制化されてれば山口少将が司令官でもいいかもしれないけど
敵をつくりがちなタイプだと第三艦隊の発足までは部隊がまとまらなさそう
精鋭部隊を集めて作ってはいるけど、一航艦は寄せ集め

815 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 02:03:39.34 ID:J2N1ZzWV.net
もうね、やる気の無い奴が上司になったら最悪のパターンの典型的な奴。

816 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 02:14:18.67
https://www.youtube.com/watch?v=iog7wm6Uo4Q

817 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 02:58:19.06 ID:GeZx7x1T.net
山口はよく悲運の名将という評価をされているのを見るけど
別に悲運じゃないよなあとは思う
二航戦の指揮官として戦果も挙げているし、ミッドウェーでは飛龍単艦で奮闘し一矢報いている
最期までその能力を存分に発揮したと言えるんじゃないだろうか
しかもその後の悲惨な戦況を体験せずに済んだわけだし、むしろ幸運な部類に入ると思う

個人的には山口は名将であるからこそ生き残って指揮を執って欲しかった
生きていれば再戦の機会もあるだろうに、自らその可能性を絶って死を選ぶのは果たして指揮官としてどうだったのだろうか
まあ山口はそもそも長期の消耗戦には極端に相性の悪い指揮官だから生き残っていてもあまり活躍はできなかっただろうけども

818 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 08:02:12.20 ID:yIK/QA7z.net
>>813
山口多聞は第二段作戦の独自プランを提案しているが、アメリカまで進攻するかなり楽観的な内容だぞ
航空戦術に関しても源田実とほとんど同じ内容で違うのは第一航空艦隊の規模をさらに大きくするように進言したことかな
山口は航空参謀に頼るタイプの指揮官でその初期の参謀が源田と同期だったからかもしれないが
山口の英断と世間で思われてるものも実際にやったらやばかったものが多いし

819 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 15:44:50.43 ID:6LQ9FThv.net
>>818
ここで言ってるのは攻撃隊にどのタイミングと標的には何を何機出す、索敵線の本数はどうのとか
そういう細かい直接指揮の話
参謀に対して重箱の隅をつつくようなところまで指導をしたというがまさに一貫した運用思想みたいなのがある
索敵線の本数は常に予備を意識してるし対潜を兼ねて爆装させたりしてる
索敵艦攻の300浬進出もおそらく彼が初
あと搭乗員の証言によれば予備の攻撃隊をしばしば艦上待機させてる
直掩は先頭の艦戦を出して、攻撃隊を前に寄せて収容していたのか?
一次攻撃隊が帰ってくる頃までに索敵機の報告を受けて二次攻撃か一度格納庫に下さなきゃいけない
クリーンな甲板で運用するのと比較にならない重労働で米空母と違って人も少ないから、非情なキャラと符合する
直衛機は基本的に少しの警戒機と艦上待機で回す昔ながらの方式
それと少なくともミッドウェーでは護衛の大型艦を前方ではなく四周に配置し直してる(敵機を見張りで見つけて緊急発進までは成功したが……)
多分阿部中将と諮った上なんだろうけど土壇場でどうやって調整をつけたのか
おそらく普段からこの調子で敵は多かったはず
だから一航艦司令官より参謀長が適任かなと

敢闘精神とかで一括りにされがちだけど山口少将の戦術は手堅くて泥臭い
一航艦司令部とだいぶ毛色が違う

空母12隻の車懸かり戦法も空母は先制されれば次々と撃破されるもの、逆に機を捉えれば一隻で複数を撃破可能という前提だし
悲観的な予測に基いてる
もっといえば、アメリカは西海岸まで取られないと講話しない(ハワイ攻略では終わらない)と思ってたわけだし
まあ実行性はないだろうけど

820 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 16:08:48.04 ID:6LQ9FThv.net
空母攻撃についても、(大西少将が書いたものだけど)車懸かり戦法について
一隻でよく複数の敵空母を撃破(封殺)できるとだけあって
撃沈にこだわるよりさっさと飛行甲板を撃破したい
なぜなら遅れるとこちらがやられるからという感じ
おそらく山口少将ならばGFが何と言おうと封殺至上主義で作戦したと思う
まさに敵空母は撃破でよくて後は空母戦の結果、運良く残存した残りの空母で掃討すれば良いと
戦史叢書の編纂者はこの立場に賛同してるみたいだ

もちろん、このスレでは南太平洋海戦を例に反論されてるわけだけど
敢えて魚雷を当てられなかったエンプラに対しても複数回攻撃の機会があったじゃないかと言ってみる
基地と戦って敵空母は攻略作戦を邪魔させないだけでなく撃沈しろという無理に対して
あっさり無視してまず艦隊と船団の安全確保(敵空母も基地も飛行機を飛べなくすりゃ及第点だろ常考、というメンタル)に走れるか否か
即時発進の意見具申も「いいじゃないか、ウチの攻撃隊も適宜一航戦空母に降ろして軽微でも損傷機捨てちゃうんだよ。そうすれば友永隊の収納だって間に合うだろ?」
「残敵掃討の作戦機数より今全滅しないことを考えようぜ(逃げられてもこちらの全滅よりマシだろ)」
「源田は普段から空地分離言ってるんだから言ってる意味わかるだろ?ぶっつけ本番でやるぞ」

即時発進問題も油断云々ではなくて「敵空母を全部撃沈してくれ、日本海海戦みたいなの頼む」というGFの無言圧力を無視できるかどうかの話だろうし
ただ、普段からこの調子だと、航空隊以外のいろんなところから嫌われて干されそうなので
話の通し方、命令の出し方とかは南雲中将に任せた方がいい

821 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 16:19:22.67 ID:yIK/QA7z.net
山口少将を悪く言う将官なんている?同期でも福留など戦艦組からも評価され、大西など航空組からも評価された稀有な存在
敵を作るどころかカリスマ的存在だったと思うが
死亡時には英雄として大々的に取り上げられ、戦後も娘婿の奥宮中佐を中心に名将として絶賛された
山口少将がミッドウェー以外で唯一単独指揮したウェーク攻略では索敵すらしなかったのでは
予備の攻撃隊をしばしば艦上待機って普通のことだろ(艦上じゃないなら上空で待機させるのか

822 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 16:25:39.25 ID:yIK/QA7z.net
逆に南雲中将は連合艦隊参謀に嫌われていて黒島などは山本長官に更迭を進言していたし
山本自身が戦前の条約問題で強硬派だった南雲を嫌っていた
南雲中将は空母艦隊に配属されてから(歳のせいかもしれないが)穏やかなイメージがあるが
戦前は軍令部に恫喝しにいくような危ない人だった

823 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 16:38:33.26 ID:6LQ9FThv.net
>>821
艦上待機というのは、甲板に繋止するという意味
わかりにくくてすまん
実際やるとしたら、直掩機の発着のたびに前へ後ろへ移動するから、兵装転換なんて無理
つまり山口少将より上級の指揮官が指揮してる時はできない戦術

ウェーク島で索敵しないのは当日陸攻が何機出てるか数えれば当然では?
基地の支援がないアンボン空襲などでは自前の艦攻を進出300浬で出してたはず

戦死してからはともかく、生前は毀誉褒貶あったし、重慶の政略爆撃では結果的に上からの要求に忠実だった反面
司令官として一航艦を指揮したら必ず反発に遭ったのではないか
航空隊、というより飛行隊の空中威力のために全て他は従えという風だから
水上部隊を巻き込む話になると厳しかったのではないかと思う
実際に、空母を中心に操艦も何もかも従わせるような輪形陣は第三艦隊になって無理だった
反面、彼が司令官なら一航艦時代に試みていたと思う

824 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 16:51:13 ID:6LQ9FThv.net
山口少将を参謀長にして良い点は

作戦がうまくいかない時または任務に無理がある場合のに力押しで解決するプランを持ってる

階級が高いから、遠慮なく意見具申できる

もし仮に山口少将と同じことを源田中佐が思いついても階級的に言い出せないだろうし
(とりあえず今しばらくは撃沈は必須の目標から外しましょ、撃破されたわけじゃあないけど攻撃隊出すから敢えて所属空母以外に降ろしてみましょ)

825 :GF長官:2020/05/31(日) 20:21:16.69 ID:vPbb674+.net
>>809
その手があったか!

>>810
そうなんですけど、多聞丸はミッドウエーの印象が強すぎて
ワンパターンですよね→食傷気味

同じ猪突系なら、角田少将で考えてみると、
新たな視点が生まれるかなと。
「諸君らの生還を望まない、ただ戦果のみを期待する!」

>>811
ありがとうございます・・・が、見れませんでした。
どんな内容だったでしょうか。すみません。

>>813-814
さて、司令官と参謀は求められる役割が違いますからねぇ

826 :GF長官:2020/05/31(日) 20:21:58.56 ID:vPbb674+.net
>>815
学生さんに助言しておきますと、社会人になると分かりますが、
一番困るのが「やる気のある上司」ですよ。

軍板には名言がありましてな。
>有能な怠け者は指揮官にせよ
>有能な働き者は参謀に向いている
>無能な怠け者は連絡将校か下級兵士が務まる
>無能な働き者は銃殺するしかない

そして、オチはだいたいこうなります。
「・・・日本軍には無能な働き者が多すぎる」

827 :GF長官:2020/05/31(日) 20:22:42.52 ID:vPbb674+.net
>>817
そうですね。むしろ珊瑚海を指揮していたら、
ヨークタウンを追い詰めることができたかもしれない。

>>818
ロッキー山脈越えとか言ってますしねぇ

>>819
南雲ー山口体制だと、もともと南雲長官は参謀任せだから、
うまくいくかもしれませんね。

828 :GF長官:2020/05/31(日) 20:23:36.03 ID:vPbb674+.net
>>820
ありがとうございます。当スレで目指す姿かと思います。
本職は南雲長官擁護なので、基本史実肯定路線ですが、
もちろん、それだけが正解ではなく、色んな意見があっても良いかと。

ただし本職が望むのは、ミッドウエーだけに適用される結果論ではなく、
ハワイでも、印度洋でも、ソロモンでも通用する一貫した”空母戦術”ですから。

>>821
海軍の至宝、金井昇一飛曹が・・・orz

829 :GF長官:2020/05/31(日) 20:23:53 ID:vPbb674+.net
>>822
これも社会人になると分かりますが、
「嫌われていた」という証言は、よほど吟味する必要がありますね。
子供じゃあるまいし、好き嫌いを問題にしては仕事は出来ません。

が、たいていは好き嫌いが一番の問題となります。

>>823
ここでも「基地航空隊の索敵を信用していた」説ですか・・・

>>824
きっと源田参謀は、そのうち
せっかくの良案を多聞につぶされたって
言い出しますよ!

830 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 21:30:53.74 ID:8YZNdRIN.net
>>825
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org2162407.png
ただの6日の各艦隊の航跡と索敵図だよ
まあコレのことなんでしょと

831 :名無し三等兵:2020/05/31(日) 22:04:45.22 ID:yIK/QA7z.net
山口多聞は人の言うことを聞かないイメージがあるが、参謀にいいかいいかといちいち意見を聞く指揮官だったそうだ
しかしそう考えると中国で周囲の反対を振り切って航空隊に強行攻撃をさせたのは何だったんだという疑問もあるが
いろいろ意見を出した指揮官だが、真珠湾では「南雲さんはやらんよ」と言って参謀たちをいさめることもある
改めて見ると人物像が難しい人だな

832 :GF長官:2020/06/01(月) 00:31:27.06 ID:yavjoufO.net
>>830
何度もすみません。今度は見れました。
こういうのがちゃんとあるんですね。

これから本編で進める内容が、まさにこれですね。
たぶんマル11が、空母発見の報告かな。

>>831
そうですね。参謀の意見を聞かないと独善的と言われ、
聞いてばかりだとリーダーシップが無いと叩かれ、
結局、結果論になってしまうんじゃないかと思います。

833 :名無し三等兵:2020/06/01(月) 02:08:23.16 ID:c4lbg7Eu.net
>>826
南雲にやる義があるなら、ガンガン行くだろ。

834 :名無し三等兵:2020/06/01(月) 18:34:03.11 ID:pkcLj6oI.net
>>820
そもそも撃破ないし撃沈を狙っているのであって撃沈に拘っていない
また飛行甲板撃破は昭和10年頃まではその方針だったが、むしろ飛行甲板撃破は空母そのものの撃沈破より難しいのではないかと考えられている
つまり開戦前の時点で一度は通った道であり、元から撃沈破の方針だったわけじゃないということ
飛行甲板撃破による敵空母の航空能力損失を貴方が思うほど日本海軍は簡単に出来ると思っていないのよ

835 :名無し三等兵:2020/06/01(月) 23:02:57.61 ID:okZ4ASeo.net
山口少将と言えば、モリソン戦史に「連合艦隊司令長官山本五十六海軍大将の後継者に予定されていたと言われている。」という記述があるが、
後継者というのは山口少将が山本長官の後任として連合艦隊司令長官として就任することが予定されていたのだろうか?
山口少将が将来的に連合艦隊長官級の人物になるとの源田参謀の評価があることから、山本長官の後継者というのは役職の後任というよりは人物的な意味でなのかなと思っているけども。

言われているという書き方だけど、モリソン少将は誰からこの話を聞いたのだろう。なにかそうした予定に関する話があるのだろうか。

836 :GF長官:2020/06/01(月) 23:20:34 ID:yavjoufO.net
>>833
やる義?がある働き者は、参謀として頑張ってもらいましょ→

>>834
ありがとうございます。
艦爆に通常爆弾を積むあたり、飛行甲板撃破による航空能力喪失が
簡単にできるとは思ってないようですね。

837 :GF長官:2020/06/01(月) 23:34:51 ID:yavjoufO.net
>>806の続き

オアフ島とミッドウエー島は、1000浬以上離れていますが、
「ハワイ諸島」は、ミッドウエー島までずっとのびています。

パール&ハーメス礁などは、ミッドウエー島の東70浬ほどですから、
四発大型飛行艇のPBYにとって、そこまで避退することは何でもない。

838 :GF長官:2020/06/01(月) 23:35:38 ID:yavjoufO.net
>>837の続き

ニミッツ長官としては、5日の索敵を終えた機体が帰投したところを
日本軍に再攻撃されては、全滅してしまう危険があるので、
それを考慮した上での安全策なのでしょう。

結局、翌6日の索敵は、ミッドウエー基地に戻った機体を中心に
計画されたため、わずか10機にまで減ってしまったのです。

839 :GF長官:2020/06/01(月) 23:37:02 ID:yavjoufO.net
>>838の続き

更に驚くべきことは、進出距離が
700浬から250浬に、>>799
大幅に減じていることですね。

250浬なんて、単発機の行動半径ですよ。

温存方針に従って、機数が減るのは納得できますが、
索敵半径まで狭くなっているのはなぜ?

840 :GF長官:2020/06/01(月) 23:41:32 ID:yavjoufO.net
>>835
山本長官の後任は、さすがにあり得ませんが、
かなり希望的観測が入った文章でしょうねぇ

多聞丸が空母部隊を率いる指揮官に適任だったとしても、
少将の司令官が、小澤長官を飛び越えて、機動艦隊を任せられるとは
思えませんし・・・

ほんと、誰から聞いたんだろ

841 :名無し三等兵:2020/06/02(火) 00:29:03 ID:j9LwydgZ.net
>>840
個人的見解になりますが、結局のところ山口が戦死したという事実ありきで作り上げられた逸話のように思います
前提として山口がひとかどの人物だったという評価が先にあって、それを分かりやすく表現するためのロジックとして
「末は山本の後任になり得た人物を日本が失ってしまった」という筋書きが欲しかったのではないでしょうか
そうでなければ山本→山本と繋がる合理的な理由は少なくとも表に出て来ている部分では見出せませんし
階級的には論外ですが、世に伝えられる山口の逸話からしても連合艦隊長官として相応しい識見と能力を備えていたとはどうしても思えません

842 :名無し三等兵:2020/06/02(火) 00:37:05.45 ID:vjL+uWyd.net
>>840
序列以前に大艦隊の指揮を執った経験はどうなんだろ?

