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ガンスリンガーストラトスのキャラはエロカワイイ5

1 :ゲームセンター名無し:2014/10/08(水) 00:28:58.60 ID:U7TIbz+I0.net
ここはガンスリンガーストラトスに登場するキャラへの愛を語るスレッドです。
次スレは>>970が建てましょう。無理な場合は>>980が建ててください。

前スレ
ガンスリンガーストラトスのキャラはエロカワイイ3
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/arc/1375064390/
ガンスリンガーストラトスのキャラはエロカワイイ4
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/arc/1388012057/

494 :ゲームセンター名無し:2017/02/26(日) 11:11:38.54 ID:A6KovQpC0.net
>>493
良いんじゃね?
ここじゃ他アニメネタをガンストキャラが語るとかやってるし

495 :ゲームセンター名無し:2017/03/02(木) 00:14:15.03 ID:msNcSWpH0.net
とりあえずグルコス曲語りネタ完成
ターゲットは2桁居るかもわからない「ガンストは知ってるorやってるけどグルコスなにそれ美味しいの」系ユーザー
かなり長いし、バージョンアップまでまだ少々日があるので数回に分けてスレ汚し
所々他の方のネタが混ざってしまってる点と、原作設定なにそれ美味しいの展開になってしまっている点はすまんですぅ


鏡磨「第一回! お前のグルコスイチオシ曲は何だ!? この鏡磨様に教えてみやがれ大会ィィィ!!」
鏡華「うっさいバカ兄貴、何なのよ藪から棒に」
徹「分かりやすく言うと、この間僕達とコラボした『グルーヴコースター』のお薦め曲を紹介しあう企画だよ」
リュ「皆さんのお気に入りの一曲を知れるなんて、何だかわくわくしちゃいますね!」

レミー「…大会って割には、集まってる人数少なくない?」
ジョナ「僕を含めて、ひぃ、ふぅ、…10人しか居ないね」
バン「シャンドラも入れれば10人と1匹だぞー」
しづね「まぁ人数の少なさは紹介する曲の質でカバーという事で」

ξ「しかし何故今更このような企画を? 肝心のコラボ企画は当の昔に終了したはずデスが」
九美「ほら、近々グルコスさん側で大規模なアップデートがあるそうじゃないですか」
鏡磨「グルーヴ!! コースター!! 3!!! イィィエェェェ〜〜ックス!!! ジャスティス!!!」
鏡華「うっさいバカ兄貴」

徹「僕達のほうでもグルコスの新たな船出を盛り上げておけば、またコラボのお誘いが来るかもしれないからね」
九美「3EXではナビゲーターの変更も可能なんですよ。私や皆さんがナビゲーターとして出演できる、かもです!」
レミー「健気な営業努力だなぁ。そういうのは嫌いじゃないけどさ」

496 :ゲームセンター名無し:2017/03/02(木) 00:18:41.89 ID:msNcSWpH0.net
鏡磨「ルールは全部で四つ! 一つ、ガンスリンガーストラトスで使われているBGMをオススメするのは禁止だ!」
バン「えぇ!? 何でだよー! 新宿のあの曲(オレを越えて行け)出そうって思ってたのに!」
レミー「流石にこれはしょうがないだろ。僕達を知っているのであれば、聴いてて当然な曲ばかりだもの」
ジョナ「その言い方だと、LINK LINK FEVER!!!やLost Colors、Groove Prayerも引っかかりそうな感じですね」

しづね「二つ! 版権曲(主にポップスとアニメ)もNG!」
リュ「そんな! 天体観測も女々しくてもゴーゴー幽霊船も空色デイズもダメなのですか!?」
鏡華「アンタ、ここぞとばかりに推したい曲名挙げまくって…」
ξ「すーぱーぬこになりたいはどうなりマスか?」
しづね「難しいところですねぇ。仕方がありません、その曲に限っては例外としましょう」

徹「三つ、東方アレンジとボーカロイド楽曲は『グルーヴコースター』『ミュージックガンガン』初出のものに限り認める」
バン「…みゅーじっくがんがん?」
ジョナ「グルコス以前にタイトーが出した、ガンシュー風の音ゲーだよ。ある意味ガンストの先輩に当たる存在かな?」
ξ「荒れやすいジャンルである以上、この処置は妥当と思われマス。話題にでるかどうかは別として、デスが」

九美「そして最後! スクウェアエニックス・タイトー以外の会社のゲームミュージックについては
    『NESiCA×Liveで遊ぶ事が可能な作品である』『グルコスを除くアーケード音ゲー最新作で遊ぶ事ができる』
   以上2つの条件の内どちらかを満たしてさえいれば、触れるのはOKとします!」
レミー「となれば、天下一音ゲ祭絡みの曲は軒並みOKって訳か。これはちょっと迷うな」

497 :ゲームセンター名無し:2017/03/02(木) 00:23:59.92 ID:msNcSWpH0.net
鏡磨「先ずは俺様から、ロードのイチオシ曲を紹介させてもらうぜ!
    『ZUNTATA』メンバーにして現グルコスサウンドデザイン担当・MASAKIの手がける、その名も『座和々』ァッ!!」

(鏡磨が高らかに曲名を宣言したと同時に、しづねが音源を再生)
ttps://www.youtube.com/watch?v=zvA9YTURnps

リュ「ちょっと意外ですね、最初のお薦めが和風の曲なんて」
鏡華「同じMASAKIさんでも、そこはScarlet Lanceにしといたほうが良かったんじゃないの? 兄貴のキャラ的に」
しづね「正直な所、私も『その曲ですか!?』と思いました事は否定いたしません。普段あれほどギラギラとした鏡磨様のことですから、てっきりもっとロック調な曲を選ばれるのかと」
九美「まぁまぁ、偉大なロードの意外な好みを知れたって事で良しとしておきましょうよ」

鏡磨「お前等なぁ…もう少しロードの扱いってモンを考えたほうがいいんじゃねぇか?」
ξ「申し訳ありまセンが、その提案については謹んでお断りしMASAKI」

ジョナ「何だか向こうがざわ…ざわ…してるけど、一応僕達のほうで解説をしておきましょうか」
徹「鏡磨が言った通り、タイトーのサウンドチーム『ZUNTATA』メンバー、MASAKIこと森正樹さんによる楽曲だね。ZUNTATA未所属のタイトー社員だった頃からサウンドに携わっていたけど、COSIOさんのZUNTATA脱退後正式にメンバーになったそうだよ」
バン「そのCOSIOって奴の弟子だって聞いたぞ、すげー奴なんだな!」
レミー「グルコスの曲紹介ならプレイ中の演出も見せなきゃダメだろ。僕が探してきてやったから、ちゃんと感謝してよ?」

ttps://www.youtube.com/watch?v=Fb5fak6LXpg

498 :ゲームセンター名無し:2017/03/02(木) 00:27:28.71 ID:msNcSWpH0.net
しづね「続きましては、僭越ながら私しづねのお薦め曲を披露させていただきます。
     electric butterflyやOshama Scramble!などで知られるDJ、t+pazoliteさんの楽曲『QLWA』ですぅ!」

ttps://www.youtube.com/watch?v=dODmUrIdfec

鏡磨「ちょっと待て、お前『QLWAのラスト何じゃありゃあ! 譜面作った奴出て来いやぁ!』って吼えてた事無かったか?」
しづね「(ギクッ)きょ、鏡磨様? 残念ながら私にはそのような記憶は…」
ξ「この曲にEXTRA譜面が追加された直後でシタね。A+ランクの重要情報として映像と音声データを保存してありマス」
ジョナ「うん、ごめんしづねさん。あの光景は流石に、百年の恋も醒めるとかそんな感じの勢いだったよ…」
しづね「ξさんとサイズモアさんまでぇ!?」

徹「そうなっちゃう位この曲の攻略にまじめに取り組んでたって事だよね、しづねは頑張り屋だな」
しづね「ふえぇっ、私の味方は徹さ…風澄さんだけですぅ〜〜っ!><(危ない危ない、危うく人様の前で徹さんを名前呼びして、私達が親密な仲となっているのがばれる所でした…)」
鏡華「くぉら泥棒猫、何さりげなく徹君にだいしゅきホールドかましてんのよ、羨ましすぎんぞチクショー!」
リュ「そうですよしづねさん! 風澄君の胸元にダイブするのはこの『鷹の目』の仕事です!」
ジョナ「(くっ…落ち着け僕! 決してしづねさんにだいしゅきホールドされてる徹さんが羨ましくなんかは…っ!)」

