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WW2イタリア機を語る
- 859 :名無し三等兵:2018/08/15(水) 12:47:09.86 ID:kIoL7iFR.net
- アンブロシーニSAI 207(初飛行 1940年)
非力な、イソッタ・フラスキーニ・デルタRC.40 空冷12気筒V型 750 hp(87オクタン)搭載でありながら、
最高速635km/hまで引っ張る。
翼幅9m、翼面積13.9uという、主翼周りの空気抵抗を極限まで削り、
木製とはいえ、全備2420kg(自重1750kg)の軽量さ(零戦並み)もプラスしただろう。零戦並みの軽量だ。
馬力荷重が大きいゆえ、6000m到達は7.52分費消するが。
ちなみにイソッタデルタの重量は510kg、栄や瑞星と比べて数十kg軽いだけ。
SAI207/407のコンセプトで、瑞星や栄ベースで、局地戦闘機を開発してりゃ、ね…
武装降ろして燃料タンクに振替えて、フロートつけりゃ紫雲真っ青、とも言える。
雷電や鐘馗の手本になり得る世代の機体であるし、イタリアとも軍事同盟結んでいたクセに…
100オクタンガソリンが量産できるメドがないまま、誉に全力を傾け、水メタでお茶を濁そうとするが果たせず迷走、
という昭和10年代後半の帝国技術陣が、ロクにマネしなかったのが、
フランスやイタリアの低馬力・高翼面荷重・軽量機の数々なんだよな。
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