2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart2

1 :JTAC:2019/05/28(火) 20:17:15.39 ID:6xOEVx5m.net
我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。

○国家安全保障政策とは
国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。

○国家戦略とは
国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。

○戦略の位相
国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」

○戦略の階層構造
戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「本質はdetailにこそ宿る。それは栄光無きものに非ず。」

○戦略と戦史
戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。

○当スレッドのスタンスと地誌について
当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。

○戦略思想家の格付け
●神様リスト
クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、J.C.ワイリー、エドワード・ルトワック、コリン・グレイ
●疫病神リスト
ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー

「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」

過去スレ:
国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/army/1535374656/l50

481 :名無し三等兵:2019/09/12(木) 21:23:21.70 ID:pX9eWEHN.net
>自国にとって都合のいい、優先すべき原則を選択する

記述なし。

>原則はドクトリンによって変化する。

広義にせよ狭義にせよ、引用した説明部分にはdoctrineという単語が出てない。

>だから
>各国が「自国の」政治/歴史/地理などの特性を考慮した上で採用
>と説明している

元々あなたが言っていたのは「自然界の戦いの法則」からなんですよ。
まあ苦し紛れに政治も加味した軍隊そのものの使用に関するドクトリンなど広げても原則は変わらないんですけどね。
ドクトリン文書は数年毎に改定。そして原則は変わらないのですから。

まとめると全然これらの説明になってないですよ。
引用部分はNATOの原則は英国の原則と違う原則も含むよ
としか書いてない。

482 :Lans :2019/09/13(金) 10:02:25.53 ID:FyQJu46p.net
>481
>広義にせよ狭義にせよ、引用した説明部分にはdoctrineという単語が出てない。

資料のタイトルみれ

AJP-01(D) ALLIED JOINT DOCTRINE
https://www.fit4russland.com/images/NATO-Kriegsplan_Allied_joint_doctrine_2010.pdf

483 :JTAC:2019/09/14(土) 00:04:16.27 ID:pzyzw+EC.net
「変わらない」どころか消えるだろw

484 :JTAC:2019/09/14(土) 00:07:18.37 ID:pzyzw+EC.net
doctrine自体の意味合いが、ADPになった時点で変化してる。
最上位に。

485 :JTAC:2019/09/14(土) 00:14:11.06 ID:pzyzw+EC.net
「社会科学的教訓」つうのも酷い言葉でして。
さすがに「社会科学」の各分野とも厳密な科学たらんと目指しておりまして「教訓」なんて曖昧なもんが入る余地は無い。
社会科学「的」という「逃げ」を確保しているが。

そもそも位置付けすら分からん卑怯なものです。

486 :JTAC:2019/09/14(土) 00:23:12.17 ID:pzyzw+EC.net
「なんで社会学(人間行動の関連から一番近い)でなくて「社会科学」なの?」
「自分、社会学のオーバードクターなんですけど?(博士号取れず?)」
みたいな、ややキレぎみの片岡氏の論説文見たことあります。
「戦いの原則」の。

487 :JTAC:2019/09/14(土) 00:27:27.75 ID:pzyzw+EC.net
上智つながりで片岡氏が渡辺昇一のゼミくらいは取ってたのは確実でしょう。
だが「渡辺昇一の弟子」を自称したことは無いように思う。
引用は見たこととありますが。

488 :JTAC:2019/09/14(土) 00:34:17.16 ID:pzyzw+EC.net
渡辺昇一氏はネタ扱いされ、当時は保守論客が少なく、あちこちのお座敷に駆り出され、確かにいい加減な文書もある。

ただし、ドイツ参謀本部関連では草分けだし、さらにフランシス・フクヤマの翻訳は絶品。
あれで評価が180°
理解してないと書けませんね。あれは。

489 :JTAC:2019/09/14(土) 00:44:27.60 ID:pzyzw+EC.net
結局「戦いの原則」で何をしたいのか?

自分は「戦略」には「状況」を少しでもましにすることを求めます。
ところが「戦いの原則」は状況との関わりがスポイルされてる。
カンネーで包囲戦が決まったからと言ってベルギー中立侵犯してまで延翼包囲しろとはなりまぜんぜ。
頭硬いのって怖いね。

490 :名無し三等兵:2019/09/14(土) 07:36:12.66 ID:db3HJcLI.net
>見解は、あくまでも【現在の米軍】のもの

過去の米軍の見解が大きく変わったとも思えませんけどね。
あなたの見解は過去の米軍の見解でも無いと思うのですよ。


>一番わかりやすい例

一番わかりやすい例がそれなら、やはりもう無理でしょうね。
教範を読めば読むほど、原則は不変というのがわかるかと思います。
原則は変化するなどと読める部分はありません。

原則は変化するとは、あなたのウソだったということです。
それを長々と続ける中で、嘘や間違いがハッキリしてきたというだけですね。

491 :JTAC:2019/09/14(土) 19:06:10.04 ID:20+B/CN6.net
Army Doctorine Publication(ADP)。

上から順番に
ADP 1 Army(陸軍とは)
ADP 1-01 Doctorine Peimer(ドクトリン入門書)

「戦いの原則」について暑く語っているわけではない。

492 :JTAC:2019/09/14(土) 19:15:36.27 ID:20+B/CN6.net
最上位にアメリカ陸軍が戦う上での知識(ナレッジ)体系として「教義(ドクトリン)」を位置付けてる。
そして、これはグリングリンと変えると宣言してる。

"principal(原則)"も賞味期限がやや長い知識に過ぎず、当然、教義の下位概念。
グリングリン変えられます。

だいたい逸脱が許容されてるのに不変なわけないじゃん。

493 :JTAC:2019/09/14(土) 19:46:38.70 ID:20+B/CN6.net
これも五回目くらいな気がするが、現行の「戦いの原則(9原則)」はフラーのオカルトです。
英語版wikiのフラーの項を見ても良いし片岡論文を国会図書館で探してもいい。

"Law of Threes" (3の倍数教)という「3」に神秘性を感じる宗派。
まず「支配」「圧力」「抵抗」の法則群があります。
これがさらに拡大して

支配→目標・決断・機動
圧力→集中・奇襲・攻勢行動
抵抗→分散・忍耐・保全
の9原則に拡大(3×3)

現代の「戦いの原則」はこれをアレンジしつつ「経済の原則」を加えたり、入れ換えたりして作っています。
これが実相。

「過去、幾多の戦例云々」
これは嘘w
違うというなら出展を明確にしてみろと。

フラーが一応、ナポレオン戦争史をパラパラ見てる内に「3の霊感」が降りてきてしまい、発表したら馬鹿ウケして定着してしまいました。

494 :名無し三等兵:2019/09/14(土) 19:53:26.85 ID:Qp8YqwMX.net
原則は変化するでもいいのではとも思うが、認めるわけにはいかんのだろうな
表面の原則の違いのみ言って、内容考えないのも出てくるだろうし

頭クルクルキセイエラツリメは原則が無いなどと言い始め
策が無いのを臨機応変だと言い訓練もせず
実戦はアイゴー逃亡となる不変の原則ガガガ

つかコイツ(Lansじゃないぞ)はなんでこの板にいるんだろうな
東亜あたりでボコボコにされるだけに耐えきれず逃亡してきたのか

495 :JTAC:2019/09/14(土) 20:01:58.80 ID:20+B/CN6.net
フラーの「戦いの原則」は統一原理もある。
これはムズカシくて自分には理解できません。
9原則が精神、士気、物理の次元に集約され究極的には宇宙の球体に統合されていく・・・らしい。
もはや、当スレとは別の世界ですな。
(宇宙キタ━(゚∀゚)━!)