バン「暫くは落ち着きそうに無いみたいだなー…アニキ達、解説頼むぞ」
九美「crossbeatsとのコラボイベントにおいて、グルコス代表として向こうに移植された曲の一つですね。ちなみにクロビからは交換でTHIS IS HDMという曲が来たんですよ」
レミー「プレイ時の演出はこちら。グルコス2時代の動画だけど、演出や譜面は3でも変わってないから安心してくれ」

ttps://www.youtube.com/watch?v=H0sEqK-W9mk

499 :ゲームセンター名無し:2017/03/03(金) 01:33:28.26 ID:Ol0J1v2R0.net
徹「くじ引きの結果、次に推し曲を紹介するのはリューシャさんになりました」
リュ「それでは…コホン。この『鷹の目』リューシャのお薦め曲を紹介させていただきますね。こちらです!」

ttps://www.youtube.com/watch?v=e8HRTlkGD4Q

鏡華「アンタ絶対iimoビーム砲の演出だけでこの曲選んだでしょ」
リュ「うぅ…言われると思っていましたが、断じて違います! 版権曲を封じられて、では何をお薦めするかと考えた結果最後まで残ったのがParty 4U ’’holy nite mix’’とこの曲だったんです!」
ジョナ「Party 4U…あぇ、あの1000ゲットのFlash動画で使われていた曲ですね」
しづね「そっちはそっちで『リューシャさんを懐ネタで弄る』という新境地を生み出してしまいそうな気がするですぅ」

ξ「折角デスのでconflict歌いマス。ズォールヒー↑ ヴィヤーンタース ワース フェルツ ルオル プローイユクwwwwww ダルフェ スォーイヴォー スウェンネ ヤットゥ ヴ ヒェンヴィ ネースwwwwww」
レミー「歌詞はともかく、ネギ振り回しながら歌うのは色々危ないからやめろって言ってるだろ!」
徹「あれ? たしかあの曲の英語歌詞ってテキトーな造語じゃなかったっけ?」

九美「フリー音楽ゲームを中心に活動しておられる二人のコンポーザー、siromaruさんとCrankyさんによる合作曲『conflict』ですね。『THE BMS OF FIGHTERS』においてぶっちぎりの記録を残した事もある、同人音楽界隈では伝説の曲ですよ」
ジョナ「アケゲーではグルコスの他に、maimai、CHUNITHM、SOUND VOLTEX、太鼓の達人でも遊べるんでしたっけ」
しづね「スマホになってしまいますが、Tone SphereやCytusへの収録も忘れてはいけませんね」
鏡磨「んでもってプレイ演出はこれだな。MVと比較してみると色々面白ぇぞ。後はそうだな…最初に出てくるアートワーク、作曲者の名前の部分に注目してみるといいかもな」
バン「よく分からないけど、きょーゆーして友達に自慢すればいいのか?」

ttps://www.youtube.com/watch?v=t5Kua5TtqRQ

500 :ゲームセンター名無し:2017/03/05(日) 20:49:44.87 ID:iUbYU4sb0.net
埋め立てですかーと表示されて続きを投下できん…流石に長すぎたか

しょうがない、残りについてはデグレイション食らったって事で勘弁してくだしあ

501 :ゲームセンター名無し:2017/03/05(日) 21:32:16.12 ID:Ki+1PN+X0.net
規制回避にレスすべきだったな、気が回らんですまんな

502 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:34:59.76 ID:d4u/wRC00.net
5レスもらいます

503 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:37:13.42 ID:d4u/wRC00.net
「よい、しょっと」

身の丈より一回りは大きい洗濯籠を下ろして、私は一息つきました。
バスティアンに入り浸るようになってからは週二日程度こちらでも炊事や洗濯を担っています。
本当はもっと手伝いたいのですが、片桐家でのメイド仕事や越境作戦との兼ね合いがあるのでなかなか厳しくて。

「あっちもこっちも大忙しですよー」

全てを放り投げて、ただただ一緒に居たい…なんて思わないこともないですが。
今こうして大好きな彼の世話が焼けるのも、お世話になった主やその妹御のお陰様でもあります。
恩返し、とは違いますが大事な人たちには違いありません。

「まあ、好きでやってることですし、何より…」

彼等を大切にしたからといってこの胸の想いが薄まるわけでもなし。
むしろ彼に気配り上手なところのアピールだってできちゃいます。

「しづねは尽くす女ですからね」

洗濯籠から衣類を取り出しては、シワにならないよう心掛けて、心込めて畳んでいきます。
途中、何点か心惹かれるものがあったものの自制心を効かせてスルー。
衣装箪笥、と呼べるかは怪しい古いケースに分別して仕舞いました。

504 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:38:20.04 ID:d4u/wRC00.net
「お洗濯かんりょーです!」

と自分で言うものの、籠の中にはまだシーツと毛布、そしてスルーしきれなかったシャツが一枚残っています。

「…ベッドメイクも、メイドの仕事ですからね」

何を隠そう、洗濯籠を持ち込んだここは彼の自室。
私は三種の神器を携えてそのままベッドへと向かいました。
まずは安物のパイプベッドに同じく安物のシーツをかけます。
そこにお日様の匂いをたっぷり含んだ毛布を広げれば。
たとえ質が低くとも、私にとっては至高の寝床の完成です。

「今日の出来具合はいかがかなーっと」

毛布を捲り、実際に横になります。でないとわからないこともありますから。
結果は…うん、完璧。パーフェクトメイドです。
ベッドの確認作業を終えたので、続けて洗濯したシャツの確認作業に移らなければいけませんね。

「んー…………ふわぁ」

当てた鼻先から、天日干しされたものの独特の香りと、僅かに感じる彼のニオイ。
ちゃんと洗濯はしてるけれど、それでも私にはわかる気がします。
むしろ洗ってなかったら我慢できなくなるかも。

「すぅ…はぁ…すうぅ…はあぁ…」

安心と興奮を同居させる、不思議な感覚。

505 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:39:45.89 ID:d4u/wRC00.net
これを逃がさないようにと毛布に潜り自然と体を丸めていました。
多幸感に包まれながら、最早作業でもなんでもないそれを続けてしまいます。
頭と肺の中は彼のことで一杯に。
何も考えられなくなって、そのままゆっくりと私は意識を手放していくのでした。

―――――

目が醒めると、まず明るさに気がつきます。
被っていた毛布がないから、と気づいたのは二の次どころか三の次に。
何故なら、目の前には愛しの彼がいたのだから。

「……!えっ、ぅあ…」

こちらを向きながら寝ている穏やかな顔。
起こさないように声は出せないな、とか、やっぱり睫毛ちょっと長いかも、とかが細かく脳内に浮かんでは消えていく。
もう年単位で側にいるのに、こうして不意討ちされると胸の高鳴りが治まらない。
でも、私だって成長はしてるのだ。
照れだけでなく愛しさを表に出せるくらいには。

「…………失礼します」

そっと、彼の頬に手を滑らせました。
よく私のほっぺは柔らかいだなんて褒めてくれるけど、徹さんのだってしっかりぷにぷにしてます。
楽しみもそこそこに、狙いは無防備な彼の唇。
数センチ、また数センチと近づいていき。

506 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:41:06.12 ID:d4u/wRC00.net
「…ん」

奪っ、ちゃっ、た。奪っちゃいました。
別にキスが初めてというわけではありませんが、無抵抗の相手にする行為は背徳感で背筋が震えます。
脳は痺れて、思考が対象から略奪し欲を満たし続けるべくそれ一点のみに。
蕩けた頭から再度顔を近づけるように命令してきました。
勿論、抗う理由なんて思い付きません。

「んんぅー」
「……起きてる時にしてくれても良いのに」

そんな私にも最後の緊急停止装置はついていたみたい。
目覚めた鶴の一声で全身が硬直します。
真っ白な脳内には一文だけが浮かんできました。…『やってしまった』と。

「おはよう、しづね」
「お、オハヨウゴザイマス…」
「じゃあ僕からも」
「…え、んぅっ!」

白に白を塗り重ねていったせいで治る気配のない、二つの意味で幸せな頭。
ちゅーした後に優しく頭を抱き抱えられて、香った彼の匂いでようやく罪悪感と羞恥心を取り戻しました。

「あ、あのっ、徹さんごめんなさぃ…」
「ん、寝ちゃったこと?確かに昼寝するなら誘って欲しかったな」
「いえ、その…」

抱き締められているので手に持ったシャツを出すに出せない状況。

507 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 06:42:16.12 ID:d4u/wRC00.net
直接口に出すのも憚られるのをどうしたら良いか必死に考えます。
…その結果、別の結論が弾き出されました。
一緒に寝ている現状、彼も毛布を捲る必要性があったはずだと。
気づいてしまったが故に現在の体勢も相まって熱の逃げ場がありません。

「あ、あ、あの!み、見ました…?」
「…あぁ、うん」
「ひぅ!」

あまりの恥ずかしさ、そして万が一にも嫌われてしまったらと想像すると、もう彼の顔を直視できない状態に。
しかし叫び声を上げた私を気遣って撫でている手はいつも以上に優しいです。
付いたままだった角付きヘッドドレスを外して、丁寧にあやしてくれるのはまさに至福の時。
自慢の長い髪をとかしてくれると、心も融けてしまいそうです。

「その、僕は嬉しかったから。色んな形で求められてるのがわかって」
「で、でも、服のに…おい、嗅いでる女の子なんて」
「…じゃあ、こうしようか」

徹さんが耳打ちしてきました。
離れてそれでお相子だよ、という表情を見せながらこちらを待っています。
なんとか赦されたくて、それから、これから来る悦楽に期待もしてしまって。