ウエーク島攻略の手伝いの時は大艦隊ではないし。

843 :名無し三等兵:2020/06/02(火) 10:48:59.38 ID:g8nSXCnZ.net
同じ輩がだらだら書いているな。うざいからブログでやれよ。

844 :名無し三等兵:2020/06/02(火) 22:06:15 ID:Ei81573f.net
>>822
無能を絵に描いたような山本黒島に嫌われている時点で南雲が優秀なことがわかる

845 :GF長官:2020/06/02(火) 23:30:29 ID:HCf/2MKS.net
>>841
そうですね、何より多聞丸自身が嫌がりそうな気はしますが・・・
でも、男なら一度はなってみたい職業に挙げられますよね。
「オーケストラの指揮者」、「聯合艦隊司令長官」、
あと何だっけ

>>842
過去スレでも話題になりましたが、大艦隊を率いる能力って、
具体的に何なんでしょうねぇ

潮風のにほひ・・・かな

846 :GF長官:2020/06/02(火) 23:31:23.22 ID:HCf/2MKS.net
>>843
そんな・・・こんな過疎スレで、スレ主が発言しないと、すぐに消滅するがな
南雲スレの98%は、GF長官で出来ています。

>>844
ああ、わかります。
朝日新聞が批判するから、政府の方針は正しい、みたいな。

おっと

847 :GF長官:2020/06/02(火) 23:41:50 ID:HCf/2MKS.net
>>839の続き

真っ先に思い浮かぶのは、天候の影響です。
悪天候で、索敵機が引き返すのはよくあることですし、

実際6日のミッドウエー近海は、天候が悪かったようです→>>691

848 :GF長官:2020/06/02(火) 23:42:39 ID:HCf/2MKS.net
>>847の続き

また、燃料不足の線も考えられます。

「さらに痛手だったのは、航空機への燃料補給設備が破壊されたことで、
以後の燃料補給をすべて手作業でやらなければならなくなり、
航空部隊に急速補給を実施して再出撃させることが不可能となった」
             (『歴史群像(55)日米空母決戦ミッドウエー』)p129

こんなところにも、友永隊攻撃の影響が表れていますね。
B−17への補給を優先して、PBYは満タンに出来なかったのかも。

849 :GF長官:2020/06/02(火) 23:44:35 ID:HCf/2MKS.net
>>848の続き

他には、搭乗員が疲労しすぎて、
700浬の長距離哨戒は不可能な状況だったとか。

何しろ5月31日から始まって、一週間も休みなしですからねぇ
ほんと、おつかれさまです。

850 :名無し三等兵:2020/06/02(火) 23:45:18 ID:o0pO0kAc.net
============================================
第2次世界大戦当時のアメリカの搭載機が多い理由
============================================
・グラマン社特有の翼の折りたたみ方法(F4F、F6Fは非常にコンパクトに格納できた
・露天繋止の数が多い(特にエセックス級は飛行甲板が広い為)
・格納庫の天井が高く、吊り下げて格納可能 ・・・ https://i.imgur.com/Onotrir.jpg
 吊り下げ格納は、空母レンジャー(CV-4)から対応。
 大型空母のサラトガより、エンタープライズの方が搭載機数が多い運用が多かった。

★エセックス級の搭載機定数
1944年初頭
 戦闘機36機(ヘルキャット)、艦上爆撃機36機(ドーントレス)、艦上攻撃機18機(アベンジャー)+飛行隊長用1機の合計91機 か、
 戦闘機36機(ヘルキャット)、艦上爆撃機32機(ヘルダイバー)、艦上攻撃機18機+飛行隊長用1機の合計87機

 ※アベンジャーは雷撃機以外の運用もある。

1945年にはカミカゼ対策で戦闘機の数を増やし、合計100機を超える運用になった
sssp://o.5ch.net/1o2yy.png

851 :名無し三等兵:2020/06/03(水) 01:13:20.14 ID:ZCZhBlwd.net
>>850
========================================
翔鶴の搭載機状況(画像はプラモデルより拝借)
========================================
翔鶴は、マリアナ沖海戦時77機搭載だった。
(零戦34機、天山12機、彗星18機、二式艦上偵察機10機、九九艦爆3機)
ミッドウェイ海戦の反省から偵察機を増やしている。

☆翔鶴は2段格納庫
 格納庫の合計面積は広いが・・・

格納庫画像 ・・・ https://i.imgur.com/F1Mjyi6.jpg

★グラマン社の戦闘機のように翼をコンパクトに折りたためない。(格納庫画像・左上)

★日本の空母は格納庫の天井が低く、将来に大型化する搭載機に対応できない
 また、CV-4以降の米空母のような吊り下げ格納も不可。
 格納庫内が天井ぎりぎりですね(格納庫画像・右上) 
 
★エセックス級空母のように、何十機も露天繋止するような運用はできない
 資源が豊富なアメリカは波浪などでの損耗も折込済で、
 多数の護衛空母から補充できた。

イギリスも露天繋止には消極的で搭載機数が少ない。
アークロイアルは2段格納庫で72機で計画していたが実際は48機だった。

852 :名無し三等兵:2020/06/03(水) 19:52:20.25 ID:bOpcRD3S.net
唐突に搭載機数云々の話をし出して何をしたかったのか意味不明

なんか全体的に雑過ぎて突っ込み所いろいろあるけど一つだけ言えば
イギリスも露天繋止には消極的で搭載機数が少ないなんていい加減なことが書けるんだろうな
例えばインプラカブルは何十機も露天繋止積めるし実際に積んでいるし最初から積むことも前提だぞ

853 :名無し三等兵:2020/06/03(水) 22:03:33.96 ID:ZCZhBlwd.net
>>850
==============
格納庫 検証
==============
●赤城の格納庫 ・・・  https://i.imgur.com/BImcpAi.jpg
・格納庫の広さは合計約8640u

・3段格納庫の最下部は補用機用

・格納庫の形が歪で、途中でかなり細くなっている部分があり収容に難がある。
 旧式機の定数91機だが、ミッドウェー海戦時69機で蒼龍並の少なさ。
 戦艦からの改造でもあり、格納庫の設計が酷すぎるかな。特に艦橋の位置が悪い。

==
エセックス級空母は、格納庫約4250u(1段格納庫)だが、天井が高く(主翼をはずした状態)で吊り下げ格納可能
大戦末期のカミカゼ対策で、戦闘機数が増大し、152機も搭載した空母(タイコンデロガ、ワスプ)もある

854 :GF長官:2020/06/03(水) 23:05:45.73 ID:cibsQ0pC.net
>>850
露天前提は、色々運用が大変そうですが・・・

>>851
台風銀座の日本近海で、露天は有り得ぬ

>>852
英空母はもともと搭載機が少ない印象がありますね。
露天しなければ、ただの軽空母・・・

>>853
艦橋は位置より大きさの問題でしょう。
司令部を置くには狭すぎる。

855 :GF長官:2020/06/03(水) 23:27:03.84 ID:cibsQ0pC.net
>>849の続き

ところが、機数が半減しているのに、索敵範囲は
それほど変わっていない。

200度〜20度(全索敵開度180度)を22機
      ↓
250度〜20度(全索敵開度130度)を10機

856 :GF長官:2020/06/03(水) 23:28:14.52 ID:cibsQ0pC.net
>>855の続き

もともと南方から日本軍が進攻してくる可能性は少ないので、
南西方向から北西、北方にかけてを重点的に索敵すれば、
十分に目的を果たせると思われる。

そして実は、前日までの22機による索敵は、
22線ではなく、二機一組(時間差で同じ索敵線を飛行する二段索敵)の
11線だったとうかがえます。

857 :GF長官:2020/06/03(水) 23:36:28 ID:cibsQ0pC.net
>>856の続き

ここから、索敵間隔は、
180度÷11線=16度から、
130度÷10線=13度と、

それほど変わっていないですね。

上記を整理すると、色々制約が多い中で、
二日目も索敵を継続しようとする基地側の努力の跡が見える。

ただ問題は何といっても、進出距離ですね。
700浬から250浬に短縮では、あまりにもこころもとない。

この事実を、スプルーアンス少将は知っていたのでしょうか。

858 :名無し三等兵:2020/06/04(木) 02:56:02.07 ID:clWB7jeX.net
>>854
搭載機数36機の正規空母を渡されたら何をすれば良い?

859 :名無し三等兵:2020/06/04(木) 12:50:27.69 ID:s7y+x1se.net
>>834
昭和17年においてどうだっかの話をするとまた様子が違うと思うし
爆弾の性能の進歩を掌握してた将官クラスは限られてるだろうから
技術史的な観点はともかく、司令官の作戦指揮を分析するならば、
誰がいつどんな認識だったかをその根拠の当否から論じないと意味がないと思います

昭和17年といえば
150kg爆装で航続距離延長を諦めた時期からまた爆弾は進化してて
山口少将(のみならず空母部隊)が対米戦で使ったのは新しい世代の爆弾
防御甲板の貫通を期待された九十九式二五番通常だけでなくて
九十八式二五番陸用は鋼板25ミリ貫通して自爆せず
各航空戦隊では短遅動の信管を付けて大型艦に投下されるまでになってるから
例えば飛行甲板ですら表面で自爆して数時間で修復されるような穴しか開かないというような威力不足は恐れられてない
(その場合は秒時が一番小さいのを使うはず)
そして少なくとも山口少将の部隊については、
おそらくは悪天候時に撃角が小さくなることを恐れて陸用爆装のみによる攻撃隊は編成してない
用心を重ねて基地攻撃にも貴重な通常爆弾を混ぜている

こうした流れを見れば、即時発進の意見具申も、敵空母の封殺が可能という見通しのあるもので
また却下された理由も、封殺が不可だからというものではないだろうと推測できる
改良を重ねた爆弾が(空母部隊には)行き渡り
かつ実際の使用状況から考えて、
昭和10年ごろに一連の実験をした頃とは認識が違うのではないかと思われる

860 :名無し三等兵:2020/06/04(木) 12:54:01 ID:s7y+x1se.net
矛盾してるみたいだけど、矛盾ではない
艦攻隊や艦爆隊の通常の戦術に期待して陸用爆弾を半徹甲弾的な設定の信管で装備させることと
悪天候により投下高度低下や降下角の低下した場合の備えに通常爆弾を混ぜることとは
両立する概念である

861 :名無し三等兵:2020/06/04(木) 17:54:59.34 ID:UUGEjL1S.net
>>859
それの話ならもう壊滅すらありえる危機的状況だから非効率承知で何でもいいから叩き込めいう発想だろうよ
とりあえず攻撃当てればイケかもしれないしダメかもしれないけど、そんなこと言ってられない
という話であって敵空母の航空能力奪えると思っていたから具申したんだとするのはちょっと違うでしょう

862 :GF長官:2020/06/04(木) 23:05:28.53 ID:pxaZyTOi.net
>>858
まずは腹ごしらえといきましょう。

>>859-860
日本海軍恐るべし、ですね。
陸用爆弾ですら、瞬発で使おうとは思ってないのか・・・

>>861
意見具申の時点で、「危機的状況」だったのですか。
それは悲観的ですねぇ

863 :GF長官:2020/06/04(木) 23:33:57.83 ID:pxaZyTOi.net
>>857の続き

ミッドウエー島を基点として、進出距離250浬ということは、
例えば米空母が、島の北方100浬に居たとしたら、

空母基点で考えると、自身の150浬先までしか、
索敵範囲に含まれていない
ということになる。

となれば、200浬先の敵空母に易々と主導権を
握られてしまいますよね。

864 :GF長官:2020/06/04(木) 23:34:39.38 ID:pxaZyTOi.net
>>863の続き

この状況で、母艦機の索敵を実施しないとは
正気の沙汰とは思えない。

もちろん、スプルーアンス少将は基地の索敵計画を
知らなかったのでしょうが。

このあたりのグダグダっぷりは、
どこに原因があったのか。

865 :GF長官:2020/06/04(木) 23:35:44.98 ID:pxaZyTOi.net
>>864の続き

もともと、作戦計画(OP29−42)の中で、
Long range aircraft retire to OAHU when necessary to avoid such destruction.
「破壊を避けるために必要ならば、オアフ島まで長距離避退しても可とする」
テンプレ>>1「米海軍作戦概要」

PBYの温存方針を明確に示しており、
戦闘二日目ともなれば、それまでの広範囲に及ぶ索敵態勢が
維持できないことも、十分に予測できたはず。

866 :GF長官:2020/06/04(木) 23:38:19 ID:pxaZyTOi.net
>>865の続き

ニミッツ長官は、前線の指揮官の意思を尊重し、
上級司令部が介入することを良しとしなかったようですが、

基地と洋上部隊の連繋を緊密にするような措置を講じるなど
出来なかったのか。
(たぶん色々やっていたのでしょうけど)

”第16任務部隊の索敵機は何処に在りや、全世界は知らんと欲す”
とでも打電しますかねぇ

867 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 01:52:46.02 ID:FA8NRawN.net
イラストアリス級6隻で、イギリスも露天繋止したが
アメリカ製の航空機があればこそ。
多数の護衛空母から、損失の補充に余裕ができたから消耗品と割り切れる。

868 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 03:00:19.46 ID:FA8NRawN.net
>>850
>>858
★1945年1月の搭載機定数
□エセックス級空母
合計102機
VB- 15機  ヘルダイバーかドーントレス
VT- 15機  アベンジャー
VF- 36機  F6FヘルキャットかF4Uコルセア
VBF- 36機 F6FヘルキャットかF4Uコルセア

夜間戦闘機や指揮官機の有無によって搭載機数の違いがある。
この時期になると、F4Uコルセアの割合が増えてくる。
急降下爆撃はF4Uコルセアで代用可能だった。
菊水作戦(1945年4月)以降は、さらに戦闘機を増やした

□カサブランカ級護衛空母(別名カイザー級)
合計28機(戦闘機FM-2 16機)

FM-2は、F4Fの軽量型で主に護衛空母用で、
F4Fのシリーズでは生産数は4127機で最も多い。

869 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 07:47:14.12 ID:FA8NRawN.net
>>850
★1944年11月7日搭載機定数
□エンタープライズ
合計98機
指揮官機  1機  F6F-5  
VF-20    15   F6F-3   (初期量産型) 
         4   F6F-3N  (夜間戦闘機)
        35   F6F-5   (改良量産型)
VB-20    24   SB2C-3 (無線機と酸素供給装置も新型に変更)
VT-20    19   TBM-1C (燃料タンク増)
--
F6F ヘルキャット
SB2C ヘルダイバー
TBM アベンジャー(ジェネラル・モーターズ社生産機)、TBF アベンジャー(グラマン社生産機)

※戦闘機の後継F8Fベアキャット(軽空母ラングレーが日本攻撃の為に移動中に終戦)、
 攻撃機の後継A-1 スカイレイダーは太平洋戦争の実戦には間に合わず。

機種           爆弾等搭載量kg
九九艦爆      250kg ×1発 1、60kg × 2発 (発動機1070馬力)
九七艦攻      800kg魚雷×1発、最大800kg爆弾×1発
ドーントレス     1000lbs(454kg)爆弾×1発 など「魚雷攻撃はできない」
ヘルダイバー   1000lbs(454kg)爆弾×1発か2000lbs(907kg)爆弾×1発 など
アベンジャー    Mk.13魚雷×1発 か 500lbs(227kg)爆弾×4発
彗星         胴体250kgまたは500kg爆弾1発 
天山         九一式航空魚雷1発 か 最大800kg爆弾1発 
F4U-1Dの爆装   3000lbs(1361kg)、(発動機2000馬力)
--
流星改ー      胴体500〜800kg爆弾1発、または250kg爆弾2発  か 魚雷1発
スカイレーダー   3215kg (発動機2500馬力)

870 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 08:12:09.93 ID:FA8NRawN.net
>>1
●飛行隊の戦闘経過
(1)ミッドウェー空襲隊
  △友永丈市大尉指揮:零式艦上戦闘機36機、九九式艦上爆撃機36機、九七式艦上攻撃機36機、合計108機)
  友永隊から、第2次攻撃が必要と要請。