ご関心のある方は心行くまでどうぞ。

J.F.C.Fuller
https://en.m.wikipedia.org/wiki/J._F._C._Fuller

「不変の原則」を御堪能あれ。
cosmicまで持ち出されては不変ですな。色々な意味で。

496 :JTAC:2019/09/14(土) 20:06:30.25 ID:20+B/CN6.net
ただし、フラーの「戦いの原則」の少し後、一般相対性理論が発表され、cosumicも必ずしも不変ではなくなりましたが。

497 :名無し三等兵:2019/09/14(土) 20:21:37.47 ID:Qp8YqwMX.net
親戚にアレ系統でもいるのか?
おでん好きなんだから、アレをおでん文字とか呼ぶのやめろや

あれこそ呪術オカルト文字だろ
街で見かけるたびに気持ちの悪さを感じる

景観損ねるだけ
英語だけでいいわ(中国語まではしょうがないのかとはおもうが)

498 :JTAC:2019/09/14(土) 20:26:31.44 ID:20+B/CN6.net
ジョミニの原則は、「戦争概論」にもはっきりと書いてありませんが、
明らかにイタリア戦役でナポレオンが勝ちまくっていたころのパターンを意識してますね。

敵を掩護部隊で拘束、我の作戦線を騎兵で遮蔽しつつ敵後方に進出し、敵作戦線を分断。
後方から切り離され孤立した敵主力に我の総力を集中し分断撃滅。
このシステムを言葉に直すと高名な「敵に勝る兵力を決勝地点に」以下の格言になる。
デビット・チャンドラーが指摘するナポレオンの勝ちパターンです。
ジョン・ボイドのpattern of conflictにもこの作戦要図採用されてます。

当然、時代遅れの原則ですが、作戦史研究の出発点として有益。
「戦いの原則」史研究するならフラーよりもジョミニであるべきですが、何故かcosmicな方に吸い寄せられますな。
3の魔力でしょうか?
やはり。

499 :名無し三等兵:2019/09/14(土) 20:40:55.28 ID:Qp8YqwMX.net
某識者「10年から45年までの間、某国が非合法的に某半島を植民地にしてきた」

ワロタwww
中立侵犯だとでも?
あそこは国じゃねーよw

500 :JTAC:2019/09/14(土) 21:54:45.60 ID:1g0SnWHo.net
我々が戦略に何を求めるかと言えば、「現在の状況」を世界観や政策次元が規定する「理想とする状況」に近づける「方法論」を見いだし、これに手段を割り当てることです。

「状況」なる複雑なものが「戦いの原則」なんてものに要素還元できるはずもなく、よって無価値です。

国家戦略であれば、横方向の位相として軍事以外にも経済、心理、情報、科学技術他位相があり、到底「戦いの原則」なんてものが見いだせるはずもなく。
縦方向にも戦略・作戦・戦術ありーの当然、別々の論理があります。

これ、全てが「状況」です。
無理に「戦いの原則」なんてものに抽象化しようとすれば、切り離した「些事」こそ報復される。

「戦いの原則」を「馬鹿が考えなくても良い言い分け」と喝破したのは、
サンドハースト陸軍士官学校で戦史教官を永く勤めたジョン・キーガンですが、
イギリスはフラーの「戦いの原則」の発祥の地であり、大戦の勝利者・モントゴメリー強力に復活させましたが、
徐々に「戦いの原則」から距離を取りつつある。
この影響はアメリカ陸軍にもジワジワ及んでいます。
究極的には無くなるでしょう。

だから、この「国家戦略スレ」を作ったんだがなぁ。
「政策や国家戦略はスレ違いだ」という「過度な抽象化」なしの議論をするために。
そうでないと、本当に国家を守護する兵学思想は生まれませんよ。

501 :JTAC:2019/09/14(土) 22:02:18.40 ID:1g0SnWHo.net
ただし、短期的には、アメリカはCOINに脳を焼かれて戦争を忘れてる。
「馬鹿」どもを鍛え直すために、ひょっとしたら「馬鹿」でも理解できる手段を模索するかもしれない。

「戦いの原則」が燃えるのは、だいたい「聳え立つクソにまみれた」大衆戦争のときです。

ADPの理想もどうなるか。

502 :JTAC:2019/09/14(土) 22:16:07.66 ID:1g0SnWHo.net
片岡学派は「クラウゼヴィッツの批判者(誤読)」としてリデル・ハートへの点は辛いですな。
「フラーの剽窃者」とまで罵倒する。

だが、自分はそこには賛成できない。
何せ「国家戦略(大戦略)」という概念の生みの親でして。
確かに「いかがわしいわしいおっさん」の部分はある。
が、そこには目をつむり「神様サイド」に入れてます。

「フラーの剽窃者」というより、「戦後のドイツ将校のインタビューアー」という側面がある。
だから、実質的にはクラウゼヴィッツと矛盾していない。
(戦争は政治の継続である→大戦略の誕生)

503 :JTAC:2019/09/14(土) 22:27:34.76 ID:1g0SnWHo.net
戦争直後のドイツ戦史、パウル・カレル他は「生存者」に甘く「死者」に辛いという「原則」があります。
戦犯訴追対策他、やむを得ない部分もありますが。
モーデルなんて気の毒なくらい。
無能なのは明らかにルントシュテットなんですがね。

特にヤバイのはバイエルラインとブルーンメントリットの二人組み。
コブラ作戦が誤解されてきたのは「絨緞爆撃で装甲教導師団の戦区は月面クレーター並みになり、パンツァーレーアーは消滅したのであった!」というバイエルラインの誇張でしょう。

504 :名無し三等兵:2019/09/14(土) 22:34:45.39 ID:YIquJaAV.net
スレ立った直後からキチガイ扱いだった記憶くらいしかないな
だいたいスレタイそのものが、立てたゴミが語れないもの扱ってるんだから、
ここは隔離ネタスレだろ

505 :JTAC:2019/09/15(日) 11:26:06.83 ID:PGmfRO6X.net
「戦いの原則」信者がそろいもそろって熱心なクリスチャン。
もしくはクリスチャンとしての教育を受けた人々です。
この宗教の影響は見逃せない。

「聖書(教範)を読めば読むほど、原則は不変というのがわかるかと思います。」
「神の啓示」だと一切の議論を拒絶する態度なのですよ。

506 :JTAC:2019/09/15(日) 11:48:20.31 ID:PGmfRO6X.net
「戦いの原則」の系列は、ロイド→ジョミニ→フォッシュ→フラー(途中、ビューローを入れる見方も)ときますが、
その思想環境全体に影響を与えたのは物理学の教祖・アイザック・ニュートンの"Philosophiae Naturalis Principia Mathematica"です。
まさに"principia"。