私は、自分のうなじを彼に差し出したのでした。

508 :ゲームセンター名無し:2017/03/17(金) 07:20:21.77 ID:iPtYC3eU0.net
ええやん

509 :ゲームセンター名無し:2017/03/19(日) 23:05:07.35 ID:kS5b066N0.net
ええなあ

510 :ゲームセンター名無し:2017/03/20(月) 04:37:47.41 ID:EBml6s3Q0.net
これがあれか、可愛すぎて語彙力を無くした人たちか

511 :ゲームセンター名無し:2017/03/29(水) 09:05:26.52 ID:JNWP8lhz0.net
オードナー兄弟結構仲良しで草生える
レミーがアルゴーだけガチ嫌いなのでなお草

512 :ゲームセンター名無し:2017/03/29(水) 13:13:51.20 ID:D1zkfOez0.net
バンとキャシーは「家族が増えた、ラッキー」ぐらいで喜んでそうだけど
アルゴーだけは内心どう思ってるのかが謎
台詞はテンション高めなのが多いけどそんなもん足爆破された鷹の目だって高いわ

513 :ゲームセンター名無し:2017/04/23(日) 08:22:18.04 ID:mjXtooye0.net
鏡磨「さて、ガンストΣへのアプデが発表された訳だが」
ジョナ「皆の目からどんどん光が消えていっているのは僕の気のせいじゃないよね?」
鏡磨「あー…俺としては『ごれがるがホンバナだっ』というスタッフの意気込みは感じられた、とだけ言っておくわ」

司「つまりこれは『司はパワータイプだから鈍足なのも勘弁してねてへぺろ』という解釈で良いのだろうか」
シュリ「流石に『シュリはスナイプタイプだからペネトレイター没収ね』とか、そんな事は無いと思いたいけど」

徹「僕のタイプはサポート…かぁ…一応、主人公なんだけどなぁ…」
レミー「しょうがないよ、僕やブリキも『じゃあパワー・スピード・スナイプのどれなんだ』って訊かれたら返答に困るし」
ξ「せめてバランスやオールマイティなどといった、当たり障りの無い分類があれば良かったのデスが」

鏡華「すっかり私とレミーの組合せが定着しつつあって、私の徹ラブは何処行ったのかスタッフを問い詰めたいんだけど」
しづね「仕方がありませんので、お相手が居なくなった徹さんは私がお持ち帰りさせて頂きますね」
鏡華「アンタにはバカ兄貴が居るでしょ! 何ちゃっかりハーレム作ろうとしてんのよこの泥棒猫!」

514 :ゲームセンター名無し:2017/04/23(日) 17:53:10.14 ID:4Q34TSVJ0.net
キモっ

515 :ゲームセンター名無し:2017/04/24(月) 08:04:39.55 ID:RG2hP3WH0.net
おもしろいと思ったのかね
エロかわでやるなと

516 :ゲームセンター名無し:2017/04/24(月) 21:08:18.92 ID:f45QApen0.net
過疎スレに久しぶりについたレスに対して速攻叩きに来てる方が気持ち悪いんだが…常に監視してんのかよ

517 :ゲームセンター名無し:2017/04/24(月) 21:48:57.28 ID:1mbRydsW0.net
そんなに悔しかったの?顔真っ赤だよ

518 :ゲームセンター名無し:2017/04/24(月) 23:11:50.44 ID:Al6pTX5B0.net
>>513
咲良「よーしスナイプしちゃいますよ〜(ドドドド)」
司「咲良君…スナイプというのは隠れて行うものであって敵陣に突っ込んで打つものではないぞ」

徹「まぁせっかくサポートタイプという位置づけになったんだし今回はみんなの支援に徹するよ。僕に出来ることはある?」
しづね「それじゃ徹さん、あそこにあるハープーンが取れないのでわたしを肩車してください」
リューシャ「その後で肩をマッサージしてくれませんか?私昔から肩がこりやすくって」
鏡華「そうはさせないわよ!徹くんは今日はあたしΣ用の新しいコスチュームを選びに出かけるんだから!」

ジョナ「アーロンさん、あれってサポートと言うより…」
アーロン「パシリだな」
鏡磨「あぁパシリだ」

519 :ゲームセンター名無し:2017/04/25(火) 00:43:35.82 ID:BTVRvy4P0.net
グラ無印にもどして

520 :ゲームセンター名無し:2017/05/08(月) 00:19:28.94 ID:vC3PeH8N0.net
稜「拙者の圧倒的スピードで敵を翻弄し」
ジョナ「その間にパグの圧倒的パワーで制圧!」
稜「スピードとパワーが合わさるそれ即ち鬼に金棒!」
ジョナ「正に友情パワーって奴だね」

しづね「その理論だとパワータイプの鏡磨様とは相性抜群ってことですね!」
茉莉「つまり私とジョナサンの相性も良い…な、なんてことぉ〜////」
セイラ「じゃあ私は司と相性良いのね、意外だわ」

リカルド「なら俺と相性ピッタリなパワータイプのお嬢さんは……いねぇ!野郎だけじゃねぇか!ザッケンナー」

アカネ「(一応私パワー兼任だけど黙ってた方が良さげね…)」

521 :ゲームセンター名無し:2017/05/08(月) 08:13:38.99 ID:oQzvuYPi0.net
アカネは女として見られてない説

522 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 18:30:11.31 ID:SeZAMffR0.net
4レスもらいます

523 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 18:31:23.61 ID:SeZAMffR0.net
「はぁ…ユーウツだわ」

手にした一枚の紙を持ち上げて揺らしながら天堂寺セイラは独りごちる。
安っぽい用紙には数値が羅列されており、それそのものには機密性などは一切ない。
しかしこの単なる数字が彼女の頭を酷く悩ませていた。

「…随分と気分が低迷しているな、どうかしたか?」
「ゲッ、ツカサ…」

後ろから声を掛けられ、慌てて紙を隠す。
彼女がこれを一番見られたくないのがこの男、蘇芳司だった。

「別に、何でもないない!」
「ならば慌てる必要もないだろう。君が何を見ていたのか言及するつもりもない」
「そ、そう…助かるわー」
「しかしそれと君が落ち込んでいるのは話が別だ」

必要性がなければ他人と関わることを司はあまりしない。
何故なら彼自身が不器用であることを自覚しており、特に女性に対してはどう動けば正解なのかが解らないからである。
同僚の一人に聞けば『女の子っていうのはデリケートなもんでな?空気次第で答えが変わってきちまうのさ』などと自慢気に返ってきた。
確とした答えがない問いなど、自分には当てようがない。
そう悩みながらもセイラに声をかけたのは知らず知らずの正解だった。

524 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 18:32:27.26 ID:SeZAMffR0.net
「私が落ち込んでてどうしてツカサが気にしなくちゃいけないの」
「君に元気がないと私も滅入るからだが?」
「〜〜〜ッ!どこでそんな口説き文句覚えてくるのよぉ!」

真心。
心から心配し、言葉を向ければ、水を撒かれ丁寧に世話されたように花は咲いてくれる。

「兎に角だ、気を紛らわせるためにもお茶にでもしないか」
「それは賛せ…いや、やっぱ遠慮しておくわ」
「む………どうしても駄目か?」
「…だぁかぁらぁ!」

思わずセイラは地団駄を踏む。
いつもは凛々しい態度の司が、遊んで欲しそうな大型犬のようだ。
待てをされながら尻尾を大きく左右に振り回している。
観念して持っていた紙をつき出した。

「もうッ!これ見たらわかるから!」
「これは…何だ、この前の健康診断結果か」

セイラが持っていたのは、適格者達に実施された健康診断、その詳細が記された紙であった。
司がまじまじと見つめるのをセイラは唸りながら見つめることしかできない。

「特に異常はないようだな、健康体なようで何よりだ」
「そうじゃなくて…問題なのはここ」

ある一点を目掛けて指し示す。

525 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 18:33:32.47 ID:SeZAMffR0.net
書かれていたのは診断としては一番オーソドックスな部分であろうもの。
身長と体重であった。

「ふむ?肥りすぎでもなければ痩せすぎでもない、適正値のようだが?」
「前年比よ前年比!」
「…増加しているが」
「おかしいでしょー!」

顔を赤らめながらセイラは吠える。
しかしながら司は理由が全くわかっていないようで、首を傾げるばかりだ。
額に手を当て、半ばやけくそで説明する。

「あのね、女の子は身長伸びたって嬉しくないの」
「そういうものか」
「そうよ?だって、可愛くないじゃない。体重なんて当然」
「背が伸びればその分重くなるのは当然だ。それに…なんだ、君の場合は筋肉が増えたのではないか?」

人間の身体は確かに脂肪より筋肉の方が重い。
セイラもそれは知り得ている。しかし、気になったのはその発言をする司の視線だ。
確認の為ではあるのだろうが、一瞬でもよぎったその迷いを見逃すことはない。