(2)偵察機として赤城 、加賀から九七式艦攻各1機、重巡洋艦利根、筑摩から零式水上偵察機各2機、戦艦榛名から九五式水上偵察機が発進

(3)各空母より零戦1個小隊3機が直掩のため出撃。1機が故障のため合計11機で上空警戒

(4)四空母に分乗している第六航空隊の零戦21機を使用できるよう準備を指示。隼鷹にも補充用の零戦12機あったが距離が遠すぎた。

(5)米空母攻撃用に待機中の攻撃部隊
   △零戦36(各艦9)、艦爆36(飛龍18、蒼龍18)、艦攻41(赤城17、加賀26)の精鋭部隊だったが・・・
    まだ米空母は未発見だったので、雷装から爆装(第2次ミッドウェー空襲隊用)への転換で混乱。

(6)アメリカの基地航空部隊による攻撃開始
   戦闘機、パイロットの能力差で、日本側の圧勝で空母4隻への被害なし

(7)エンタープライズ、ホーネットから117機の攻撃隊発進
   時間差で、ヨークタウン35機の攻撃隊も発進
   日本空母3隻大損害。

 (8)飛龍の反撃(稼動可能40機を2波に分けて攻撃)
   △午前8時出撃の攻撃隊(小林道雄大尉指揮、艦爆18機、零戦5か6機)・・・艦爆13機、零戦4機(不時着1)を失う
   △午前11時30分出撃の攻撃隊(友永大尉指揮、九七艦攻10機・零戦6機)・・・艦攻5機、零戦機(不時着1)が撃墜され、使用不能艦攻4機
   偵察機の情報から、アメリカ軍の空母戦力が空母3隻(エンタープライズ、ホーネット、ヨークタウン)と、今頃判明・・・
   ▲残存戦力は、零戦10機、艦爆5機、艦攻4機
   この段階で、アメリカ側も艦爆隊以外は壊滅的だった。

 (9)エンタープライズの艦爆24機が、飛龍を攻撃。
   前部格納庫周辺が大火災となり、巻雲が魚雷で処分。

871 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 12:59:27.30 ID:7McKqHaB.net
>>862
敵空母にこちらが攻撃隊を送る前に敵空母から先制攻撃されてしまうなら危機ですね
言うまでもないけど山口や南雲の擁護や糾弾みたいな話をする気は無いがな

872 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 14:26:32.46 ID:au/egXHW.net
>>861
第三次空母攻撃を戦力不足を理由に一時間延期して薄暮攻撃とした(結果、発進前に被弾)例があるから
取り敢えず空襲効果を度外視で発進ということはないように思われる
戦闘詳報ではこれを批判して攻撃隊は躊躇わず出せと書いてる
10機も冷戦をつける予定なのに攻撃を躊躇ったのは
艦爆は対空機銃にやられやすいから6機では食われてしまうと思ったのかも

もちろん出してしまった方が被弾時の火災は防げるし、飛行機と搭乗員を無事な空母に移せるから
空中退避としては意味がある
しかし発着の手間がものすごい空母では空中退避はなかなか決心できないものですよ

873 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 14:31:01.22 ID:au/egXHW.net
ちょっと思ったこと
米空母で露天繋止の機体が多い(ことにより搭載数が多い)のは人手が多いからではないか
警戒機の発着のたびに何十機も前へ後ろへ移動させてるわけだから
日英に比べてやたらと多い人員が配置されてる理由もこれではないか
ダメコンにも有利なのはあくまでおまけで

874 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 15:18:53.19 ID:Hl8pOY41.net
>>872
小林隊の大損害が理由でしょ?18機の艦爆を出して帰ってきたのは五機で小林隊長
だけでなくニ小隊隊長も戦死するという酷さだったから。
零戦は六機付けたけどTF-17に達した時はたったの四機になってたのも原因だけど。

875 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 17:15:40 ID:FA8NRawN.net
>>873
アメリカの消化班は日本の空母の10倍くらいの人員だったらしい。
だからエセックス級空母の大火災でも沈没を免れた。
(特にフランクリンとバンカーヒル)
炎上中の空母の護衛の巡洋艦や駆逐艦が豊富だったのも大きい。

876 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 19:14:34.71 ID:iSPqCqiW.net
>>862
恐るべし?
陸上爆弾は瞬発信管しかつけないなんて考えは元からないよ
建造物など非装甲物破壊したい時は表面で爆発させるより中で爆発させた方が良いのは当たり前だから瞬発信管は望ましくない
98式陸上爆弾の話ならアレは通常爆弾の簡易代用であり、装甲目標は視野に入れられている
支那事変の地上攻撃で硬目標に対し苦労した経験があり、装甲以外にもコンクリ目標に対して瞬発だと困るわけでな

877 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 20:14:22.87 ID:FA8NRawN.net
アメリカの原子力空母は、機体のメンテナンスは格納庫内の甲板で行い
悪天候以外は、露天繋止が標準。
アングルドデッキの為、着艦中も駐機スペースのやりくりが容易で

●原子力空母(ニミッツ級)の格納庫内
https://i.imgur.com/bKeYhdw.jpg

□ニミッツ級 格納庫の長さ208.5m、幅32,9m、高さ8.1m
--
F/A-18
全長17.07
全幅11.43m、翼端にAAM各1発装着時12.31m、翼端折り畳み時8.38m
全高 4.66m


●フライトデッキコントロール
露天繋止の搭載機のやりくりを模型で検討している。
https://i.imgur.com/H22zVP6.jpg

紙幣にトランプ大統領のサインがあったが、記念にサインを残す習慣がある?

878 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 20:21:50.28 ID:IMZ0E4Hs.net
>>874
おそらく攻撃を躊躇う理由は、支那事変と第一段作戦の戦訓、敵空母部隊の対空砲火に関する報告が決定的と思われる
当初、白昼攻撃の予定では10機も零戦を付けられる予定だったわけだから戦闘機対策は講じてる
だけど対空砲火については数で飽和する以外にどうしようもない

艦爆隊がやられたのは想定外の大損害だったけど
士官が一人しかいない直掩隊を出して全機が釣られてしまい、攻撃隊をやられるのはウェーク島空襲でもやってるから
攻撃隊の援護を徹底出来てないのは責められても仕方のない部分
それこそ偉い人は教育、訓練、気風による部下の失敗に責任を持たなくてはならないから
直掩の2機だけ分離して敵の艦爆隊を攻撃したという説もあるけど
その場合、兵曹が重松大尉を無視した挙句、第二小隊三番機を取り残して未帰還にさせた件として大問題になってるはずだから
すれ違った敵機を攻撃したのも、空戦すら始められないまま何分もF-4Fに艦爆隊を攻撃されてしまったのも
重松大尉が6機をまとめて行動させ、攻撃隊を離れてた傍証

で、こうした行動による損害はもうウェーク島空襲そのままな訳だから

879 :GF長官:2020/06/05(金) 21:20:50 ID:5A7IhA5I.net
>>867
かつては英国の空母レンタルするくらいだったのになぁ

>>868-
後半につれて戦闘機が増えていきますね。

>>870
ありがとうございます。
第二次攻撃隊を出したかったなぁ・・・未練

880 :GF長官:2020/06/05(金) 21:21:41 ID:5A7IhA5I.net
>>871
あ、すみません、本職が確認したかったのは、
”壊滅すらありえる>>861”こっちの方です。

例えば、基地攻撃隊にも先制攻撃されていましたが、
「壊滅すら有り得なかった」のですか?

>>872
そうですね、なぜか第三次攻撃を薄暮攻撃に切り換えた
=敵に先制を許す壊滅すらありえる危機的状況
を、山口少将が選択したのに、スルーされちゃう不思議。

881 :GF長官:2020/06/05(金) 21:22:09 ID:5A7IhA5I.net
>>873
なるほど、それは考えていませんでした。
さすがの米帝さまも、飛行甲板上では手押しするしかないのか。

>>874
その理屈だと、意見具申時もあてはまるのでは・・・

>>875
そうですね。本職も
米空母のダメコンが優れている理由は乗員数が多いから派です。

882 :GF長官:2020/06/05(金) 21:25:59.76 ID:5A7IhA5I.net
>>876
ありがとうございます。一応過去スレでも紹介しましたが、

『日本海軍の爆弾』(兵頭二十八/著)には、
「昭和15年の文書には二五番陸用爆弾は瞬発信管をつけないと
壊れてしまうと注意を促している」(p59)
とあります。

爆発の効果よりも、弾体強度不足による不完爆を恐れての対応ですね。
昭和17年当時は、その問題は解決されていたということか。

883 :GF長官:2020/06/05(金) 21:40:47.35 ID:5A7IhA5I.net
>>866の続き

結局のところ、スプルーアンス少将が索敵を行わなかった理由は
謎のままです。

当然やるべきことをやらなかったのだから、不可解という他ない。

それを強引に理由付けしようとすると、
ビュエル氏のように苦しい言い訳(>>690)をするしか
無いのです。

884 :GF長官:2020/06/05(金) 21:52:56.83 ID:5A7IhA5I.net
[ミッドウェー海戦](6月6日(0400時頃)日本時間)

           (5日)1400時
              ×(B)日本空母1隻撃破(飛龍)
                北西方向に約180浬


        (5日)0730時                                 ┌┘
           ×(A)日本空母3隻撃破(赤城・加賀・蒼龍)          ┌┘
             西方に約190浬                         △北緯31度・西経176度
                                               ↓ 米空母部隊(スプルーアンス少将)
                                                  (エンタープライズ・ホーネット)






                 (5日)2320時
                   ×(C)日本重巡衝突(最上・三隈)
                     南西方向に220浬


                                        ■ミッドウェー島

※方位と距離は、米空母部隊の視点から。

885 :GF長官:2020/06/05(金) 22:03:10 ID:5A7IhA5I.net
>>883の続き

史実の経過に戻りますと、

既述(>>728-729)の通り、
ちょうど夜明け前に、ミッドウエー島西方海面で
日本軍の重巡部隊が発見されたとの潜水艦情報が
スプルーアンスの手元に届きます。

これを受けて、米空母は「敵巡洋艦追撃」のため、
南西方向に針路をとった。

886 :GF長官:2020/06/05(金) 22:03:42 ID:5A7IhA5I.net
>>885の続き

>>884の地図を見てください。
前日に日本空母が居た北西海域を横目に
右側背をガラ空きにしたまま、のんきに巡洋艦退治ですよ!

もし同海域に、生き残りの敵空母が居たら?
5隻目の空母が接近していたとしたら?

まさに”不意の横槍を入れる”絶好の機会を敵さんに
プレゼントしていたわけですね。

887 :GF長官:2020/06/05(金) 22:11:50.13 ID:5A7IhA5I.net
>>886の続き

この航跡図を見るだけでも、
スプルーアンス少将が、いかに的外れで意味不明な行為か
明らかに分かるでしょう。

日頃、南雲長官に講釈を垂れる空母戦術家?の皆さまの
ご高説を賜りたいものですな!

888 :名無し三等兵:2020/06/05(金) 22:28:24.45 ID:FA8NRawN.net
★零戦の生産機数(ソロモンの消耗戦で1日平均5機程度生産では補充が間に合わない/他の機種はもっと少ない)
 :
1942年4月 76機   ●ドーリットル空襲(空母ホーネットからB-25による帝都初空襲)
1942年5月 86機   珊瑚海海戦(祥鳳沈没、翔鶴大破、航空隊大損害)
1942年6月 74機   ●ミッドウェー海戦大敗で零戦の保有数も激減
1942年7月 87機   飛鷹竣工(第三艦隊「南雲忠一中将」(空母6隻 翔鶴、瑞鶴、瑞鳳、隼鷹、飛鷹、龍驤)
1942年8月 103機  ガタルカナルの攻防で泥沼の大消耗戦開始、第1、第2次ソロモン海戦など大小の海戦多数
1942年9月 126機  改マル5計画に修正(改大鳳型空母5隻、雲龍型空母13隻、戦艦110号艦(信濃)の空母化など
1942年10月 137機  南太平洋海戦(21号電探のおかげて、ドーントレスに奇襲されるようなことはなかったが・・・)
1942年11月 147機  第3次ソロモン海戦(制空権を失っており、戦艦比叡を喪失、新戦艦2隻の砲撃で戦艦霧島も喪失)
 :
(省略)
 :
1944年4月 458機  零戦の生産ピーク。F6Fなどの新型機に性能で対抗できず消耗が続く
1944年5月 327機
1944年6月 300機  マリアナ沖海戦(攻撃隊は爆装零戦で数量を補うが目ぼしい戦果なし)
1944年7月 278機
1944年8月 367機  雲龍、天城の空母2隻竣工(航空隊が壊滅状態で、出撃機会なし)
1944年9月 380機
1944年10月 339機  台湾沖航空戦(空母11隻撃沈の"大本営発表")、レイテ沖海戦では空母搭載機は定数割れ(4隻で116機)
1944年11月 224機  ●昭和19年11月24日、マリアナの基地からB-29による帝都初空襲
 :
(省略)
 :
1945年8月  93機  ダンフォール作戦中止、8月15日玉音放送、9月2日降伏文書署名
ーー
・零戦の総生産数 約1万機(三菱製3810機、中島製6208機)
・改大鳳型空母の1番艦竣工が1947(昭和22年)の見込みで、到底間にあわず雲龍型空母建造優先で全艦キャンセル

889 :名無し三等兵:2020/06/06(土) 02:24:44.71 ID:AelWLx9O.net
>>880
山口司令が第三次攻撃を薄暮攻撃に切り替えた理由は戦史叢書だと
1攻撃兵力の艦爆がかき集めて6機しかない
2第一次攻撃隊の損害から考えて昼間強襲となるのでは攻撃成功の見込みが薄い
3薄暮まで待てば損傷機の修理で攻撃兵力を増やせる可能性がある
4薄暮攻撃なら敵防空戦闘機の視界狭小となり防空戦闘機の活躍を抑えられる
5事前情報の総合で健在の敵空母は残り一隻になると判断していることからその程度であれば現在の味方の防空戦闘機数的に守り通せる
という経過らしいしそれほど批難されるものではないのでは?

890 :名無し三等兵:2020/06/06(土) 14:41:54.89 ID:/U6s4IHX.net
>>878
より機数の少ない友永隊の艦攻は半数が帰還している。

この攻撃で重松大尉は戦死しているから問題化する士官はいないのでは?
但し部内では問題とした空気があったようでその後、ラバウルに赴任したM兵曹は
態度が悪かったこともありT少尉に制裁を喰らわされたが。

>>879
カミカゼ対策で艦爆を減らして戦闘機を増備するのあたって海兵隊のパイロットに離着
艦訓練を施して賄いました。

>>881
早朝から続いた戦闘の繰り返しで搭乗員と兵は疲労困憊。少しでも休ませたかった
のではないかとT少尉はその著書で書いていますね。

891 :GF長官:2020/06/06(土) 19:48:49 ID:PnLmWGF1.net
>>888
ありがとうございます。
一説には、緒戦の頃、あんまり連戦連勝の大本営発表ばかり
するもんだから、早く戦争が終わっちゃうんじゃないか気運が出て、

中島も三菱も、ライン増設などの設備投資を渋ったという話も

892 :GF長官:2020/06/06(土) 19:50:03.12 ID:PnLmWGF1.net
>>889
ええ、本職も賛同しますが、
即時発進具申のときも、友永隊の収容や護衛不足など
色々懸案がありました。

しかし、「空母戦は先手必勝」理論の一点張りで、
孫子まで持ち出して、南雲長官を叩きますよね。

その理屈を貫くなら、薄暮攻撃もまた非難されるべきでしょう。
「兵は拙速を尊ぶ」(笑)なんでしょ?