ニュートン物理学は素晴らしい成果で今でも工学屋はバリバリ計算に使ってますが、
逆に運動方程式etc.で自然界全体を記述することが到底不可能なのも事実。
19世紀以降、科学技術全体が複雑系にパラダイムシフトしています。

そして、ニュートンもアーメン教の熱心な信者です。
ただし、この人は「三位一体説」には否定的だったみたいですね。

507 :JTAC:2019/09/15(日) 12:00:25.71 ID:PGmfRO6X.net
「戦いの原則」は、モルトケ亡き後のドイツ軍にもゴルツを介して入っていった。
この影響で「作戦術」のツールとしての側面はより洗練されたものになりましたが、
「臨機応変の体系」という根本的な部分は失われてしまい、教条的なものに後退した。

WW1に敗れた後の再建を担ったゼークトが一番最初に取り組んだのはモルトケの復活。
「臨機応変の体系」です。
このへんからドイツは「戦いの原則」とは手を切る。

508 :JTAC:2019/09/15(日) 14:58:15.80 ID:mhYApqKb.net
まず、「兵学(science of wqr)」と「兵術(art of war)」を分けて考える必要がある。

前者は戦争の各様相をありのままに観察して得られた「性質(nature)」です。
必ずしも応用できるものではなく、不愉快な事実も混在します。
要素還元的な「戦いの原則」とはかけ離れたものです。

509 :JTAC:2019/09/15(日) 15:07:48.37 ID:mhYApqKb.net
後者の兵術(art of war)は常に不完全で未完成なものです。
兵学から得られた「戦争の性質(nature of war)」自体が霧・摩擦の蓋然性を含んでいます。
一般的に適応できる指針、「戦いの原則」なんかになりようがない。

それでも、思考過程(operational process)として何とか考えるよすがを示そうとするのは、修練うんたらかんたらではなく、兵士としての「職責」だからです。
プロフェッショナルは不完全でも国を守るために考えて戦うんですよ。

510 :JTAC:2019/09/15(日) 15:16:37.87 ID:mhYApqKb.net
だからこそ、science of warは継続的に研究を続けるとして、art of warの部分は、少なくとも一戦役毎には速やかに戦訓を反映して丸ごと見直すべきですね。
そこには「戦いの原則」などという聖域があろうはずもない。
だから、「戦いの原則」は速やかに廃止。
教範上の「基本的原則」という言い方も誤解が生じないよう「教令」に変更すべきです。

だいたい「野外令」(=野外教令)と題しておきながら、「原則書」みたいな性格を与えるのも変な話です。
自分で「教令」であると宣言しておきながら。

511 :JTAC:2019/09/15(日) 15:20:40.08 ID:mhYApqKb.net
実は「教令」自体はとっくに導入済で、演習実施規定のようにアドホックに見直すものを「教令」と読んでますね。
ついでに「全部」見直すだけです。

512 :JTAC:2019/09/15(日) 15:30:04.94 ID:mhYApqKb.net
だから「臨機応変の体系」

単なる無秩序ではなく、「戦争の性質」により教義を「体系化」し、これを「臨機」に見直して、
「変化に対応」するため教令に反映し敵の教義を凌駕する。

513 :JTAC:2019/09/15(日) 15:34:35.90 ID:mhYApqKb.net
普奥戦争の後、プロイセンは新たに同盟に加わった南ドイツの各領邦軍を教義の面でも速やかに統合する必要があった。

このために、モルトケ参謀総長が自ら書き上げたのが「高級指揮官に与える"教令"」です。
ドイツはこれで普仏戦争でフランスに勝利しました。

514 :名無し三等兵:2019/09/15(日) 21:33:07.75 ID:LJ+V4vZx.net
臨機応変というより、

「逃亡するための行き当たりばったり」という

このババアの祖国伝統の原則(Kの法則)

の説明と何が違うのだろうかね。

515 :名無し三等兵:2019/09/16(月) 19:37:13.75 ID:/0UEF/MJ.net
臨機応変の体系って、言葉の意味で言えば、運用の妙と変わりが無いしな。

戦いの原則を除ければ教育や訓練の根拠を失わせられ、さらに本邦の国防をダメにできる
というのが、原則に反対する理由だろう。
実際に戦いの原則という戦争の本質に近い知識体系を考察すると、専ら守りだけの気狂い戦略がトンデモだとバレてしまう。
(合わせて知障コリアダメだコテの持久戦や防勢への評価を参照のこと)
プロフェッショナルは不完全でも国を守るために考えて戦う、要は竹槍で戦わせようということ)
つまり「不利な状況下で戦わせる」ということを意図的にやらせようというわけよ。

516 :JTAC:2019/09/16(月) 19:40:08.13 ID:El7PLMQY.net
ソ連に「戦いの原則」はあったか?

少なくとも「公式」には「ジョミニ、フラーからの戦いの原則」との「連続性」は認めてないと思われます。
マルクス-レーニン主義に基づき、全般的に「集権的」な色合が強い教義になっています。
「1936年労農赤軍野外教令」も具体的な兵科運用まで踏み込み「教令」色が強い

ただし、労農赤軍にはジョミニの伝統を信奉する旧ロシア帝国陸軍の教育を受けた将校達がいた。
彼らの影響により、時々「西側ライク」な「戦いの原則ぽい」ものが出現すると。

トロツキー「若い革命家(多分フルンゼのこと)に軍事を任せると、何もかも滅茶苦茶にしてしまう。」

517 :名無し三等兵:2019/09/16(月) 19:42:47.75 ID:/0UEF/MJ.net
資産の凍結の前に、まず某国籍の障害年金のランク下げから頼みたいところ。
皆さん頼みますぜ。

518 :JTAC:2019/09/16(月) 19:53:44.37 ID:El7PLMQY.net
個人的にソ連のWW2の指揮官の中でロコソフスキー元帥に興味がある。
例えばクルスクの防勢作戦指揮などソ連の縦深理論系の教令とはやや異質な運用をする。

以前の「歴史群像」で「島状防御陣地」と紹介していました。
伝統的なトライアングルな幾何学陣地ではなく、魚の鱗のようにランダムに拠点陣地を展開し、
間隙をパックフロトや砲迫火力ポケットで塞ぐ。
何より、かなり「分権的」な色合いが強くそれゆえ異質と感じる。

実際、クルスクの北側の戦闘で猛威を古い、ドイツ軍の攻撃部隊は「迷宮」の中でさ迷い突破どころではなかった。

教範の類見てもどれに相当するのか分かりませんが、ロシア人もこういう戦い方もすることに警戒感を覚える。

519 :名無し三等兵:2019/09/16(月) 20:00:09.58 ID:/0UEF/MJ.net
つか、都合の悪いレスだと出てくる法則でもあるのか。
最初のレスから3分後に被せるようにだぜ。
無職のストーカーっかつうの気持ち悪い。

520 :JTAC:2019/09/16(月) 20:27:25.61 ID:El7PLMQY.net
ロコソフスキーはポーランド人で後にポーランドの国防相にも任命される。
(お飾りだったようですが)
ポーランド槍騎兵の自由市民の伝統の影響が「やや」あるのかもしれない。

521 :JTAC:2019/09/16(月) 20:29:39.39 ID:El7PLMQY.net
>>319
「日本」の世間一般では今日は休日(祝日)ですが?

