ヤマノススメ セカンドシーズン 60合目

828 ：こんな感じですか？ 良く判りませんが...＠＼(^o^)／：2014/10/17(金) 06:46:40.87 ID:9jPdk2Os0.net

車山山頂を後にした倉上父娘、雪村母娘は突然、数メートル先の視界も効かない様な驟雨に見舞われる…

倉上父 『 幸い近くにはホテルやロッジが幾つかあります。雨が止んでも道が塞がってる可能性もあるので一泊もやむ無しかと…( 山の神よ、感謝します!! ) 』
雪村母 『 経験の多い倉上さんが居て下さって助かりますわ( あの人にはあおいと一泊って言ってあるし… ) 』

倉上父 『 同じような事情の人が多くてちょっと離れたダブルの部屋を2つ取るのが精一杯でした…(´ー｀ 』

健一の手のひらには2つの鍵。フロアも違う様だ。
その一方を、サッと取り上げ...

ひなた 『 まー この雨じゃなー... 行こうぜ あおい♪( ふふっ、これで分かんねーのはあおいくらいだぜ ) 』
あおい 『 ぇ？ そうなの？ ちょっと待ってよ〜 』
ひなた 『 …今夜は寝かさないぜ あおいっ !! 』
あおい 『 もー 何言ってるのよ… 』

あおいの手を引き、健一たちに二の句を継ぐ間の与えず客室棟へずんずん歩き出すひなた。
残される、健一と恵。

健一 『 困った奴だな... 済みません、何と言うか… 私は車の方で ( わざとらしく... ないよな？ )
恵　　『 そんな、倉上さんが一番濡れてらっしゃるんですもの、ちゃんと脱いで乾かさないと... 』
健一 『 雪村さん… 』
恵　　『 …恵... ですわ 』

健一の手を取り何かを促す様にする恵。
その手をしっかりと握り返し、決然と…

健一 『 恵... 行くよ… 』
恵　　『 ...はい、健一さん… 』

ハイキング気分だった筈だが、これからが本当の登頂行らしい。…しかし、頂は目の前だ...
雪村、俺はもうお前に詫びたりしない… 恵とあおいちゃんは俺に任せろ !!!