893 :GF長官:2020/06/06(土) 19:50:39.32 ID:PnLmWGF1.net
>>879
なるほど、そうやって搭乗員を確保していたのか。
>海兵隊のパイロットに離着艦訓練を施して賄いました。

日本側の話だと、
戦闘機乗りが艦爆乗りに転向するのは容易だが、
逆は難しいとかなんとか。

どっちも大変だと思いますがねぇ

894 :GF長官:2020/06/06(土) 20:06:54.27 ID:PnLmWGF1.net
>>887の続き

ここから、スプルーアンス少将の作戦指導は、
更に迷走を深めていきます。

6日夜明けから、日本重巡追撃のために
南西へ航走していた第16任務部隊ですが、

彼らが最上と三隈を攻撃したのは7日でした。

895 :GF長官:2020/06/06(土) 20:07:39.39 ID:PnLmWGF1.net
>>894の続き

「あ・・・ありのまま今 起こった事を話すぜ!
俺は、200浬先の敵巡洋艦を攻撃するために
行動を開始したが、実際に攻撃したのは翌日だった。

な・・・何を言っているのか、わからねーと思うが(以下略

いやぁ、事実は小説よりも奇なり、ですな。
まる一日追いかけてたら、そのまま水上砲撃戦になりそうですが・・・

896 :GF長官:2020/06/06(土) 20:09:43 ID:PnLmWGF1.net
>>895の続き

戯れは、この辺にしておいて、
PBYによる250浬の索敵(>>799)ですが、
あまり役に立たないかと思いきや、
なんと、敵空母を発見してしまった!

日本時間6日0500時、6V55機から報告、
2 battleships and one carrier afire, 3 heavy cruisers,
bearing 324, distance 240, course310, speed 12.

「戦艦2隻、空母1隻、重巡3発見、空母炎上中、
ミッドウエー島からの方位324度、距離240浬、針路310度、速力12ノット」

897 :GF長官:2020/06/06(土) 20:10:07 ID:PnLmWGF1.net
>>896の続き

これはお手柄ですね。

ミッドウエー島から240浬ということは、索敵範囲(250浬)の
ほぼ先端、引き返すギリギリのところで見つけたわけです。

898 :GF長官:2020/06/06(土) 20:23:21.70 ID:PnLmWGF1.net
[ミッドウェー海戦](6月6日0500時頃)日本時間

(6日)0500時
×(D)日本空母1隻炎上中(北西方向に約240浬)
   
           (5日)1400時
              ×(B)日本空母1隻撃破(飛龍)
                北西方向に約180浬

        (5日)0730時                                 ┌┘
           ×(A)日本空母3隻撃破(赤城・加賀・蒼龍)          ┌┘
             西方に約190浬                         △北緯31度・西経176度
                                              ←┘ 米空母部隊(スプルーアンス少将)
                                                  (エンタープライズ・ホーネット)




                 (5日)2320時
                   ×(C)日本重巡衝突(最上・三隈)
                     南西方向に220浬


                                        ■ミッドウェー島

※方位と距離は、米空母部隊の視点から。

899 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 09:05:24.93 ID:XBFF3IBf.net
復員船用の空母2隻
最初に完成した鳳翔と、最後に竣工した葛城

笠置、生駒、阿蘇、鞍馬、伊吹などは未完成だが沈没しなかったので写真はあり
マリアナで艦隊決戦するには着工が1年遅かった。
あ号作戦に
雲龍型7隻、伊吹型1隻(搭載機400機程度)が就役していれば、もっと派手な戦いに。

900 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 09:45:28.24 ID:iceeB59/.net
>>899
空母だけが完成していても戦力にはならない。
高度な技量の塔乗員とそれを支える整備員、空母を
運用する乗員等、当時の日本海軍には、全てが欠けていた。
さらに、空母を護衛する駆逐艦、巡洋艦の不足は
言うまでもない。

901 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 11:25:07.72 ID:XBFF3IBf.net
1年着工ずれただけで仮想戦記になるけどな。

たらればのミッドウェイも同じ。のこのこ発進した主力部隊とか

902 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 12:57:36.45 ID:e4qenqtP.net
>>900
空箱でも意味あるよ空母は
マリアナにそれだけ追加すれば490機を一度に発進できる
飛行甲板の枚数が増えれば多少撃破されても影響が少ない
作戦の自由度が上がる

903 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 13:19:10.37 ID:Uk4loQcS.net
>>902
彗星や天山が揃わなかったのか九九式艦上爆撃機を載せていてそれでも足りず
爆戦と九七式艦上攻撃機まで枯れ木も山の賑わいの如く掻き集めていた状態
なのですが?

904 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 13:23:27 ID:Uk4loQcS.net
更に給油艦不足で決戦海域を日本の都合が良い場所を想定した作戦しか立てられ
なかった状況なので空箱の燃料までは手配できない

905 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 14:19:06.46 ID:jktKQsn6.net
>>902
だから箱だけあってもそれ以外が用意できないのであればいくら空箱でも意味があると言ったところで話にならないということでしょ
飛行機も乗員も燃料もない空母なんて本当にただの空箱なんだから何をどうしようが使い道があるはずもない
動けないんだから

906 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 15:42:47.95 ID:0NlyWDcI.net
大戦末期の日本海軍での空母の価値は地に堕ちたなぁ

907 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 18:17:43.49 ID:XBFF3IBf.net
日本海軍は地上で撃破された戦闘機や爆撃機が多すぎ

カラー実録太平洋戦史で、機銃掃射で炎上する映像ばかりでねえ。

908 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 19:25:01.38 ID:1LowKYqI.net
うーん一概に地上撃破といってもねえ
哨戒機不足で重要な方面に少数機の哨戒しかしてないところを奇襲されるのと末期ラバウルみたいに航空優勢を失って毎日一直配置で基地上空で邀撃戦やってて被害が出るのとでは理由も異なるし

909 :名無し三等兵:2020/06/07(日) 22:56:28 ID:XBFF3IBf.net
>>869
その後の CV-6 エンタープライズ

★1944年12月〜1945年5月
エンタープライズは、夜間戦闘部隊に所属変更。サラトガなども一時所属
夜間戦闘部隊は特攻機の基地攻撃に効果的だった。

☆1945年5月1日の定数
NIGHT AIR GROUP NINETY
ComNightAirGrp 90  
VF(N)32機、VTB(N)27機  合計59機 (夜間戦闘用で搭載機はピーク時の98機から減少)

★1945年5月14日 特攻機により大破、修理中に終戦

★1947年2月17日 除籍
 記念博物館船としてエンタープライズ保存活動は失敗。
 空母はアラバマ、ノースカロライナなどの戦艦より人気がなかった。

★1960年5月 完全に解体

910 :名無し三等兵:2020/06/08(月) 06:20:26.66 ID:jpQvEIBc.net
>>899
逆転マリアナ沖海戦!、絶対国防圏を押し返す!

○前倒し就役
(雲龍型7隻、伊吹型1隻) 雲龍、天城、葛城、笠置、阿蘇、生駒、鞍馬、伊吹
(追加合計306機 紫電改ニ 141機、彗星 126機、天山 138機、彩雲 21機)

○建造中の最終決戦兵力
雲龍型7隻  5009号艦 秩父、5010号艦 磐梯、5011〜5015号艦
改大鳳型5隻 5021号艦 赤城、5022号艦 加賀、5023号艦 蒼龍、5024号艦 飛龍、5025号艦 龍驤

911 :名無し三等兵:2020/06/08(月) 07:08:07.29 ID:jpQvEIBc.net
========================================
紫電改ニ、烈風改、流星 VS アメリカ新型機
========================================
1945年以降で実戦配備予定の新型機
戦闘機
F8F ベアキャット(空母搭載機、F6Fの後継機)
P-51H マスタング、Hは速度向上型。ダウンフォール作戦(日本本土上陸作戦)で全てH型に置き換え予定

攻撃機
A1 スカイレイダー 爆弾搭載量3トン超(空母搭載用に主翼の折り畳み可)

ジェット機
P-80 シューティングスタ

912 :名無し三等兵:2020/06/08(月) 07:25:30.64 ID:jpQvEIBc.net
>>888
零戦から新型機への更新遅れが致命的だったなあ。
烈風を見限って紫電改約1万機生産予定が、B-29の爆撃でわずか400機程度だった。
ーー
紫電改ニは空母機用仕様

913 :名無し三等兵:2020/06/08(月) 09:38:29.34 ID:nG5BaalA.net
>>907
日本の軍用機の被害の大半は地上撃破
これは日本軍の作戦行動の暗号がほぼ完全に解読されていたせい
いまから攻撃しようと滑走路に並べているところを米軍に強襲されてしまう
これを米軍は「七面鳥撃ち」と呼んだ(七面鳥は飛べないから)
「七面鳥撃ち」は「マリアナの七面鳥撃ち」が新聞の見出しとして有名だが
記者がそれ以前から米軍内で使われていた言葉を拝借しただけ

914 :名無し三等兵:2020/06/08(月) 21:41:53.37 ID:Ew0Q5PxG.net
>>913
トラック大空襲で新品の零戦五二型を300機近く地上で焼かれたのにも懲りずに
ダバオ誤報事件でせっかくかき集めた零戦を約100を焼かれた。
米軍が地上で大量の機体を焼かれたのはパールハーバーとマニラだけだった。

915 :GF長官:2020/06/08(月) 23:08:12.96 ID:jBAnPC5e.net
>>899-
むむ、マリアナの話が始まってしまったな、
あとは東雲長官に任せよう

916 :GF長官:2020/06/08(月) 23:30:15.41 ID:jBAnPC5e.net
>>898の続き

それでは、PBYが発見した「炎上中の空母1隻」とは何か。
これは飛龍で、ほぼ間違いないでしょう。

前日からの経過を振り返ってみると、
14時に飛龍は被弾>>898の(B)
山口少将の奮闘も空しく、南雲機動部隊は壊滅した。

917 :GF長官:2020/06/08(月) 23:32:01.48 ID:jBAnPC5e.net
>>916の続き

しかし、前部リフトが吹っ飛ぶほどの衝撃だったが、
機関部に損傷はなかったため、飛龍は28ノットを出すことが
可能であり、北西方向に避退します。

ところが格納庫の火災が徐々に艦深部に拡大して、
日没後の18時半頃には、機関停止してしまった。

その後も消火活動に尽力するも誘爆を止められず、
日付の変わった6日0015時には総員退艦。

918 :GF長官:2020/06/08(月) 23:32:51.73 ID:jBAnPC5e.net
>>917の続き

山口少将と加来艦長は艦に残った。
夜が明けた0210時、駆逐艦巻雲は魚雷2本を発射し、
飛龍は沈没した・・・

はずでしたが、実は飛龍はまだ浮いており、
それに気付かないまま、機動部隊は避退してしまった。

その漂流する飛龍を、主力部隊の空母鳳翔から発艦した
九六艦攻が発見します。
驚いた南雲長官は、駆逐艦谷風に、飛龍の捜索と処分を命じた。

919 :GF長官:2020/06/08(月) 23:34:54.27 ID:jBAnPC5e.net
>>918の続き

だいたいこんな流れになります。

6月6日(日本時間)
0210   駆逐艦巻雲、飛龍に魚雷発射
0330   鳳翔の九六艦攻、漂流中の飛龍発見
       谷風、飛龍捜索に向かう
0500   PBY、炎上中の空母1隻発見
時刻不明 飛龍沈没

920 :GF長官:2020/06/08(月) 23:41:31.22 ID:jBAnPC5e.net
>>919の続き

飛龍の沈没位置について、一航艦の戦闘詳報には、
「北緯31度27.5分、東経179度23.5分」
と記されています。

これは、PBYが発見した位置>>898の(D)とも一致しており、
おそらく発見後、しばらくして沈んでしまったのではないかと
思われます。

921 :名無し三等兵:2020/06/09(火) 01:10:03 ID:hUjrYhQ0.net
飛龍は一旦は火災が鎮火しかかったので艦長が駆逐艦に消火を止めさせたら再燃し
て手が付けられなくなり更に機関科との連絡も途絶したので「機関室全滅」と判断され
処分が決定したという何とも冴えない最期となった。

922 :GF長官:2020/06/09(火) 23:19:41.39 ID:uMzvtN4U.net
>>921
そうですね。機関科はまだ生きているのに雷撃処分されることに・・・
ちなみに、鳳翔の九六艦攻が飛龍を見つけたときには、
飛行甲板上で手を振る人影を見つけたとか。

923 :GF長官:2020/06/09(火) 23:30:07.31 ID:uMzvtN4U.net
>>920の続き

PBYが報告した炎上空母の艦位は、
米空母から見ると、北西方向に約240浬

やや遠いですが、攻撃隊を出せる距離です。
多聞丸健在なら、全速で敵に向かって進撃し、
距離を縮めてくれるでしょう。

924 :GF長官:2020/06/09(火) 23:30:42.46 ID:uMzvtN4U.net
>>923の続き

残念ながら、飛龍はすでに作戦能力を失い、
ただ漂流するだけの鉄のかたまりと化していましたが、

もし、飛龍が夜間に普及して戦線に復帰していたら?
5隻目の日本空母が加わっていたら?

のんきに重巡退治にいそしんでいる間に、
側背から、日本攻撃隊が飛んできますよ!

925 :GF長官:2020/06/09(火) 23:31:20.74 ID:uMzvtN4U.net
>>924の続き

スプルーアンス少将が、この日の朝、索敵を実施しなかったことが
いかにとんでもないことか、少しは想像できるのではないかと。

改めて言いましょう!
「君、空母部隊指揮官には向いてないから、水雷屋に戻った方がいいよ」
ですね。

926 :GF長官:2020/06/10(水) 23:25:28.76 ID:YNW9fUTU.net
>>925の続き

この240浬という彼我の距離は、
前日にヨークタウンが出した索敵機の進出距離(250浬)と
比較してもギリギリで、

更には、黎明時には米空母部隊はもっと東に居たから
より距離は離れていたことになります。

927 :GF長官:2020/06/10(水) 23:26:10.57 ID:YNW9fUTU.net
>>926の続き

実際、索敵機を出したとしても発見できなかったかも
しれません。

しかし、ここでは結果論に陥るよりも、指揮官の思考過程こそ
重視されるべきかと考えます。

928 :GF長官:2020/06/10(水) 23:26:52.11 ID:YNW9fUTU.net
>>927の続き

「索敵計画を立案した吉岡乙参謀は、索敵機そのものの機数を
7機に減らした。その理由について、後に彼はこう釈明する。

”攻撃機を索敵にまわすのはもったいない、と言う発想があった。
そのせいで水上機を数多く使うことになった”

だが、この判断の根底には、
”敵空母はミッドウエー沖には出現しない”
という思いこみがあった。

希望的観測といって良い」
           (『ミッドウェー海戦第一部』森史朗/著)p320

929 :GF長官:2020/06/10(水) 23:27:40.56 ID:YNW9fUTU.net
>>928の続き

例によって、南雲司令部の索敵軽視批判です。

過去の海戦と同程度の七線一段索敵を実施してさえ、これほど
悪しざまに叩かれるのですから、索敵を実施しなかった米空母は
何をかいわんや、ですよねー

>”敵空母はミッドウエー沖には出現しない”
>という思いこみがあった。
からこそ、索敵機を出さなかったんですよね。

930 :GF長官:2020/06/10(水) 23:28:14.10 ID:YNW9fUTU.net
>>929の続き

何度も言いますが、索敵軽視ではなく、索敵”無視”ですよ。
そこには、どれほどの「希望的観測」があったのでしょう!