522 :JTAC:2019/09/16(月) 20:42:01.04 ID:El7PLMQY.net
孫子を「戦いの原則」の始祖に置いてる文献もあります。

ところが、一見、孫子は「戦いの原則」ライクな「抽象的な格言」の寄せ集めに見えますが、デレク・ユアンは「違う」という。
これは、かなり具体的なマニュアル(教令)であると。

一つは西洋系の研究者の中原史の素養が低すぎて、明らかに対象となる事例があるのに見過ごしてるからだと。

もう一つは道経教(タオイズム)への考察が無く、孫子が想定してる読者なら当然、感じるタオイズムによるダイナミックな風景を見ることができないからだと。
なるほど。

やっぱ、鍵は「宗教」ですなw
アーメン教の偏見は怖い怖い。

523 :名無し三等兵:2019/09/17(火) 00:12:29.28 ID:jlB0auYM.net
防勢の意味もわからんしな
(石油)資源が国内から湧き出てるとでも言うんだろうか

コリアンダーとして見れば全ては繋がる

しかしコリアンダーのルサンチマンって手が込んでる
日本人だとこういうのは少ないんだが

連中の場合は悪意に加えて卑劣さがある

524 :Lans :2019/09/17(火) 20:14:50.81 ID:6wBIeg/o.net
>516
>ソ連に「戦いの原則」はあったか?

正確にいえば、「ソ連陸軍の作戦術及び戦術の基本原則」というものがある。
米軍の以前のFMに掲載されていたのも、コレ。

(ソ連将校の必読書に指定されていたもので、米軍でも入手し翻訳していた)
(某組織では、その英語版を入手し翻訳している)

525 :JTAC:2019/09/17(火) 20:48:01.47 ID:O3z+ITTG.net
>>524
片岡氏の「軍事の事典」のロシアの記述でも「西欧の軍事思想」と「ロシア固有の軍事思想」の間で「揺れ動いた」との認識を示しています。

前者は、「戦いの原則」という観点ではアーメン教(カトリック、プロテスタント、イギリス国教会)の影響を「間接的に」受けますが、
後者はマルクス-レーニン主義、さらにはそれ以前のロシア土着の「ロシア正教」の影響が極めて強いということになる。
それがサブキンあたりが「戦いの原則」みたいなものに言及しつつも「ブルジョワの原則とは違う!」と強く主張する倒錯の原因かと。

二系統に分裂傾向がある、というのは頭に置く必要があると思う。

526 :JTAC:2019/09/17(火) 21:13:12.83 ID:O3z+ITTG.net
原形はピョートル大帝の頃から既にあり、西洋かぶれのピョートルと
側近でポルタヴァの会戦でも活躍したアレクサンドル・メーンシコフの間の分裂傾向もそれで説明できる。
敬愛しつつも、どこか付いていけないと。
ロシアの首都機能がモスクワとサンクト・ペテルスブルグに分裂してるところも。

敵が分裂するところ情報戦略の出番です。
「調略せよ」と明石元二郎のゴーストが囁くのです。

527 :JTAC:2019/09/17(火) 21:24:56.62 ID:O3z+ITTG.net
「戦いの原則」を応用できる形で初めて提示したのはビューローだと言われています。
この議論がなかなか面白く「策源」の配置こそが戦略の成否決めるという。
作戦正面の後方に、概ね一列に並ぶ「策源」群の幅を底辺とし、戦略上の攻勢の目標を頂点とする三角形を描画します。
この頂点の角度を「作戦角」といいます。

ビーューローの「戦いの原則」はこの作戦角が閾値よりの小さければ攻勢は成功し大きければ失敗します。

528 :JTAC:2019/09/17(火) 21:33:13.36 ID:O3z+ITTG.net
ビューローの「戦いの原則」は、当然、過度に抽象化し過ぎて現代戦では意味を成しませんが、
前提条件を蔑ろにする「戦いの原則」の危険性を理解する上での良い教材です。
フラー以降の「戦いの原則」は、ビューロー以上に戦史上の根拠薄弱につき。

クラウゼヴィッツが「原則的な」兵学理論を一つ一つ反駁し潰していますが、「策源云々」と言ってるのはビューローの理論を指します。
そして「全て不完全」であると。

529 :JTAC:2019/09/17(火) 22:00:08.89 ID:O3z+ITTG.net
ビューローは、トータルでは「軽薄才子」「兵学界のトリックスター」という評価ですが、
「戦略」を「視程外での機動」と位置付け、今日の「作戦次元」の草分けとも評価されてもいます。
クラウゼヴィッツの「戦略(≒作戦)」 の概念もビューローの先行研究の影響を受けています。

現代にもなって「東のトリックスター」ビューローの「戦いの原則」を信奉するのは滑稽ですが、
「西のオカルティスト」フラーの「戦いの原則(9原則)」を大真面目に「不変の原則である!」とか言いきるのも同じくらい噴飯ものでしょう。
冷静に観れば。

530 :名無し三等兵:2019/09/17(火) 23:27:13.96 ID:fS51VqBN.net
>>515
>原則に反対する理由

深読しすぎで、ただのキ印かもよ
半ば認めてる通り韓国籍だとは思うけど

まあ>>504の言う通りネタスレ何だから、>>515 >>523みたいなマジレスやめいw

531 :名無し三等兵:2019/09/18(水) 11:17:31.16 ID:g82K1IQI.net
>>494

>>474とか見ればわかる通りもう無茶苦茶ですよ。
自分で言ったことすら忘れてるんですから。

原則は変化するには違和感を覚えますし、理解してないとしか思えないんですよね。
繰り返し教えましたが、彼はまだわかってないんじゃないですか。
たぶんほとぼり冷めた頃にまた「原則は変化するんです」とか言ってきますよ。
はっきり言ってこの点に関して議論できる知識を持ってないのですよ。
もしくは個人的人間性の問題(自分の主張のみで他人の意見は聞けないタイプ、会議におけるトラブルメーカー)かと。

532 :名無し三等兵:2019/09/19(木) 18:58:02.66 ID:bRU9C3GV.net
>>530
>半ば認めてる通り韓国籍

その本質上、日本の国家安全保障に最も有害な戦略を語るわけだが
絶対不変の原則と呼んでもいいのではないか

533 :名無し三等兵:2019/09/19(木) 19:03:10.82 ID:bRU9C3GV.net
スレタイ的には移民戦争や西洋の自死も必読の書だが、
ネタスレっぽいし、いらんかな

534 :JTAC:2019/09/20(金) 22:17:56.06 ID:ca47HYhP.net
「戦いの原則」を作ろうとする「積極的な努力」も近世以降、歴史的段階があります。

「攻城学」から始まって「機械的隊形戦術」「数量説」「給養説」「策源説」「内線説」ときて、じょぼ現代の「戦いの原則」に近い内容になりましたが、
クラウゼヴィッツに「これらの試みには全て欠陥がある。」と叩き潰されました。

