やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 奉仕部169日

705 ：風の谷の名無しさん＠実況は実況板で ：2020/09/18(金) 02:44:25.19 ID:1sm9xyk60.net

>>670の原作部分


「比企谷くん、それを否定するの？うちの問題に口を挟む意味、分かってる？」
(中略)
「わかってますよ」
わざわざ口にするのも馬鹿らしいくらいにわかっている。ずっと前からわかっていた。これまでにも幾度となく聞かれたことだ。その意味はいやというほど理解している。
だからこそ、問われるたびに、俺は答えを出すことから逃げ、あるいは躱し、時に誤魔化してきた。だが、陽乃さんは曖昧さを許すことなく、追及し、糾弾し、弾劾し続けた。
そんな雪ノ下陽乃だからこそ、ことここに至っても、必ず俺に問うてくると、確信していた。
俺はずっとその問いかけを待っていたのだ。
まったく、この場で、この人たちを前にして、こんなことを言うのは本当に最悪だ。あまりの羞恥に頭も胸も掻きむしりたくなる。
だが、俺が用意できる手札はこれしかない。

「……そのへんの責任も、まぁ、取れるなら取るつもりです」