「…ツカサはやっぱり女の子の理解が足りないわ」
「言ってくれるな、昔から女性に対してどう反応して良いのか解らない部分が多いんだ」
「ちらってコレ、見たでしょ?女子は男子のそういう視線わかるんだから」

526 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 18:34:48.15 ID:SeZAMffR0.net
両腕で腕組みするように抱えてみせる、日常では絶対やらないであろう扇情的なポーズ。
普段は厳格な態度の司がたじろぎ、慌てふためいていく。

「し、仕方ないだろう!そこでもし本当に脂肪が増えたのだとして、その、胸部を眺めていたらそれこそセクシャルハラスメントだ!流石に私と言えどそれくらいのデリカシーはある!」
「別に見られて減るもんじゃないし。どうよ、うりうり」
「―ッ!君、は…!」

司は彼女の両肩をやや力任せにつかみ、廊下の壁に押し付けた。
おどけていた様子も一転、緊張と照れがセイラの顔を支配する。
そのまま彼女の顎に手をやり、少し上を向かせて。

「君も、もう少し男というものを理解した方が良い。私でなければ襲われても文句は言えん」

何もせず、離れてしまった。

「…誰にでもやるわけないじゃない」

完全に離れきるまえに、彼の襟首を掴む。

「やっぱ、背が高くなって良いこと一つだけあったわ」
「どういった心変わりで…っ!?」

「こうして、あんたの唇奪いやすくなった」

偉業を成し遂げたかのように晴れやかな笑顔。
彼女の拘束から逃れる術はとっくに失われているのだと、司は半分後悔した。

527 :ゲームセンター名無し:2017/05/11(木) 20:49:42.39 ID:sOD/xAED0.net
鏡磨「俺達、力こそパワー小隊!」
ジョナ「他の人はみんな用事があるから僕達だけだよ!」
鏡磨「茉莉ァ!お前いいのか?スピードタイプで本当にいいのか!?」

茉莉「よくありませんわよ!スピードタイプの覚醒とブースターは何の関係もありませんわよ!」

ジョナ「アカネさん!いいんですか?スナイプタイプで本当にいいんですか!?」

アカネ「いやわたくしパワー兼任ですし」

鏡磨「俺様もサポート兼任だけどお前いっそサポートタイプが使いやすくね?」
茉莉「WPがビーキー過ぎて使い辛いんですの」

アカネ「余計なお世話ですわぁぁぁ!!」

528 :ゲームセンター名無し:2017/05/13(土) 17:46:30.54 ID:LfX5hRH10.net
キモすぎ

529 :ゲームセンター名無し:2017/05/15(月) 13:23:59.21 ID:XclXxRZt0.net
茉莉はガイジ

530 :ゲームセンター名無し:2017/05/17(水) 04:41:07.95 ID:h3LE6RsP0.net
うっざ

531 :ゲームセンター名無し:2017/06/20(火) 20:59:26.23 ID:QNUsAucx0.net
茉莉ちゃんのお尻揉み揉みしたい
茉莉ちゃんのおっぱい揉み揉みしたい
茉莉ちゃんの太もも揉み揉み揉みしたい
茉莉ちゃんのおまんこスリスリしたい
茉莉ちゃんのおまんこにチンコいれたい
茉莉ちゃんのほっぺたプニプニしたい
茉莉ちゃんのおパンツくんくんしたい
茉莉ちゃんの太ももに挟まれたい

532 :ゲームセンター名無し:2017/06/20(火) 21:57:49.07 ID:QNUsAucx0.net
パイパーイ!
パイパイパイパイ

533 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 00:57:13.30 ID:1bvK3xuU0.net
茉莉ちゃんとセックスしたい

534 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 01:49:28.66 ID:1bvK3xuU0.net
茉莉ちゃんチュッチュチュッチュ♡

535 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 07:24:06.52 ID:uKHXDJJj0.net
朝起きて しづねと性行為〜
散歩して しづねと性行為〜
昼寝して しづねと性行為〜

毎日ヤりたいセックス!

536 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 08:28:09.29 ID:uKHXDJJj0.net
茉莉ちゃんのパンツ ゲットだぜ

537 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 12:56:25.95 ID:ugjlGjsu0.net
君茉莉ちゃんって言うんだー可愛いねー

538 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 22:16:39.67 ID:ugjlGjsu0.net
リューシャのおっぱいモミモミして上げたい親切心から

539 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 23:10:22.34 ID:ugjlGjsu0.net
茉莉ちゃん

540 :ゲームセンター名無し:2017/06/21(水) 23:15:21.74 ID:ugjlGjsu0.net
茉莉ちゃんの処女がオークションに出たら二億円くらいかなー

541 :ゲームセンター名無し:2017/06/22(木) 01:31:45.17 ID:qiUFwxec0.net
凛のバキュームフェラ所望いたす

542 :ゲームセンター名無し:2017/06/22(木) 18:38:06.65 ID:HqMpPkDo0.net
兄貴「鏡華のパンツでシコるか」

兄貴「全部しづねのパンツに変わってる!」

543 :ゲームセンター名無し:2017/06/22(木) 21:32:05.70 ID:HqMpPkDo0.net
風澄「シコシコシコシコースキー」

アーロン「凛とヤったらちんこの先がカブレラ」

544 :ゲームセンター名無し:2017/06/23(金) 12:53:05.80 ID:QwAwSSs30.net
ナナの触手でヌルヌル亀さん

545 :ゲームセンター名無し:2017/06/24(土) 21:12:43.67 ID:8EUGkoQH0.net
主水「新人着任とな?!ワシの手マンが火を吹くのぉ」

546 :ゲームセンター名無し:2017/06/26(月) 13:14:09.89 ID:dzV3Yncb0.net
愛情MAXでイッちゃうよ♡

547 :ゲームセンター名無し:2017/06/26(月) 16:09:08.40 ID:dzV3Yncb0.net
パンツ染みちゃった♥

548 :ゲームセンター名無し:2017/06/28(水) 00:19:54.11 ID:4KXtG4SW0.net
伸びてるかと思ったらがっつり荒らされてたでござる

549 :ゲームセンター名無し:2017/06/28(水) 06:16:45.93 ID:0WBccmhv0.net
エロかわしてるならいいんじゃね

550 :ゲームセンター名無し:2017/06/28(水) 17:13:38.43 ID:4KXtG4SW0.net
してねえだろこれ…悪意しか感じられん

551 :ゲームセンター名無し:2017/06/28(水) 20:31:58.21 ID:byBeucFY0.net
茉莉のおっぱい

552 :ゲームセンター名無し:2017/07/02(日) 07:38:13.73 ID:qhR1R0SI0.net
https://twitter.com/ckp4423

http://imgur.com/wsAZL9y.jpg

年齢=彼女いない歴です
どうしたらモテますか

553 :田畑雄大:2017/07/06(木) 19:38:56.55 ID:CSyVcOmR0.net
https://twitter.com/ckp4423

http://imgur.com/wsAZL9y.jpg

🤥

554 :ゲームセンター名無し:2017/07/09(日) 23:43:38.32 ID:XnZAqTHv0.net
アカネ様は良い


鞭で叩かれたい・・・

555 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:52:11.81 ID:Zt11F91p0.net
5レス貰います
二日遅れだけど書けたので一応

556 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:53:25.20 ID:Zt11F91p0.net
頬の熱さが退かない。
思えば、笑わせることも泣かせることもあったけど、本気で怒らせたのは初めてだ。
僕達は生まれて初めて、喧嘩をする。

――――――

「徹さん、お誕生日おめでとうございます!」
「毎年ありがとうしづね」

フロンティアSでは稀少品であるクリームや砂糖、新鮮な果実も、長年適格者として働いているうちに次第と手の届く範囲にあるものになってきた。
軍の維持費や時空転送に関する研究費と比べたら、僕らへの報酬なんてはした金なのだろう。
それでもその額は間違っても少ないと言えず、こうして年に数回豪勢な食事を享受できるほど。
文字通り甘い餌に釣られていて、もう前の生活には戻れない。

「今年はですねー、ちょっぴり挑戦してみましてクリームチーズのホイップとベリーがいっぱいの爽やかな一品なんですよー!」
「それはすごい美味しそうだね、温まる前に頂こう」

両手を合わせてからフォークに手を伸ばす。
こちらが動いたのを見てからしづねも食べ始めた。
今年も自分の為だけに作られたケーキに舌鼓を打ちながら過ごしていく。
過ぎていく時間のようにケーキもあっという間になくなってしまった。

557 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:54:40.04 ID:Zt11F91p0.net
「ごちそうさまでした」
「おそまつさまでした」

食事を終え、しづねが席を立つ。
近づいて来たかと思えばすとんといつもの定位置に腰掛けた。
膝上に感じる柔らかさと彼女の髪を撫でている右手が心地良い。
心の枷が緩みすぎて、ふと言葉が口をついて出る。