そして、その系統にあるモルトケに「外線作戦」による「分進合撃」にて包囲殲滅されました。
が、当然のことながら「外線作戦」や「分散機動」が「戦いの原則」などとアホな主張はしません。

535 :JTAC:2019/09/20(金) 22:24:06.17 ID:ca47HYhP.net
クラウゼヴィッツが「戦いの原則」を否定する論拠は、まず「政治」という戦争の「目的」如何で前提条件が変わってしまうことです。

作戦術の実施にあたっても、まずは政治目的からくる戦略的終末態勢(end)ってもんを深く考察します。

まさか、初っ端から「戦いの原則」を持ってくるとでもw

536 :JTAC:2019/09/20(金) 22:33:47.13 ID:ca47HYhP.net
そこから延々と「戦いの原則」が成立しない理由を列挙してますが、大きくまとめると複雑性と不確実性です。
だから「戦場の霧」と「摩擦」を自分の戦争論に組み込んでいます。
その最たるものは敵の自由意志です。

「攻勢(主動)」「集中」「機動」「奇襲」の「原則」で戦うのである?
自殺願望か?
敵から見れば全て破滅的な対抗策があります。
それを「原則」とするならね。

537 :JTAC:2019/09/20(金) 22:52:25.85 ID:ca47HYhP.net
抽象的な「戦いの原則」を列挙したあげく「之が運用の妙は一に其の人に存ず」の類いの態度にも、
クラウゼヴィッツは批判を加えています。
「そんな天才に遭遇したら一笑に付されるような戦争理論で戦わされる人間こそ悲惨」だと。

戦争理論で扱うのは「戦いの原則」ではなく、その「軍事的天才の中身」こそ解明すべきではないか?
クラウゼヴィッツ自身の戦争論では「軍事的天才」の解明は中途で終わりましたが、
その系列が提言してるのがMDMP(Military Deceision Making Process)やADM(Army Design Methology(operational process他))を含む「作戦術」ではないのか?

538 :JTAC:2019/09/20(金) 23:10:17.84 ID:ca47HYhP.net
近年、益々クリティカルシンキングがクローズアップされています。

Army design methologyの概念

https://smallwarsjournal.com/sites/default/files/article_images/leakey1.jpg

もう「戦いの原則」は一度やめましょう。
両立しませんよ。

539 :JTAC:2019/09/20(金) 23:46:09.47 ID:ca47HYhP.net
では、どうやって兵学理論を構築するか?

それは、戦史上の事実の観察から「目的」「手段」の性質を解明することだと。
これにより積極的指針でなくとも、
政治目的を分析し、状況を理解しこれを手段と結びつける方法論を確立するという「目的」は達成されます。

戦史上の事実から飛躍して未知の状況で考える上では戦史に加えて兵棋や実働演習で保管します。

540 :名無し三等兵:2019/09/20(金) 23:55:34.79 ID:oZcbnyqZ.net
>>515
>専ら守りだけの気狂い戦略

江崎氏のフリーダム?

541 :名無し三等兵:2019/09/21(土) 00:23:23.74 ID:WIT7t4TN.net
国家安全保障を語るというのが矛盾してるんだよな。
敵性国家なわけだし。

「あなたのおっしゃる国家ってどこの国のことかしら?」

と櫻井女史なら言うと思う。

542 :JTAC:2019/09/21(土) 20:44:01.57 ID:rLNgGg+U.net
「攻勢の方が防勢よりも難しい」というクラウゼヴィッツ鉄板の客観的事実を言ってるんですがね。
どうしても理解できないいうで。

543 :JTAC:2019/09/21(土) 20:54:04.97 ID:rLNgGg+U.net
「やりたいこと」は戦争以前に政治が規定する国家目的を達成することです。
その過程で敢えて攻勢作戦を取らざるを得ない場合は、より上位の国家戦略レベルで条件作為します。

あの強引なアドルフ・ヒトラーでさえ、ポーランド侵攻のためにチェコを併合して戦略的包囲態勢を強化し、
また仇敵のソ連と同盟してまでして外線作戦で袋叩きにしました。

それでも英仏の反応を見誤り世界大戦になってしまった。
そしてベルリンの穴蔵中で惨めに滅びました。
そういう最期がお望みか?

544 :JTAC:2019/09/21(土) 21:24:17.27 ID:rLNgGg+U.net
20世紀に入りビスマルク亡きカイザーのドイツ帝国は、大海艦隊の建造を開始し、ついにイギリスの存亡に関わる敵になった。
もはや、ドイツに対しては防勢では生温く攻勢戦略にて滅ぼさねばならない。
イギリスの国家戦略は何をしたか?

当時、フランスとアフリカの植民地で争っていましたが、ほぼフランスの言い分を容認し英仏協商を締結しました。
国内では「先祖が血を流した土地を捨てるのか!」と非難轟々でしたが嗚咽を堪えてフランスと同盟を結んだ。

当時、ロシアとグレートゲームをユーラシアで戦っていたが、バルカン問題をロシア寄りで妥協するという代償を払った。
号泣の衝動に耐えロシアと同盟を結んだ。

このディシプリンにより三国協商、ドイツに対する戦略的包囲網完成した。
戦争では攻勢の困難に伴う紆余曲折があろう。
だが、戦争前に勝敗は決していた。

これが「国家戦略による攻勢の条件作為」です。
犠牲と忍耐と執念の結実です。

545 :JTAC:2019/09/21(土) 21:42:44.83 ID:rLNgGg+U.net
引用元、このシリーズは面白かった。

イギリスのディシプリン
https://geopoli.exblog.jp/29474860/

ディシプリンその1:アメリカを離すな
https://geopoli.exblog.jp/29476420/

ディシプリンその2:フランスと妥協せよ
https://geopoli.exblog.jp/29478282/

ディシプリンその3:ロシアと組め
https://geopoli.exblog.jp/29479959/

国家戦略は、方法手段の幅は増えるが、同時に国力の限界を冷徹に認めることも要求します。
「攻勢主義」の幼稚な感性と対局にある。

546 :JTAC:2019/09/21(土) 22:15:13.59 ID:rLNgGg+U.net
とかMaritaime strategyぽく見てると、マハニズムにげんなりするのも少しは理解してもらえないでしょうか?
「視野が狭い」斬り捨ててもようございましょう?