どう思われますか、森センセ

931 :名無し三等兵:2020/06/11(木) 05:46:41.77 ID:/zGQ86PU.net
五十六、南雲が更迭されない人事の限界

連合軍各軍人の回想録は、「日本の兵は優秀だが、将は凡人ばかり」の評価
功績があった人物が嫉妬や妬みで閑職に回されるなども多かった。

932 :名無し三等兵:2020/06/11(木) 21:37:42.13 ID:0E3rfOVe.net
>>928
敵空母が出てこない筈なのに艦攻の半分が雷装命令が出ているという矛盾。

933 :GF長官:2020/06/11(木) 22:39:21.92 ID:SAWUGqgO.net
>>931
まぁ、大抜擢されたすぷー様がこの体たらくですからねぇ

>>932
出て来ないと言われて、何も準備していないのは「凡人」ですな

934 :GF長官:2020/06/11(木) 23:02:17.34 ID:SAWUGqgO.net
>>930の続き

指揮官にとって、最も大切なのは、
「適切な情勢判断と迅速な決断」です。

具体的に何をするのかというと、
昔から決まっていまして、

敵の捜索→発見→敵味方の識別→
脅威の評価→攻撃成算の評価 →
攻撃の決断→攻撃→
戦果の確認と評価→脅威の評価に戻る

935 :GF長官:2020/06/11(木) 23:03:27.84 ID:SAWUGqgO.net
>>934の続き

これは、陸戦でも、水上砲戦でも、航空戦闘でも同じ。
将来、宇宙戦争が始まっても変わらないでしょう。
銀河の歴史がまた(ry

スプルーアンス少将にとって致命的なのは、
「脅威の評価」を間違ってしまっているところ。

936 :GF長官:2020/06/11(木) 23:04:15.30 ID:SAWUGqgO.net
>>935の続き

敵空母と敵巡洋艦と、
どちらを優先すべきかと言えば、
言うまでもなく、前者ですよね。

現にスプルーアンス自身、この後、PBYの索敵報告を受けて、
「炎上中の日本空母」を攻撃目標に変更しているのだから。

そこまでするのなら、なぜ最初から「敵空母の捜索」をしなかったのか。

937 :GF長官:2020/06/11(木) 23:05:25.60 ID:SAWUGqgO.net
>>936の続き

>>926の通り、索敵機を出したところで
見つけられなかった可能性は十分に考えられます。

しかし、前日に敵空母が所在した場所、
>>898の(A)赤城・加賀・蒼龍撃破と、(B)飛龍撃破
は、200浬以内だから捜索可能なはず。

最低限、それだけは確認した上で、巡洋艦追撃に移ったところで
何の問題もなかったのでは。

もっといえば、索敵と重巡追撃は同時並行で可能ですし。

938 :GF長官:2020/06/11(木) 23:09:51.37 ID:SAWUGqgO.net
>>937の続き

それをPBYの報告を受けて、あわてて目標変更する姿は
無様としか言いようがありません。

完全に優先順位を間違っています。

古今の戦史で、判断を誤った例は数多ありますが、
その大部分は、入手した敵情が誤っていたことが原因で
それを結果論で非難することは、慎むべきと思います。

939 :GF長官:2020/06/11(木) 23:10:52.95 ID:SAWUGqgO.net
>>938の続き

しかし、スプルーアンス少将の場合、結果論云々の話ではない。
>>934の通り、これは戦術のイロハというべきもので、
知らないはずは無いし、

”敵情を入手しようとする努力を怠った”彼は、
スタート地点にすら立っていないのです。

940 :GF長官:2020/06/12(金) 21:42:10.00 ID:JelcWRgZ.net
>>939の続き

もはや、すぷー様の名誉を守るためには、
「基地航空隊の索敵を信用していた」説で押し通すしかありませんな。

というわけで、続きです。

941 :GF長官:2020/06/12(金) 21:43:01.55 ID:JelcWRgZ.net
>>940の続き

PBYが炎上する日本空母を発見したのは、0500時(日本時間)
ですが、それを米空母が受領したのは、0815頃

なんと、3時間以上も経過した後です。

942 :GF長官:2020/06/12(金) 21:43:37.95 ID:JelcWRgZ.net
>>941の続き

「午前6時(日本時間0300時)、ミッドウェー島の北東約130浬に
達したとき、彼(スプルーアンス)は、索敵機からの電波を接受し
始めたが、その受け取った第一電は、先に衝突した2隻の敵巡洋艦
に関するものであった。

これに引き続いて、その北西方約200浬に、敵軍の大部隊が
ある旨の情報が入った。

当時炎上中の航空母艦飛龍に関する、索敵飛行艇からの報告が
遅延混乱したために、別に2隻の敵航空母艦が若干の被害がある
にしても、なお海上にあるような印象を与えたのであった」
                     (『モリソン戦史』第3巻)p337

943 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 11:13:52.77
問題は迷子だったSBDが南雲艦隊を発見し、しかも日本側はそれに気づかず、奇襲を受けて被弾した上に誘爆して火災も鎮火できず

944 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 11:18:22.76
>>913
日本機動艦隊の最期「マリアナ沖海戦」
https://www.youtube.com/watch?v=CdONnXziy-8

大半の航空機は行方不明になり、敵に出会うこともなく迷子になって自滅。
かろうじて敵艦隊に到達した僅かばかりの攻撃隊と護衛の零戦隊は、すさまじい対空の火の雨の中に突進して果てました。
あまりの自滅ぶりに「マリアナの七面鳥撃ち」と呼ばれました。

じ後、日本海軍は、七面鳥の意地でもって「神風特別攻撃隊」を編成。人類史上、類例の無い地獄をこの世に現しました。

945 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 11:29:38.79
>>907
緒戦のフィリピン戦では、B−17等の最新鋭爆撃機、及び戦闘機を一方的に地上撃破したじゃないですかね!

後半戦は米軍のワンサイドゲームでしたね!

946 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 11:31:01.91
ミッドウェー島はラバウル航空隊と同じく、不沈空母じゃないですかね!!!!!

日本軍は劣勢にも関らず、ラバウル基地を終戦まで死守し抜いた実績がありますね!

まず、客観的に戦史目録を読みましょうね!

947 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 11:39:02.26 ID:JqIE2WtX.net
ミッドウエー大敗は、1000年祟る

948 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 12:21:09.54
南雲中将のサイパンまで戦い抜いた奮闘に、世界が感動していますね!

949 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 13:07:09.77
ニーミッツ提督、ペリリュー島の激戦を讃え、日本人の同胞に見捨てられた戦艦三笠を救出しましたね!(泣)

950 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 17:56:14 ID:JqIE2WtX.net
遡れば、今の中国共産党があるのはミッドウェー大敗から
始まっている。

951 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 18:09:37.72 ID:czQLyibg.net
>>932
敵空母の出現は不確定と考え本作戦の主目的を要地攻略と考えていたのは大本営海軍部
連合艦隊は一貫して敵空母撃滅が本作戦の主目的として主導してる
ようは南雲はその板挟みになってる
ただ一航艦は先に海軍部から説明を受けた後に連合艦隊に連絡をしてるので連合艦隊の意図は最後まで伝わらなかったのではないかと言われてる
渡邉参謀はちゃんと連合艦隊の意向を明示したとは言ってるけどどうだろね

952 :GF長官:2020/06/13(土) 19:43:27.91 ID:H6dmPqDs.net
>>947
なんと、千年後も南雲長官の名前が残るのですか!
うれしみうれしみ

>>950
ですよねー
ルーズベルトに見る目がなかったからですよねー

>>951
南雲長官は終始一貫して「敵空母撃滅が主目的」として
作戦指導していると思いますが・・・どこの話?

953 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 20:15:13.30
>>950
お前は、中国共産党に寄付したのですかね!!!!!!

954 :GF長官:2020/06/13(土) 19:59:55.05 ID:H6dmPqDs.net
>>942の続き

三隈と最上の衝突事故に関しては、
米潜水艦タンバーが現場を目撃、報告しており、

ハワイの米太平洋艦隊司令部が転電して、夜明け前(6日0100頃)には、
スプルーアンス少将の手元にも届いていた。

同様に、ミッドウェー基地も入手しており、夜明けと共に
PBYが索敵に飛び立ちます。

955 :GF長官:2020/06/13(土) 20:00:57.34 ID:H6dmPqDs.net
>>954の続き

同じく戦時日誌(>>799)によると、

0330時(2V55機)
sighted 2 battleships bearing 264, distance 125, course 268, speed15.
「戦艦2隻発見、ミッドウェー島よりの方位264度・距離125浬、針路268度・速力15ノット」

0332時(同)
ships damaged, streaming oil.
「(戦艦は)損傷している、重油を引いている」

0400時(4V58機)
2 enemy cruisers bearing 286, distance 174, course 210, speed 20.
「敵巡洋艦2隻、ミッドウェー島よりの方位286度・距離174浬、針路210度・速力20ノット」

956 :GF長官:2020/06/13(土) 20:01:39.01 ID:H6dmPqDs.net
>>955の続き

最初に戦艦2隻と報告されていますが、一般に敵情は過大になりがちで無理もない。
中には大和型の隣に居たために「巡洋艦」と報告されたビッグセブンもありますが・・・

報告艦位等から、これが重巡三隈と最上のことだと分かります。

その後に、別の「敵巡洋艦2隻」が発見され、日本艦隊は二手に分かれている
ように思われましたが、実際は、同一部隊の誤認でした。

957 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 20:12:41 ID:czQLyibg.net
>>952
戦史叢書43巻の123頁から124頁に書かれてない?
それに南雲司令部が付近に敵艦隊がいないと予想していたことも288頁とかに草鹿源田吉岡三人の戦後の回想を根拠として書かれてなかったっけ
あんま詳しくないから間違ってたらごめんなさい

958 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 20:16:33.72
>>951
すぐ近くに難攻不落のハワイ島要塞が存在しますね!
そこから、増援が直ぐに来ますね!

大本営海軍部も、そのために、ハワイを空襲するだけで、攻略及び地上戦は諦めましたね!

959 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 20:17:34.65
>>955
それは、アメリカの海域だから、アメリカの海上保安庁がよく理解している事実ですね!

960 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 20:38:24.88
気象庁ですかね!?

961 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 22:02:53.12 ID:bdB1Aqdh.net
アホ南雲が「敵空母撃滅が主目的」だったら兵装転換なんかするわけ無いのに

962 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 23:19:22.27 ID:/GEikt4S.net
>>931
凡将に率いられた将兵は可哀想

963 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 23:44:20.80
>>961
三川が実質的な作戦指導者だろうが!!!!!!!

964 :名無し三等兵:2020/06/14(日) 00:00:45.15
>>962
三川軍一の事ですね!!!!!!!

965 :名無し三等兵:2020/06/13(土) 23:56:20.57 ID:JqIE2WtX.net
五十六最悪だなあ。双発戦闘機に撃墜されても仕方が無いわ。
ーーーーーーーーーー
連合艦隊長官山本五十六大将は、愛人の河合千代子と密会し、別離を惜しんだ後の手紙に「5月29日に出撃して、三週間ばかり
全軍を指揮する。多分あまり面白いことはないだろう。この戦いが終わったら、全てを捨てて二人きりになろう」と記している。

千早正隆『日本海軍の驕り症候群』プレジデント社、1990年。ISBN 4-8334-1385-X。

966 :名無し三等兵:2020/06/14(日) 02:49:51.68 ID:ViD2Y537.net
山本 黒島 古賀 南雲 栗田 
勝てる気がしない。

967 :名無し三等兵:2020/06/14(日) 08:58:42.33 ID:e6GlNmnb.net
★はるか後方からのこのこ・・・
連合艦隊(主力部隊) 司令長官:山本五十六大将
第一戦隊 連合艦隊司令長官直率
戦艦:大和、長門、陸奥

★間抜けな衝突事故後、エンタープライズ(艦爆)に撃沈された重巡三隈
第七戦隊(支援隊) 司令官:栗田健男中将
重巡:三隈、最上、熊野、鈴谷

968 :名無し三等兵:2020/06/14(日) 14:35:59.80
三川軍一が矢張り、悪い!!!!!

969 :GF長官:2020/06/14(日) 19:50:59.45 ID:luKAZWHm.net
>>957
ありがとうございます。それは承知していますが、
南雲長官は、索敵が敵空母を発見しなかったから爆装に転換したのであって、
主目的が島攻略と思っていたからではありません。

その証拠に、0220時の予令では「敵情特ニ変化ナケレバ」との
前提を明確に示しています。

「敵空母撃滅が主目的」とは、
索敵報告が入らないのに、ずっと兵力の半分を待機させておくことでは
ありませんよ。

それはただの、ガキの使いです。

970 :GF長官:2020/06/14(日) 19:51:16.62 ID:luKAZWHm.net
>>961
おっと、先に答えてしまいましたな。失敬失敬

>>962
ほんと、索敵もやらない指揮官に率いられるのは気の毒

>>965
千代子嬢は中共のハニートラップだった説

>>966
どっちの意味だろう・・・はっ!

>>967
大和の舷側副砲を生で見たかったですねぇ

971 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:34:33 ID:c99TonY7.net
参考までにご紹介。

『太平洋海戦秘話 帝国海軍情報士官米海軍資料を読む』
三好啓治(昭和63年、非売品)

著者は開戦直後の大学繰上卒業後昭和17年1月に召集された第一期海軍兵科予備学生で、
軍令部特務班、各通信隊、各艦隊司令部等で通信諜報を行う第一期海軍特信班101名の一人です。
最後は予備大尉として第5航空艦隊司令部付で通信諜報にあたり、宇垣長官特攻を見送っています。
(以前紹介した『情報士官の回想』中牟田研市は特信班同期、同書に本書内容の引用あり)

972 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:38:17 ID:fLfk+++2.net
>>969
ここのスレ主に言わせればアホ南雲が兵装転換「するべき」だったとなるのだが

「敵情特ニ変化ナケレバ」現状維持なのであって、兵装転換しろなんて命令は出ていない

「敵空母撃滅が主目的」であれば兵装転換なんてするべきでなかったことは明白

しかしアホ南雲は心情的に反山本であり大本営側の陸軍シンパだったので
敵空母撃滅よりもミッドウェイ島上陸を優先させてしまった

明らかにアホ南雲の兵装転換の判断は功を焦ったがためにやらかした失策である

973 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:39:47 ID:c99TonY7.net
>>971の続き

戦後、昭和26年からオレゴン大学留学中に『真珠湾攻撃に関する米両院合同調査委員会公聴会記録全39巻』(1945年〜1946年)を閲覧、
後年、レイトン情報参謀(1984年没、少将)の回想録『太平洋戦争暗号作戦』(1985年、邦訳昭和62年)の共同著者の一人であり、『モリソン戦記』の執筆協力も行った、
ロジャー・ピノー大佐(退役、戦中は日本語・情報士官として暗号解読従事)らと知り合い、昭和60年米海軍歴史シンポジウム(アナポリス)に出席。
『米太平洋艦隊司令部日誌』(1984年公表、通称グレイ・ブック)のマイクロ・フィルム等を閲覧。

974 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:54:58.40
同年9月「俺も軍人だからね。どうしてもアメリカとやれといわれれば、アメリカともやってごらんにいれたいね。……俺の夢なんだからね。空母10隻、航空機800機を準備する。それだけで真珠湾とマニラを空襲し、太平洋艦隊とアジア艦隊を潰すことは確実にできるんだよ」
「少なくとも一年間は、太平洋にアメリカの船と飛行機が存在しないってわけさ。それだけの戦争はやって見せる」と駐米大使・斉藤博に語ったとする主張がある。
実際には、当時は真珠湾という日本語は存在せず真珠港と呼んでいたし、アメリカ海軍は真珠湾ではなくサンディエゴを拠点としていた。
詳細は真珠湾の項参照。

975 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:57:11.46
1936年(昭和11年)2月の二・二六事件では、反乱に賛同する海軍青年士官を一喝して追い返し、重傷を負った侍従長・鈴木貫太郎のために医者を手配している。
総理大臣・岡田啓介の救出にも米内光政と共に関わった。
二・二六事件における米内の対応を山本は高く評価し、後日、永野修身が海軍大臣を辞任する際、山本は米内を後任として推薦している。

同年11月の長岡での講演会では、海軍を辞めたのち長岡で青年の教育を行う夢を語っている。

976 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:47:21.80 ID:c99TonY7.net
>>973
あとがき冒頭に

「本著は山口県新報紙の昭和62年4月から22回にわたって連載されたものを中心に、
既発表の真珠湾攻撃とミッドウェー海戦の情報戦を付加して編集されたものであるが、
その特徴は元帝国海軍情報士官の目で米海軍のなまの資料を読んだ点にある。」

とあります。
個人的な感想として、こういった本に非売品が多いのはとても勿体ないですね。

977 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:50:19.44 ID:c99TonY7.net
>>976の続き

同書P65より記載されている
ミッドウェー海戦時の「米太平洋艦隊司令部日誌」は下記のとおりです。
(注、日誌の全文か一部か等の説明は無し)

978 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:53:34.02 ID:c99TonY7.net
>>977の続き

