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ミリタリージェットエンジンを語るスレ 9kN

277 :名無し三等兵 :2018/11/16(金) 00:55:59.60 ID:IxaLlpCH0.net
>>268
> ミサイルは(ロケット+)スクラムジェット 、旅客機、戦闘機は極超音速ターボジェットが良いのでは?

極超音速は戦闘機には役に立たない
そもそも極超音速が有効に活かせるほど長大な行動半径を持つ戦闘機は未だかつて存在しないし
そんな長大な行動半径を持つには膨大な燃料搭載量が必要になり否応なく極めて巨大で身重な戦闘機になり
運動性が極めて悪くなり、もはや戦闘機としての機能は果たせない

それに極超音速で飛べば機体の空力加熱が重大な問題となりそれも機体の大型化・重量化の原因となる
極超音速に比べれば半分強しかないマッハ3の有人機ですらアメリカでさえ二度と作ろうとしていない

軍用機で極超音速が有効に活用できるのは戦闘機のような戦術用途の機種でなく戦略用途の機種つまり
戦略爆撃機や戦略偵察機だよ、この手の機体は求められる航続距離や行動半径は戦術用機種よりずっと長く
機体も戦術用機よりもずっと大型だからね

ただステルス時代には戦略用機でも極超音速を使うのは辛いだろうね
極超音速飛行で生ずる空気の断熱圧縮は空気(酸素、窒素)分子の電離を引き起こせる温度に達する
つまり極超音速機は電離された大気が機体(の下方)を包んでいるような状況になるが電離気体は電波の良い反射材として機能してしまう
つまり極超音速機は性能の良い電波反射材を纏って空を飛ぶことになるということだ

ということで軍事航空において極超音速飛行の有効性は乏しいということだ
残るは敵地上空でない安全な空域を長距離に渡って飛ばねばならない戦略輸送で極超音速を活かせるぐらいかな

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