547 :JTAC:2019/09/23(月) 22:58:21.99 ID:zx1d41+A.net
今一度、なるべくコンパクトにクラウゼヴィッツの「戦争論」解題を試みる。

文書として難解で読んでると飽きてきますが、この書の凄いところは後世の優秀な兵学思想家を引き付けてやまないところです。
後のクラウゼヴィッツ派の書と行ったり来たりを繰り返すと、今まで「?」だったところが分かってきたりします。

548 :JTAC:2019/09/23(月) 23:17:17.80 ID:zx1d41+A.net
まず、前史として「魂の父」シャルンホルストとグナイゼナウとの関係を一通りは知っておくべきだ。
この二人、フリードリヒ大王のきわめて決定論的、機械論的な戦争観に批判的なのです。
保守的な門閥貴族が好きな「戦いの原則」ではなく、自ら状況に則して考え行動できる。
知性ある指揮官、参謀を作ろう(参謀本部、陸軍大学の原型)とした。
そうして「戦いの原則」では対応できない複雑な状況でも戦い抜くのです。

ナポレオン戦争に勝利した彼らですが、シャルンホルストは戦死し、「ジャコバン」グナイゼナウも速やかに左遷された。

そんな、反動の時代にシャルンホルストの弟子、グナイゼナウの弟分で自分も絶賛閑職に追いやられたクラウゼヴィッツがどんな書を書くか。
ページ開く以前に「戦争論」の方向性は分かりますわな。

フリードリヒ大王の用兵原則に拘りイエナ・アウエルシュタットでプロイセンを奈落の底に叩き落としたホンローエン公も戦争論内で批判されていなます。
(でも本心で批判したかったのは誰だったかw)

549 :JTAC:2019/09/23(月) 23:48:16.96 ID:zx1d41+A.net
さらに重要なのは、執筆中に本人が亡くなってしまったことです。
グナイゼナウの軍団参謀長としてポーランドの反乱鎮圧に出征しましたが、コレラの大流行により軍団壊滅、グナイゼナウも病死。
クラウゼヴィッツ本人も戦地から帰還した直後に発病し還らぬ人になりました。

ただし、この時代の軍人らしく、常に自分の死は予期しており「戦争論」の原稿は、未完成の草稿、執筆の経緯を記載した「覚書」も含めて箱に封密されていがようです。

クラウゼヴィッツの死後、奥方のマリー夫人が発見し出版に漕ぎ着けたのが、現代に残る名著「戦争論」です。

戦争論の執筆は、夫婦間では秘密でも何でもなく、執筆中に奥方に読んで聞かせ意見も聞いていたらしい。
このへんの経緯は「マリー夫人による序文」に書いてあります。

550 :JTAC:2019/09/25(水) 19:55:02.32 ID:25XWU/1W.net
「戦争論」の構成

序文(マリー夫人)

覚書(クラウゼヴィッツ本人)

序言(クラウゼヴィッツ本人)

第一部 戦争の性質について

第二部 戦争の理論について

第三部 戦略一般について

第四部 戦 闘

第五部 戦闘力

第六部 防 御

第七部、第八部のための附言(マリー夫人)

第七部 攻 撃(草案)

第八部 作戦計画(草案)

551 :JTAC:2019/09/25(水) 20:12:11.68 ID:25XWU/1W.net
「戦争論」の構成見れば一目瞭然のように、まず読むべきは「真の著者」マリー夫人の序文と附言です。
それから、全文の「見直し」に言及した覚書と序言です。
これ読まないと、おそらく分け分からず終了でしょう。

それから、スケッチレベルの草案である「攻撃」と「作戦計画」ですが、これも敢えて読むべきです。
クラウゼヴィッツが、これ書いてる途中に「第一部 戦争の性質」の修正を閃き、全面改正に繋がったからです。

昔持ってたレクラム版は夫人の序文や附言、本人の覚書や草案の部分をバッサリ斬ってた記憶がある。
(日本クラウゼヴィッツ学会って・・・・・)

今眺めているのは清水多吉訳の中公文庫のやつはひととおり収録されています。

552 :JTAC:2019/09/25(水) 23:47:08.29 ID:S/1xqvts.net
ただし、それでもまだ不足があって、第七部、第八部には付随した論稿がある。
1810年、1811年、1812年皇太子への御進講草稿がそれで、
これを戦争論の分冊に載せるのは、マリー夫人の単なる思い付きではなく、わざわざ皇太子の許可までとっている。

中央文庫のにはそれは収録されてないように思う。
クラウゼヴィッツ研究は果てが無い。

553 :JTAC:2019/09/26(木) 19:23:11.17 ID:Sifj3brz.net
「序文(マリー夫人)」

序文のポイントは、出版にあたって、夫人が論理的な整合性やテーマの主張よりも、
故人の原文をそのままの形で後世に残そうとしたことです。

このお陰で、後の世の軍事研究者を悩ませる文中で論理矛盾を敢えて辞さない、
その替り丹念に読解していけばクラウゼヴィッツの思考を辿ることができる
厄介でかつ軍事的に最も価値が高い書が世に放たれました。

554 :JTAC:2019/09/26(木) 19:42:08.94 ID:Sifj3brz.net
クラウゼヴィッツの戦争論は、故人の原文に忠実なのはまず夫人が出版した初版。
第2版から第15版までは夫人の兄ブリュールが内容を改ざんした疑いがあります。
これは、当時、参謀本部で主流だった殲滅戦思想におもねったからだと言われる。

シュリーフェンは第5版を指して「クラウゼヴィッツは殲滅戦思想の創始者だ!」と高く評価したそうです。
傍迷惑な。

第16版以降は、再びハールヴェークが初版に依拠し直したものに改め出版されています。
このため、日本における翻訳書も、どの版に依拠しているかが重要になる。

555 :JTAC:2019/09/27(金) 00:20:36.25 ID:sK+pTnDb.net
「覚書(クラウゼヴィッツ本人)」

クラウゼヴィッツは覚書で「第1部 戦争の性質 第1章 戦争とは何であるか?のみが完全で他は書き直しが必要」としています。

それは、戦争論中で最も重用な命題「戦争とは他の諸手段による継続した政治以外の何ものでもない」を完全に適用できた唯一の部分だからです。

だからと言って、市販の解説書がいってるような「ここ」だけが重要なわけではない。
「戦いの原則」を否定するクラウゼヴィッツは、戦争を哲学的な分析よりも
経験(戦史)から得られる「様相」により「全体」を捉えようとする。
経験と生々しく繋がるのは部分に近しく戦史の記述が多い「攻撃」「防御」「作戦計画」です。
だから第7部「攻撃」書いてるときに「政治と戦争」が閃き、戦争論の全面改正に繋がった。
というより「戦争論が生まれた」というべきか?

クラウゼヴィッツが書きたいのは死んだ理論ではなく、生き生きとあいた戦争の現実の様相なのです。

556 :JTAC:2019/09/28(土) 10:34:34.27 ID:jqE301+5.net
「第一部 戦争の性質について」

この部が何故「誤読」を誘うのかと言えば、ヘーゲル哲学が定式化した「弁証法」という
あまり馴染みがない方法で論じているからだ。

「「AはAである」という同一律を基本に置き、「AでありかつAでない」という矛盾を偽だとは決めつけず、
物の対立・矛盾を通して、その統一により一層高い境地に進むという、
運動・発展の姿において考える見方。
図式的に表せば、A(テーゼ)に対しその(自己)否定たる非A(アンチテーゼ)が起こり、
この否定・矛盾を通して更に高い立場たる総合A‘(ジンテーゼ)に移る。
この総合作用を「アウフヘーベン」(止揚)と言う。」

○戦争は個人の格闘の延長線にあり相互作用は極限化する。(絶対戦争)(テーゼ)

○戦争が絶対戦争であるには以下の前提条件が必要
・政治とは関連せず独立事象として勃発
・全ての戦力を集結して一度の決勝会戦で決着がつく
・戦争の結果が絶対的なものであり勝者は常に決定的な成果を得る