6月3日(日本時間6月4日)
ミッドウェー接近部隊は駆逐艦に守られた21〜23隻である。
B17の攻撃は命中3、ニヤミス3。
日没後PBY4機が魚雷装備して進撃。
敵の空母による6月3日(日本時間6月4日)
ミッドウェー接近部隊は駆逐艦に守られた21〜23隻である。
B17の攻撃は命中3、ニヤミス3。
日没後PBY4機が魚雷装備して進撃。
敵の空母によるミッドウェー攻撃は明早朝である。
太平洋における戦争の全コースはかかって次の2、3日間の進展にある。攻撃は明早朝である。
太平洋における戦争の全コースはかかって次の2、3日間の進展にある。

979 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:57:57.70
3月、米国で客死した前駐米大使・斎藤博の遺骨が米巡洋艦「アストリア」(USS Astoria, CA-34) で礼送され、横浜港にて山本が受け取ったという。
4月、航空本部長を兼務した。

980 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:58:54.35
山本は海軍書記官・榎本重治に「世間ではオレを三国同盟反対の親玉のようにいうが、根源は井上なんだぞ」と不機嫌そうに語ったこともある。

三国同盟賛成派は山本のイメージを悪化させるプロパガンダを展開し、また暗殺の風評を流した。
山本は表面的には鷹揚に行動したが、密かに遺書も書いている。
私服の憲兵が護衛についた他、自宅に機関銃が備えられたこともあった。
山本は、三国同盟賛成と反英国・米国世論の盛り上がりは日本陸軍と内務省の合議による組織的なものと報告した。
政治も世論も同盟締結に傾き、山本達は孤立していく。
ところがノモンハン事件が起きて日本とソ連が軍事衝突を起こす中、8月23日、ドイツはソ連と独ソ不可侵条約を締結。
平沼内閣は「欧州情勢は複雑怪奇なり」の言葉を残して総辞職、日独伊三国同盟第一次交渉は頓挫した。
山本達は「(同盟締結の)芽だけを摘んで根元を刈り取らなかった」という指摘もある。

981 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 18:59:39.55
1939年(昭和14年)水から石油が採れると主張した科学者に海軍共済組合で実験させた。
海軍省先任副官・一宮義之らは反対したが、山本は「君達のように浅薄な科学知識ではわからない。深遠な科学というものはそうではない」とたしなめたが、その科学者は詐欺だった。

982 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:00:44.39
井上成美は戦後この時の山本の発言について「優柔不断な近衛さんに、海軍は取りあえず1年だけでも戦えると間違った判断をさせてしまった。はっきりと、『海軍は(戦争を)やれません。戦えば必ず負けます』と言った方が、戦争を回避出来たかも知れない」と述べている。

983 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:02:26.62
1941年(昭和16年)9月に海軍大学校で行われた真珠湾攻撃図上演習では、第一航空艦隊は大戦果をあげると同時に空母3隻が沈没・1隻が大破と判定された。
山本は南雲の肩を叩いて「ああいうことは人によっていろいろ意見があるからね、かならず起るということはないよ」と語った。
連合艦隊参謀長・宇垣纏によって撃沈判定は取り消され演習を続けた。

984 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:57:08.77 ID:c99TonY7.net
>>978の訂正

6月3日(日本時間6月4日)
ミッドウェー接近部隊は駆逐艦に守られた21〜23隻である。
B17の攻撃は命中3、ニヤミス3。
日没後PBY4機が魚雷装備して進撃。
敵の空母によるミッドウェー攻撃は明早朝である。
太平洋における戦争の全コースはかかって次の2、3日間の進展にある。

985 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:04:14.21
結果的に真珠湾攻撃が宣戦布告の前に行われ、アメリカ国民が激昂したことに山本は心を痛め「僕が死んだら、陛下と日本国民には、連合艦隊には決して初めからそういう計画をしておりませんと、そうはっきりと伝えて欲しい」と周囲に語っている。

986 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:06:23.92
山本は博打が好きで腕もよく、特にポーカーやブリッジに強かった。

山本は
「博打は一ドルなら一ドル出して自分の言葉に責任をもつこと」
「博打をしないような男はろくな者じゃない」
「2年ほどヨーロッパで遊べば、戦艦1-2隻の金はつくれる」
「私欲を挟まない。科学的数学的でなければならない。冷静に観察し、計測すれば必ず勝つ機会が判る」
と語っている。

987 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:07:17.20
山本は
「予備役になったらモナコに住み、ルーレットで世界の閑人の金を巻き上げてやる」と語ったこともあり、モナコではカジノ協会からあまりに勝ちすぎるため出入り禁止令を受けたという。
今村均陸軍大将によれば、山本とは中佐・少佐時代に友人の家でトランプ遊びをした時以来の知己であり、毎週末に山本、今村、安達二十三陸軍中将らの家でポーカーが開かれていたという。

988 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:08:21.62
将棋を趣味にしており、アメリカ留学時代、留学生・小熊信一郎と互いに意地を張った結果26時間連続で将棋を指した。
100番予定だったが双方疲労の末、75番で切り上げた。
連合艦隊司令長官になっても将棋をやめることはなく、浴衣に着替えると渡辺安次、藤井茂と日課のように将棋を指し、藤井には苦戦した。
普段無口な山本だが、将棋を指す時には冗談を交えつつ参謀をからかっている。
真珠湾攻撃の前日にも渡辺と指し、ミッドウェー海戦でも空母「赤城」、「加賀」、「蒼龍」の被弾炎上という急報を「大和」作戦室で渡辺と将棋を指している時に受け取った。

989 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:09:20.30
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ

山本五十六

990 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:13:24.43
『中才は肩書によって現れ、大才は肩書を邪魔にし、小才は肩書を汚す。』という名言を残した。

991 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 18:59:22.75 ID:c99TonY7.net
>>984の続き

6月4日(日本時間6月5日)
051225電はジュットランド以来の大海戦のスタートを記している。
その結果が示されるように日本に良からぬものであるならば、彼らの進出を止めるであろう。
わが方も補充の困難な極めてよく訓練されたパイロットの損失が大きかった。
フルトンはヨークタウンの生存者の救出に向かっている。

992 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 19:02:01.92 ID:c99TonY7.net
>>991の続き

6月5日(日本時間6月6日)
日がすすむにつれて損害報告をみると、日本軍の大敗北を示す。
それは060831、061915電に概要がある。
ニミッツはひかえめなコミュニケを出した。
海戦の結果、せねばならぬ喫緊事は漂流中の飛行士救出である。

993 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 19:11:08.32 ID:c99TonY7.net
>>991の補足
6月4日(日本時間6月5日)の「051225電」についてのみ、本書はその内容を記述しています。

太平洋艦隊長官から合衆国艦隊長官その他あて
ミッドウェー接近の二隊は、
1.方位260度距離約500マイルで、駆逐艦の護衛により2、3隻の戦艦、巡洋艦から成る20〜23隻、
この隊の1、2隻の戦艦と2輸送船は昨日損害をうけた。
2.方位320度距離約200マイルの一隊は4空母、2戦艦、4巡洋艦、6駆逐艦より成る。
ミッドウェーと機動部隊はこれに攻撃を集中した。
成果、空母3炎焼中、空母1に3魚雷命中、1、2戦艦破損、朝の空襲でミッドウェーは飛行機に大損害をうけた。
午後TF16と17は飛行機に大損害、ヨークタウンは少くとも3爆弾命中、ミッドウェーの北150マイルに停止中。
情報未確認であるが、敵は航空兵力整備次第、わが2空母に決闘をしかけ、上陸作戦を強行すると思われる。
少くとも1空母は作戦可能とみる。
わが方は夜間攻撃をする予定。

994 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 19:33:58.43
奥宮正武中佐によれば、山本は酒を飲まず、ゲームごとが好きでトランプに優れ、内外問わず老若男女を差別せずに接して人々を温かく受け入れ、手紙や書、和歌を多く書いたという。

995 :ゲショゲショ:2020/06/15(月) 19:23:02.92 ID:c99TonY7.net
>>993の続き
>情報未確認であるが、敵は航空兵力整備次第、わが2空母に決闘をしかけ、上陸作戦を強行すると思われる。
>少くとも1空母は作戦可能とみる。
>わが方は夜間攻撃をする予定。

少なくとも、6月4日(日本時間6月5日)時点でのニミッツ司令部は、
実に興味深い情勢判断をしていた事が分かりますね。
例えば、どんな「夜間攻撃」を計画していたのでしょう、とか。

996 :名無し三等兵:2020/06/15(月) 20:12:19.21
辻政信陸軍大佐は、山本について「名実ともに元帥だった」と述べている[369]。

997 :GF長官:2020/06/15(月) 23:36:06 ID:JE/kSFbd.net
>>971-
ありがとうございます。興味深いですねぇ

>少くとも1空母は作戦可能とみる。
>わが方は夜間攻撃をする予定。

両方とも、スプルーアンス少将の行動に反していますねぇ
まさかの命令無視!?

998 :GF長官:2020/06/15(月) 23:36:45 ID:JE/kSFbd.net
>>972
おおっと、「敵情特ニ変化ナケレバ」とはつまり、敵艦隊が出現しなければ、
ということですが、それでも現状維持?
上陸日まで、ずっと第二次攻撃隊は待機中ですか?

よゆーですな、大変結構

999 :GF長官:2020/06/15(月) 23:45:47.03 ID:JE/kSFbd.net
>>956の続き

これで、前夜の潜水艦タンバーからの報告が、
朝からの航空索敵で裏付けられた。

そして、重要なのはここ。
>針路268度(西進)
>針路210度(南西)

いずれの報告も、日本艦隊が撤退していることを示している。

1000 :GF長官:2020/06/15(月) 23:46:25.23 ID:JE/kSFbd.net
>>999の続き

もう夜が明けているのだから、敵水雷戦隊の奇襲も恐れる必要はないし、
積極的に追撃行動に移ることができる。

これらPBYの索敵情報が、スプルーアンス少将の手元に届いたのが
6日0300以降(>>942)というわけですね。

>>898の通り、米空母部隊は南西方向に進みながら、
攻撃の機会をうかがうことになります。

1001 :名無し三等兵:2020/06/16(火) 01:09:15.92
日本軍が海兵隊3000名、航空機150機というミッドウェー島の本当の戦力を知るのは、空母部隊が全滅した後の捕虜の尋問結果からだった[40]。

1002 :名無し三等兵:2020/06/16(火) 01:12:38.33
参加部隊の状態
山本長官の意気込みとは反対に[73]、4月下旬に日本本土に戻った第一航空艦隊(南雲機動部隊)は問題を抱えていた。
開戦以来ドック入り、長期休暇もなく太平洋を奔走したため、艦・人員とも疲労がたまっていた[74]。
さらに「相当広範囲の転出入」という人事異動のため[75]、艦艇と航空部隊双方の技量が低下していた[76]。

1003 :名無し三等兵:2020/06/16(火) 01:14:46.51
日本の空母は防御力が弱く、また防御に関する研究、システム、訓練も不足していた。
これは海軍全般の傾向であった。
空母の防空指揮組織も完備しておらず、無線も不良、戦闘機、援護艦艇、見張りも、消火訓練も不足。
航空戦訓練もすべては攻撃に集中していた。

1004 :名無し三等兵:2020/06/16(火) 04:57:19.65 ID:q0k7mpZA.net
>>969
それだと南雲司令部は大海令第18号が作戦目的をミッドウェー島を攻略し…我が作戦基地を推進するにあるとしていることを無視していることになるんですが
それに南雲司令部が作成した作戦計画ではN-2日にミッドウェー空襲開始場合によって再攻撃
この間母艦搭載機の半数は敵艦隊出現に備えて艦上待機
としてますよね
そしてN-1日も敵情に変化なければ敵艦隊の出現に備えつつミッドウェーへの攻撃続行としてますよね
なのに南雲司令部は5日0220「敵情に変化なければ第二次攻撃は第四編成をもって本日実施の予定」として一航戦の艦攻全力二航戦の艦爆全力をミッドウェー島攻撃に指向する予令をだしたから敵空母が付近に待ち受けているとは全く考えていなかったとされているんでしょ
戦史叢書も0220の予令をそのように評価してますよね
それに5月初旬の情勢判断として太平洋で活動中の米空母は3から4隻
5月8日珊瑚海で1隻撃沈(初期の2隻撃沈は1隻撃破に変更)
5月15日マーシャル南方で西行する正規空母2隻発見
をうけて米空母は南太平洋にありミッドウェーには間に合わない公算が高いとされ出撃直前の図上兵棋演習でもミッドウェー攻略の翌日米艦隊はハワイ方面にあるものとされていて敵空母撃滅を目指している連合艦隊でさえ米空母出現の可能性は少ないと見てるわけでしょ
なのに南雲司令部が一貫して敵空母撃滅を主目的として作戦を実行していたとしたらあまりに状況と矛盾した判断と行動をしていることになるのでは?

1005 :名無し三等兵:2020/06/16(火) 14:16:13.41
そもそも、ドゥーリトル爆撃、東京首都空襲に対する反撃の取り繕い作戦だからなあ・・・
多分に政治的な意図があったと思いますね・・・

ドゥーリトルで米国民の士気が著しく上がった一方で、日本国民の士気が下がったのは当然だろう・・・

1006 :GF長官:2020/06/17(水) 00:46:41 ID:fdkkK6U5.net
>>1004
ありがとうございます。
この話は「敵空母撃滅が主目的」の解釈が焦点になると思いますが、
南雲長官は利根四号機の敵艦隊報告電以降、敵空母撃滅に専念
しているので、敵空母を発見するまでの作戦指導が争点になるかと。

要地攻略が主目的と思われる作戦指導
→0220時の予令、0415時の兵装転換

敵空母撃滅が主目的と思われる作戦指導
→0130発進の索敵、第二次攻撃隊の雷装待機

1007 :GF長官:2020/06/17(水) 00:47:20 ID:fdkkK6U5.net
>>1006の続き

上記を踏まえて、本職のレス>>969ですが、
>南雲長官が爆装に転換したのは、主目的が島攻略と思っていたからではない。
改めて読み返すと、これは飛躍し過ぎて日本語として成立していませんね(汗)

爆装転換は「要地攻略が主目的」と思われる作戦指導です。
少し力が入り過ぎていました。お詫びして訂正致します。

1008 :GF長官:2020/06/17(水) 01:16:05.93 ID:fdkkK6U5.net
>>1007の続き

続いて0220時予令の解釈ですが、まず
叢書(p287)の通り、「附近に敵空母の待ち伏せ無し」と
南雲長官が判断するのは当然のことで、それこそ、
暗号解読でもされてない限り、起こり得ないことだから。

ただ万が一ということもあるので、索敵と雷装待機を
実施していることから、「敵空母撃滅が主目的」の作戦指導ですね。

1009 :GF長官:2020/06/17(水) 01:16:55 ID:fdkkK6U5.net
>>1008の続き

それとここが争点になるかと思いますが、
「ミッドウェー島攻撃の間、母艦搭載機の半数は敵艦隊の出現に備えて
艦上待機を行う」(p164)

これを「何があっても、雷装待機は解かない」と解釈するのは現実的では
ありません。攻撃兵力の半数が遊兵化してしまうから。

あくまで、「敵艦隊の出現に備えて」の艦上待機なのだから、敵艦隊出現の
蓋然性が低ければ待機を続ける必要はない、とするのが本職の解釈です。

1010 :GF長官:2020/06/17(水) 01:17:49.64 ID:fdkkK6U5.net
>>1009の続き

それを踏まえての予令です。

敵艦隊の出現に備えて索敵を行うけれど、それで報告が入らなければ
敵艦隊は居ないとみなして、待機を解くことは「敵空母撃滅が主目的」と
矛盾するものではありません。

1011 :GF長官:2020/06/17(水) 01:18:53.61 ID:fdkkK6U5.net
>>1010の続き

ご指摘いただいた通り>>957

「そのため同長官は来襲する敵機の攻撃を受けながら、索敵機が先端に
達する予定時刻を待っていた。

その時刻になっても、敵艦隊発見を報じて来なかったので、同長官は
予想していたとおり付近に敵艦隊は存在しないと判断し、第二次攻撃を
ミッドウェーに指向することを決意した」(p288)

1012 :GF長官:2020/06/17(水) 01:19:45.90 ID:fdkkK6U5.net
>>1011の続き

敵空母が居ないと判断することは、「敵空母撃滅が主目的」と矛盾する
ものではありません。

ここでも南雲長官は、敵空母の所在を出発点として、第二次攻撃隊を
島に向けるかを判断しているので、「敵空母撃滅が主目的」として
作戦指導していたことが分かります。

ゆえに、>>952で終始一貫して云々と書いた次第です。

1013 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 03:29:32.30
三国同盟賛成派は山本のイメージを悪化させるプロパガンダを展開し、また暗殺の風評を流した[129]。
山本は表面的には鷹揚に行動したが[130]、密かに遺書も書いている[131]。
私服の憲兵が護衛についた他、自宅に機関銃が備えられたこともあった[132]。
山本は、三国同盟賛成と反英国・米国世論の盛り上がりは日本陸軍と内務省の合議による組織的なものと報告した[133]。
政治も世論も同盟締結に傾き、山本達は孤立していく。
ところがノモンハン事件が起きて日本とソ連が軍事衝突を起こす中、8月23日、ドイツはソ連と独ソ不可侵条約を締結[134]。
平沼内閣は「欧州情勢は複雑怪奇なり」の言葉を残して総辞職、日独伊三国同盟第一次交渉は頓挫した[135]。
山本達は「(同盟締結の)芽だけを摘んで根元を刈り取らなかった」という指摘もある[136]。

1014 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 11:37:47.33 ID:w4Ddcf1U.net
> 索敵機が先端に達する予定時刻を待っていた
これってどこかにソースがあったりするんでしょうか?