「こんなに幸せで良いのかな」
「いきなり何ですかぁ?」
「僕ばかり良い思いをしている気がしてさ」

適格者に選ばれたのだってたまたまレミーが鏡華を気に入ってバスティアンに入り浸っていたから。
違う誰かがコミュニティを築いていて、そちらにより時空越境に適合する強い人がいれば、既に作戦も終わっていたかもしれない。
ifの話なんてキリがない。考えている間は救いこそあるのかもしれないけれど。
しづね自身の幸せを最優先に考えて、だからこそ考えてしまった。

「例えば、しづねにはもっと幸福になれる未来があったんじゃないかなって」


「…………は?」


間の抜けた、というよりは昔よく聞いたドスの利いた声に近い。
明らかに怒気を含んでいて、慌てて説明をしようとする。

「い、いや、僕なんかと出会ってなかったら別の、鏡磨と仲良くなったりとかしたのかなーと」

558 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:56:14.76 ID:Zt11F91p0.net
「『なんか』ってったか!今僕『なんか』って!」
「い、言いました…」

いつの間にか膝から降りて指を指されていた。気圧されて、思わず敬語になってしまう。次の瞬間。

「〜〜〜〜ッ!」
「…………痛、い」

声にならない叫びと共に平手打ちをされたとわかったのは頬の熱さと彼女の残心からだった。
ただ真っ直ぐにこちらを見つめてくるしづね。ぼろぼろと、大粒の涙を溢しながら彼女は慟哭する。

「なん、っで」
「……しづね?」
「何でそんなこと言うんですか?何で伝わらないんですか?何で…私を信じてくれないんですか?」
「しづね、僕は…」

手を伸ばすも、それより早くしづねは駆け出していってしまった。
虚空を掴んだ拳を強く握り締める。

「泣かせちゃっ、た」

うちひしがれて崩れるように膝をついた。絶望とはこういう時の為の言葉なのだろう。
視界が揺らぎ、端からモノトーンに染まっていく感覚。硬いままの拳はそのまま床へと叩きつけられた。

――――――

「……追いかけないと」

暫し呆けて、思い出したかのように足が動き出す。行き先もわからず頼りない歩のまま、手当たり次第に探していった。

559 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:57:21.13 ID:Zt11F91p0.net
幸いにも、アジト内で発見する。膝を立てて座り込み、顔は袖に隠されて見えなかった。

「よかった、まだ中にいて」
「…………」
「しづね、ごめん」

謝ると、彼女の身体が僅かに震える。
これ以上逃げる様子もないので僕は片膝をつけて話を続けた。

「君を好きになって、連れ出した僕が他人任せなんて軽率だった。他でもない僕が君を幸せにしなきゃいけないのに、責任を放り投げようとしてた」
「……やっぱり、何もわかってない」
「え?」
「徹さんは何にもわかってません!」

そう言い放ち顔を上げるしづね。
未だに眼には怒りの色が浮かびこちらを鋭く睨んでくる。
でも彼女が取った行動は憤怒の真逆とも言える行動だった。

「んぅ……ちゅ……」

引き寄せられ、口を吸われていた。
人体特有の温かさと唾液同士の滑りが染み込んでいく。
驚いて見開いたままだった自身の目が次に意識したのは、終えた後の糸みたいに繋がってる光の橋。

「これなら少しは、伝わりましたでしょうか?」
「…………しづね」
「私は、竜胆しづねは、今、幸せなんです」
「……うん」

560 :ゲームセンター名無し:2017/07/14(金) 23:59:19.61 ID:Zt11F91p0.net
「だから、自分を卑下するような台詞はお止めください。いくら徹さんであっても私が好きな方を貶すのは赦せません」

強く、強く抱き締められる。
全力で肯定されている事実に、否応なしに安心させられた。
無条件の信頼なんて、きっと生涯に数えるほどしかない。
僕もまた、その華奢な身体を強く抱き締め返した。

「わかった、気をつける」
「私は、貴方のお陰でこうして今を生きています。本当に、感謝してもしきれないぐらい」
「僕も同じだよ。この毎日が、何より代えがたいのはしづねのお陰なんだ」
「だから、その想いが伝わってなかったって分かってとても悲しかった。自分の不甲斐なさが、とても悔しかった、辛かったんです」
「それは……いや、僕が取ってしまった行動はそういうことになるなんだよね。ごめん。本当に、ごめん」
「お互いもっと言葉に表しましょう、態度でも示しましょう」

たった数分とも離れていないのに、随分と顔を見ていない気がする。
まだうっすらと残る涙と、泣き腫らしかけの瞳でこちらを真っ直ぐ向き。
それでも満面の笑みを湛えながら。

「徹さん、生まれてきてくださって、ありがとう」

561 :ゲームセンター名無し:2017/07/15(土) 09:22:44.44 ID:iSOqUGvT0.net
ええやん

562 :ゲームセンター名無し:2017/07/15(土) 15:12:09.13 ID:LNppGEaX0.net
(・∀・)イイネ!!

563 :ゲームセンター名無し:2017/07/15(土) 17:10:46.15 ID:bds7q1an0.net
始まり

オルガ(クチュクチュ)
リューシャ「アッアッアッーー」

終わり

564 :ゲームセンター名無し:2017/07/30(日) 12:37:47.92 ID:qGf6eoZS0.net
https://twitter.com/ckp4423

http://imgur.com/wsAZL9y.jpg
ちくわP(本名:田畑 雄大、元なつロケ)
1994年7月15日生
秋田県出身、千葉県在住
身長179cm(自称) 体重51kg
趣味:ゲーム、福袋開封
千葉工業大学

イェーイ

565 :パンツの日:2017/08/02(水) 22:47:30.72 ID:yJ/jzIxJ0.net
鏡華「徹くん!新しいアクセサリーが実装されたよ!」
徹「え?アップデートはまだ先じゃ…」
鏡華「ハイこれ!徹くん専用装備「あたしのパンツ(白)」!これを頭に装備するとあたしと常にクロスリンク状態になって半永久的に回復出来るんだよ!」
リューシャ「でも回復より弾薬のほうが良くないですか?そこで私の下着(縞)を顔に装備することで弾薬を無限に補充することが出来ます。これでいざというときの弾切れの心配もありません!」
しづね「徹さんはリロードの早い武器が多いですから足回りの強化をするべきです。そこでこのわたしのスパッツ(黒)を腕に着用すればスピードが飛躍的に上昇します。これで勝利は間違いなし!」
徹「確かに戦いには勝てるかもしれないけど僕は社会的に抹殺されるよねそれ!?」
セイラ「う〜ん普通なら逮捕案件なんだけど今は状況が状況だしね…超法規的措置として認めてあげても」
徹「いえそこは認めないでください!」

ジョナ「そういえば昔ギャルのパンティってアイテムで移動速度が一時的に上昇するゲームありましたよね」
アーロン「神○の謎だな」

セイラ「…司、アンタそんなところで何してるの?」
司「…済まない。しばらくここで匿ってくれ。何か物凄く嫌な予感がする」
咲良「司さま〜どこですか〜?新しいアクセサリーを試してほしいんですけど〜」

566 :ゲームセンター名無し:2017/08/25(金) 23:29:52.96 ID:gCq5HUNr0.net
SSスレかな?

567 :ゲームセンター名無し:2017/08/26(土) 00:46:40.74 ID:3lJbbKvx0.net
絵を描けるならそれでもいいぞ!

568 :ゲームセンター名無し:2017/08/26(土) 06:38:25.76 ID:Z0WPFa4w0.net
性癖満開してもいいぞ

569 :ゲームセンター名無し:2017/08/26(土) 21:05:22.13 ID:3lJbbKvx0.net
それは勘弁

570 :ゲームセンター名無し:2017/09/07(木) 23:20:37.06 ID:4emL6IyT0.net
2レス

571 :ゲームセンター名無し:2017/09/07(木) 23:21:55.39 ID:4emL6IyT0.net
そわそわ。

「…………」

視界の端で、そわそわ、そわそわ。

「……あの、徹さん?用があるのでしたら仰ってくださいまし」
「いや、大したことじゃないんだ」
「それならしゃんとしてください!」

叱られて、しゅんとする。可愛い。

「そうだね、ごめん」
「全く……いつもははっきり言うじゃないですか」
「そんなに物事を言っていたつもりはないんだけど」
「言ってます!その、色々と……か、可愛いだとか」
「事実だからしょうがないよ」
「んんぅ、もー!」

照れ隠しにはたく。笑って誤魔化そうとする彼に、これも可愛いって言ってもらえるかな。
なんてあざとい打算も少しだけ混じってる。でもやっぱり素が9割以上。
恥ずかしいものは、恥ずかしい。

「そ、それで結局なんなんです?」
「いやぁ、ここ数日一気に寒くなったと思わないか」
「確かに風が冷たくなりました。いきなりだったので余計に寒暖差を感じます」
「だから、その、上にもう一枚着ない?」