○ところが「現実の戦争」は明らかにそうせはない。(アンチテーゼ)
戦史(経験)を見よ。無数の反例で溢れている。
・戦争が前後の政治と無関係に単独で発生した事象は近代国家ではない
・一国が各種戦力を一度の決戦に結集するのは不可能。特に「地形」や「精神要素」
また同盟国の戦闘加入により戦争はさらに範囲の広いものになる
・戦争の結果は絶対的なものではない、多国間の外交により容易に覆される、逆効果の場合すらある

○「現実の戦争」において「絶対的戦争」は否定される

○「戦争は他の諸手段による政治の継続である」
(アウフへーベン)

ここまで頑張って読め。

557 :JTAC:2019/09/28(土) 10:50:20.35 ID:jqE301+5.net
クラウゼヴィッツの戦争論はカント哲学の用語(感性、悟性、理性)やヘーゲル哲学の概念がバシバシ出てきます。
カントはともかく、ヘーゲルは概ね同時代人なので、この時代ヘーゲル哲学はまだ確立されていない。
当然、思想的な影響は受けていましょうが、逆もまたあり得る。
「戦争論」の成功が逆にヘーゲル哲学の発展を運命付けたと。
このへん孫子とタオイズム(道経教、循環する世界観)の関係と似てる。

あまり家柄が良くないクラウゼヴィッツが、宮廷に繋りのある美人妻をGETし、
皇太子への御進講という栄誉を良くしたのは、一つにはこの当時の「最新思想」を駆使できたからだと。
最新哲学思想を弄べると「女にモテる」という理解でよろしいか。
だから戦争論初版の著者はマリー夫人なのだ。

558 :JTAC:2019/09/29(日) 13:27:41.37 ID:kyazaBlI.net
「政治目的の優越」が出たところで、クラウゼヴィッツは実際の戦史で観測できる「軍事行動の停止」について考察を加えます。

「停止」が起きる要因は二つ。
一つは「防御」が定性的に「攻撃」よりも強いこと。
もう一つは「敵情把握の不完全さ」により状況判断のループが発生することです。

政治という「政府の悟性」と「国民の激情」の間に相互の軍に起因する「蓋然性(賭けの要素)」が加わったことで例のやつが出てきます。

「戦争の三位一体」
第1は国民の激情
第2は軍の自由な精神による蓋然性
第3は政府による戦争の政治目的化
この「不即不離のシステム」によって戦争は戦われます。
この延長線上に戦争の主体である「重心(center of gravity,COG)」の考え方が現れる。

均質なエレメントが戦うわけではない。
ここからも「戦いの原則」なんかで戦争を要素還元できないことはよく分かるかと。

559 :JTAC:2019/09/29(日) 13:34:21.58 ID:kyazaBlI.net
戦争を戦う主体が「システム」である以上、「戦いの原則」という因果律で動くことは無い。
「システム」の目的律で動きます。
よってクラウゼヴィッツが強調するのは素敵な「戦いの原則」ではなく、「目的」と「手段」の性質を知ることを強調しています。

560 :JTAC:2019/09/29(日) 16:35:52.64 ID:DiO9oC0C.net
「軍事的天才」

ここまでの考察で、既に「戦争」なるものは「上位概念の政治」に振り回され、
かつ「敵味方の軍の自由意思という蓋然性」に左右され、
しかもやることなすこと「攻勢に対する防勢優位」のような逆説的な力が働く大変やっかいなものだとされる。

「敵の自由意志」を「戦場の霧(dog)」、「我の行動に働く逆説的な力」を「摩擦(furiction)」
現代米軍でもこの二つを"F2"と称して戦争の避けがたい「性質」と考えています。

このやっかいな戦争なるものをどう遂行していくのか?
その人の精神の力を「軍事的天才」と呼んでいます。

561 :JTAC:2019/09/29(日) 16:54:36.55 ID:DiO9oC0C.net
「軍事的天才」とは個人の才能のことではありません。
摩擦に代表されるような軍事にまつわる困難を打破していく人々の精神の力の総和です。

「軍事的天才」とは、「ここで部隊を集結させて、側面に機動させ斜行陣形に移行させて敵の側背を・・・・」の類いの表層的なものではない。
いかなる苦境でも、戦争の「目的」と「手段」を繋ぐ「嵐の中の羅針盤のごとき精神の働き」を指します。

クラウゼヴィッツが解明しようとしてるのは、「戦いの原則」ではなく、それを遂行する「軍事的天才」の中身を分析しようとする。

そして、それは戦略、作戦術、戦術における状況判断や幕僚見積の手法、
小部隊の指揮手順等等として我々は巨大な恩恵を被っています。
そしてシステムとしては近代的な参謀本部制度、各軍の幕僚システム、陸軍大学他研究教育機関のあり方に「既に」反映されています。

何も奇をてらうものではない。
ただ、馬鹿な我々がルーツを忘却してるだけです。

562 :名無し三等兵:2019/09/30(月) 06:23:57.64 ID:2aDhgQ2z.net
組織的に個人のターゲットを集団で取り囲んで、洗脳、マインドコントロールをするような活動をしているのは
どの様な連中なのかを知りたければ籠池さんの本を読むと判るだろうな
しかもマスコミもその組織的マインドコントロール活動に協力していることが判る


籠池佳茂? @YOSHISHIGEKAGO1
私は日本のリベラル・左翼の連中が声高に叫ぶ人権を信用できない。
なぜなら、私の父と母を隔離させ情報を遮断し洗脳を行うからである。これ程の人権侵害があるでしょうか?
人権侵害をやめない理由は、安倍政権を倒したいだけです。そんな事の為に人権侵害を続けるリベラル・左翼は許す事が出来ない!

籠池家を囲むこんな人たち
https://7net.omni7.jp/detail/1107027796

563 :名無し三等兵:2019/09/30(月) 22:57:32.86 ID:z16WizgZ.net
米議会が法案を可決、星条旗にすがる香港の悲壮 - 香港2019(4)

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00071/092700004/

香港人権・民主主義法案。
米国議会通過しました。
ただし、日経新聞は何か他に言うことがあるんじゃないか?
土下座とか謝罪とか社長辞任とか。どんだけミスリードしてきたかと。

564 :JTAC:2019/10/01(火) 14:30:04.25 ID:EcABoI6B.net
クラウゼヴィッツは「軍事的天才」の欠くべからざる二つの性質として、精神(理性、情念)の働きである「一瞥(クー・ディユ)」と「決断心(クラージュ・デスプリ)」を上げています。
(何故かフランス語、フランス人が名付けたと。ナポレオンから?)