索敵計画って必ず往路だけで発見できるだけの密度があったってことですか?
ふつうは復路は往路をそのまま引き返すんじゃなく先端で少しずらしてから往路の間をうめるんじゃないの?
扇形に広がるわけだから完全に戻ってこなくてもある程度母艦に近づけば
となりとの幅が狭まるのでいないと判断していいだろうけど
索敵先端に達するだけで敵がいないと判断するのは空母指揮官として疑問です

1:30に出た機体は7:15に戻ってきているので
進出距離の短い榛名機以外は先端に到達というからにはおよそ2:50はみておく必要がある
まして第8艦隊の水偵は最大30分遅れの2:00にでているので
「先端に到達した」というからには4:50以降でなければいけない

「敵がいないから」というには判断が早すぎでは?
本当の理由はWIKIにあるとおり
「ミッドウェー基地から発進したアメリカ軍陸上機による空襲は、ミッドウェー島の基地戦力が健在である証拠であった。友永隊の報告をふまえ、南雲中将はミッドウェー島基地への再空襲を決定する」
というだけで敵がいないことを確信したからというのは理由としては不適切化と思われます
仮にそう判断したのなら索敵を軽視したと非難されても文句は言えないかと

結果的にその最も遅れた索敵線でやや短めに折り返した機体が復路で発見したわけで
本来往路で発見できたはずの機体がこの重大局面で雲上を飛んで職務放棄たなんて怠慢を予想しろというのは酷ではありますが

1015 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 12:40:16.96
三国同盟賛成派は山本のイメージを悪化させるプロパガンダを展開し、また暗殺の風評を流した[129]。
山本は表面的には鷹揚に行動したが[130]、密かに遺書も書いている[131]。
私服の憲兵が護衛についた他、自宅に機関銃が備えられたこともあった[132]。
山本は、三国同盟賛成と反英国・米国世論の盛り上がりは日本陸軍と内務省の合議による組織的なものと報告した[133]。
政治も世論も同盟締結に傾き、山本達は孤立していく。
ところがノモンハン事件が起きて日本とソ連が軍事衝突を起こす中、8月23日、ドイツはソ連と独ソ不可侵条約を締結[134]。
平沼内閣は「欧州情勢は複雑怪奇なり」の言葉を残して総辞職、日独伊三国同盟第一次交渉は頓挫した[135]。
山本達は「(同盟締結の)芽だけを摘んで根元を刈り取らなかった」という指摘もある[136]。

1016 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 12:48:25.41 ID:a8vlYtYz.net
索敵は側程に入って、ある程度復路も飛ばないと敵の有無はわからない
もし先端に達した段階で敵の存在を確認したいならば進出300浬180度ならば14〜15線でないと無理

1017 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 12:49:13.07 ID:a8vlYtYz.net
視程は30浬とすると

1018 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 13:44:41.13
飛行機乗った事ないだろ!?wwwwwwwww

1019 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 20:46:38.47
>>1017

ほうたる@6月作戦様子見
@yunotchi0408

1h
この時間に無灯火なアホはどうしようもないな

1020 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 21:52:30.78 ID:sbi7FIF7.net
>>1014
索敵線の先端到達予定時刻まで待っていたという話は戦史叢書43巻の288ページに記述されていたと思う。

山口少将は出撃前に索敵が不十分との意見を出したそうだけど、どういう理由から不十分と判断したのだろうか。

1021 :名無し三等兵:2020/06/17(水) 22:02:38.55 ID:sbi7FIF7.net
よく見たら>>1011に既に書いてあった…。
申し訳ありません。

1022 :GF長官:2020/06/17(水) 23:30:17.78 ID:fdkkK6U5.net
>>1014
ソースはどこかと聞かれたら、叢書p288がそのまま答えになりますし、
敵空母が居ないと判断するのが過早と言われれば、その通りだと思います。

索敵機を何百機出したところで、「敵空母が居ないことを確信」することは出来ません。
あくまで、「居ないとみなす」です。

敵空母が居るか居ないかは、敵空母が出現した時に明確になります。
(正確に言えば、索敵機が敵空母を発見した時)。
しかし、敵空母が居ないと明確になる時は、永遠にやってきません。

1023 :GF長官:2020/06/17(水) 23:31:16.62 ID:fdkkK6U5.net
>>1022の続き

索敵報告が入らないときは、どこかの段階で「居ない」と見切りをつける必要がある。
それを判断するのが指揮官の仕事であり、当然ながら判断を誤ることもある。
しかし判断を誤ったからといって、その行動が「敵空母撃滅が主目的」と
矛盾するものではない。

あくまでも南雲長官にとって、作戦指導の決心のきっかけとなっているのは、
敵空母の所在ですから→>>1012

1024 :GF長官:2020/06/17(水) 23:32:31.62 ID:fdkkK6U5.net
>>1016
その通りだと思いますが、15線も揃えられるかなぁ・・・

>>1017
晴天なら、高度300メートルで30浬(55km)は見渡せるそうです。
飛龍とヨークタウンは、最接近時で、攻撃の途中”両方同時に”確認することが出来たとか。

>>1020
多聞丸は色々知ってそうですね。未来人と接触していたのか・・・なんてな。

1025 :GF長官:2020/06/17(水) 23:33:46.18 ID:fdkkK6U5.net
>>1021
本職は、何度も公刊戦史を読みこんでいるつもりですが、
「索敵機が先端に達する予定時刻を待っていた」
ここの部分は、今回初めて気が付きましたので、感謝しています。

”待っていた”んですよ!
映画なら、渋い声のナレーションが入るところですよね。

南雲長官カコイイ!

1026 :GF長官:2020/06/17(水) 23:47:38.92 ID:fdkkK6U5.net
>>1000の続き

戦闘が開始されると、通信量が飛躍的に増大するため、

受信電の時系列が入れ替わってしまったり、
同じ内容の電文が、何度も受信されたり、
緊急電が後回しにされたりなどの混乱は、よくあることです。

1027 :GF長官:2020/06/17(水) 23:48:34.70 ID:fdkkK6U5.net
>>1026の続き

「レイテ湾海戦の間中、あまりにも多くのメッセージが
緊急電に格上げされたため、他の多くの電文が全く通じなかった。

マヌス島(無線中継点)の電信員たちは、緊急メッセージを
積み重ね、到着した順番に、また優先順位についていい加減な
判断を下して発信していた。

その結果、キンケードからハルゼー宛ての電報が届くのに
時々数時間を費やしたり、またしばしばこれらのメッセージは
順番通りに到着しなかった」 (『ブル・ハルゼー』ポッター/著)p465

1028 :GF長官:2020/06/17(水) 23:49:16.81 ID:fdkkK6U5.net
>>1027の続き

これはレイテ沖海戦におけるアメリカ側の描写ですが、
これが、ハルゼー第三艦隊とキンケード第七艦隊の間で
連携に齟齬を生みだした一因とされています。

ただでさえ、通信は混乱しがちというのに、
ミッドウェー島の無線施設が破壊されたとなれば、
3時間遅延(>>941)するのも不思議ではないですね。

1029 :GF長官:2020/06/17(水) 23:53:28.22 ID:fdkkK6U5.net
明日は飲み会のためお休みです。

実は本職は、今月末で異動となるので、送別会をしてくれることになりました。
とはいえ、このご時世なので、おおっぴらには居酒屋には出入りできません。

内輪だけで、極秘裏に開催します。
(漏洩したときは、「オンラインですよ、オンラインw」でごまかす)

ニイタカヤマノボレ〇六一八
また明後日ノシ

1030 :GF長官:2020/06/18(木) 00:05:07.13 ID:UVf3FD+c.net
次スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1592405995/

敵あらば自らの生命の危険を顧みず、次スレに向かいて
その撃攘のため、死力を尽くすべし

1031 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 02:39:15.60
三川軍一海軍中将が二重スパイで、米側に常に情報を無線機で流していましたね!

1032 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 02:40:19.02
山本五十六は米軍の工業生産能力と戦艦と軍艦全ての数を丸暗記して、田中義一総理大臣に上奏したが、信じてもらえませんでしたね!

1033 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 14:41:23.67 ID:KzUnZNzH.net
>>1
最終階級は大将ね

1034 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 16:45:34.67 ID:KzUnZNzH.net
凡将じゃない大日本帝国の将軍を探すのが難しい。

特に帝国海軍の艦隊司令、参謀は最悪。

1035 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 19:50:19.47
牟田口


1031 名前:名無し三等兵 :2020/06/18(木) 02:39:15.60
三川軍一海軍中将が二重スパイで、米側に常に情報を無線機で流していましたね!

1032 名前:名無し三等兵 :2020/06/18(木) 02:40:19.02
山本五十六は米軍の工業生産能力と戦艦と軍艦全ての数を丸暗記して、田中義一総理大臣に上奏したが、信じてもらえませんでしたね!

1036 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 21:32:26.52
南雲提督は矢張り、偉大な軍人なんですよ!

サイパン戦は結果としては敗北に終わりましたよ!
その原因は、水際作戦に固執したからで、その方が一時的には上陸用舟艇に対しては、戦果が挙がりやすいのです!
しかし、長期的に考えると、硫黄島のような戦い方が戦果を挙げ易いですね!
その根本は、サイパンの市民を守る為だったのではないかと思いますが、間違いでしょうか!?
陸軍と海軍の対立があったのでしょうか!?

沖縄戦では、事実上の指揮官であります八原大佐によって、当初は水際作戦を採用する予定でしたが、二個師団が転進になって、結局は、その作戦を放棄せざるを得ませんでしたね!
その根本思想は、矢張り、沖縄県民の生命財産の保護にあります!

その通りで、南雲提督は矢張り、山下将軍と並び立つ仁将と褒め称えざるべきですよ!!!!

1037 :名無し三等兵:2020/06/18(木) 21:37:58.03
フセインのように人間の楯を使えば良いんだよ!
日本からも高遠さんのような志願者がたくさん出てくる!
住民の自発的な意思といわざるを得ないです!

1038 :名無し三等兵:2020/06/19(金) 01:09:40.08
山本五十六先生の著作くらい、最低限ご拝読頂きたい!!!!!!!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%85%AD

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

https://www.youtube.com/watch?v=wH9TCxzD8bo

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B7%9D%E8%BB%8D%E4%B8%80

1039 :名無し三等兵:2020/06/19(金) 03:41:35.62 ID:F/k0V5Eu.net
■ 30年戦争 ■
この戦争は、神聖ローマ帝国という枠組みを越えて全ヨーロッパの情勢に多大な影響を与え、
その後のフランス革命に至るヨーロッパの国際情勢を規定することになった(ヴェストファーレン体制)。
1648年に締結された史上初の多国間条約であるヴェストファーレン条約(ウェストフェリア条約)によって戦争に最終的な決着がつけられ、
この結果、およそ300に及ぶ領邦国家の分立状態が確定することになった。
神聖ローマ帝国は、この後も1806年に解体されるまでの間存続した。
オーストリア・ハプスブルク家は帝位は保つが、実態としてはドイツ王ではなくオーストリア大公、
後にオーストリア皇帝として18世紀、19世紀を生き延びることとなった。

長期間にわたる戦闘や傭兵による略奪でドイツの国土は荒廃し、当時流行していたペスト(黒死病)の影響もあって人口は激減し、
交戦国間の経済にも多大なマイナス効果を及ぼすことになった。伝統的な封建階級は没落し、
代わってユンカー層など新たな階層が勃興する契機となり、領邦各国が絶対王政的な主権国家化した。
このような中、求心力を弱めたハプスブルク家に代わりホーエンツォレルン家が台頭、ドイツ民族の政治的重心が北上し、
後世のドイツ統一における、小ドイツ主義の萌芽となった。

1040 :名無し三等兵:2020/06/19(金) 04:54:03.26
そんなに、領土が欲しいなら、ボスニア=ヘルツェゴニナかイラクかトルコを併合しなさいね!

1041 :名無し三等兵:2020/06/19(金) 14:12:30.33
八原 博通(やはら ひろみち、1902年(明治35年) 10月2日 - 1981年(昭和56年)5月7日)は、日本の陸軍軍人。
最終階級は陸軍大佐。沖縄戦で第32軍の高級参謀として戦略持久作戦を指揮した。

巧みな作戦指導により圧倒的に優勢なアメリカ軍に大きな犠牲を与え、当初計画の3倍の期間足止めした。
アメリカ軍からは「すぐれた戦術家としての名声を欲しいままにし、その判断には計画性があった」と高く評されている。

1042 :名無し三等兵:2020/06/19(金) 14:57:13.27
先住民

ブーゲンビル島には原始的な生活を営む先住民が数多く生活していた。
彼らは対外的に「ピジン・イングリッシュ」と言う独特の英語を用いており、英語を介して意思疎通は可能であった。
その為、海軍部隊の一部は現地住民の交流と宣撫工作を進めて行く。

ブカ地区では、日本海軍の河西小太郎海軍主計大尉が、一橋大学での植民地政策に関する講義を元に宣撫工作を立案し実行した。
日本兵に略奪禁止を徹底させ、先住民には日本式農園の作り方や塩、魚の取り方、ドラム缶からスコップやナイフ等を作る技術を教えて信頼関係を築き上げた。
そして余剰した食料を日本軍に上納させ、労働力を提供してもらうことで先住民を後方支援部隊に仕立て上げた。
特にブカ島では先住民向けの学校を設置し、各地の青年を集めて上記の技術を教えた。
ブインでの海軍部隊の現地自活の成功も現地住民の協力があればこそであった。

これらの交流は大成功を収めた。
戦争終結後、現地に於ける軍事裁判の場合、連合国軍側が旧日本軍側に対して恣意的な判決が続出した際、多くの現地住民が日本軍将兵を擁護した。
また、過酷な捕虜生活に於いて、困窮している日本軍将兵を原住民が助けたりと、多くの日本軍将兵の命が助かる一因となる。
この影響は終戦後も続き、ソロモン諸島は世界でも屈指の親日地域となっている。
終戦直後、この事実を知ったオーストラリア軍司令部は「金も物もない日本軍に原住民は、何故こうも協力的なのだ」と不思議がったという。
この事に関して当事者である新川主計中尉はこう語っている。
「結局は誠意の問題である。白人は彼らを人間として扱わなかったが、私達は彼らを人間として扱った。そこが違っていたのだろう。もし、反対の事が起こっていたら、彼らはベトコン・ゲリラみたいになっていただろう。」[要出典]

1043 :GF長官:2020/06/19(金) 21:11:11.93 ID:oWTtfqqJ.net
>>1033
これも定期的に聞かれることですが、初代スレより