これはどういう意図だろう。文面通りに受けとれば、寒さに対してこちらの身を案じてくれているのか。
それはそれで嬉しい。けれども。

572 :ゲームセンター名無し:2017/09/07(木) 23:23:06.91 ID:4emL6IyT0.net
「これくらいならへっちゃらですよー、もう慣れっこです」
「でも女の子はお腹冷やすと良くないって聞いたし」
「第一、寒かったのも数日だけですから、晴れ間が出ればきっとまた暑くなりますって」
「それはそう、かもしれない、けど」

もう少し、あとちょっと。
本音を聞いてみたいんです、貴方の口から。

「じゃあ、大丈夫ですよ、ね?」
「……ああもう!頼むから着てくれ、他の奴にしづねの肌を見せたくないんだ!」

……あ、これ失敗したかも。
上半身も、下半身も、きゅんきゅんしてます。嬉しさ通り越して幸福に満たされていくイメージ。
頭なんか一瞬で溶けちゃって、貪欲な本能が顔を出してる。

「……じゃあ、所有者の印をつけるのはいかがです?」
「しるし?」
「ええ、貴方のモノだという証を、その口で、至るところに」
「それってつまり……」
「そうすれば肌を見せていても、他の男は寄ってきたりしませんよ?」

生唾を飲む音が、心地よく耳に届いた。

――――――

次の日。

「どうして私はあんな……馬鹿馬鹿、竜胆しづねのお馬鹿!」

あまりの羞恥で我に返り、別の服で仕事をしましたとさ。

573 :ゲームセンター名無し:2017/09/10(日) 03:23:40.76 ID:/YwEchuo0.net
イイネ

574 :ゲームセンター名無し:2017/09/11(月) 05:13:27.38 ID:ydiUGt/o0.net
今度は4レスもらいます

575 :ゲームセンター名無し:2017/09/11(月) 05:14:46.85 ID:ydiUGt/o0.net
生活に必要な三要素と言えば、衣食住だ。
フロンティアSでは言わずもがな貴重な3つであり、保証されてなどない。
しかし文化とは途絶えることなど滅多になく息づいていくものであるからして。

「えへへ〜、おニュー、おニューのヒールですよ〜」

彼女の小さな手に握られたのは、衝動買いしたいつもより少し背伸びしたヒール。
竜胆しづねがこうして数少ないお洒落を楽しむのも無理はなかった。
しかも、明日は愛すべき彼氏とのデートである。
久々の完全オフで二人きり。心踊らぬわけがない。
ただ一言、彼からの『可愛い』を引き出すためにこうした努力は怠らないのが、女の子らしさだとしづねは思う。
男から見た理想の女性像、という男性心理を理解してのことだし、個人的にももし相手が自分の為だけに着飾ってくれたのならそれだけで嬉しい。

「これも惚れた弱みですぅ〜。なんちゃって!」

胸にヒールを抱えて、ベッドの上を転がり右往左往する。
お洒落なんてしなくても可愛いと言ってくれる彼だろうからこそ、その反応を期待するちょっとしたいたずらごころ。
遠くない明日を楽しむこの時間さえ、甘くて切ない。

576 :ゲームセンター名無し:2017/09/11(月) 05:16:14.46 ID:ydiUGt/o0.net
童心に返ったような気分で、1人の夜は過ぎていった。

――――――

「それで、大雨なのに師匠が『儂が川の様子を見に行ってやろう』なんて言い出してさ」
「あらあら、相変わらず破天荒といいますか、荒唐無稽なおじいさんですねー」

平常心。
徹との会話に相槌を打ちながら、しづねは全力で平静を装うことに注力していた。
原因は、足首から伝わるじくじくとした痛みによるもの。
常日頃履いているものより背が高く、変に力が込もってしまい靴擦れを起こしている。
下手に折ろうものなら修繕も出来ない。しづねは裁縫こそ出来ても靴までは直せないのだ。
だからこそ履き物はとびきり素敵な物をチョイスしたのだが、裏目になってしまっている。

「……何か気になる物でもあった?」
「い、いえいえ!今日は晴れて良かったなーと!」

これくらいは竜胆家で受けた扱きや越境作戦での怪我、死亡に比べたらまるで大したことはない。
それでも徹が気づけば優しい彼の事だ、デート中気遣わせてしまうことになるだろう。
折角成功を収めようとしているのに台無しにするなどもってのほかだ。
何としてもバレないようにしなくては、としづねは意気込む。

577 :ゲームセンター名無し:2017/09/11(月) 05:17:17.92 ID:ydiUGt/o0.net
「…………」
「あ、あの?徹さん、早く行きましょう。時間は有限ですから」
「ちょっとごめんね」
「えっ、ひゃう…っ!」

一言置いてから徹が繋いでいた手を引き寄せた。
倒れ込むようにしてしづねは徹に抱き着き、その際に一瞬だけ苦痛が溢れ出てしまう。

「僕も誤魔化すことは下手だし、その都度しづねに迷惑をかけてるから人のことは言えないんだけど」
「は、はい……」
「辛かったら素直に言ってほしい。その為に僕がいるんだから」
「あ、う、ご、ごめんなさい。徹さんに心配かけさせたくなくて、デートを楽しんでもらいたくて、それで」

親に叱られる子供、とは少し違うが、しづねはうつむきながら謝罪の言葉を述べる。
今まで彼女が優しく怒られることなんて滅多になかった。
暗殺者として、メイドとして、ではなく、1人の女の子として、愛されながら。
しづねにとって不馴れな叱責は彼女の成長しきらなかった根底を、他だけ叩き上げられて取り残された心髄を、優しく掬い上げた。

「落ち込まないで、しづねは悪くないんだ」
「でも、でも」
「しづねが苦しい思いをしてるのを隠される方が、僕はよっぽど辛いから」

578 :ゲームセンター名無し:2017/09/11(月) 05:18:15.63 ID:ydiUGt/o0.net
いつもの少し情熱的なものと違い、ただあやすように、慈しむように、徹は頭を撫でる。
目が涙を湛えて、それでも当初の目的を果たそうと、すんすんと鼻を啜り必死に堪えていた。
気遣われる嬉しさと、もう望めない続きを失った悲しさに板挟みされながら。

「靴擦れかな。歩ける?って聞くと歩こうとしちゃうよね……よし、しづね、首に手を掛けて」
「……?は、はい」
「しっかり掴まってくれよ、なっと」

徹が自身に掛けられた手を確認すると、彼女の膝裏と背に腕を添え、一息に抱き抱えた。
所謂、お姫様だっこというやつである。
当のしづねは持ち上げられた瞬間に驚いて、少し強く抱き締めてしまった。

「徹さん!?もしかしてもしかしなくても!」
「うん、これで帰ろうかと」
「さ、流石に誰かに会った時に恥ずかしいのでせめておんぶにしませんかー!?」

いきなりの事態に目をぐるぐるさせるしづね。
少なくとも自責の念に負われることはなさそうだ、と徹は好転した状況に微笑んだ。

「あ、なんだったらこのままデートしちゃおうか」
「ご容赦くださいませ!」

579 :ゲームセンター名無し:2017/09/17(日) 03:22:58.52 ID:HjKb4u0T0.net
ここはスカートがめくれてるキャラの画像を投下するスレではないのか!?

580 :ゲームセンター名無し:2017/09/17(日) 09:04:49.60 ID:z/ZIlsaa0.net
あるなら投下しても構わんぞ

ナナちゃんの胸チラがあるならなお良し

581 :1/8:2017/10/11(水) 10:05:19.66 ID:/wEnTU5r0.net
私にとって“花魁道”は、母さんそのものだった。
気高く、たおやかな心を持って、美しく着飾って、美しく立ち振る舞う。
そんな母さんみたいな女性になることが“花魁道”なんだと、幼い頃は信じていた。
だから『跡を継ぎなさい』と言われて、舞や作法を教えてもらうことが、本当に嬉しかった。

それから年月が経って、私が花魁道の修行を終えようとしていた頃。
母さんに呼び出された私は、今まで教わることのなかった話を聞いた。
花魁道として、遥か昔から引き継がれてきた記録。発祥と歴史、本来の務め。
古典芸能として保存され続けてきた理由と、それに伴う継承者が受ける恩恵。
そして、時代にそぐわないものとされてからも、密かに“必要”とされてきた事実。

『じゃあ……母さんも?』
『母さんはね、お父さんと出逢えたから』
無意識に訊ねてしまった私に、母さんは静かに笑って言った。本当に心の底から、幸せそうな笑顔だった。

『花魁道とは、後世まで繋いでいくことを定められた古典芸能。継承者とは、その為の存在。それが今の時代での常識。
 ――でも、継承者であるが故に“本来の務め”を要される可能性が、絶対にないとは言い切れないの』

『凛。これから貴女は、そういった覚悟も、常に心の中に留めておきなさい。これは継承者としての責であり、――枷です』
私をまっすぐ見つめる母さんの目は、今まで見てきたどの目よりも険しくて、
言葉を続ける声は、今まで聞いてきたどの声よりも厳しかった。