「一瞥(クー・ディユ)」とは、狭義には「戦闘における時間や空間の判断」ですが、
ひいては「観察と熟慮の末に見える真理を的確に把握し得る能力」

「決断心(クラージュ・デスプリ)」とは、「リスクを取らざるを得ないことを理解し己の意志を確立して遅疑逡巡を克服する能力」

この概念、明らかに後世のOODAループ(観察、概念化、決心、実行)やOperational Process(可視化、描画、配分)と近似しています。

「軍事的天才」とは「回せ!回せ!OODAループ!」であると。

565 :JTAC:2019/10/01(火) 14:42:32.17 ID:EcABoI6B.net
そう考えると、某所の

「一瞥克制機 万信必通達
千車悉快走 百発即百中
練武期必勝 陣頭誓報告」

ってのも古典兵学の素養がある人が作ったのがうかがえる。
(初代機甲本部長 吉田中将)

566 :JTAC:2019/10/01(火) 15:05:41.38 ID:EcABoI6B.net
後のモルトケのいう「戦略(作戦)とは「臨機応変の体系」である」てのも、
当然、クラウゼヴィッツの「戦争の性質」とこれに果敢に挑んでいく「軍事的天才」の議論の延長線上にある。

567 :JTAC:2019/10/01(火) 15:25:28.68 ID:EcABoI6B.net
戦争は、物質的要素、精神的要素が入り乱れ、敵の意志、摩擦に左右される大変複雑なものですが、けっして無秩序なものではない。
政治的な目的(戦略)と、軍事的な手段(戦術)を繋ぐ方法(作戦)の階層構造として「体系化」できる。
これらの「性質」を深く知ることで「霧」や「摩擦」が影響を及ぼそうと「臨機応変の体系」を「一瞥」し「機を制すること」に挑むことができる。

568 :JTAC:2019/10/01(火) 19:56:57.41 ID:EcABoI6B.net
香港で警察がデモ隊に向けて実弾発射と報道、15人負傷・1人重体

https://article.auone.jp/detail/1/4/8/111_8_r_20191001_1569925963359508

撃たれたのは子供で亡くなったようですね。

戦略系なので「ろくでもない」ことを考えてしまいますが。
「天安門事件」のときのように「見て見ぬふり」はやめましょうぜ。
「戦略」的にもそこまでの「事勿主義」には合理的説明はできんでしょう。
日本の究極の「エンドステイト」って何なの?と。

569 :JTAC:2019/10/01(火) 19:58:07.53 ID:EcABoI6B.net
https://portal.st-img.jp/detail/9c3eb9e0d05fb74f3f197ca5e455ebe4_1569925963_1.jpg

生々しいですね。

570 :JTAC:2019/10/01(火) 20:00:06.89 ID:EcABoI6B.net
一国で駄目なら多国間のアライアンスでやれやと。
それが外交(≒国家戦略)でしょ。

571 :JTAC:2019/10/01(火) 20:08:01.54 ID:EcABoI6B.net
依然として尖閣諸島にも大量の海上民兵が遊弋してて一触即発です。
香港情勢とのリンケージを図ってもいいんじゃないな?

色々な位相で「プロービング」しかけてきてますが、逆に言えば見境なし、ディシプリンに欠けた行為でもあります。
こいつら国際的に「孤立」させてしまいましょう。

572 :JTAC:2019/10/01(火) 21:08:25.18 ID:EcABoI6B.net
当然、日本の手持ちの「手段」では軍事、外交、経済、情報のどれをとっても状況打開の決定打には到底なりません。
だが、政策・戦略次元での「目的」、目指すべき「状況(strategic end state)」は、確立してほしい。ここがブレると話にならん。

目的-方法-手段の中で、防勢を基本としつつも、アライアンス(同盟)を考慮した累積的な効果を目指した「方法」を講じていく選択肢もある。

こんな実応用がせまられる局面では「原則」的な思考はほんと役に立たない。
「臨機応変の体系」って言葉が魂に響きます。
一回性の事態でも創造的な方法論により敵の上を行くことを求められているのです。

573 :JTAC:2019/10/01(火) 21:20:34.10 ID:EcABoI6B.net
「民主化」ってのは、東アジアでの日本の国家戦略の究極の「目的」でしょう。
そこは揺るがえない。

その中で急進的な共産党絶対主義の北京政府。
さらに、この反対勢力(上海閥、民青)のパラドックスを見ながらジワジワと経済面で多国間強調で「締め上げて」いくことでしょう。
経済重視のドイツあたりにも突きつけることです。
あんたんとこ、独裁政権に肩入れすんのけ?またナチを見てみぬふりですか?と。
(日本の経団連にも(;´д`))

574 :Lans :2019/10/02(水) 10:29:50.29 ID:uEUPUArE.net
>552
>付随した論稿がある。

皇太子殿下御進講録
が先に存在している。付随というのは御幣がある。

戦略研究学会編、川村康之編・解説 『戦略論大系2 クラウゼヴィッツ』(芙蓉書房出版、2001年)に収録

>557
>「戦争論」の成功が逆にヘーゲル哲学の発展を運命付けたと

これも時系列がおかしい
ヘーゲルとクラウゼヴィッツは同時代だが、戦争論が成功(有名)になったのはモルトケが原因。

戦争論の初版は在庫の山、当初は全く売れてません。
モルトケが成功したときに、戦争論を読んでいて高く評価していたという事で、一気に各国軍に伝搬。

戦争論が有名になった(つまり成功し人々が読み始めたのは)、既にヘーゲル哲学が確立された後の話


相変わらず誤読と間違った方向へ理解を進めますね…

575 :JTAC:2019/10/02(水) 12:54:05.66 ID:hK6jM2Qa.net
>>574
>皇太子殿下御進講録

「分冊に入れた」と夫人が書いています。
元々、一般公開する性質のものではないでしょう。

576 :JTAC:2019/10/02(水) 13:04:10.79 ID:hK6jM2Qa.net
>574
>>ヘーゲルとクラウゼヴィッツは同時代だが、戦争論が成功(有名)になったのはモルトケが原因

これはもうちょっと慎重に調べないかんなぁとは思いますが、初版本もかなりの反響があったのは附言に記載されてます。
全冊一気に出版されたわけでなく、分冊ごとに発刊されましたが、
各方面から問い合わせ殺到で次を早く出せという。
が、編集に協力してくれえる少佐が軍務に忙しくなかなか進まないと。

577 :JTAC:2019/10/02(水) 13:12:40.90 ID:hK6jM2Qa.net
1832年に初版が出版され、1500部売れるのに20年かかりましたが、それでも着実に各界に影響を及ぼしています。

イギリスで出版されたのは1974年ですが、マルクス主義陣営では、エンゲルスが早くも1857年に入手し高く評価しています。
18世紀中期にヘーゲリアンに影響を与えたのは確実でしょう。

578 :JTAC:2019/10/02(水) 13:17:34.98 ID:hK6jM2Qa.net
577
訂正 18世紀中期→19世紀中期

579 :JTAC:2019/10/02(水) 14:13:15.40 ID:Il2yVOf9.net
577
訂正 1974年→1874年

580 :JTAC:2019/10/03(木) 12:13:33.93 ID:5pY5l0pi.net
ヘーゲル左派(青年ヘーゲル派)のエンゲルスは軍事にも関心が高く、普奥戦争にも注目していた。
そして「オーストラリア帝国の勝利間違いなし!」と太鼓判を押してくれてたそうです。

読み込みが甘かったようですな。

581 :JTAC:2019/10/03(木) 12:16:08.72 ID:5pY5l0pi.net
580
訂正
オーストラリア→オーストリア

総レス数 1001
529 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★