>当スレの趣旨は、>>109で述べました通り、
>「実戦指揮官」としての南雲提督を評価する場としたいので、
>指揮していた時の階級である中将を 採用しております。
      (改)スレ>>777

ちなみに、靖国の南雲長官に呼びかけるときは、
ちゃんと「南雲大将」と言ってます。
過去スレで探してみてねん

1044 :GF長官:2020/06/19(金) 21:13:07.51 ID:oWTtfqqJ.net
>>1034
いやぁ、まさにそれがスレ立ての動機ですね。

本職は、性格がひねくれもの故に、そういうことを言われると、
ふつふつと興味が湧いてくるのです。

話は全く逸れますが、昔大河ドラマに「平清盛」というのがあって、
当時は映像が汚いとか言われて、評判が悪かったですけど、
本職は大好きでした。

平安末期というのは、貴族から武士への権力移行期で、
上皇、天皇、藤原氏、平家、源氏が入り乱れてとても面白い時代です。

小学生の頃、「平家は貴族にとりいるために和歌や蹴鞠ばかりして、
武芸を怠ったから源氏に滅ぼされた」と思っていましたが、
この大河を見て、その理由が理解できました。

本職は身内同士で殺し合う源氏よりも、
当主宗盛が頼りなくても裏切ることなく、一族揃って壇ノ浦に沈む
平家の方が好きですね。

・・・あれ、何の話だったっけ

1045 :GF長官:2020/06/19(金) 21:13:29.78 ID:oWTtfqqJ.net
>>1039
世界史は詳しくないですけど、三十年戦争は悲惨すぎて救いがないですよね。
その頃、我が国は徳川治世による平和を謳歌していたのに

1046 :GF長官:2020/06/19(金) 21:45:14 ID:oWTtfqqJ.net
>>1028の続き

>>760の通り、陸軍の連絡将校が、飛行機でハワイへ戻ろうかと
考えるほどに、ミッドウェー島の通信施設は機能を制限されていた。

言うまでもなく、こういう事態にしたのは誰かというと、
友永隊の攻撃による戦果ですね。

1047 :GF長官:2020/06/19(金) 21:45:53 ID:oWTtfqqJ.net
>>1046の続き

とかくミッドウェー海戦の評価は、
”三空母被弾ありき”でしか語られないため、

友永隊の評価も、再攻撃要請→兵装転換→被弾の流れで、
編制ガー、発進時刻ガー、友永ガー
目の前しか見えていない近視眼的なものばかり

1048 :GF長官:2020/06/19(金) 21:46:34.17 ID:oWTtfqqJ.net
>>1047の続き

しかし、これまで見て来た通り、
・燃料補給施設が破壊され、手押しポンプで機体に給油
・PBYが東方に避退して、翌日の索敵機数は半減
・通信施設の破壊で、空母ー基地ーハワイ間で連携不十分

アメリカ側の作戦遂行上、重大な阻害要因を作り出しています。
これらは大いに評価されるべきだと思いますね。

1049 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 00:12:17.83
>>1044
平家は全滅したわけではないので、その後の人生がありますね!
太平洋戦争のようなものですね!
(あとは野となれ、山となれ!)


安徳天皇を人楯にして、徹底抗戦をしたのは誰かですか!?
米軍の正義イメージに卑怯者、嘘吐き、敗北者は敗れたという事に間違いありませんね!

1050 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 00:48:53.12
まぎるぅ
@yusumimi

2h
法律よりも国家よりも宗教よりも先に「科学」が生まれた世界線では、あらゆる人が合理的な意思決定をするのだろうか

1051 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 01:19:49.26
>>1
お前に、正義は存在するのですかね!?

1052 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 01:42:08.80
鶏の死骸「14万羽」を放置…処理費用は1億円にも 養鶏場管理組合を「強制捜査」

1053 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 20:17:12.14
すまん寝@秩序回復・財務省廃止・反財政再建 Retweeted
Pig noseすまん寝@秩序回復・財務省廃止・反財政再建
@sumannne
クーデターの政治学―政治の天才の国タイ (中公新書)
岡崎 久彦


今絶対に必要な国民の教養。
#秩序回復 #自衛隊 #警察庁 #海上保安庁 #財務省廃止

1054 :GF長官:2020/06/20(土) 21:37:49.44 ID:Q4jcULNQ.net
>>1048の続き

以上のように、PBYの敵空母発見報告は、
3時間以上も遅れて、スプルーアンス少将の手元に届いた。
さらに敵兵力が微妙に変わっています。

PBY(0500時)>>896
「戦艦2隻、空母1隻、重巡3発見、空母炎上中、
ミッドウエー島からの方位324度、距離240浬、針路310度、速力12ノット」

米空母(0815時受領)>>942
「当時炎上中の航空母艦飛龍に関する、索敵飛行艇からの報告が
遅延混乱したために、別に2隻の敵航空母艦が若干の被害がある
にしても、なお海上にあるような印象を与えたのであった」

1055 :GF長官:2020/06/20(土) 21:38:38.20 ID:Q4jcULNQ.net
>>1054の続き

もともと炎上中の空母は1隻だったのに、いつの間にか2隻になっていますね。
これは他の索敵報告を加味したものかもしれません。

過去スレで何度も主張していますが、
「航空索敵は誤報の宝庫」なので、むしろ索敵報告が正確であることの方が
稀と言えるでしょう。

1056 :GF長官:2020/06/20(土) 21:40:00.08 ID:Q4jcULNQ.net
>>1055の続き

モリソン博士も「混乱」と述べている通り、
0500時のPBY電の直後には、こんな報告まで届いています。

0521時(10V55機)
ENTERPRISE on fire and sinking.
「エンタープライズが炎上中、沈みつつあり」

ついにビッグEも年貢の納め時!・・・ではありません。
先ほど0500時にPBY(6V55機)が報告した、炎上中の日本空母1隻を
別のPBYが発見し、友軍空母と誤認したものと思われます。

この報告電をエンタープライズが直接受信してたら、
なかなか面白いと思いますけど、・・・え、俺燃えてるの?

1057 :GF長官:2020/06/20(土) 21:41:08.80 ID:Q4jcULNQ.net
>>1056の続き

とはいえ、これを馬鹿にすることは出来ません。
日本海軍にも、似たようなことがありました。

珊瑚海海戦で、翔鶴が米空母機の攻撃を受けて被弾炎上、
これを発見したツラギ発の大艇が、
「六戦隊(五航戦護衛の重巡古鷹型4隻)が、米空母を砲撃中」
と報告している。

つまり、炎上中の翔鶴を米空母と誤認してしまったのです。

これを戦訓として、各空母は飛行甲板に直径10メートルの
日の丸を表示するよう通達が出され、ミッドウェーでは、
SBDの良い爆撃目標となってしまったとさ。

笑えませんねぇ

1058 :GF長官:2020/06/20(土) 21:41:38.03 ID:Q4jcULNQ.net
>>1057の続き

この他にもPBYから、複数の「炎上中の日本空母発見」報告が届いており、
これらを総合して、「敵空母2隻炎上中」となったのでしょう。

1059 :名無し三等兵:2020/06/20(土) 22:12:26.95
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%8E%9F%E5%8D%9A%E9%80%9A

八原 博通(やはら ひろみち、1902年(明治35年) 10月2日 - 1981年(昭和56年)5月7日)は、日本の陸軍軍人。
最終階級は陸軍大佐。沖縄戦で第32軍の高級参謀として戦略持久作戦を指揮した。

巧みな作戦指導により圧倒的に優勢なアメリカ軍に大きな犠牲を与え、当初計画の3倍の期間足止めした。
アメリカ軍からは「すぐれた戦術家としての名声を欲しいままにし、その判断には計画性があった」と高く評されている。

1060 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 15:37:38.48 ID:Dpax5WGv.net
南雲がいなければ、真珠湾で第二次攻撃もやれたし、ミッドウェイでも勝てたと思う。

山本も後方にいないで、赤城に乗っていれば、こんなお粗末な結果にはならなかったと思う。

1061 :コピペ:2020/06/21(日) 15:57:55.78 ID:ylCFwloF.net
>>1060
GF司令部が南雲司令部に出した命令書「機密機動部隊命令第三号」によると
第一次攻撃隊について「第一集団の攻撃目標を戦艦四隻、空母四隻以内とし、
目標選定順位を第一戦艦、第二空母とする」となっている。
第一集団の艦攻90機の内50機は水平爆撃隊で搭載していた爆弾は戦艦の
アーマーを抜く目的の800kg爆弾。そんなもので空母を狙うかなあ?
空母を主目標にしていたのは第二集団の艦爆81機。


燃料施設も地上施設の攻撃せよとは「機密機動部隊命令第三号」全く触れられて
いない。
指揮官は命令を逸脱する指揮を執ってはならない。

「機密機動部隊作戦命令第一号」によれば「全飛行機隊ヲ発進シ敵艦隊及ビ「オアフ
」島主要飛行場ヲ空襲ス」
「空襲終ワラバ飛行機隊ヲ収容シ全軍結束ヲ固クシテ敵ノ反撃二備エツツ高速
退避シ・・・(中略)・・・帰還シ第二段作戦ノ準備ヲ行フ」
とあるだけで他に何もなく工廠・石油タンクを叩けという文面もない。
むしろ一撃して敵艦隊と飛行場に充分な損害を与えたらさっさと退避しろとしか
解釈できない。

戦うには作戦計画が必要で、作戦計画には目的が示されており、現場の指揮官は
まずその目的を達成せねばならない。
同作戦の勝利条件は戦艦または空母四隻の撃沈波。存在しない空母は叩けない。
南雲はそれを達成したのであり問題はない。
あるとすれば徹底反復攻撃をせよと命令書に書かなかったGF司令部の責任。

1062 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 17:53:54.07 ID:IIMCzIQ0.net
>>1061
こうゆうときだけ命令書をたてに取るんだな
アホ南雲の兵装転換は命令されていないのに

1063 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 18:39:35.04
海軍は24時間営業ですね!

1064 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 18:49:08.95
contingency
【名】
偶然性、偶発性、不確実性◆不可算
不測[不慮]の事態、偶発事件◆【同】contingence◆可算
・Check contingency procedures. : 万一の事態への対策も確認しろ。
・We should prepare for the contingency. : 私たちは不慮の出来事に備えるべきです。
付随[従属]的な出来事[事柄]◆可算
《会計》偶発事象◆可算

1065 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 18:49:49.94
incontinence
【名】
自制不可能なこと
《医》失禁
【発音】ink??nt?n?ns、【@】インコンティネンス、【分節】in・con・ti・nence

1066 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 19:05:13.50 ID:0Amw4gjb.net
ほんそれ
現場指揮官が柔軟に判断すべき内容
命令されてないからやらない
の違いってスレ主の主観でしかないよね

1067 :GF長官:2020/06/21(日) 19:58:18.93 ID:mgpf8nqw.net
>>1060
そうですね。第二撃はやれたかもしれませんね。
9月の海大図演では、それをやって陸上機の反撃を受け空母全滅しましたけどねw
(ただしこのときの空母は、五航戦を除く4隻)

>山本も赤城に乗っていれば、
それは悪夢w
ていうか、赤城の艦橋はそんなに広くないデスヨー

>>1061
そうですよね。ミッドウェーでは命令違反で叩かれ、
真珠湾では命令通り一撃で去って叩かれる。

南雲長官、気の毒ですわ

1068 :GF長官:2020/06/21(日) 19:59:01.56 ID:mgpf8nqw.net
>>1062
その通り。たとえ命令に無いことでも、適切に情勢判断をして
命令を出すのが、指揮官の仕事です。

>>1066
別に真珠湾で、第二撃をやるのもひとつの選択だと思いますが、
「母艦搭載機の半数は敵艦隊出現に備えて艦上待機」>>1004
しなくて良いんですかねぇ (ニヤニヤ

真珠湾では二日前から米空母2隻(レキシントン、エンタープライズ)が
姿を消して所在不明ですけど、待ち伏せの可能性は考慮しなくて良いんですかねぇ (ニヤニヤ

1069 :名無し三等兵:2020/06/21(日) 22:41:55.18 ID:0Amw4gjb.net
一貫した行動をとらずにどちらも裏目に出てるから評価が下がる
どちらも命令を守るかどちらも臨機応変な対応をとってれば片方では戦果が見込めたし
裏目にでたほうもまあそういう考え方の人だから仕方ないで済まされる

1070 :GF長官:2020/06/22(月) 23:51:14 ID:PWLmo19B.net
大変結構
次スレからはそのテーマで議論しましょう。
よろしくお付き合いのほどを。

ちなみに初代スレでも書きましたが、本職の主張は
「真珠湾攻撃での南雲長官の作戦指導は百点満点」です。

パーフェクトォォ!

1071 :GF長官:2020/06/22(月) 23:52:08 ID:PWLmo19B.net
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1073 :名無し三等兵:2020/06/26(金) 06:48:24.46
しかし大戦末期である1944年(昭和19年)9月26日、フィリピン防衛のため再編成された第14方面軍司令官に親補され、フィリピンの戦い (1944-1945年)を指揮することとなった。
なお、第14方面軍参謀長には、山下の指名により近衛第2師団長の武藤章(陸軍中将)が任ぜられている[6]。

第14方面軍はダグラス・マッカーサーらの指揮するアメリカ軍に対して善戦するが、台湾沖航空戦での誤った戦果報告に基づいて立案されたレイテ決戦を大本営から強いられ、本来予定していたルソン島での決戦を行うことはできなかった。
飛来する敵航空機がまったく減らないことから、山下は台湾沖航空戦の戦果発表を誤報と考え、このレイテ決戦に反対していた。
このとき山下の部下には、敵の意図や行動を正確に予測することから「マッカーサーの参謀」というあだ名をつけられていた名参謀堀栄三陸軍中佐がおり、あらゆる困難を排して状況把握に成功していた。
捕らえられたアメリカ軍パイロットの尋問からもそれは裏付けられたが、南方軍総司令官寺内寿一元帥陸軍大将は命令を変えなかった。
このためレイテ決戦に多くの兵力が投入されたが、制海権と制空権を敵に握られていたため輸送船の大半が撃沈された。

1074 :名無し三等兵:2020/06/26(金) 06:50:09.10
続くルソン島の戦いでは、ルバング島の小野田寛郎少尉からの「敵艦見ゆ、針路北」との報告で、マニラ湾からリンガエン湾への迅速な陣地転換に成功するが、徐々に兵力差で圧倒され、最終的には山岳地帯へ退いての持久戦に追い込まれている。
山下は民間人が多く残る首都マニラをオープン・シティとするつもりであり、実際に第14方面軍部隊の大半をバギオ方面の山中へ撤退させているが、マニラ死守に固執する海軍や大本営の反対を受け、無防備都市宣言は頓挫。
マニラ海軍防衛隊を中心にマニラの戦いが行われ民間人約10万人が死亡している。

敗戦後の1945年(昭和20年)9月1日、山下は第14方面軍司令官として山中からキアンガンの町に降りてきて降伏した。
この持久戦の中の食糧難は第14方面軍司令部も例外ではなく、降伏時、巨漢で有名だった山下はすっかりやせ細ってしまっていた。
山下大将が一時確保されていたキアンガンの小学校の校舎は資料館となっている。

9月3日、バギオのキャンプジョンヘイ敷地内にある現アメリカ大使館に移され、武藤章参謀長らとともに降伏調印式に臨んだ。

調印式の写真および絵画が現アメリカ大使館に飾られている。

1075 :名無し三等兵:2020/06/27(土) 10:48:38.61
第二次世界大戦中の1942年、円谷英二が特技監督を務めた『ハワイ・マレー沖海戦』を東宝映画で制作する。
この映画は海軍省の至上命令で制作されたが、航空母艦(日本)の資料提供を一切受けられなかった。
このため米国の航空母艦資料(写真等)を基に甲板セットを組んだところ、海軍同席の完成試写で宮家の激怒(米国空母と類似している為)を買い、あわや封切り差し止めとなりかけた。
無事公開できたことについて山本は戦後、「誰がどうやってあの場を収め、公開にこぎつけられたか未だにわからない」と語っている。

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