『でもね、凛。母さんは……貴女がそんな覚悟を示すときが来ないことを、願っているわ』
最後に、酷く優しい声音でそう呟いた母さんは、酷く悲しそうに微笑んでいた。

そのとき私は、受け継いだものの重さと、尊さを、本当の意味で理解した。
それでも私は、この道を選んだことに後悔なんてしなかったし、するつもりもなかった。
全てを知っても、私にとっての花魁道は、幼い頃に憧れていたものと、何も変わらなかったから。

582 :2/8:2017/10/11(水) 10:06:19.23 ID:/wEnTU5r0.net
戦場に立ち込めた煙が、徐々に薄れていく。
銃声はしなくなり、敵の気配も消えていた。

『――敵勢力の生体反応が消失しました!全員、撤退したと思われます!』
通信機に、オペレーターさんの声が届く。
嬉しそうな声色から、今回の戦争は、こちら側の勝ちだと分かった。
『我々も撤収します!順番に転送しますから、皆さんはその場で待機していてくださいね』
「――了解でありんす。お疲れ様でありんした」
弾んだ声にそう応答して、構えていた武器を下ろす。
パラサイトガンの電源を落とすと、銃身から熱が引いていく。

「……あの人は、無事に戦えていたでありんしょうか」
ふいに、今は消えているはずの、ビットの先にあった景色を思い出す。
戦闘中、援護射撃のために寄生させたビットからは、あの人の背中が見えていた。
私の攻撃は、あの人の助けになっただろうか?
あの人は今、怪我なんてしていないだろうか?
だんだん心配になってきて、様子を見に行ってみようかと思い始める。

「――おっと、ここにいたか」
「! アーロン様……!」
そのとき、急に目の前の遮蔽物から人が飛び出してきた。
それは前線にいるはずの、アーロンさんだった。
「そっちは大丈夫だったか?」
「えぇ、問題ありんせん。アーロン様の方は?」
「ああ、無事だ。君の援護のおかげでな」
「えっ……?」
予想しなかった言葉に驚くと、アーロンさんは私を見下ろして、優しく微笑んだ。
「君が露払いをしてくれたから、前線のラインを有利に押し進めることが出来た。だから本部へ戻る前に、一言礼が言いたくてな」
「そんな、わっちの助けなんて……大したことじゃありんせんよ」
「謙遜することはない。実に的確な助力だった、感謝する」
「は……はい」

583 :3/8:2017/10/11(水) 10:07:18.45 ID:/wEnTU5r0.net
一番危険な前線で戦っていた人と比べたら、遠くから援護していた私なんて、本当に大したことはしていない。
それなのにアーロンさんは、労うように私の肩に手を置いて、はっきりと褒めてくれた。
(どげんしよ……嬉しか、ちかっぱ嬉しかと……!)
嬉しすぎて、顔が笑ってしまう。見られないように、そっと下を向く。
私はちゃんと、この人の役に立てていた。それが分かってよかった。

「それにしても、最近は勝ち戦が増えてきたな」
ぽつりと、アーロンさんの零した独り言が聞こえて、私ははっと冷静になる。
仮にもまだ戦場にいるのだから、浮かれている場合じゃない。
「そうでありんすなぁ。勝ちを重ねることで、ちゃんと未来を救えていればいいのでありんすが」
そう言ってみると、アーロンさんはだな、とだけ返して、軽く肩を竦めた。

「この調子でいけば、時空越境作戦が終結する日も案外近いかもしれないな」
「終結……」
明るい口ぶりで呟かれた言葉の中の、一部を耳が拾って、一瞬思考が止まった。
「そうすればようやく君も解放されて、元いたところに帰れるだろう。一日も早くそうなればいいな」
「……えぇ、本当に」
そう言われて、私は返事の形にしただけの言葉を返す。

時空越境作戦。この戦争が終わったとき、私には戦う必要も、理由もなくなる。
そして、――私がここにいる理由もなくなる。
私は未来からの来訪者。今いるこの時代に居続けることは、許されない。
留まる理由がなくなれば、本来いるべき未来に帰らなければならない。
つまり……アーロンさんとも、お別れしなくちゃならない。

未来に戻ったところで、私にはなにが残っているんだろう。
母さんはもういない。父さんは……もういないも同然だ。
この時代へ飛ばされてきたとき、私は何もかも失ってきたのだから。
そんな未来へ戻ったところで、私はどうすればいいんだろう。
私はそこから先、ひとりぼっちで生きていかなければならないんだろうか。

584 :4/8:2017/10/11(水) 10:08:10.91 ID:/wEnTU5r0.net
そう考えたら、いずれ受け入れなければならない事実が、急に現実味を増してきて、怖くなった。

「どうした、具合でも悪いのか?」
「なんでもありんせん。ちと風に冷やされただけでありんす」
「……君は優秀な戦闘員だが、その前に一人の娘なんだ。何よりもまず自分を大事にしろ」
「有り難いお言葉を頂戴いたしんした。肝に銘じておきんす」
僅かに体が震えてしまったのを、アーロンさんが察してくれて、心配してくれる。
すぐに平静を装って微笑み返したけど、胸に針が刺さるような痛みが走った。

微笑み返す中で、気付かれないように、目の前の人を見つめる。
初めて出逢ったときから変わらない。強くて優しい人。私の大好きな人。大切な人。
……お別れなんてしたくない。たとえ戦争が終わって、戦う理由がなくなったとしても、
ずっとこの人の傍にいたい。こうして優しい目を、気持ちを、ずっと向けられていたい。
でもそれは、許されないこと。願ってはいけないこと。……分かってる。
分かっているから、胸に刺さった針が、更に深いところで痛みを強くしていく。

「!――本部からの信号だ。ようやく帰還出来るな」
突然そう言って、アーロンさんは持っていた通信機に目をやる。
気が付けば自分が付けている通信機にも、信号がきていた。
先に転送が始まったのは、アーロンさんの方だった。
「じゃあお先に。向こうでまたな」
「えぇ、また。お疲れ様でありんした」
最後に短く言葉を交わして、私はアーロンさんが本部へ転送されるのを見送った。

一人になって、急に思考が巡る。
――ここに残ることが許されないのなら、私が未来に持っていくしかない。
ここで積み重ねてきた記憶を、経験を、想いを、全部。
それがあれば、私は未来に帰っても、ひとりぼっちでも、生きていける。
私の中にひとかけらでも、あの人の存在があれば……きっと大丈夫だ。
そのためには、どうしたらいい?どうすればいい?
そう考えたとき、ふとあの日、母さんから聞いた話を思い出した。

585 :5/8:2017/10/11(水) 10:09:42.16 ID:/wEnTU5r0.net
花魁道の継承者として聞き継いだ、華やかで悲しい過去。残酷な事実。
もしかしたら、自分にも降りかかるかもしれない事情。
母さんは、私がそうならないことを、心の底から願ってくれていた。
正直なところ、私は実感が沸かなくて、もしそうなるときが来たとしても、何とかなると思っていた。
それが継承者としての役目だというのなら、務めるべきだと思ってきたし、
そんなことで、大好きな母さんから受け継いだものを、手放したいとも思わなかったから。
でも今になって、その“万が一の可能性”が、とても身近なものに感じる。
――もし、これから先、そういう可能性があるのだとしたら。
そうなる前に私は、自分が慕う人の存在を、先に残しておきたい。
初めてこの身を捧げる相手は、自分が心の底から想う人がいい。

「……あぁ、そういうことでありんしたか。あのときの話は」
そのとき、私は母さんから聞き継いだ歴史の一部を、実感した。
私が今考えたことは、まさにこの道の始まりにいる“花魁”が、かつて密かに願い、焦がれたことだったと。

「わっちに唯一残されたもの。――その道上に、ぬし様はいらしてくれるでありんしょうか?」
空を仰いで、先に行ってしまったあの人の姿を目に浮かべながら、独り言ちる。
また冷たい風が肌を撫でていったとき、次の転送が始まって、私の番が来た。


本部へ戻ってきて、任務を解かれると、私はすぐにあの人の姿を探しに行った。
廊下を渡って、階を降りて、建物の出口までの道のりの途中で、背の高い人影を見つけた。

「アーロン様……っ!」
「ああ、君も戻ってきたか。転送されるまで大分待たされたようだな」
急いで駆け寄ると、アーロンさんは足を止めてこちらに振り返る。
また優しい目で見下ろされて、また胸の中に痛みを覚えて、心がざわつく。

「あの……アーロン様。……聞いてほしいことがありんす」
「聞いてほしい?俺にか?」

586 :6/8:2017/10/11(水) 10:11:58.09 ID:/wEnTU5r0.net
意を決して、口火を切る。アーロンさんは意味が分からなそうに、怪訝そうな顔をする。
「相談事に乗ってやれるか分からないが……どうした?次の作戦について何か言われたか?」
「そうじゃありんせん……」
当たり前のように、アーロンさんは軽く膝を屈めて、そう問いかけてくる。
まるで子供の言い分を聞くかのように。でもそれは、私が望んでいることとは違う。

「この戦争が終わる前に、一度だけ……アーロン様の一夜を、わっちにくれんせんか?」
思い切って核心を口にすると、アーロンさんは今まで見たことないような、驚いた顔をした。
口にしてしまったことで、私の胸の中に生まれたざわつきは、更に大きくなっていた。
「それは、どういう……」
息を詰まらせるような声音で、アーロンさんがまた問う。
私は小さく深呼吸をしてから、少し距離が縮まっていた、目の前の顔を見上げる。

「わっちは“花魁道”の継承者。遥か昔に“花魁”が築いた歴史や文化を、後の世に引き継いでいくことを定められた、身の上でありんす」
「その長い道の途中、継承者としての意義とは別に、本来の……“花魁”としての役目を求められることが、万が一の可能性として、存在しているでありんす」
今はもう私しか知らない真実を打ち明けると、アーロンさんはまた驚いた後に、複雑そうに表情を歪める。
真面目なあなたのことだから、聞けば必ずそういう顔をするだろうと思っていた。

「それもまた継承者としての責ゆえに、覚悟はしておりんす。でも……もしこれから先、役目を果たす日が来るとしたら、
 わっちはその前に……わっちが心を寄せた人に、この身を捧げておきたいと思いんした」
「アーロン様。わっちにとってその人は、ぬし様でありんす。だから……この戦争が終わって、お別れする日が来る前に、
 ぬし様と過ごす一夜を……わっちにくださんし」
目線の先で、戸惑って困り果てて、揺れている二つの目を、じっと見入る。
この想いが、決心が、ちゃんと届いてくれるように。

私の目から、アーロンさんは少しも逃げなかった。でも私を見つめ返す目には、否定する意思が宿っていた。
「……生憎だがその願い、俺には叶えてやれない」

587 :7/8:2017/10/11(水) 10:13:24.92 ID:/wEnTU5r0.net
「一度でいいのでありんす。たった一度、一夜だけ戴ければ、他に何も望みんせん。
 そうすればわっちはこの先……未来に戻っても、孤独が待つ道を歩んで往けんす」
断られるのも分かっていた。でも、だからって引き下がれない。諦められない。
今ここで我儘を通さなければ、私は……後に待ち構えている日々を、生きていける自信がない。

「わっちの願い、どうか……聞いておくんなんし。――アーロンさま」
嵐のように感情が暴れ回っている心境を訴えたくて、複雑そうに歪んだままの表情を
もう一度じっと見つめて、言葉にして伝える。
この想いが実を結ばないとしても、傍に居続けられないとしても、
せめて、あなたという存在だけは――未来まで、持ち帰らせて。

胸の中で募らせていたものを、全て打ち明けた私は、そのまま言葉をなくして立ち竦む。
後悔はしていない。していないけど、胸の中が今にも痛みで潰れてしまいそうだった。
アーロンさんは何も言わずに、やっぱり立ち竦んでいた。
馬鹿なことを言うなと怒ることもしなければ、呆れてその場を去るようなこともしない。
しばらくの間、そこだけ二人の時間が止まったように思えた。

「――四日後」
長い沈黙が終わったのは、囁くような低い声の呟きが聞こえたときだった。
「四日後なら、仕事も任務も予定がない」
「――え」
唐突な話を理解出来ずに、思わず困惑した声を漏らしてしまった私を、
アーロンさんはとても真剣な表情で、まっすぐ見据えてきた。

「一夜で、いいんだな」
「――!!」
「こういったことは先延ばしにしない方がいい。――四日後の夜、君を訪ねよう」
「あ……アーロン、様……?」
淡々と告げられた言葉が、受け取った返事が、信じられなくて、私の頭は、真っ白になっていた。

588 :8/8:2017/10/11(水) 10:14:04.50 ID:/wEnTU5r0.net
「それとも、こちらが場所を用意した方がいいか?」
「!! ――っい、いえ!そんなっ……ぬし様の手を煩わせるなんてこと、しんせん……!」
そう聞かれたことで、混乱から抜け出した私は、慌てて首を振る。
……聞き間違いじゃない。夢じゃない。
アーロンさんが、私の願いを聞いてくれようとしている。私が欲しいものを、くれようとしている。信じたいのに、信じられない。

「四日……四日後の、夜。その日になったら、アーロン様はただ……わっちの元へ、来てくださんし」
「――分かった」
喉が詰まりそうになりながら、なんとかそう言葉にして伝えると、
静かな声色の返事を返されて、約束が交わされた。

アーロンさんは背を向けると、黙々と廊下を歩いていった。
その後ろ姿を、私はいつまでも、いつまでも、見続けていた。
静かに、激しく鼓動を繰り返す心臓を、胸の上から押さえながら。

589 :ゲームセンター名無し:2017/10/11(水) 10:15:07.07 ID:/wEnTU5r0.net
なんか書けたから投げさせてもらった。
連投規制くらいそうだからまた後で続き投げさせてもらう。

590 :ゲームセンター名無し:2017/10/11(水) 19:13:02.86 ID:QoIpNs2w0.net
はよ

591 :ゲームセンター名無し:2017/10/11(水) 23:16:14.88 ID:BwsM3lPu0.net
久々の力作に期待

592 :1/8:2017/10/12(木) 19:35:34.60 ID:ZIdjvEdl0.net
行燈を模した照明が、和を装った室内を、緋色に染める。
畳の匂いと、さっき焚いたばかりの香の匂いが、空気に溶けている。
窓を隠す障子の隙間からは、外の明かりが星の光のように散らばっている。

鏡の前に座る私は、生まれて初めてと言ってもおかしくないほどに、緊張していた。
唇に紅を差そうとする指が、震えている。うっかり他の箇所に付けてしまいそうになる。
それでも何とか身支度を終えて、私は改めて、鏡に映る自分の姿を見る。
一番綺麗に見えるように化粧をして、髪を結って、艶やかな柄の入った着物に身を包んで。
今の私は、継承者としての体を装った、いつもの私じゃない。
歴史として聞き継いできたとおりの、花魁そのものだった。

あの人は、私のこの姿を見て、どう思うんだろう。
綺麗だと褒めてくれるだろうか。少しでも喜んでくれるだろうか。
それとも……軽蔑されるだろうか。時代にそぐわないことをしたがる、愚かな娘だと。
考えたいけど、考えたくない。不安と期待で、また胸が押し潰されそうになる。

「……しゃきっとしんせい。これがわっちの望みでありんしょう?」
今にも泣きそうな顔をしていた、鏡の中の自分を睨んで、叱りつける。
どんな結果になっても、あの人の厚意を無駄にすることだけは、絶対にしてはいけない。
そんなことになったら、私は私を絶対に許さない。

そう気を引き締めたとき、遠くの方からノックの音がした。
「――!」
体と一緒に、心臓が跳ねた。一度深く目を閉じて、気持ちを落ち着かせる。
「――入っておくんなんし」
入り口の方へ声を掛けると、人の気配が近付いてくる。
部屋に入ってきて、行燈の緋に照らされたあの人の姿は、いつにも増して強く惹きつけられた。

「……これはまた、雰囲気があるな」
アーロンさんはまず部屋を見渡して、次に私を見て、感慨深げに呟く。
「もともと、外国からの客人用に使われる一室とのことでありんす。今夜にあつらえ向きと思い、お借りいたしんした」

593 :2/8:2017/10/12(木) 19:36:31.05 ID:ZIdjvEdl0.net
平静を装いつつ経緯を説明すると、アーロンさんはそうか、とだけ答えた。

「アーロン様。こちらへ」
鏡の前から、布団が敷かれた畳の上へ移って、腰を下ろしてもらうよう促す。
用意していた膳の前に座ったアーロンさんへ、私は小さな杯を手渡した。
「まずは、どうぞ」
杯にお酒を注ぐと、アーロンさんは黙って受け取って、ちらりと私の方を見る。

「これも、作法の一つというものか?」
「えぇ。基礎中の基礎でありんすな」
「なるほど。確かに趣がある」
納得したように呟いて、アーロンさんは静かに杯を煽った。
寡黙な横顔に、思わず見惚れてしまいそうになる。
もう一杯注ごうとしたけど、アーロンさんは空になった杯を私に向けた。

「酌を返そう」
「でも、わっちは……」
「もちろん酒なんて注がん。……そうだな、茶を淹れてもらえるか?悪いが俺はやり方を知らなくてな」
「……あい、分かりんした」
そんなことを頼まれて、私は少しだけ戸惑いながらも、急いで急須と湯呑みを用意する。
茶葉とお湯を入れて、頃合いになったものを盆に載せて差し出すと、アーロンさんは急須を手に取って、私には湯呑みを取るよう促した。

「ぬし様に酌をさせるなんて……恥でありんすなぁ」
「受けた酌は返すものだと聞いたが、違っていたか?」
「いえ、間違っておりんせん。……頂戴いたしんす」
本当に知らなさそうな口ぶりの疑問に、否定と承諾を返して、私はそっと湯呑みに口を付けた。
淹れたばかりのお茶の熱さと苦みが、喉を通り過ぎていって、ほんの少しだけ緊張が和らいだ気がした。

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